2005-10-24 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第143号をお届けいたします。




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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02626 "Mt.Fuji is so far." 『遙かなる富士』 Img02632 "The daffodil blooms in village." 『里のラッパスイセン』 Img02707 "Senecio flammeus." 『コウリンカ』 Img02708 "The side face of Hemerocallis middendorffii." 『ニッコウキスゲの横顔』 Img02776 "The wild duck in the north land." 『北国のカモ』 Img02792 "The garden of peonies." 『牡丹の庭』 Img02842 "The fresh rice seeds." 『イネさわやか』 Img02903 "The life of azalea." 『ツツジの生命力』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img01131 "The brightness of life power." 『生命の光』 img01661 "The brightness of maple leaves." 『もみじの輝き』 img01744 "The autumn sky at the highland." 『高原の秋空』 img01939 "The very green rice field." 『水田青々』 img01971 "The screen of green." 『緑映』 img02241 "A brilliant spring colors." 『春色燦々』 img02242 "The garden of rape blossoms." 『菜の花畑』 img02245 "Pseudo-narcissus in the village. #002" 『里のラッパスイセン #002』 img02251 "A dream of spring." 『春の夢』 img02267 "A dandelion in the peach blossoms garden. #002" 『桃畑のタンポポ #002』 img02284 "The forest in the snow land. #002" 『雪国の樹林 #002』 img02301 "The shining white frosted trees." 『輝きの霧氷たち』 img02308 "The autumn air on the highland." 『山上の秋』 img02313 "The old man of mountain." 『山の住人』 img02323 "The fairy of orange color." 『オレンジの小人』 img02324 "The crimson red of mountain hills. #001" 『山肌の紅 #001』 img02339 "Under the water fall." 『流れ落ちる水の下で』 img02349 "A white cake of stream." 『沢の綿菓子』 img02371 "Under the wide blue sky." 『広がる青空の下で』 img02375 "The power of forest." 『森の力』 img02377 "The conductor of the forest." 『森の指揮者』 img02385 "A tree & Clouds. #001" 『雲と樹 #001』 img02389 "The blue silhouette." 『青きシルエット』 img02390 "The silhouette of zelkova trees." 『ケヤキのシルエット』 img02499 "Sucking the honey of Deilephila elpenor." 『ホシホウジャクの吸蜜』 img02550 "A boat in the morning." 『朝のボート』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  この週末は、大陸から今年一番の寒気が流れ込んで、日本海側では大荒れの天 候になったようです。北アルプス北部などの高山では雪が降ったようで、遭難者 が出ていないかどうか心配です。  その一方で、前線が通過した後の日曜日は太平洋側では冷たい北風が吹きつつ も、素晴らしい晴天に恵まれて、富士山でも冠雪が観測されました。  空気は澄んで、温暖化温暖化と言いつつも、季節は着実に秋から冬への歩みを 進めているのだと実感できます。  さて、先週の取材先の中から、いくつかのシーンをご紹介しましょう。  まずは、首都圏に最も近いブナ林として有名な、東丹沢の「堂平」(どうだい ら)に取材に向かいました。  と、言いたいところなのですが、天候が不順のために、こちらは中止。下界の 天気予報は晴れだったのですが、丹沢山塊を越える気流の影響か東丹沢は思った より天気が悪く、イメージしていた写真が撮れないだろうと判断してあきらめま した。  代わりに、東丹沢の周辺のスポットを紹介しましょう。  神奈川県秦野市から、県道70号線を北に向かうと、「ヤビツ峠」というとこ ろを越えて、宮ヶ瀬ダムに抜けることができます。その途中の渓谷がなかなか迫 力があって、紅葉の名所となっています。

http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.13.36N35.29.42&ZM=5
 渓谷の深さと迫力はまずまずですが、今年は暖かいせいか、紅葉が遅く、また、 色づきもイマイチ。赤色の紅葉も茶色くなってしまっているのが残念です。  しかしとても絵になる場所ですので、チェックしておいて、雪が降った直後な どに訪れると良い風景が撮れるかも知れません。  次に、宮ヶ瀬ダムを訪れましたが、ここから愛川町に下る途中で、ダムの対岸 に緑色のこんもりとした丘が目に付きました。カーナビで調べてみると公園があ りそうです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.15.38N35.32.19&ZM=7
 やってきてみると、「あいかわ公園」というものがあり、とても良く整備され た公園でした。
 それほど広くない公園なのですが、以前、横須賀市の「くりはま花の国」でみ かけたような電車が公園内を走っているのには驚きました。
 ダムのそばに作られた公園なので、坂が多いからなのでしょう。  緑の丘めざして、けっこうな数の階段を登ってみると、丘の上は美しい芝生に なっていました。
 振り返れば愛川の町が見えます。この日の天気は悪かったものの、とても開放 的な場所です。ランチを広げて休憩するには絶好の場所でしょう。
 公園内には色々な施設があって、以前、秦野市の戸川公園でみかけた 「トランポリン」もありました。

 子供たちとその親御さんがピョンピョンと飛び跳ねて、とても楽しそう。微笑 ましい光景です。  とても面白そうだったので、実は私も少しだけ、年甲斐もないとは思いつつ、 ジャンプして遊ばせてもらいました。(笑)  朝のうちは天気が悪かったのですが、昼近くになって日差しが差し込むように なってきました。  平日だというのに、どこからともなく人が集まってきて、ビニールシートを広 げて、団欒のひとときを過ごしています。
 休日はさぞかし多くの人で賑わうのでしょう。  光が差し込むと色々なものが輝き出します。公園内の噴水も、水の飛沫に光が 当たって、キラキラと輝き、とても綺麗でした。
 これはコンパクトデジカメの画像ですが、こういうものを望遠レンズで撮影す ると、印象的な写真を撮ることができるでしょう。近くで子供が遊んでいれば、 なおさらです。良いスナップ写真になると思います。  あいかわ公園から少し離れた高台にある牧場が目に付きました。「服部牧場」 (はっとりぼくじょう)です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.15.47N35.32.41&ZM=8

 「神奈川県内で唯一のふれあい牧場」と銘打つだけあって、馬や羊さんなどが のんびりと放牧されています。

 千葉県のマザー牧場はよく取材で訪れますが、それのミニ版といったところで しょうか。  規模はマザー牧場に比べると小さいようですが、しかし駐車場が無料で、入園 料も取らない、という良心的な姿勢にとても好感が持てました。  そのせいでしょうか、平日にもかかわらず、けっこうな人がやってきて、ラン チを楽しんでいました。  動物たちの中では特に大きな白馬が目に付きました。望遠レンズでその表情を 引き寄せると、印象深い写真が撮れることと思います。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、その翌日には、奥多摩の日原(にっぱら)を訪れました。神奈川の山岳 連盟のメンバーを連れての撮影山行だったのですが、しかし奥多摩周辺の紅葉の 様子を偵察する目的もあります。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.2.32N35.50.19&ZM=5
 日原集落から川沿いに下り、橋を渡って、対岸の「稲村岩」(いなむらいわ) の登山道に取り付きます。
 渓谷の紅葉はまだまだこれからが本番といったところ、今の時期では、尾根を 登って標高を稼がないと、良い紅葉には逢えないでしょう。  しかし中には色づき始めた樹木もあり、それらをざっと見た限りではやはり今 年は紅葉の色は良くないようです。  奥多摩は多くの沢に恵まれた土地です。水量も豊富で綺麗なため、ワサビの栽 培が盛んでした。今でもその名残があちこちに見られます。山仕事をする多くの 人たち渡ったであろう木橋が、今はすっかり苔むして、当時の人たちの生活の重 みを今に伝えています。
 天候は、日本海を前線を伴った低気圧が通過中で、その影響で奥多摩エリアも あいにくの曇り空。しかしだからこそ森には霧が漂い、幻想的な雰囲気に包まれ ています。  なによりカメラを使えば、露出時間を多くとることによって、肉眼で見る以上 に、森の木々たちの輝きを写しこむことができます
 それは決して偽りの映像ではなく、心の窓から森をのぞき込んだ、真実の光景 だと思います。  ただ肉眼で見ているだけでは、そこは薄暗く肌寒い霧に包まれた山の森の中で すが、心の眼で見れば、そこは光と生命の力に溢れた輝かしい森になるのです。 それをできるのが、絵や写真の大きな力だと思います。
 そういうものを見ることができるから、むしろ少しくらい天気の悪い時にこそ、 森の中に入ってゆくのが好きなのです。
 今回の撮影山行としては、名目上「鷹ノ巣山」(たかのすやま)のピークを目 指していましたが、撮影に夢中になっているうちに、タイムオーバー。残念なが ら途中で引き返しました。  しかし山頂に立つことだけが目的ではありません。山麓の自然に触れる時間を 楽しむことこそがこの撮影山行の目的なのです。そう考えれば惜しい気持ちは微 塵もありません。型にはまらずに柔軟に考えればいいのでしょう。  日原集落への帰りの途中、以前に訪れた時には通過してしまった「稲村岩のピー ク」に立ち寄ることにしました。  けっこう急峻な岩場で、ロッククライミングの経験者でないと少し恐いかも知 れません。  しかし日原集落から見上げるような見事な岩峰だけあって、そのピークに立つ と周囲の展望は思いのままです。  ピークの岩場に立って振り返ると、私たちが登って、そして下りてきた、「稲 村岩尾根」が重量感を持って鎮座しています。
 尾根はびっしりと木々たちで覆われ、豊かな奥多摩の山の森の様子が良く分か ります。ただし今年は紅葉の色づき具合はイマイチ。少し残念です。  こちらは奥多摩の山々の様子。蕎麦粒山(そばつぶやま)や、川苔山(かわの りやま)などの有名な山がよく見えます。
 眼下に眼をやると、遙か下に日原集落が見えます。あそこからここまで登って きたのかと思うと、感慨もひとしおです。
 稲村岩での素晴らしい展望をしばし楽しんだ後、日原集落まで一気に駆け下り て下山しました。  バス停留所に向かって車道を歩く途中、集落の民家の石垣の間に花を咲かせる 可愛らしい植物がありました。
 まだ名前は知りません。後ほど調べることとしましょう。 しかし可愛らしい姿にもかかわらず、石の隙間から花を咲かせるその力強さに静 かな感動を覚えます。バスの便を待つ間、この花のことをずっと想っていました。 本当の強さとはこういうものかと、教えられたのです。  小さな花に生き様を教えられたことに感謝しつつ、バスに揺られて日原の集落 を後にしました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日本海を進んでいた低気圧は夜のうちに東に抜けて、日本列島はこの秋 はじめての冬型の気圧配置になりました。  そのため、日本海側では悪天が続いているものの、太平洋側では見事な晴天に 恵まれました。  この日は、私が所属している小田原の山岳会の清掃登山があり、それに参加し てきました。  場所は、箱根の外輪山のひとつ「明神ヶ岳」(みょうじんがたけ)  http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.3.21N35.16.33&ZM=5
 とにかく天気が良いので、周囲の眺めはバツグンです。登山道を登っている途 中でも森の隙間があると、下界の様子が良く分かります。眼下には私の住む足柄 平野の街並みがあり、その向こうには丹沢山塊の山々をくっきりと見ることがで きます。
 北風は強いものの、しかしそのために空気はとても澄んで、降り注ぐ太陽の光 もクリアーで清らかさに満ちています。  その光に照らされるチカラシバもまた、とても透明で美しいものとして眼に飛 び込んできます。
 秋空に広がるススキの穂たち。強い風に吹かれて右へ左へとその身を揺らせて います。
 こちらは、ススキとチカラシバが仲良く並んで、太陽に照らされて光り輝いて います。
 そのきらめきと優美なリズムの美しさ。秋になれば、あたりまえのように野に あふれている光景。しかしこの光のなんという美しさでしょうか。しばし歩みを 止めて見とれてしまいました。  登山道は尾根を横切って、南の斜面を進みます。そうすると今度は相模湾の海 岸線が見えるようになってきました。
 小田原市、平塚市、そして鎌倉から三浦半島にかけての優美な曲線を示す 湘南の海岸線が手に取るように分かります。
 このような素晴らしい晴天はそうあるものではありません。このような日にハ イキングに出かけた人は、誰もが山登りが好きになることでしょう。  途中、登山道のゴミ拾いなどをしつつ、ゆっくり3時間半ほどかけて、明神ヶ 岳の山頂に到着しました。  出迎えてくれたのは、わずかの冠雪を身にまとった雄大な富士山の姿でした。
 山頂は風が強いものの、日差しに溢れていて明るくのどかな雰囲気です。家族 連れが多く、みなビニールシートを広げて、富士山の大展望を見ながらのランチ を楽しんでいました。
 南の斜面では、老夫婦が湘南の遠望を楽しみながら、お昼ご飯を食べていまし た。
 このような休日を過ごすことができたら、満足な気持ちが心にあふれて、下界 でのストレスも一気に吹き飛ぶことでしょう。(笑)  私たちも山頂で昼食を済ませて、拾ったゴミをザックに詰め込み、下山を開始 します。  途中、草むらの影に咲いていた紫色の花に目がとまりました、竜胆(リンドウ) の花です。もう花はすっかり終わってしまったのかと思っていましたが、まだこ のように見事に咲いていました。
 草むらの隙間から差し込むかすかな陽の光に照らされて、柔らかく輝いていま す。その花の名の響きと同じように、正に凛(りん)とした雰囲気に満ちた花で した。  こちらは花を終わらせたフジアザミの花。
 これは花としてはちょっと恐い。まるで海中にいる別の生き物のようです。 (笑)  こちらは森の陰にひっそりと咲く、サラシナショウマの花。
 白いぽわぽわとした花穂が、触ってみるととても気持ちが良いのです。  木の上を見てみると、ドングリの実が顔をのぞかせていました。
 この実が土の上に落ちて、やがて根付くと、次代の森を担う若木が芽を出すの でしょうか。  この実がもしそうなったら、そして運が良ければ、厳しい自然を生き抜いて やがて箱根の一角を占める大樹となることでしょう。  私はいつまで、この世界にいて写真を撮りつづけていることができるでしょう か。願わくば、この実が若木になるころくらいまでは、そうしていたいものです。 「強く生きてください」 この実に語りかけると同時に、自分ももっと頑張らなければ、と思いました。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ photo{01-22} => コニカミノルタ DiMAGE-X50 photo{23-35} => Nikon D100 ※コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 の詳細はこちらを → http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
※Nikonの一眼レフデジカメ D100 の詳細はこちらを → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d100/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能は特にありません。 どうぞ今後にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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