2005-03-14 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第111号をお届けいたします。





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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02511 "The dance of Japanese pampas grasses." 『ススキの踊り』 Img02593 "The slope with Dicentra peregrina flowers." 『コマクサの斜面』 Img02594 "Stand for Mt.Tateyama" 『立山を臨む』 Img02658 "The field of poppy." 『一面のポピー』 Img02715 "Adenophora nikoensis." 『ヒメシャジン』 Img02799 "The baby azalea." 『赤ちゃんツツジ』 Img02856 "The green wood in Kurobe-valley." 『黒部の緑樹』 Img02916 "Setaria viridis forma misera." 『ムラサキエノコログサ』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週の新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  気温が一気に20℃を越えたかと思えば、週末はまた再び寒波がやってきて真 冬に逆戻り、この季節は冬と春が行ったり来たりしてとてもせわしないですね。 しかしこうした寒暖の波があっても、季節は確実に春へ向かって歩んでいるので しょう。今年の桜の開花は例年に比べて遅いと聞いていますが、それでも3月の 下旬になれば、暖かい地方では(そして近年ではヒートアイランド現象によって 東京都心部でも)桜のつぼみが開き始めることでしょう。今からとても楽しみで す。  さて暖かい便りをお届けしたいところですが、先週の取材先の中から、まずは 寒冷地として有名な長野県の野辺山高原(のべやまこうげん)の雪景色の様子を お届けしましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.29.48N35.57.56&ZM=5
 野辺山は山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳連峰の東の山麓に位置している高原 地帯の名称です。正確な地名は長野県・南牧村(みなみまきむら)と言います。  標高1300mほどの高原地帯で気温がとても低く、厳冬期の良く晴れた朝な どは−20℃ちかくまで下がることも珍しくありません。  そして標高2000m近くある八ヶ岳連峰を越える気流が、雪や雨として水分 を放出しながら吹き下ろしてくるため、とても空気が乾燥しています。  しかしそれ故、星空の観測には非常に好適で、野辺山高原には国立の電波観測 所などが建ち並んでいます。天文マニアの方も好んでこの地を訪れるようです。  さて、前日に天気予報を見ると、軽い冬型の気圧配置になって野辺山高原付近 は晴れそうだという情報を得ました。前夜の宿泊地は長野県の長門町というとこ ろだったのですが、朝の4時に起きだして出発します、車を1時間ほど走らせて 野辺山高原までやってきました。路上の気温計は−15℃を指しています。じっ としていると身震いするような寒さです。しかしそのためか天上に瞬く星は実に 見事で、ちかちかとまたたいて地上に降って落ちてくるようでした。  国道141号線を南東に向かって走っている途中、山の稜線の向こうから、下 弦の三日月が姿を現しました。不思議です、同じ大きさであるはずの月なのです が、天上にある月よりも、地平線にある月のほうが大きく見えるのです。まるで 空中にぽっかりと浮かび上がっているようで、とても不思議な感覚を持ちました。  さて、朝の5時半ごろに野辺山高原に到着すると、すでに東の空は紫紺色に染 まりはじめていました。  野辺山高原は好きな場所なので既に何度か訪れています。夏は高原野菜の産地 ですが、しかし冬は一面の雪に覆われた雪景色です。その白いはずの雪面には空 の紫紺色が映り込んで、空も大地も同じ色に溶け合い、高原一帯は淡いブルーの 静かな時間の中に包まれていました。  お気に入りの大樹が未明の空の下で美しいシルエットとなっています。東の山 から登り始めた三日月が良いアクセントとなって、大樹の脇にぽっかりと浮かん でいました。
 畑のまわりを取り囲むように、防風林の目的で植えられたカラマツ林が整然と ならんでいます。カラマツ独特の端正な枝振りが、やはり黎明の空の色の中で美 しいシルエットとなって影絵の世界を創り出しています。
 空に浮かぶ三日月は作品づくりにとても役に立ちます。彼が居るだけで画面に 緊張感が生まれて神秘的な雰囲気がいっそう強められます。地球という惑星のま わりに偶然に存在する月という衛星のおかげで、この世界の風景はどれだけ美し く価値のあるものになっているでしょうか。  やがて東の地平線が紅色に染まり始めました。やがて昇り来る太陽の予感を感 じさせてくれます。
 そして今日初めて見る新しい太陽が姿を現しました。光がカラマツ林の間から 広がり、雪面に放射状の影を描いてゆきます。
 太陽が昇るにつれて、光が雪面に広がり、雪の結晶がキラキラと輝き始めます。 夏の間は青々としてたはずの草も、冬の間は一休み。しかしこの太陽の光と雪面 の反射のおかげで、彼らまるでまた息を吹き返したように輝いているように見え ます。
 雪面の反射は本当に綺麗です。雪の結晶は様々な方向を向いて雪面に散らばっ ているので、観察している私が左右に移動すると、それに合わせて雪面の反射も キラキラと変化し、星のまたたきのように明滅を繰り返すのです。  カメラの露出を段階的に暗くしてみました。すると雪面の反射だけが残り、ま るで夜空にまたたく星のように見えるのが分かるでしょうか。


 車を信州峠に向かって走らせると、森の中に広がる降り積もったばかりの雪原 を見ました。そこには森の木漏れ日が影を落とし、日影の部分は薄いブルーとなっ て広がっています。静かで美しい冬の森の風景です。
 車を走らせていると、カーナビの地図上で気になる地形を見つけました。沢沿 いの脇道に入り、どんどん進んでゆくと、やがて「川上郷自然の村」と書かれた 大きな建物が現れました。広いグラウンドもあり、とても立派です。しかし厳冬 期の今は人の気配はまったく無いようですが。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.34.19N35.55.23&ZM=5
 このグラウンドからの八ヶ岳連峰の展望が素晴らしく、まったく見事な場所に 保養所を作ったものだと感心しました。
 八ヶ岳連峰が暁に染まる朝の時間、そしてカラマツ林が新緑や黄葉に染まる時 期も楽しみです。その時にまた訪れてみることにしましょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日は変わって、ヘリコプターからの空撮の様子をお届けしましょう。  知人の自然保護活動家の依頼により、神奈川県の箱根や丹沢山塊の自然の様子 を空から撮影して欲しいということで、生まれて初めてヘリコプターに乗って空 からの空中撮影にチャレンジしました。  ヘリポートは私の地元、松田町の隣町の大井町・赤田にあり、ここがヘリの発 着場です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.7N35.20.3&ZM=5
 ヘリコプターは想像していたよりも中が狭く、大の大人が4人乗るともう一杯 という感じでした。軽自動車よりも狭かったです。

 エンジンを始動して、いよいよ空に飛び立ちます。まるで大きなラジコンヘリ がふわりと浮くような感覚で、大人4人を乗せていとも簡単に空に浮き上がりま した。  足元に東名高速道路を見ながらどんどんと上昇してゆきます。
 ヘリコプターのコクピットの中はエンジン音がとても大きいので、声のやりと りはヘッドフォンとマイクを使います。眼下の街並みがどんどんと小さくなって 行くのが見えます。
 いつも見慣れているはずの我が町ですが、こうして空から見下ろすととても新 鮮な光景でした。
 高度は1000mほどにも達したでしょうか。空撮をするためにヘリの左半分 のドアは取り外してフルオープン状態で飛んでいます。ですので、私の足元の直 ぐ下はもう地上まで何もない状態なのです!(もちろん安全ベルトはしています が・・・)
 ヘリの空撮ではエンジンの振動がものすごいので、撮影には1/500秒程度 の早いシャッタースピードが要求されます。  それとヘリコプターは空中でホバリング(静止状態)ができるとはいえ、失速 が怖いので、ある程度スピードを出しながら進まないといけません。ですのでちょっ とでも顔や手を外に出すとものすごい風圧がかかります。ヘリの内側からカメラ をしっかり固定して、なおかつ身体をシートから少し浮かせて自分の身体で振動 を吸収しつつ撮影するのがコツだと分かってきました。  箱根方面を回った後、今度は丹沢山塊に向かいます。再びどんどんと高度を稼 いでゆき、コクピットの外に白い山陵が見えてきました。
 歩くと何時間もかかるような距離を、ヘリは直線で進むので、10分ほどで、 あっというまに丹沢山塊最高峰・蛭ヶ岳の眼前までやってきてしまいました。あ まりの速さに驚きです。緊急災害時にヘリがとても役に立つのを身をもって実感 しました。
 丹沢東部に出ると、眼下に宮ヶ瀬ダム湖の青い水面が見えてきました。本当に 地図の通りに見えるので楽しくなってきます。
 既にこのブログでも紹介した丹沢の大山(関東平野の夜景を撮影するために 登った山です)にやってきました。自分があれほど苦労して登った山頂をすぐ下 に見下ろして旋回しています。こんなに簡単でいいのだろうか?と、未体験の感 覚にされされて、なんだかとても不思議な気持ちになりました。
 生まれて初めてのヘリコプター搭乗と空撮は、とても楽しくて有意義な体験で した。  空から見る風景はとても新鮮で、いままでの風景の概念を根本的に変えてしま いそうです。  例えば、富士山の山頂から日の出の登る現象をダイヤモンド富士と呼んで、カ メラマン諸氏は時期や場所を一生懸命計算して撮影に備えますが、ヘリを使えば 自分が自由に動けるので、簡単に撮影できるのです。(笑)  展望シミュレーションソフトなどの力を借りて、色々とイメージをふくらませ て、新しい風景写真のための空撮に、ぜひまたチャレンジしてみたいと思います。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ※取材協力 ・かながわ自主防災航空 → http://www.kanagawa-heli.com/
・丹沢ブナ党 → http://www1.pbc.ne.jp/users/futamin/tanzawa/
※今回の速報用写真の photo01-10.jpg は  コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 を使用して撮影しました → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
 photo11-20.jpg は  Nikonの一眼レフデジカメ D100 を使用して撮影しました → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d100/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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