2004-05-03 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第66号をお届けいたします。



§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02030 "The dwelling of flowers." 『花の住みか』 Img02067 "The unpainted face of Hosta undulata" 『ギボウシの素顔』 Img02169 "The dance of Sedums." 『マンネングサのダンス』 Img02229 "The pale appearance of Mt.FUJI." 『淡き富士の姿』 Img02244 "Mt.Kaikomagatake with plum tree." 『残り梅と甲斐駒ヶ岳』 Img02245 "Pseudo-narcissus in the village. #002" 『里のラッパスイセン #002』 Img02258 "Mt.Yatsugatake with cherry blossoms." 『花そえられし八ヶ岳』 Img02294 "The brightness of white morning." 『白き朝の輝き』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- §2.今週の新機能(★ What's NEW ! ★) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  『自然風景写真館ブログ』のバックナンバーページが完成しました。 取材速報のコーナー「季節のたより」は写真つきで掲載されています。 途中からブログ購読を申し込まれた方は、ぜひ過去の取材の様子を ご覧になってみて下さい。 ↓ http://tory.com/j/others/
(※)  今回、バックナンバーページに掲載されたのは、 2003年9月15日以降に発行された、 自然風景写真館ブログNo.33〜65 です。 それ以前のブログのバックナンバー掲載については、もう少々お待ち下さい。 掲載が完了し次第、またこのブログにてお知らせいたします。 §3.今後のリニューアル予定 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・デジカメベストショット壁紙ダウンロードコーナー ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・お勧め撮影スポット検索ページの作成 ・撮影日誌の作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) §4.季節の便り ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  気温も日に日に上がり、春から初夏に向かおうかというこの季節、 下界では色とりどりの花たちが咲き始めています。 しかし敢えてこの季節に、日本最高峰の富士山にトレーニングのために 登ってきました。  ゴールデンウィークを迎えるこの季節、富士山スカイラインが除雪されて 開通します。早朝出発し、自動車を使って一気に標高2300mにある五合目の 富士宮登山口に到達しました。  春とはいえ、この時期の富士山はまだ立派な冬山です。ピッケルやアイゼン などの厳冬期用の装備を装着して、入山しました。  上を見上げれば、快晴の青い空の下、雪に覆われた富士山の頂きがはっきりと 望まれます。しかしながら、例年に比べて雪は少ないようで、雪渓の間には 黒々とした地面が顔を覗かせていました。
 天候は素晴らしく、雲一つ無い青空が広がり、富士市の街並みや 青い駿河湾の姿を一望のもとに見下ろすことができます。 ただし雪が少ないので、6合目までは岩の上の歩行を余儀なくされ、 少々疲れました。
 6合目より上に上がると、雪渓が現れ始め、雪が出れば、アイゼンを靴に履き、 爪を効かせることによって、だいぶ楽に登ることができるようになります。
 実は富士山登山をするにはこの時期が最も楽だと言えます。 気温は涼しく(もちろん寒いですが、暑いよりはマシです) 夏のような人混みも無く、土埃は舞わないですし、柔らかい春の雪には アイゼンがよく効いて登りは楽ですし、下りも雪がクッションになって 膝を痛める心配がありません。  もちろん、ピッケルやアイゼンなどの冬山訓練を受ける必要はあります。  幸い高山病の症状も無く、無事に9合目まで到着しました。 ここから先はもう山頂は目と鼻の先です。
しかながら、当然のごとく上に行けば行くほど斜度は急になり、 酸素は薄くなります。最後のひと登りのなんと苦しかったこと。  写真では分かりづらいですが、山頂付近は風速20〜30mほどの強風が 吹き荒れていました。氷点下の低温と強風のために、岩には雪がこびりつき 「積もる」というよりは「氷化」しているという状態です。
 火口の外輪山に到達しました。古来から日本の高山はつねに宗教的な目的で 登山が行われてきた「霊山」ですので、富士山にもやはり「神の領域への入り口」 としての意味を持つ「鳥居」が立てられています。  その鳥居にも氷化した雪がこびりついて、富士山の自然環境の厳しさを 物語っています。
 夏は大勢の観光登山客で賑わう富士山頂も、今の季節は特別な装備を身につけた 数人の登山者を見かけるだけです。  おみやげ屋の屋根の一部は強風により発達した氷化した雪、 いわゆる「エビのしっぽ」に覆われています。
 吹き荒れる強風の中ではありましたが、それらの自然の造形の美に、 しばし見とれていました。  さて、休憩を済ませて、いよいよの最後の登り、剣ヶ峯山頂 (火口外輪山の中で最も高いピーク)を目指します。
 例年に比べて雪が少ないとはいえ、さすがに山頂周辺の岩場はすっかり 白い雪と氷に覆われています。さえぎるもののない太陽の下、 まばゆいばかりの白銀色に輝いています。  私と同じ、山頂を目指す登山者がぽつんと、氷の嶺に取り付いている様子が 見えます。その姿は山の雄大さに比べるとあまりに小さくもありますが、 しかし、敢えて自然に立ち向かおうとするその姿に凛々しさを感じます。  振り返ると、まるで呑み込まれそうになるような大きな富士山の火口を 間近に見て、その岩壁の高さと鋭さと、雪と氷の冷厳たる迫力に、 強風のためばかりではなく、文字通り、気圧されるような感じを受けました。
 苦しみながらも、ゆっくりと氷の斜面を一歩一歩登って行きました。 今は気象衛星に役目をバトンタッチし、その働きを休めて永い眠りについた 気象庁の富士山レーダードームが横たわっています。 もう本当の山頂は目と鼻の先です。
 午後12:30、日本最高峰の山頂に立ちました。 西側の視界が一気に開け、眼下には朝霧高原がまるで箱庭のように見え、 本栖湖がまるで庭池のような小ささで眼下に佇んでいます。  その向こうには白い雪をまとった南アルプスの連なりが、さらに その稜線の間から、はるか北アルプスの山々の姿さえ見ることができました。
 おもいがけず天候に恵まれて、素晴らしい富士山からの展望を得ることが できました。山の神様に感謝しつつ、雪渓を駆け下りるようにして 五合目まで無事に下山しました。  厳しくも美しい冬山の姿に魅せられた一日でした。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ※上の速報用写真は、コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-Xt を使用しています。 → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0303/minolta1.htm
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