2005-12-19 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第151号をお届けいたします。


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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img02578 "The behind of snow ridges." 『残雪の尾根の向こう』 Img02628 "The rocks on the Mt.Yokodake." 『横岳の岩峰』 Img02636 "Japan South Alps and Cherry blossoms hill." 『南アルプスと桜の丘』 Img02721 "The graceful Geum pentapetalum." 『チングルマ清楚』 Img02738 "The field of Sieversia pentapetala." 『チングルマの園』 Img02786 "A good friends." 『仲良し』 Img02788 "Ipheion unifiorum saying hello." 『ハナニラの挨拶』 Img02990 "The sunrise top of the mountain." 『山上の日の出』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  まだ12月だというのに大陸からは強力な寒気がやってきて、日本列島各地は 強烈な冷え込みに襲われています。ここへ来て急に一体どうしたことでしょうか。  異常気象と言ってしまえばそれまでなのですが、近年の暖冬で雪不足に頭を悩 ませていたスキー場関係者の方々にとっては朗報のようですし、パウダースノー を求めるスキーヤーやスノーボーダーの方々にとってはウキウキする年末年始に なることでしょう。何事も前向きに考えるのが良いのではないでしょうか。  さて、先週は温暖な房総方面に花を求めて旅をしましたが、これだけの寒気が やってきたのなら、敢えてそれに立ち向かってゆくのが自然風景を求める者の心 意気でしょうか。  強烈な冷え込みの早朝、ぬくぬくの布団を抜け出して出発するのは何より辛い ことですが、しかしその苦労も報われるほど素晴らしい風景に出会えるからです。  今週は群馬県北部にある赤城山(あかぎさん)の冬景色をお届けしましょう。  群馬県の赤城山は、既にこのブログでも何回か紹介していますが、上毛三山 のひとつに数えられる名山で、群馬県の平野部から望む優美な山体は火山活動に よって形成されたもので、山頂部にはいくつかのピークと、火口が陥没してでき た池を要する自然環境に富んだ山です。  一方、東京からのアクセスはとても良く、関越自動車道を使うと1時間ほどで 前橋へ、そして30分ほど県道を登ると、もう山頂付近に到着することができま す。  その魅力のすべてをここでは紹介しきれませんが、冬の時期は何といっても、 大陸からの寒気の影響で、山頂付近の森林にびっしりと付く霧氷でしょう。 山頂部までの県道は常に除雪されて1年中通行可能なことも嬉しいことです。  上州の空っ風(からっかぜ)は冬の関東平野に吹き下ろす乾燥した冷たい風の 代名詞。その発端は、この赤城山を越えて吹く赤城颪(あかぎおろし)と呼ばれ る強く冷たい風です。  寒い中での取材でしたが、ブログをご覧になる方は、ぬくぬくのこたつの中 でお読みいただいてもいっこうにかまいませんので(笑)、どうぞ今週もお楽し みください。  早朝に東京を出発して、関越自動車道をひた走り、北関東自動車道に入ってか ら駒形I.C.で下車します。  まず最初の目的地は、赤城山に向かう県道16号線の途中にある展望台です。 正式な名前を知らないのですが、赤城温泉郷の2kmほど上部にあり、良く晴れ ていれば、前橋から東京方面にかけての関東平野を一望の下に見下ろすことがで きる素晴らしい展望台です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.13N36.30.19&ZM=5
 実はこの場所は昨年の秋に一度訪れて偵察をしてありました。その時はあいに く雨の中で展望は無かったのですが、しかし展望台の場所や周囲の様子などは分 かっていたので、そのおかげで当日の朝は真っ暗な中にもかかわらず問題な く到着することができました。  展望台の螺旋階段を登って、徐々に明るくなる東の空に向かって三脚とカメラ をセットします。やがて東の空は美しい光と色彩のグラデーションに染まり、眼 下には関東平野の美しい夜景がまたたいていました。
 展望台の周囲には木々があり、もうすっかり葉を落として枝だけの姿になって います。しかし未明の空にその枝が美しいシルエットとなって、冬の朝の影絵を 描き出していました。
 ちょっと展望台の周囲にある電線が気になってしまいますが。しかし螺旋階段 の上に登れば、電線は気になりません。  とはいえ、螺旋階段の上はさえぎるものが無い分、風もかなり強く、早朝の時 間帯はかなりの辛抱を要求されました。  太陽が昇る直前の時間帯は本当に静かで美しいものです。日の出の時刻が迫る と周囲はだいぶ明るくなり、眼下の関東平野の夜景のまたたきは消えてしまいま したが、しかし朝靄にけむる平野がうっすらとオレンジ色に染まって、彼方には 渡良瀬川(わたらせがわ)や利根川(とねがわ)の水の流れに空の色が映り込ん でいるのが印象的です。
 やがて東の空から新しい太陽が昇り始めました。
 当たり前かも知れませんが、こんな真冬の早朝に来る人などいないので、あた りには誰もおらず、見事な日の出を独り占めです。  展望台の様子はご覧の通り。
 螺旋階段の上のテラスはとても狭く、カップルが2組いるともういっぱいです。
 おそらくは、夜は夜景を見に来るカップルで賑わうことでしょう。オススメの 時期はやはり寒くなって空気が澄んでくる秋から初冬にかけてです。しかし防寒 対策はしっかりしたものが必要です。冷たい北風にさらされると、あまりロマン チックに夜景を楽しんで見ている雰囲気ではなくなってしまうかも知れません。  余談ですが、この展望台のある県道は12月16日で冬季閉鎖となってしまい ます。私もその情報を地元自治体に尋ねて、急遽プランを組んだのでした。おか げで、ぎりぎり撮影に間に合いました。  北西に目を向けると、志賀高原方面の山々が白く染まっているのが見えます。 このところの寒波のため、たくさん雪が積もったようです。
 霧にけむる関東平野に朝日が差し込むと、温められた大気が流れ始めるのが分 かります。暖かい空気と冷たい空気がぶつりかりあい混じり合い、 そしてやがて風が生まれるのでしょう。
 ふりかえると、すぐ目の前には赤城山の山体が朝日に照らされて真っ赤に染まっ ているのが見えます。
 展望台での素晴らしい朝のひとときを楽しみました。 (もっとも、風の強さと冷たさに耐えられるだけの装備があればの話しですが)  さて、展望台を後にして、林道をさらに登って行くと、赤城山の山頂付近の湖 沼の一つ、「小沼」にやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.12N36.31.58&ZM=7
 ここで目にした霧氷の素晴らしいこと! ちょうど朝日が差し込んで逆光になり、白く染まった小枝の一本一本がきらきら と輝いていました。
 小沼の東にある長七郎山の山腹の森は、びっしりと霧氷おおわれて真っ白です。
 沼に向かう沢沿いの道は今は雪ですっかりと覆われていました。ゆるやかな曲 線を持つ雪面に木の影が伸びて、印象的な紋様を描き出していました。
 足下を見れば、笹の葉が降り積もった雪に覆われようとしています。
 冷たくはないのでしょうか。いや、あるいはこうして雪が優しく包んでくれる からこそ、かえって厳しい風雪から守ってもらえるのかも知れません。 次の春に目覚めるまで、今はゆっくりとおやすみなさい。  いつもは波が打ち寄せる湖畔も、やはりそこは白銀の世界になっています。あ りとあらゆるものが、白い雪に埋もれて、眠りにつこうとしていました。
 春夏秋と水をたたえていた沼は、今ではすっかり氷に覆われて、そこには冬の 澄んだ空気を通して太陽の光が照りつけ、目が開けられないほどの、白くまぶし い世界になっていました。
 さて、さらにどんどんと奧に進んで行きますと、外輪山の一角の低い所で道路 がどん詰まりになっている場所に出ます。  昔はケーブルカーがあったらしいのですが、道路が開通してからは廃止になっ たようです。春夏秋はレストハウスとして開業しているのでしょうか、しかし今 は誰もおらずひっそりと静まりかえっていました。
 閉鎖されたレストハウスはともかく、この場所からの眺めがまた素晴らしいの です。
 関東平野、そして関東東部の山々の山並みが美しく光っています。
 さきほどの展望台は、周囲の電線が少し気になりましたが、ここからはまった く遮るものはありません。次回に訪れたときには、早朝にこの場所にやってきて、 山並みの向こうから登る朝日を、そして朝日に照らされてオレンジ色に染まる山 並みと平野を、望遠レンズで撮影して見たい、そんなイメージを抱いています。  さて、大沼の横を通り過ぎて赤城道路に入ります。この道は赤城山の北側を走っ ているせいか、周囲の森にはさらに霧氷が付きやすくなっているようです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.10N36.33.29&ZM=7
峠を越えたとたんに、さらに素晴らしい霧氷に出逢うことができました。
 よく晴れた日の日蔭というのは、光がブルーに染まるのをご存じでしょうか。 写真を詳しくやっている人は「色温度が高い」と表現するのでしょうが、理屈は ともかく、気温の冷たさに加えて青みを持った光に森が包まれると、凛とした空 気が辺りに漂います。
 山の北側の斜面なので光が逆光になり、霧氷も美しく輝きます。まったく素晴 らしいところです。
 霧氷は美しいのですが、当然、路面はアイスバーンになっており、運転には細 心の注意が必要です。
 もし興味を持って来られる方がいるとしたら、十分注意してください。  さて、赤城道路を下ってくると、赤城山の北側の山麓に出ます。この周囲は田 園地帯になっていて、高原野菜を作っているようです。のびのびとした開放的な 場所で、なにより雪をかぶった上州武尊山(じょうしゅう・ほたかさん)の優美 な姿が素晴らしいです。
 こちらはカラマツ林越しに見る谷川連峰ですが、強い寒気の影響で雪雲に覆わ れています。
 高原道路は赤城山の山麓をぐるりと取り囲むように走っています。私もそれに そって車を走らせます。すると、まるで北海道を思わせるような美しい風景に出 逢いました。
 ちょうど時間帯は夕方にさしかかり、低くなった太陽は徐々にオレンジ色に染 まりはじめ、大地の上の木々達を美しいシルエットにしていました。  また、農村地帯のあちこちに、このような立派な柿の木などがあります。
 このあたりの山麓は西に向かって開けているので、夕日の時間帯は何もかもが 美しく見えてしまいます。  車を走らせていて目にとまった美しいケヤキの大樹。今まさに夕日が沈まんと している時でした。車を止めて、ケヤキと太陽の配置が美しくなるように、撮影 場所を選んで駆け出します。。
 冬には晴天が期待できる北関東では、このような美しい夕日が多く見られます。 あとは、シルエットが美しい被写体をどう発見するかがポイントになるでしょう。
 それにしても本当に素晴らしいオレンジ色です。巷では「三丁目の夕日」とい う映画がヒットしているようですが、都会の空でも田舎の空でも夕日はいつでも 人の心を和ませてくれます。  こういう素晴らしい夕日が見られた時には「よし、明日も頑張ろう」という気 持ちになるものです。  夕日が持っているそのようなパワーを、写真という形で人々に伝えられるよう に、これからも夕日の美しく見える場所を求めて旅をすることでしょう。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ photo{01,03,07-15,17-21,23-25,27,29} => フジフイルム FinePix E550 photo{02,04-06,16,22,26,28} => コニカミノルタ DiMAGE-X50 ※コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 の詳細はこちらを http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
※フジフイルムのデジカメ FinePix E550 の詳細はこちらを → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixe550/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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