2005-01-03 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第101号をお届けいたします。





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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02129 "A dog of Ivory color." 『白いワンちゃん』 Img02192 "A silent movement of dawning." 『夜明けの鼓動』 Img02207 "The garden on the mountain." 『山上の庭園』 Img02247 "A cherry blossoms with blue sky." 『青空と桜』 Img02265 "Japan south alps with peach blossoms. #002" 『桃の花と南アルプス #002』 Img02476 "Under the weeping cherry tree." 『シダレザクラの下で』 Img02481 "The dayflower having transparency." 『露草は透明に』 Img02483 "The fairy of yellow color." 『黄色の妖精』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のスペシャルニュース! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  既に新年御挨拶のメールをお受取りになった方にはお伝えしましたが、2005年 新春プレゼントとして、ブログ購読者の方々に、自然風景写真館の壁紙データ を1枚プレゼントしています。新しくブログにご登録いただい方で、まだご存 じ無い方は、下記URLにアクセスして、ぜひご応募ください。 http://tory.com/cgi-bin/user/wp_present/entry.cgi?email=yukiyo34@yahoo.co.jp
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・お勧め撮影スポット検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  大陸から寒気が吹き出して、日本列島は寒い、しかし久しぶりに正月らしい正 月を迎えたようです。みなさんは年末年始をいかがお過ごしでしょうか?  冷たい季節風は道行く人々にとっては厄介者、みなさん顔をしかめてコートの 襟を立てつつ、暖かい家を目指して足早にそそくさと歩いてゆきます。しかし私 にとっては頬がほころんでくるような寒風です。乾いた空気は水蒸気が少なくク リアで、なおかつ冷たい北風は空気中の塵やほこりを吹き払い、大気の透明度は ますます上がってゆきます。特に今年は暖冬で、ほとんど寒い日が無かっただけ に、私にとっては嬉しい年末年始でした。  私の場合、年末年始は家に在って、大掃除や家族と過ごす時間を大切にします。 ここ近年の年末年始は穏やかな天候が続いたのですが、しかし今年の年末年始は 寒気が入り込み、雪が降ったり、冬型の気圧配置が強まって空気の透明度が上がっ たので、自宅の近くではありますが、かなり頻繁に撮影に出かけました。  まずは年末の大雪の日に出かけた、山梨県・大月市(おおつきし)の岩殿山 (いわどのやま)へ。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.57.11N35.37.5&ZM=6
 岩殿山は大月市の北側に位置しています。大月市の中央には桂川(かつらがわ) という川が流れています。実は、神奈川県を流れる1級河川・相模川(さがみが わ)は、その上流を遡り山梨県に入ると名前が変わり、桂川と呼ばれるようにな ります。その桂川が蛇行を繰り返すうちに、ある岩山の南岩壁を削り取り、急峻 な崖を作り出した、それが岩殿山です。  さて、既にこのブログでも何回か紹介しているように、周囲を急峻な崖に囲 まれて、ふもとには川の流れがある、既に天然要害であるこの地に、戦国武将が 目を付けないはずはありません。岩殿山も中世から戦国時代にかけて難攻不落を 誇った名城があったそうです。  今では天守閣は無く、土塁などの旧跡が残るだけですが、しかしこの山に登っ て岩壁の先端に立つと、眼下に広がる大月市をはじめ、周囲は相模、武蔵、奥秩 父の山々に囲まれ、その大展望には圧倒されます、なるほど、武将たちの戦略的 拠点として難攻不落を誇った様子が今でも感じられます。  そのまま山に登って撮影をしても面白いのですが、しかし以前から、この場所 には雪の降った直後の朝に行こうと決めていました。何年か前に、山岳写真家の 白籏史郎(しらはたしろう)氏の写真集で、雪が降った直後の大月市の夜景の向 こうに、染まり始めた富士山を捉えた見事な作品があり、そのイメージがいつも 頭の中にあったからです。先人の偉大な写真家の作品を勉強する意味で、この場 所にはその時と同じ条件で撮影に臨んでみたかったのです。(余談ですが、大月 市は白籏史郎氏の出身地だそうです)  前日、東京はみぞれまじりの雪でした。年末の慌ただしい時期ではありました が、これはチャンスと思い、電車で自宅に戻った後、装備を整えて車で出発しま した。  朝の3時くらいに大月市に到着。さすがに眠く、少し仮眠をしたかったのです が、しかしその夜は雪も止み、月がとても冴えていて、白く染まった大月市の風 景が月明かりに照らされてとても美しく感じたので、我慢できずにそのまま登り 始めてしまいました。
 坂の途中で休み休みしながら、月夜の大月の里山を撮影していました。 (※ 手持ちのコンパクトデジカメ、Dimage-X50 では長時間露光ができないので、 その時の写真を即座にはお届けできませんが、どうかご容赦ください)  月夜での撮影は長時間露光になるので、一枚撮影するのに10分ほどかかりま す。色々と試行錯誤しているうちに、もう朝の5時くらいになってしまいました。 結局、眠れませんでしたがしかし冬の朝の空気はとても冷たく、私の目を常に覚 まさせてくれます。  長年イメージしていた風景に出会う瞬間に向けての期待と、そして果たしてイ メージ通りに、あるいはイメージ以上のものが撮れるかどうかという不安が交錯 して、神経はどんどん高ぶり、眠気はどこかへ飛んでいってしまいます。  通常なら30分のところを、撮影しながら進んだので2時間以上かけて岩殿山 の山頂に到着しました。  澄んだ冷たい空気を通して見る冬の朝の藍色の空が見事です。
 そして、眼下に大月市を望む岩壁の上に出ました。予想通り、大月の街は雪に 覆われて、未明の空の色を写しだして、やや薄紫色に光り、そして街には未だ街 灯の明かりが輝き、冬の朝にイルミネーションを添えてくれます。折り重なる周 囲の山々の樹間には雪の積もっていて、そのはるか彼方に、雪をたっぷりといた だいた富士山が、まだ眠っているように静かに鎮座していました。
 イメージしていた風景にようやく出会えましたね。安堵感が心を満たしてゆき ます。あとは、構図と露出に注意しながら、集中してシャッターを切りました。  満たされた気持ちで山を降りる頃、東の空から太陽の光が差し込んで来ました。 いまだ雪に覆われた大月市の里山には朝霧がたちこめています。その淡く実体の 無いような微小な水の集まりに光が差し込むと、とたんにそれは動きだし、冷た いところから暖かい方へと向かって陰影を変化させながら流れてゆくのです。
 木々についた雪の結晶たちも、光を受けてキラキラと輝き出しました。
 彼らの一生は、太陽に温められて解けて地面に落ちるまでの束の間の時間。し かし、その輝きは人間の一生の尊さにも劣らない価値があります。一方、自然の 悠久の時の流れに比べれば、人間の一生もまた朝露、霧氷のごときようなもの。 しかしそれを儚いもとの見るか、価値のあるものと見るか、それはその人の生き 方次第なのかも知れません。  車のところまで戻り、帰途につきました。途中、都留市(つるし)の付近を走っ ていると、山間の中から突然白い顔を覗かせた富士山の威厳のある姿に圧倒され ました。山頂付近は強風のために白い雪煙が舞っていて凄い迫力でした。  不思議なもので、広い野原で見る富士山の大きさと、狭い山間から顔を覗かせ る富士山では、同じ距離にあっても、圧倒的に後者の方が迫力があるのです。周 囲と比較する対象があるからそう感じるのでしょうか。
 上の写真は電線などの障害物の多い都留市ではなく、富士吉田市に抜けて広い 見晴らしの良い場所から撮影した富士山です。これでも十分に美しい富士山の姿 ですが、しかし都留市の山間で突然目の前に現れた富士山の、こちらを圧倒する ような威厳のある風貌には遠く及びません。  この感覚、未熟な自分の力で、いつか写真で表現することができるようになる 日が来るのでしょうか。自己の力の発達は時の流れにゆだねて、今は頭のなかに 刻み込まれたイメージを大切にしつつ、来るべきその日に向かって爪を磨いてゆ くことでしょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、新年を迎えました。自宅でのんびりと過ごす時間を楽しみたいところで すが、しかしこれだけ天候に恵まれると、撮影に出ないことに罪悪感を覚えます。 (笑)  私は神奈川県の松田町というところに住んでいますが、地元の街を見下ろす松 田山というところがあります。未明のうちにそこに車で上り、撮影を開始しまし た。  年始は車の交通量が減るので空気中の汚れが減って、とても綺麗になります。 強い北風が吹けばますます空気は透明に澄んできます。私の大好きな日の出前1 時間に東の空が見せてくれる瑠璃色の空の色も、この日はますます濃く、深く染 まっているように見えました。
 眼下には足柄平野を流れる酒匂川(さかわがわ)の美しい流れがあります。
 私が小学生のころ、担任の先生からその名前の由来を聞かされました。その昔 (おそらく江戸時代以前のころでしょうか)この川の水を使ってお酒を造ってい たため、その名前がついたと言うのです。その話を聞くだけで、どれだけ綺麗な 水だったかが想像できますが、今では昔話にすぎません。しかし今この山上から 見下ろす酒匂川の流れは、細かい蛇行を繰り返して遙か彼方の相模湾に注ぎ、こ の平野に住む人々の生活をあまねく潤してくれているように見えました。  やがて東の地平線から太陽が昇り、富士山の頂上を紅色に染め始めました。
甲斐の国(山梨県)から見る端正な富士の姿と異なり、こちら相模の国(神奈川 県)から見る富士は、やや平板な印象ですが、季節風で飛ばされた雪が東側の斜 面にたくさん着くために、雪の量はこちらが多いように見えます。  そして雲間から登る輝かしい太陽の光。
 初日の出の太陽は尊いものですが、しかし太陽は毎日昇ります。それは晴れの 日も雨の日であっても。だから1年に一回だけではなく、いつでも初心に還って、 新しい一日一日を大切にする気持ちで、これからも1年間、頑張ってゆきたいと 思います。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ※今回の速報用写真、photo{01-06}は、  コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 を使用しています。 → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
 photo{07-10}は、  Nikonの一眼レフデジカメ D100 を使用しています。 → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d100/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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