2005-05-02 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第118号をお届けいたします。





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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02517 "The whispering of yellow leaves." 『黄葉ささやく』 Img02614 "The treking on Mt.Fuji" 『富士を登る』 Img02618 "The color of Mt.Amidadake before sunrize." 『阿弥陀岳・夜明け前の色』 Img02640 "The hill of rape blossom field." 『菜の花畑の丘』 Img02684 "The azalea in the highland." 『高原のツツジ』 Img02687 "The fun moment in the sunflower field." 『ヒマワリ畑のひととき』 Img02763 "The smile dog." 『ワンちゃんの微笑み』 Img02808 "Looking up to the summer sky air." 『夏空を見上げて』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週の新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  桜は日本各地で開花の時期が異なりますが、ゴールデンウィークは日本全国あ まねくやってきます。みなさんはどこかへお出かけの予定がありますか。今年の ゴールデンウィークは連休がとりやすいようで、楽しみにしていた方も多いので はないでしょうか。  さて、ゴールデンウィークのさなかですが、自然風景写真館ブログは休まず お送りいたします。(笑)  先週は久しぶりに三浦半島を訪れました。まずは、神奈川県、三浦市の宮川公 園へ(みやがわこうえん)。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.38.38N35.8.23&ZM=5
 この公園は調べてみたら地図に載っていません。新しくできたばかりの公園の ようです。三浦半島の先端部分、宮川湾を見下ろす小高い丘の上に、風力発電の 大きなプロペラがあるので、それが目印になります。
 海上に突き出た半島地形の土地は非常に風の強いところです。以前に銚子市を 訪れた時もそうですが、やはり風力発電用の大きなプロペラを見かけました。青 空にそびえる白い鉄塔は、なかなか写真的な題材です。朝夕の空にシルエットと なって立ち上がる人工物もなかなか良いのではないでしょうか。  公園には小さな櫓があり、このミニ展望台からは、宮川湾のマリーナが見下ろ せます。今の時期は水平線が白く霞んでしまいますが、秋冬のクリアに晴れた日 には、もっと青々とした海上風景が楽しめることでしょう。
 さて、そこから少し移動して、三浦半島の最南端にある、城ヶ島(じょうがし ま)にやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.36.52N35.7.54&ZM=5
 この島は三浦半島とは陸続きになっていないので、橋を渡って島まで渡ります。 周囲3kmほどの小さな島ですが、周りを岩礁に囲まれ、また、日本で5番目に 古い洋式灯台を有するなど、海の風景を撮影するには絶好の場所です。


 再び陸地に戻って三浦市の三崎漁港(みさきぎょこう)を散策しました。三崎 といえば「三崎のまぐろ」がなんといっても有名ですが、私の場合は「だんごよ り花」(笑)。写真の取材に忙しく、昼食を楽しむゆとりはありませんでした。  三崎漁港そのものは近代的な建物になってしまっていますが、その周囲の民家 には昔の風情を色濃く残しているものが多く、懐かしい、ほっとするような街角 スナップが撮影できることでしょう。
 三崎漁港を後にして、三浦半島を西に少し移動しますと、諸磯湾(もろいそわ ん)に面した一角に、「京急油壺マリーナ」があります。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.37.21N35.9.6&ZM=5
 水面に映り込むボートのシルエットが美しいところです。天気が良いと富士山 も見えるそうです。やはり水のある風景は心がなごみます。

 さて、三浦半島の西岸を北上して、横須賀市にある長井海の手公園ソレイユの 丘、までやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.36.53N35.11.26&ZM=5
 この公園は2005年4月にオープンしたばかりだそうで、広大な敷地に真新 しい施設がたくさん並んでいました。なんでも「南フランス地方の農村風景」を イメージして造られた公園だそうで、なるほど、菜の花畑や建物なども、南仏プ ロバンス地方の雰囲気を感じさせてくれます。

 植えられている木も、なんだか童話の中にでてくるようなシルエットを持った ものを多く見かけます。
 園内には、動物コーナーもあり、羊や馬やポニーなども飼われていて、多くの 子供たちに可愛がられていました。

 園内にはおしゃれな建物の他に、移動用のトロッコ列車などもあり、煉瓦造り の石垣や水路がヨーロッパの雰囲気を醸し出してくれます。  しかしややもすると周囲に高圧電線の鉄塔など、人工物が映り込むのが気にな りますが。それでもフレーミングを工夫して画面から人工物を排除すれば、なか なか絵になる場所です。
 園内の水路は実に凝った造りで、そこに映し出される草木や空の色をうまく使 えば、非常に写真的なドラマチックな風景を撮ることも可能でしょう。

 基本的に、テーマパークのような雰囲気のところですが、しかし写真的な被写 体が多く、良い場所を見つけたと嬉しく思いました。  さて、三浦半島西岸をさらに北上します。もうそろそろ日も西に傾いてきたの で、夕日の撮影ポイントに移動しました。  神奈川県、葉山町の「長者ヶ崎」(ちょうじゃがさき)へ。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.34.59N35.15.5&ZM=5
 ここもまた素晴らしい場所でした。特にこの日は天候も良く、日中はあきらめ かけていた富士山の姿が、うっすらと海上に浮かび上がったのです。
 海岸にはボートは釣り人、散歩をする人など、色々な「風景の眼」となる要素 があります。ただ富士山や夕日を撮るだけでなく、このような要素を取り込むこ とによって画面に物語りが生まれるのではないでしょうか。
 三浦半島の西岸は夕日+富士山を撮影する絶好の場所ですが、この日もその思 いを再確認しました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、ゆったりとした春の風景撮影の後は、一気に荒々しい雪山風景をご紹介 します。  ゴールデンウィークになると、冬の間は雪で通れなかった自動車道が、あちこ ちで除雪された開通されます。日本最高峰、富士山へのスカイライン道もそうで す。  早朝に自宅を出発し、富士山スカイラインをひたすら登り、新5合目に到着。 冬山装備を調えて、富士宮登山口から入山します。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.44.12N35.19.59&ZM=5
 今年は例年になく雪が多く、登山道のすぐそばから雪渓が山頂に向かって伸び ていました。さっそくアイゼンをブーツに装着して、雪上を登り始めます。
 白く輝く雪面。そして見上げれば吸い込まれそうなスカイブルーです。急峻な 斜面を登る登山者の息づかいがここまで聞こえてきそうです。
 人間の息づかいだけでなく、山も生き物、風の強い山頂付近からは、白い雲が 湧き上がって、まるで手招きするように踊り、雪線の上に見える米粒のような登 山者を、まるで今にも呑み込みそうなように見えます。
 9合目あたりの斜面で多くの山スキーヤーを見かけました。傾斜は40度ちか くあると思います。かなり慣れた人でないと危険でしょう。私ももう少しスキー が上手くなれたらと、いつもうらやましく思いますが。こればかりは写真と同じ く、時間をかけて練習するしかありません。
 山頂で一泊する予定でしたので、機材と合わせて装備が20kgほどになって しまいました。日頃のトレーニング不足もあり、8合目を越えたあたりから、相 当しんどくなってきました。  それでも亀のように一歩一歩、確実に登って、ようやく富士宮登山道の終点、 銀明水に到着しました。  好天が続いていたのでしょう、昨年はびっしりと氷に覆われていた 鳥居ですが、今年はごく普通の姿をしていました。
 さっそく火口の淵を歩いて、測候所の方面を見てみます。西に傾いた太陽が雪 面に照りつけて鈍く光ります。
 登っている途中から、「どうも変だ変だ」と思っていましたが、何が変なのか 分かりました。山頂の測候所の丸い「レーダードーム」が取り外されてしまって いたのです。  富士山の山頂に見える人工物については賛否両論あるようですが、あれはあれ で、富士山における一つのシンボル的存在でした。今まで見慣れたものが、こう して無くなってしまうと、それはそれでまた寂しいものがあります。  山頂付近は風が強く、雲の中、というより、この場所で雲が生まれては去って ゆくのでしょう。しばらくすると辺りは霧に包まれて光は周囲に拡散し、太陽の ある方向がいっそう輝く、とても神秘的な風景になりました。
 山頂の小屋の裏手にテントを張って就寝の準備をしました。ちなみに最近は携 帯トイレを持参しているので、山を汚す心配もありません。  標高差1400mを一気に登りつめたので、さすがに疲れが出ました。そのま ま寝袋に潜り込んで、さあ眠ろう、と思いましたが、しかし山頂付近の風は思い のほか強く、テントがバサバサと揺すられてうるさく、とても熟睡できませんで した。  風と言っても、「ビュウビュウ」という表現では足りず、もう「ブワーッ!」 というような猛烈な突風が吹くのです。小屋の近くでは風が巻いてテントが左か ら右から揺さぶられます。テントの外壁が歪んで、自分の身体がはり倒されるよ うでした。
 少し体力を使いますが、来年はぜひお鉢の下(火口の底)でテントを張ろうと 思います。  眠れぬ辛い夜を過ごしましたが、それでも朝は確実にやってきます。もう何度 も眼にした富士山でのご来光ですが。その時々でまた違った感慨があります。
 寝不足の辛い身体を起こし、テントからはい出して撮影を開始します。 朝日に照らされる火口の雪面が立体的に浮かび上がります。火口とはいいつつ、 富士山のスケールでは、もう「別の山がもう一つそこにある」ような感覚です。
 今は亡き、富士山山頂のレーダードームを目指します。例年なら、その突端の 上に白く丸く輝くレーダードームがあるはずなのですが。。
 山頂を目指す最後の坂道を振り返ると、遙か下界は雲海の下に閉ざされていま す。
 空を見上げれば、絹のような雲が流れてゆきます。手を伸ばせば届きそうです。 ここは紛れもなく、日本で一番、空に近いところなのです。
 そうして一歩一歩と歩を進めて、ようやく山頂に到着しました。西方に日本ア ルプスの白い峰々が見渡せます。
 振り返れば、朝の低い光に照らされる山頂の雪面が銀色に鈍く輝いています。 その向こうに見えるはずの関東平野は、乳白色の薄いヴェールを引いたような霞 の下に沈んでいます。まるで富士山が「白い海」の上に浮かんだ孤島のような気 持ちになってきます。
 荒涼とした、白い雪と黒い岩の世界。
 富士山の山頂は、日本のよくある緑豊かな山と違って、まるで極地(南極、北 極)のような、原初的な荒々しさを感じさせてます。しかし荒々しく厳しいけれ ども、そこには人間を陥れるような悪意などは微塵も感じさせず、むしろとても 純粋で無垢な自然の姿に心が強く打たれる場所でもあります。  人間の基準で見れば「厳しく恐ろしい自然」なのかも知れませんが。富士山の この姿は、自然の「ありのままの姿」であって、その作為のない姿に、不思議と、 ある種の清らかささえ感じました。  さて、荷物をまとめて下山に取りかかりました。登りはあれほど苦しかったの に、下りになれば、あっと言う間です。下る途中、親子連れの山スキーヤーを見 かけました。ゴールデンウィークに入って、登山者、スキーヤーと、めいめいの 自然の楽しみ方をしているようです。
 登りは8時間かかりましたが、下りは2時間で登山口に着いてしまいました。 登山口の雪渓の上では、観光客の親子がさかんに雪の上ではしゃいでいました。
 ついさきほどまで、富士山の原初的な自然風景に触れて、その純粋さに心打た れていたばかりですが、こうして暖かく躍動的な人間の世界に戻ってくるのも、 また嬉しいものです。  なにはともあれ、日本の象徴としての富士山、そして周辺の自然環境が人間と 自然にとって好ましい形で維持されていければと願っています。  頭の中に描いているイメージを求めて、来年もぜひ富士山の山頂に立ちたいと 思っています。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ すべて、コニカミノルタ Dimage-X50 で撮影しました。 ※コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 の詳細はこちらを → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
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