2005-12-26 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第152号をお届けいたします。


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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03222 "The white flowers garden." 『白き花園』 Img03253 "The side face of Gymnadenia conopsea." 『テガタチドリの横顔』 Img03285 "The clouds with eddy into the sky." 『雲渦巻く』 Img03462 "non-title." 『残り葉たち』 Img03650 "The tea field and farmar lady." 『茶畑と農婦』 Img03723 "The wide fall." 『広がり落ちる滝』 Img03752 "non-title." 『ハクサンシャジン清楚』 Img03845 "non-title." 『オレンジの世界』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img01866 "The winter sea of warm & bright ." 『暖かな冬の海』 img01980 "The birth of light balls." 『生まれ出る光球』 img02316 "The crimson of mountain surface." 『山肌の紅』 img02357 "The seaside rock at the evening." 『岩礁の夕暮れ』 img02400 "A eucetonia pilifera in the azalea flower." 『ツツジの中のハナムグリ』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週は群馬県の赤城山を訪れましたが、ちょうど寒気が緩んだ時だったので、 晴天の下、素晴らしい霧氷に出逢うことができました。  あれから引き続き大陸からは寒気がやってきて、それが強力な時は群馬県と言 えども雪雲に覆われて取材もままならなかったことでしょう。その意味ではラッ キーなことだったと思います。  さて、特にテーマを決めているわけではないのですが、私は登山をするせいも あってか、どうしても気持ちが山や森に向かってしまい、海の写真のストックが 少ないことが気になっていました。  冬型の気圧配置の時は、太平洋側は晴天に恵まれます。空が青くなれば、その 色が海にも映り込んで、海も青くなります。  今週は、伊豆方面への取材の様子をお届け致しましょう。  伊豆半島は私の自宅からも近く、気軽に出かけられる場所でもあります。 まずは早朝、湯河原町(ゆがわらまち)にある城山公園(しろやまこうえん)に 向かいます。  湯河原町を見下ろす高台にあり、眼下には相模湾と真鶴半島(まなづるはんと う)の眺めが素晴らしい場所です。  公園の周囲は樹木に覆われていて、写真を撮るには障害物が多すぎるのですが、 城堀林道(しろほりりんどう)を少し下ったところに良いビューポイントがあり ます。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.5.46N35.9.16&ZM=6
 しかし狭い道の脇にあり、駐車場などは無く、かなり分かりづらい場所なので、 上記のGPS座標があったとしても見過ごしてしまうかも知れません。 ほとんど知る人ぞ知る秘密のスポットと言えるでしょう。  早朝の未明の時間にこの場所に立つと、眼下の湯河原町の夜景と、東の空と海 のが藍色に染まり、そこに、まさに鶴が翼を広げたような姿の真鶴半島のシルエッ トが浮かび上がり、素晴らしい光景に出会えます。大変お気に入りの場所です。
 やがて真鶴半島の切っ先から太陽が昇り始めました。素晴らしい光景です。
 初日の出の時、おそらく城山公園は人で一杯になるかも知れません、が、この 秘密のスポットに果たして人は来るでしょうか?  初日の出を楽しんだ後は、海岸道路の国道135号線に降りて、南を目指しま す。午前中に東伊豆の道路を走ると、ちょうど太陽の光が逆光になって差し込み、 被写体がくっきりと美しく浮かび上がります。
 まだほんの少しだけ色づきが残っている木々たち、そして深い緑色をした ミカン畑の木の葉も光を受けて反射して、その光沢が印象的です。  そして熱海の近くまでやってきました。車を停めて、海を見下ろすテラスの上 に出ると、澄んだ冬の太平洋の上に浮かぶ太陽のなんと輝かしいことでしょう!
 はるか海上には初島と大島の姿が見えます。
 さきほどの写真では露出を多くとって光り輝く海を表現しましたが、こちらの 写真では、露出を抑えめにして、海面の質感を表現するようにしてみました。  大海原に広がる、まるで光で織り込まれたのビロードのようです。  さて、熱海の市街地を走り抜けて、名勝・錦ヶ浦(にしきがうら)までやって きました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.5.2N35.4.55&ZM=5
 ご覧のように海上に展望台が突きだしています。
 ここから見る青い大海原の眺めが全く素晴らしいのです。
 国道から少し奥まっているところにあるためか、それほど観光客は見当たりま せん。しかしこの眺望は素晴らしいものです。  展望台はちょうど東に向かって開けているので、いずれまた早朝の時に訪れて みたいものです。そうすれば、朝に見た真鶴半島のシルエットのように、ここで は岩礁と松林のシルエットがさぞかし美しいことでしょう。  さて、海岸道路ばかり走っていても面白くないので、少し山沿いの道も走って みることにしました。  すると、「頼朝一杯水園地」(よりともいっぱいみずえんち)という場所を偶 然に見つけました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.4.6N35.4.26&ZM=7
 源頼朝ゆかりの場所らしいですが、ここは国道からかなり離れているので、な かなか訪れる人はいないようです。少し周囲を歩いてみました。  冬型の気圧配置のために、あたりにはかなり強い風が吹いていたのですが、し かしそのために丘に生える下草が風になびき、そこに冬のクリアーな光が差し込 んで、草がキラキラと透明に光っています。
 その様子がとても美しく、この場所にある光と風をフィルムに封じ込めるため に三脚を広げてカメラをセットしました。  丘の上からは、伊東市・網代(あじろ)の港町の様子が良く見えます。 手前の木に色づきが残っていて、晩秋から初冬にかけての季節感が感じられます。
 さあ、さらに南を目指しましょう。国道に戻って、再び車のアクセルをふかし ます。  東伊豆町の稲取(いなとり)にさしかかったとき、港町の雰囲気が素敵だった ので、どこかこの場所を見下ろせる高台はないかと海の反対側の山を見回しまし た。  とても気になる丘が見えたので、そちらの方へ向かって走ってゆくと、なんと、 草原上になった丘の上に出ました。  そこには、巨大な風力発電のプロペラが3機、立ち並んでいたのです。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.2.50N34.47.35&ZM=6
 発電機の高さは30mほど。見上げるような高さです。写真では止まって見え ますが、近くに行くとかなりのスピードでプロペラがブンブンとうなり声を上げ て回っています。(2秒に一回転くらいの速度でしょうか)
 思わぬ発見にワクワクしました。まるで少年の頃のように。やはり旅の醍醐味 は、今まで自分が見たことのない事物を発見することにあるのだと、改めて思い ました。  ちょうど冬型の気圧配置のため、伊豆半島は強風にさらされていました。 しかし大陸からやってくるこの強風は、私にとっては正に地球の息吹のように感 じられます。特に近年は暖冬続きだったので、なおさら嬉しく感じられます。  その強風を受けて、それを電気エネルギーに変換するこの巨大なプロペラは、 自然の力と人間のテクノロジーを融合させた美しい建造物だと思います。  この丘の上からの展望もまた素晴らしい。今まで通ってきた東伊豆の様子が良 く分かります。
 東伊豆は海岸線に沿って漁港などがあり、そして山の上まで別荘地などが点在 しています。夜には美しい夜景が見られることでしょう。そして早朝には空や海 が紫色に染まり、それらの風景も楽しみです。  稲取漁港に降りて周囲を偵察した後、再びこの丘の上にやってきました。夕暮 れの空をまるでプロペラ発電機が浮かんで飛んでいるように見えました。夕雲が 足早に空を駈けて行き、旅の郷愁を誘います。
 再び、稲取漁港に降りて行きました。さきほどの偵察で、漁港を見下ろす絶好 のスポットを見つけて置いたのです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.2.1N34.46.22&ZM=7

 暮れゆく港町の夜景が美しく輝いています。  この日は、さきほどプロペラ発電機の立っていた丘に再び上がり、月夜に照ら されて輝く相模湾を眺めながら、車中で眠りにつきました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて翌朝も、もちろん夜明け前から起き出して、先日に稲取漁港の夜景を撮影 したスポットに向かいます。  先日の夕方に比べて、対岸の大島の姿がくっきりと見えます。
 明け方の稲取漁港の夜景もまた美しいものでした。しかし海上には強烈な寒気 の吹き出しによる雲がたちこめて、残念ながら水平線から昇る朝日を拝むことは できませんでした。  しかし太陽そのものが撮れないと言ってもあきらめることはありません。朝の 空をバックに絵になる被写体を探しにゆきましょう。そう、先日に見つけて置い た風力発電の丘を目指しましょう。
 予想どおり、特徴的なプロペラの形状は、朝の空に美しいシルエットとなって 浮かび上がっていました。  望遠レンズでも広角レンズでも、どちらでも絵になる被写体です。

 まるで風のエネルギーと太陽のエネルギーが重なり合っているような印象的な 光景です。
 このプロペラ発電の場所は、すっかりお気に入りの場所になってしまいました。  さて、昨夜は睡眠が足りずに朝が早かったためか、少し眠くなってしまい、車 中でシートを倒してウトウトとしてしまいました。  気が付くと、太陽はかなり高く昇り、空にはちぎれ雲が流れるように浮かび、 その影が海上に映し出されて、乳牛ホルスタインの模様のようになっていました。 そして彼方には伊豆七島の島々がポコポコと浮かんでいて、とてものどかな風景 が広がっていました。
 丘の上からは周囲の地形が良く見渡せます。南の方を見ると、カヤトの原が広 がっていそうな気持ちよさそうな山を見つけました。  林道を走って、そちらの方面を目指してみると、「三筋山・細野高原」という 看板を見つけました。どうやらカンが当たっていたようです。
 行ってみると、果たして、そこにはとても素敵な高原風景が広がっていました。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.0.51N34.47.40&ZM=5
 限りなく続くように見えるカヤトの原。そして振り返ると相模灘の青い海に、 伊豆七島の島影が浮かんでいます。

 見上げれば、空はすっかり青く、吹く風は冷たいけれども清涼で、地上の汚れ を洗い流し、流れゆく白い雲に載せて運び去ってくれるようです。
 太陽に迎えば逆光になり、三筋山(みすじやま)の山肌の起伏がとても印象的 です。
 琥珀色に輝くカヤトたち。冬の光は透明で、植物たちをますます美しく輝かせ てくれます。
 この山は見たとおりの草原状なので、山頂直下まで道路が通じています。振り 返れば、その道のうねりが印象的で、どこかヨーロッパ的な香りもただよいます。 高級セダン車のCMに出てきそうな道です。(笑)
 とうとう車道はおしまいになりましたが、しかし山頂はもう直ぐそこです。駐 車場からは歩いて15分ほどの道のりでした。
 山頂は樹木が全く無く、パラグライダーの発着場になっているためか、風向き を知るための吹き流しが流れていました。上空にはぽっかりと白い雲が浮かび、 「休日の思い出」といったタイトルが付きそうな絵を描きたくなってくる場所で す。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.59.55N34.48.5&ZM=5
 山頂からは青い海と島々の眺めがまったく素晴らしいです。ランチを広げるに は絶好の場所でしょう。
 思いがけず素晴らしい場所を知ることができて満悦でした。  さて、山から降りてくると、再び稲取漁港の見えるポイントにやってきました。 順光線でパリっとした風景。時間帯が違えば光が違い、同じ場所でもずいぶんと 異なった印象になるものです。
 さて、そろそろ夕日の気になる時間帯になってきました。中伊豆町を突っ切っ て西海岸を目指します。  伊豆半島の周囲には立派な国道が走っていますが、しかし国道は自動車の通行 量が多く、良い場所を見つけてもすぐに車を停めることができません。写真の取 材となれば、敢えて細い道を使うことも多いです。  中伊豆には、今では失われた素朴な農村風景があります。それもまた道草を食 べつつ進むからこそ出会えるのでしょう。

 そうして伊豆半島西海岸の、堂ヶ島(どうがしま)にやってきました。この海 岸の岩は大波に浸食された珍しい奇岩が多いので有名な場所です。岩の上には松 の木が生えて、それらが夕日に印象的なシルエットを描き出します。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.46.19N34.46.22&ZM=5
 そう、伊豆の西海岸はどこでも夕日を楽しむことができます。しかしただ夕日 を撮るだけでは面白くない。やはり前景になにかをシルエットして取りこむこと で、写真の情緒が何倍にも増すのでしょう。  やがて太陽は西の海に沈み、空からは夜の帳(とばり)が降り始めました。
 強風にさらされる冬は寒くて大変ですが、しかし澄んだ夕空の色は、いつ見て も素晴らしいものです。  紫色に、あるいは藍色に、ときには瑠璃色に。その素晴らしい色彩のグラデー ションは、「天界の底の色をかいま見ているのだ」と、何かの本に書かれていた のを読んだことがあります。  ハイテクの結晶のようなカメラを操作しながらも、そんな夢のようなことを思 い描けるのが、写真の不思議なところでしょうか。  そういえば昨夜はクリスマスでしたね。取材を終えて町に戻る途中、多くのイ ルミネーションをみかけました。取材を終えて、西伊豆の松崎町(まつざきちょ う)に立ち寄ると、町を見下ろす山の上に小さなイルミネーションが輝いている のが見えました。  とても気になったので、すっかり日は暮れていましたが、その山の上の公園ら しきところに向かってみました。そこは牛原山公園(うしはらやこうえん)とい う町民の憩いの場になっていて、その展望台にクリスマスツリーのイルミネーショ ンが飾られていたのです。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.47.0N34.44.34&ZM=5
 見ての通り、東屋(あずまや)もイルミネーションでいっぱいです。
 ツリーを目立たせるために、下草が刈り払われているようです。そのため、眼 下の松崎の港町の夜景の展望の素晴らしいこと!
 今はもうすっかり夜になってしまったので、とりあえずデジカメで記録写真を 撮っただけですが、次回訪れる時は、夕空や海面に色彩が残っている時間帯に、 撮影してみたいと思います。  思わぬクリスマスプレゼントをいただいて、今夜はぐすっりと眠れそうです。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 (静岡県・下田市にて) ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ photo{01-04,07,10,11,13,15-20,23,24,26,27,32,33,35,36} => フジフイルム FinePix E550 photo{05,06,08,09,12,14,21,22,25,28-31,34,37-39} => コニカミノルタ DiMAGE-X50 ※フジフイルムのデジカメ FinePix E550 の詳細はこちらを → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixe550/
※コニカミノルタのデジカメ DiMAGE-X50 の詳細はこちらを http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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