2005-06-27 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第126号をお届けいたします。






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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02524 "non-title." 『もみじ色の思い出』 Img02654 "Rape blossom field under the sunset. #001" 『夕暮れの菜の花畑 #001』 Img02664 "The lodge under the fresh green." 『ロッジと新緑』 Img02723 "Lilium rebellum." 『ヒメサユリ』 Img02727 "Pedicularis chamissonis with a dragonfly." 『ヨツバシオガマとトンボ #002』 Img02810 "The ring of sun." 『日輪』 Img02817 "The cirrostratus on the morning lake." 『湖上のうろこ雲』 Img02833 "Inside forest." 『森の中へ』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img01182 "A presentiment of the leaves will be dyed." 『色づく予感』 img01546 "The color and power of life." 『生命の色と力』 img01740 "All leaves are painted up to red." 『葉を赤く染め上げて』 img02243 "A cherry blossoms in the village field." 『野山のサクラ』 img02248 "One corner of rape blossoms's garden." 『ひとすみの菜ノ花畑』 img02249 "She stands on the hill at spring." 『春の丘に立つ』 img02252 "The rape blossoms's hill." 『菜の花の丘』 img02253 "Mt.Kaikomagatake with plum blossoms." 『梅錦と甲斐駒ヶ岳』 img02259 "Mt.Kaikomagatake with blooming cherry blossoms." 『満開・甲斐駒ヶ岳』 img02263 "Crimson red of peach blossoms." 『桃の花・深紅』 img02264 "Spreaded peach blossoms in the blue sky." 『青空に桃の花』 img02286 "The dancing snow at the morning." 『雪の舞う朝に』 img02292 "The shiny white of forest." 『輝きの白さ』 img02293 "The trees makeuped white." 『化粧をした樹木』 img02296 "Stachyurus praecox in the snowy day." 『雪の中のキブシ』 img02298 "The many many of Chirstmas trees." 『たくさんのクリスマスツリー』 img02299 "The white frosted trees in the deep valley." 『谷間の霧氷たち』 img02303 "The valley of white frosted trees. #002" 『霧氷降りし谷間 #002』 img02311 "The splendor of crimson." 『紅の輝き』 img02318 "The gentlemans of yellow tree." 『黄色の紳士』 img02319 "The yellow fairies." 『黄色の小人たち』 img02325 "The deep red in the forest." 『深き赤』 img02329 "The yellow leaves with lights." 『黄葉と光』 img02333 "Blue sky & fine autumn." 『青空清秋』 img02336 "The prelude of today." 『一日の序曲』 img02343 "The stream in the beginning of summer." 『初夏の沢』 img02346 "The endless stream." 『絶え間ない流れ』 img02348 "The stream inside valley." 『渓谷の中で』 img02355 "The cobalt blue sea." 『蒼き海』 img02365 "The season of fresh green. #002" 『新緑の季節 #002』 img02382 "Having a morning clouds on his back." 『朝雲をしょって』 img02383 "Stand up to the autumn sky." 『晩秋の屹立』 img02498 "A grasshopper in the bush." 『草むらのバッタ』 img02519 "The fine yellow leaves." 『晴れやかな黄葉』 img02559 "The pattern of water leaves." 『葉の紋様』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週末、日本列島は高気圧に覆われ、今年一番の猛暑になりました。梅雨前線 の活動は鳴りをひそめ、今年はどうやらカラ梅雨となりそうな気配です。  人間にとってはうっとうしい梅雨ですが、森の木々にとっては十分な水分を得 るための大切な時期です。この時の水分が十分でないと、秋の紅葉の発色が鮮や かにならないという説も聞きますので、写真家にとってはちょっと心配な梅雨の シーズンです。  さて、今週もいくつか取材した中から速報写真をお届けしましょう。  先週お届けした南木曽岳からの帰り、地元近くの南足柄市までやってくると、 夕暮れ時の淡い光の中で鮮やかに発色するタチアオイの花が目にとまりました。  その時の印象が目に残っていたため、翌日、再度その場所を訪れてみました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.6.8N35.20.40&ZM=5
 先日の天気は曇りだったので、柔らかい花のトーンが良く出ていましたが、し かし翌日の天気は晴天。光のコントラストが強く、花の柔らかい調子が出るかど うか心配でしたが、ともかく撮影してみました。

 少々花の陰が気になるものの、まずまずの仕上がりになりました。晴天とはい え、すこし霞がかっていたため、光が強くなりすぎずに済んだようです。  カメラのファインダーを通して見るタチアオイの花は、淡いピンク色の花が、 さんさんとした太陽の光を受けて輝き、暖かい風を受けてゆらゆらと揺れていま す。  先週のアジサイはしっとりと雨に濡れた姿が大人の情緒を漂わせていましたが、 このタチアオイの花は、まるで無邪気な少女が原っぱで遊んでいる様子を感じさ せてくれました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、所変わって、今度は「横須賀市立しょうぶ園」を訪れました。 6月6日に発送したブログNo.123号で既に紹介していますが、その時は時期が 早すぎて花はまばらでした。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.38.38N35.15.11&ZM=5
 もう一度くらい訪れてみたいと思っていましたが、幸い(?)曇りの日が訪れ たので、再訪してみました。
 入園してみて、満開を迎えたその菖蒲の花の数々に圧倒されました。
 既に一回訪れているので、園内の雰囲気は分かっていたはずですが、しかしこ うして改めて花が咲き誇っているのを見ると、まるで別の場所に来たような錯覚 を覚えました。  斜面を埋めるアジサイの花も見事です。ただしこちらは少々時期が遅く、花は 枯れ始めていました。
 先週は北鎌倉で時間を取られてしまいましたが、こちらの アジサイの取材もしておけばと、悔やまれてなりません。  雰囲気を盛り上げるために水車小屋などもあります。心憎い演出です。
 広さは決して大きくはありませんが、園内はよく整備されていて、横須賀市民、 そして訪れる人たちの憩いの場となっていました。

 菖蒲は江戸時代に盛んに品種改良が進んだ花です。それぞれの菖蒲にはご覧の ように名前が書かれています。
 「湖水の色」「三池の月」「五月晴れ」などなど、花を愛する園芸家の想いが 託された情緒豊かな名前ばかりです。中には「フェアリー・カリロン」といった 西洋の名前がついたものもあります。西洋の園芸家が品種改良して日本に逆輸入 されたものなのでしょう。「吉江199号」といった変わった名前もありました。 吉江さんという女性の園芸家が199番目に開発した品種、ということでしょう か?(笑)  とにかくたくさんの花が群生していますので、上手に写真を撮るには、カメラ を低く構えて、望遠レンズを装着し、花を横から見るようにするのが良いでしょ う。そうすればフォーカスを合わせた花の前後の花はアウトフォーカスとなり、 大きくボケて、主題となる花を浮き上がらせてくれます。

 このアウトフォーカスとなった花の姿もとても大切で、写真に立体感をもたら し、そのボケの具合が作品に情緒を与えてくれます。  こちらの花は「五月晴れ」(さつきばれ)という品種。なんとも夢のある可愛 らしい菖蒲です。
 紫色の菖蒲の花は、「高貴な」「大人な」イメージを思わせますが。このピン ク色の菖蒲は、「かわいらしい女の子」をイメージさせてくれます。  まったくよくもまあこれだけの品種を開発し、そしてまた集めたものです。  この植物園のメインはなんといっても菖蒲ですが、菖蒲の開花時期以外でも楽 しめるようにと、菖蒲以外の園芸種もいくつか見られました。
 園内にしつらえられた池には優雅に鯉が泳いでいました。なかなか高そうな鯉 です。(笑)
 足元の植物に目をやると、なにやら虫がもぞもぞやっています。よくよく見る と、蜂が巣を作っている最中でした。
 だいぶ近づいて撮影しましたが、巣作りに夢中なのでしょうか。襲われずに済 みました。昨年、南アルプスの沢で蜂の襲撃にあったのをふと思い出しましたが、 あのような痛さはもうこりごりです。  市立の植物園だけあって、入場料は300円と安価です。にもかかわらずこれ だけの楽しめるのですから、感謝感謝です。  ちなみに撮影に夢中になっていて、園内のレストランで食事をする時間があり ませんでした。ですので、そちらの偵察の様子をお届けすることはできません。 もしかしたら、入園料が安い分、お食事代がとても高いのかも知れませんね。 (笑)  しょうぶ園を後にして、自宅に帰り着くころには曇り空も徐々に晴れてきまし た。ふと夜空を見上げると、雲間からぽっかりとお月様が浮かんでいました。
 満月を少し過ぎてしまったようですが、しかし月の光の美しさにはいつも引か れてしまいます。  月の姿そのものも良いですが、しかし月の光を受けてうっすらと、かすかに光 る雲の流れも美しいと思いました。  しかしそれは写真にするのはとても難しいことです。なぜなら月の光と雲の光 の「光量」が全く異なるからです。  ちなみに上の写真は、月の光量にカメラの露出をセットして撮影したもの。そ して雲の光量に露出をセットして撮影すると、下のように月は「真っ白に飛んで」 しまいます。その光量は5〜7倍ほども異なります。
 これだけ物理的に光量が違うものなのに、肉眼で見ると同じ絵のように見える のですから、人間の眼は不思議です。それをそのように認識するのは脳の力なの でしょうか。  ともあれ、そのような人間の受ける印象に近づけられるように、様々な写真の 技術を磨いて、皆様にお届けできるように頑張りたいと思っています。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日は変わって、今度は山梨県の奥秩父山塊へ沢登りに出かけてきました。 下界は猛暑にもかかわらず、水が豊富に流れる沢はやはり涼しいところです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.46.1N35.52.55&ZM=5

 岩は黒々と光り、苔の持つ独特の水くさい匂いが谷に漂い、水はとうとうと流 れ谷を削り取る、頭上を見上げれば森の緑が谷を覆うように繁っています。沢は 山のふところに入り込んだような、そんな気持ちにさせてくれます。
 水の流れは千変万化。ただの水、されど水。水はこの惑星の地表の75%を覆っ ている物質です。そして人間の肉体もまた、75%が水から構成されているので す。  岩によって流れの形が変わり、太陽の光をうけて水流のひとすじひとすじがき らきらと光っています。
 新緑のベストシーズンは過ぎたものの、谷を覆う森の緑は鮮やかです。
 繁る木々からの木漏れ日は柔らかく、谷を直射日光から遮ります。そのため、 谷は乾燥から守られ、そこかしこに緑の苔が生命を広げています。
 深い谷の遡行を6時間ほどかけて終えて、奥秩父主稜の稜線に達しました。
 この道は昨年の11月にも歩いていますが、季節が変われば、やはり目に見え るものも変わってくるようです。  びっしりと地面を覆うシダの葉が見事でした。
 稜線をしばらく歩いて後、日本三大峠の一つ「雁坂峠」(かりさかとうげ)に 到着しました。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.47.37N35.53.21&ZM=5
 この峠からの開放的な眺望は最高です。黄色い笹原の斜面の向こうには新緑の 緑色を残したカラマツの林が立ち並んでいます。そして晴れていればその向こう には金峰山から国師岳、甲武信岳にかけての奥秩父の主稜線が一望の下に見渡せ ます。
 一休みして展望を楽しんだ後、峠道を下り始めました。まだわずかに咲き残っ た朱色のツツジの花が目を楽しませてくれます。
 しかし美しいとばかり喜んでもいられません。登山道を巨大なブナの倒木が ふさいでいました。道はなんとか通れるものの、こんな大木が倒れるなんて、す ごい迫力です。
 斜面を見上げると、幹を真っ二つに割られた大樹の残骸が目に入りました。 このブナはきっとあそこに立っていたのでしょう。寿命を迎えたのか、台風にや られたのか、あるいは雷に打たれたのかも知れません。
 自然の摂理、掟(おきて)のような大きな力をまざまざと見せつけられました。 人間の生き様も、たとえ隆盛を誇っていても、いつかは朽ちて大地に還ってゆく のかも知れません。  そうはいいつつ、生あれば死あり、死あれば生あり。6月の森は生命の息吹に あふれています。

 若い木々たちは緑色の葉をさかんに茂らせ、太陽の光を受けて水を吸い上げ、 やがて秋の紅葉の時期を迎えるのでしょう。  今年の色はいかがでしょうか?  その時になったらまた訪れてみることにしましょう。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ photo{01-02,10-12,14-17} → Nikon D100 photo{03-09,13,18-32} → コニカミノルタ Dimage-X50 ※Nikonの一眼レフデジカメ D100 の詳細はこちらを → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d100/
※コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 の詳細はこちらを → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週の新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・作品人気投票ランキング集計画面 ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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