2005-12-05 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第149号をお届けいたします。


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××××××××× お詫び ×××××××××

 先週お伝えした『季節の便り』の中で、写友会のお名前を

「小田原写友会」とご紹介しましたが、正しくは、
「小田原写遊会」でした。

 関係者の方々にはお詫び申し上げます。






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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02552 "The fall with greens." 『緑と滝』 Img02575 "The view of Mt.Kitadake with intensity." 『北岳に迫る』 Img02602 "The highway of flowing light." 『光流れるハイウェイ』 Img02656 "The green bamboo trees in the hot summer." 『盛夏の青竹』 Img02740 "Dicentra peregrina in the morning." 『朝のコマクサ』 Img02820 "Under the spreaded clouds." 『雲ひろがりて』 Img02867 "The beautiful forest of beech trees." 『ブナの美林』 Img02894 "Corydalis pallida." 『ミヤマキケマン』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週末は猛烈に発達した低気圧がやってきて、日本列島は大荒れの天候だった ようです。  寒気を伴った雲は高所では雪を降らせて、日本列島は徐々に冬への装いを深め てゆくのでしょう。  そのような中、鳥越は神奈川の勤労者山岳連盟の登山学校での富士山雪上訓練 に講師として参加してきましたので、初冬の冬山の様子をお届けしたいと思いま す。  場所は富士山の富士吉田登山道5合目。近年では自動車道のスバルラインが開 通していますが、体力トレーニングも兼ねて、いにしえの登山道である富士吉田 登山口の「馬返し」から登り始めました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.45.42N35.24.38&ZM=6

 朝はかなり冷え込みましたが、しかしこのところ降雪が無かったためか、地面 は黒々としています。
 かつては登山客で賑わっていたであろう茶屋も、自動車道が開通した近年にあっ ては、ほとんど営業はしていないようで、けっして開くことの無い茶屋の軒先に は一抹の寂しさも感じられます。  ようやく登山道にうっすらと雪が見え始めました。それにしても例年少なくな る雪には地球温暖化の影響をはっきりと見て取れます。
 2時間ほど登山道を歩いて、5合目にある佐藤小屋に到着しました。
登山学校の参加者たちは、めいめいに装備を装着します。雪がほとんど無いため に分かりづらいのですが、実際にはかなりの低温で風速もかなりのものです。  さすがに標高2000mを越えると、雲の上に浮かんでいるような景色が展開 します。見事な雲です。
 眼下には、富士吉田市、富士河口湖町の街並みが、そしてその向こうには御坂 山塊(みさかさんかい)の山並みと、その上にぽっかりと浮かぶ雲が見られます。
 この爽快感はやはり富士山でないと味わえません。 この場所はスバルラインの最終地点の駐車場から歩いて10分ほどで来られるの で、登山をされない方でも十分な防寒着を用意した上で訪れてみてはいかがでしょ う? http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.44.26N35.23.18&ZM=7
 さて、いよいよ雪上訓練の開始です。冬の太平洋気候独特の乾燥した風が吹き 付けます。しかしそのために空気は澄んで、太陽の光はまるで突き刺すような強 さです。
 それにしても年々少なくなる雪と氷は寂しい限りです。
数年前ですと、この斜面は見事なアイスバーンになっていたのですが。 雪上訓練とは言いつつ、現在のこの時期の富士山では、雪はほとんどないのが実 情です。深刻な問題です。  しかし写真的には、岩と雪の黒と白とのコントラストが美しく、そこに斜め上 からの斜光が当たって、斜面の凹凸が強調されて、なかなか写真的な被写体です。 富士山の美しさと力強さの一部を垣間見ているようです。  登山学校の生徒さんたちはピッケルやアイゼンなどの冬山用の道具を、少ない 雪に苦労しながらも、色々と試しています。
 今度は雪のついた斜面を登り始めました。
富士山をはじめ雪山の力強さと美しさは格別で、体験した人間でないとその素晴 らしさは理解できませんが、そのためには、やはり専門的な訓練が欠かせません。  訓練をしている斜面からは、はるか眼下に下界の様子を見下ろすことができま す。あれに見えるは富士五湖のひとつ、最も東にある山中湖です。地図で見る通 りの地形がそこにあるので、なんだかとても楽しくなってくるのです。
 さて、雪面での訓練はまだまだ続きます。風も強くなってきました。体勢を崩 さないようにピッケルを斜面に突き立ててバランスを保ちます。訓練とはいえ冷 たい強風の吹きつける富士山では真剣にならざるをえません。
 西に目を向けると、スバルラインの駐車場にあるホテルなどがあり、さらにそ の向こうには八ヶ岳連峰の姿が見えます。ただし大陸からやってくる寒気の影響 で、山頂部分は雲に覆われています。
 その日の訓練を終了して、5合目の林道でテントを張って就寝しました。 しかし寝ている間も休めません。この場所から見下ろす眼下の街並みの夜景が素 晴らしいのです。  さきほどご覧に入れた富士吉田市から富士河口湖町にかけての夜景がきらめい ていました。
 寒いですが、やはり冬に見る夜景は素晴らしいものです。 肉眼ではもちろん、夜空の星々も見えています。三脚にカメラを据えて、1時間 もシャッターを開け続けていました。どのような星の軌跡が写り込んでいるでしょ うか。仕上がりが楽しみです。この「ワクワク感」がフィルムカメラを使う醍醐 味でしょうか。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて翌朝は接近する低気圧の影響か、富士山の山頂にはガスがかかり始めまし た。天候が悪化する前に本日の訓練を終了しなければなりません。
 それにしても富士山の雪の少なさよ。黒岩の斜面にチョビチョビの白い雪。 なんだか情けない気持ちになります。  この日は安全確保のためにロープを使った訓練ですが、その途中、早くも小雪 が舞い始めました。
 こちらのカットは慣れない防寒用グローブで安全確保用の器具を操作する生徒 さんの様子。
 デジカメのモード設定を誤ったために、完全な「露出オーバー」の写真になっ ているのですが、しかし降りしきる雪の中で必死に悪戦苦闘している登山者の様 子が伝わり、山岳映画の一コマを見るようなドラマチックな印象を受けました。 事実をありのままに伝えるだけでなく、このような心象に訴える風景を創れると ころが写真の醍醐味なのでしょう。  お気に入りのカットです。  さて斜面での訓練を終えて林道まで下りてくると、黒々としてた地面は今では もうすっかり白い雪に覆われていました。風もかなり強くなってきています。
 下山を急ぐ生徒たち。
猛吹雪の中を黙々と歩く登山者の様子が伝わり、これもまた好きなカットの一つ です。  前日は晴天の太陽に照らされていた佐藤小屋も、今では吹き付ける吹雪にトタ ンの屋根を揺さぶられています。冬の間中、このような強風に耐えてゆかなけれ ばならないのでしょう。
 降りしきる雪の中、下山を開始します。悪天候に見舞われたとはいえ、雪山 (らしい)天候を体験できて、生徒さんには良かったのではないでしょうか。
 登山口まで下りると、あたりはすっかり雪景色に変わっていました。
これは大雪です。きっとたくさん積もることでしょう。  登山口で解散をした後、私は帰り途中にある「諏訪の森公園」に立ち寄りまし た。秋の撮影会のレポートでご紹介した美しい公園です。 (参照:2005-11-14 [No.146] 自然風景写真館ブログ ) http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2005/2005-11-14.html
 色とりどりの紅葉を見せてくれた木々達も、1ヶ月を過ぎた今では、もうすっ かり葉を落として枝だけの姿になっています。
 そこに白い雪がついて、木々たちは氷細工のようになっていました。  芝生の広場にはうっすらと雪がつもって、雪原になっています。そこに葉を落 としたケヤキの木が立ち並び、美しい枝振りを見せていました。
 にぎやかだった秋に比べて、あたりには人影も無く、しんしんと降り積もる雪 の微かな音だけが周囲を包んでいました。  一見、寂しい光景のように見えますが、しかし降りしきる白い雪は色彩をより シンプルにし、葉を落とした樹木は形状がさらにシンプルになって、なにもかも が簡潔になってゆく様子に何ともいえない美しさを感じ、静かな感動を覚えまし た。  そうえいば最近になって「葉っぱのフレディ」という絵本を読み直したことを 思い出します。有名な絵本なので、ご存じの方も多いかも知れません。  葉っぱを人間の一生に見立てたストーリーで、主人公の葉っぱは春から夏にか けて楽しい一生を過ごして、秋の鮮やかな絢爛の時期を経て、やがて冬の木枯ら しに吹かれて散って一生を終えます。  主人公のフレディという葉は一生を終える時、寂しさや苦しさや悲しさを感じ ながら散ってゆきますが、しかし実は、その体はふかふかの雪の絨毯の上に落ち て、優しく包まれながら母なる大地に同化してゆきます。そこは苦しさや辛さの 無い暖かい場所でした。  そしてやがて大地の養分となって、自分を育ててくれた母樹の力となって、そ の生命は形を変えて永遠に生き続ける、というお話しです。  その物語にとても感動しました。  そして今は、雪ににうっすらと包まれてゆく草や葉の一枚一枚に愛おしさを感 じます。
 もう冬枯れの木々の姿にも寂しさを感じませんし、やがてその先に訪れる春の 息吹までも見通すこともできるでしょう。 その一冊の絵本のおかげで。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ フジフイルム FinePix E550 ※フジフイルムのデジカメ FinePix E550 の詳細はこちらを → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixe550/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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