2004-11-22 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第95号をお届けいたします。






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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02007 "The evening of transparency. #001" 『透明な夕暮れ #001』 Img02013 "Moon song." 『月の歌』 Img02319 "The yellow fairies." 『黄色の小人たち』 Img02327 "The light of yellow leaves." 『光の黄葉』 Img02419 "The dawning with moon light." 『月の見える夜明け』 Img02443 "The winter cherry blossoms with whispering. #002" 『寒桜ささやく #002』 Img02448 "The singing winter cherry blossoms." 『寒桜謳歌』 Img02470 "The cherry blossoms under the spreaded sky." 『広がり行く空の下で』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週の新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・お勧め撮影スポット検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  紅葉は山の上から里まで下りてきたようです。街のそこかしこが褐色に染まり 始めました。晴れた日に神社の横を通り過ぎたりすると、黄色く色づきはじめた イチョウの大樹が青空にとても映えて、その高さを確かめるように樹木の上を見 上げると、日差しのまぶしさに思わず目を細めてしまいます。  寺を歩けば、ピンク色をした花を見かけます。サザンカの花です。多くの花が お休みになっているこの季節、それらの色は町や村に色彩を与えてくれます。  さて先週いくつか訪れた取材先のなかから、まずは奥秩父のナメラ沢をご紹介 しましょう。  駿河湾に注ぐ富士川を遡ると、やがて山梨県に達し、その流れは釜無川(釜無 川)と笛吹川(ふえふきがわ)に分かれます。笛吹川は甲府盆地を横切って、そ の源流を山梨県の北東部、三富村(みとみむら)に求めます。この三富村には有 名な観光地である西沢渓谷をはじめとして、釣り人などがイワナを求めて入渓し たりする多くの銘渓があります。そのうちの一つ、「ナメラ沢」は、日本三大峠 のうちのひとつとして名高い「雁坂峠」(かりさかとうげ)の近くにあります。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.46.04N35.52.54&ZM=5
 水流に磨かれた一枚岩のことを俗に「ナメ」と呼びます。「滑床」と書いて 「なめとこ」と読むように、なめらかなつるつるした岩盤を水が流れている様子 を表した言葉です。ナメラ沢は文字通り、そのようなナメ滝が連続する美しい沢 です。  まずは道の駅「みとみ」に車を停めて、雁坂峠への登山道を登ります。天候は 良く、冷え込んだ谷間に太陽の光が差し込むと、それはちょうど色づいたカラマ ツの樹木やススキたちを輝かせ、あたりの空気をどんどんと暖めてくれます。
 やがて登山道を分かれて、ナメラ沢へ入渓しました。いくつもの沢が流れ込ん でいる分岐が多いので、迷わないように地形図を見ながら慎重に進まなければな りません。今回は東京都の山岳会のメンバーなども一緒に入渓し、安全を確保し ながらの遡行となりました。
 それにしてもナメラ沢は期待していた以上に快適な沢でした。難しい場所もほ とんどなく、なめらかな花崗岩の一枚岩を流れ落ちる水流は冷たく爽やかで、と ても清々しい気分になります。よく「滝の近くではマイナスイオンが出ていて、 それが身体に好影響を与える」といった健康の記事をみかけますが、この沢歩き をしていると、ずっとそれに浸っていられるような気がします。
 斜面を勢いよく流れ落ちる水、時にはゆったりと時にはこのように急峻に、水 は長い年月をかけて、固い岩盤を徐々に削り取って、滑らかに仕上げてゆくので しょう。
 水しぶきに太陽に光が当たると、見る角度によってそれは七色の虹を創り出し ます。澄んで透明な虹の光と色を見ると、小学生だったころの理科の時間に、プ リズムを通して七色に映し出された光を見たときの新鮮な感動を思い起こさせて くれます。
 やがて沢を詰め登って稜線に達する頃には、標高2000m付近はガスに包ま れていました。不思議なことに白骨化した樹木の群れがあります。酸性雨の影響 なのでしょうか? 確かなことは分かりませんが、神秘的でもあり、寂しい光景 でもある、しかしそのシンプルな光景はある種の美しさも感じさせてくれます。 それは観る人の心の状態によっても違ってくる風景なのかも知れません。

 いくつかのピークを越えて、やがて雁坂峠に達しました。雁坂峠は、いにしえ の旧街道、秩父往還の要所として人々に親しまれて来ました。武蔵の国と甲斐の 国を隔てるこの峠は、かつて武人、文人、商人など、2つの国を往来する多くの 人々が越えたことでしょう。長く辛い坂道を登り、ようやくこの峠にたどり着い て、これから向かうべき新しい国を峠から見下ろした時、その胸にはどのような 期待と不安が去来したことでしょうか。
 今、この峠から望む晩秋を迎えた甲斐の国の山々は、夕暮れの霞に包まれて、 まるで今も昔もその面影を変えていないようにも見えます。 いにしえの昔、この峠を越えて旅をした人々の心に思いを馳せながら、峠の登山 道を三富村目指して駆け下りてゆきました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日は変わって、今度は観光地として有名な高尾山を訪れました。  高尾山に行く前に、少し時間があったので、今年の春に訪れたことのある 「東京都立滝山公園」を偵察してゆきました。 (ブログバックナンバー:2004-04-26 [No.65] 参照) → http://tory.com/j/others/index_mm.html
 その時は若さあふれる新緑の季節でしたが、今の森は一気に晩秋のおもむきと なっていました。木々は褐色に色づき、散歩道には落ち葉が敷き詰められていま した。
 同じ場所でも、季節が違えば風景もまったく違ったものになってしまうのです。  さて、高尾山にやってきました。まずは山の北側、小仏峠へ向かう旧甲州街道 の付近を散策します。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.15.29N35.38.01&ZM=6
 このあたりは高尾山の表玄関と違って、人がほとんど立ち寄りませんが、しか し、それだけに俗化されていない高尾山本来の自然の姿が残っているように感じ ました。静かな沢沿いに落ち葉が敷き詰められてとても綺麗でした。
 さて、高尾山の表口の方へ回り込んで、沢沿いの「琵琶滝コース」を登り始め ます。有名観光地ですので、とても人が多かったのですが、写真ではそれは省略 させていただいて、純粋に高尾の自然の姿の美しいところだけを紹介しましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.15.44N35.37.32&ZM=7
 琵琶滝コースは谷間になっていて、そこには沢からの水分が空気中にたちこめ ています。そこに太陽の光が差し込むと、その水分はどんどんと蒸発し、谷間に は薄い霧がたちこめます。森に太陽の光が差し込むと、木々の葉などを通して光 は強弱を持ったグラデーションとなり、まるで「光のシャワー」のようになりま す。この日は雨上がりでもあり、幸運なことに、先週の山中湖に引き続き、ここ 高尾山でも「光のシャワー」を見ることが出来ました。
 このような光景は何度見ても良いものです。小説やドラマのタイトルにもその ようなものが、たしかありましたが、本当に「天国の階段」のようですね。  今年の紅葉は良くない良くないと言われつつも、しかしこうして秋晴れの空の 下で見る紅葉・黄葉はやはり良いものです。


 また、高尾山には、大小様々の石仏があり、それらを眺めるだけでも楽しいも のです。


 森の中に凛として鎮座する、気品のある顔立ちのお地蔵様から、ちょっとユー モラスな顔をした恵比寿様のような石仏。そして、寺の境内の周りをぐるりと取 り囲んだお坊さんを模した一群の石仏は、ちょっとした迫力です。  高尾山は、「花の山」でもあります。多種の草花に恵まれていて、この時は、 サザンカの花を見かけました。つやつやとした光沢のある濃い緑の葉の上に、上 品なピンク色をした花が咲いています。
 こちらは、なんと「トウヤクリンドウ」を見つけました。高山植物だと思って いたのですが、このような低山でも見つかるものなのですね。
 緑と黄色の葉をリズミカルに並べた低樹。名前は分かりませんが、まるで自然 の中でおもちゃ箱を見つけたような感覚です。
 (写真から分かりませんが)群衆にもまれるような高尾山を抜け出して、西に 進むと「城山」(別名:小仏山)の山頂に達します。ここまでくると観光地から ハイキングコースといった雰囲気になります。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.13.26N35.37.35&ZM=7
 この城山はなかなか山頂からの眺めが良く、関東平野北部を一望の下に見渡す ことができました。
 城山からは相模湖方面への登山道を下ったのですが、この道も途中に眺めの良 い場所があり、ススキの原の向こう側に相模湖を見下ろすビューポイントを発見 しました。夕方になって雲が多く出てしまったので残念ながら富士山の姿は見え ませんでしたが、晴れていれば、富士山の姿も見えるはずです。
 また再訪して、夕暮れ時の撮影にチャレンジしてみたいものです。  やがて相模湖の近くまで降りてきました。相模湖から流れ出す水が相模川となっ てゆるやかに下ってゆきます。ちょうど谷間は紅葉の色づきを見せていて、釣り 人がボートを浮かべて、のんびりと釣りに興じていました。
 相模湖はごみごみした所だという印象があったのですが、車を離れて、今回ハ イキングコースをたどってみると、意外な風景の発見がありました。  話によると、この近く、嵐山というところから見る相模湖の風景は見事だとい う話しです。夕暮れ時の湖の風景を撮影しに、ぜひまた訪れてみたいと思ってい ます。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ※今回の速報用写真は、  コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-50 を使用しています。 → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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