2006-01-16 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第155号をお届けいたします。


★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★







=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§1.ギャラリー更新情報
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03067 "Mt.Fuji with Lake-Shoujinko under the dawn purple." 『紫紺に染まる精進湖と富士』 Img03177 "The cherry tree drooping." 『桜しだれて』 Img03463 "A willow on the lakeside." 『湖の柳』 Img03478 "The leaves on the willow tree." 『柳の葉』 Img03551 "Mt.Fuji with flowing clouds." 『富士と流れる雲』 Img03832 "The brightness of yellow leaves." 『黄葉たちの輝き』 Img03860 "The silhouettes of Betula ermanii." 『ダケカンバのシルエット』 Img03946 "The illusionary winter forest." 『冬のまぼろし』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img01848 "Mt.Jonendake was painted for dawning red." 『常念岳染まりて』 img01957 "Larch trees in before dawning. #001" 『黎明のカラマツ #001』 img01968 "Gigantic columns of clouds. #004" 『入道雲 #004』 img01987 "The symphony of morning dews." 『朝露の交響曲』 img02024 "The shining dragonflies." 『輝きのトンボたち』 img02246 "Spring is near at the village." 『春近し里』 img02250 "A landscape of spring's hill." 『春の丘の風景』 img02302 "A white lines." 『ホワイトライン』 img02304 "The splendor of snow flakes." 『雪帽子のきらめき』 img02307 "The flowing autumn time." 『流れ行く秋の時間』 img02309 "The coloring of the valley." 『渓谷の色彩』 img02310 "The whispering of Japanese pampas grasses." 『ススキの吐息』 img02321 "Beside the white trunk." 『白き幹のそばに』 img02326 "The shining autumn leaves." 『輝きの秋葉』 img02328 "The maple leaves in the mountain path." 『山道のモミジ』 img02330 "The autumn leaves is very fresh & clear." 『秋葉さわやかに』 img02334 "The clouds and lights." 『雲と光』 img02335 "The time of autumn." 『秋の時間』 img02337 "A nook of stream." 『渓流のひとすみ』 img02340 "The flowing water of cobalt blue." 『蒼き流水』 img02341 "The water and forest of deep green." 『深き緑の水と森』 img02351 "A white vs. red." 『紅と白』 img02353 "The stream is like an angry waves." 『怒涛の流れ』 img02376 "Whispering." 『ささやき』 img02378 "The shining of woody fairy." 『妖精の輝き』 img02380 "Greaceful." 『清楚さ』 img02384 "The silhouette of twigs." 『小枝の影絵』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  記録的な寒波が一段落したかと思ったら、先週末は温暖な低気圧がやってきて 一気に気温が上昇し、各地で雪崩が相次いだようです。被災地の方々にはお悔や み申し上げます。  私の方はと言えば、不覚にも風邪を患ってしまい、しかも週末には愛用のノー トPCのハードディスクがまたしてもクラッシュして、さんざんな一週間でした。 土日はIBM社の部品センターはお休みで、リカバリー作業もできませんでした。 しかしそのおかげ(?)でしょうか、久しぶりに何も考えずにゆったりとした時 間を過ごすことができました。こういうのを、最近はやりの言葉で 「スロー・ライフ」というのでしょうか? 何事も前向きに考えないと。(笑) (このブログは自宅のバックアップ用PCで書いています)  さて、今週は風邪を引いてダウンする直前に行った取材の様子をお届けしましょ う。  場所は南アルプス最北端、長野県に位置する入笠山(にゅうかさやま)です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.10.17N35.53.47&ZM=5
 入笠山の東面には富士見町(ふじみちょう)のスキー場があり、ゴンドラを利 用すると、一気に山頂直下に立つことができます。富士見町自体も私の住む小田 原からそれほど遠くないので、早朝に自宅を出発してゆくことにしました。  途中、山中湖を通過してゆきますが、ちょうど湖の脇を通る時、東の空が明る み始めました。
 藍色に染まる空に地平線の向こうから紅色の光がうっすらと差し込んでいます。 このところの低温続きで、山中湖の湖面は凍結が始まり、氷と水のせめぎあう微 妙な水面(あるいは氷面?)に、その微妙な空の色が映り込んでいます。湖畔に 生えている茅のシルエットが印象的です。  気温はマイナス16℃でした。まつげさえも凍り付きそうな寒さの中、朝の時 間がもたらす美しい色の変化を楽しんでいました。  さて、思いがけず道草を食ってしまいましたが。またしばらく車を走らせて、 富士見町のスキー場にやってきました。今日はとても良い天気です。
 連休の中日のためか、スキー場は大にぎわいです。スキー客にまじって、山頂 駅を目指してゴンドラに乗り込みました。
 ゴンドラの駅を下りると、スキーヤーやボーダーがこれから滑るのを楽しみに、 コースへ歩いてゆきます。
 私の方はといえば、スノーシューを履いて、入笠山の山頂を目指して森の中へ と入ってゆきました。
 しかしこの山はアルプスに見られるような険しい岩山ではありません。穏やか な山容で、周囲にはいくつかの湿原を有しています。  森を抜けると、白樺の木の並びが美しい入笠山湿原に出ました。
 白い雪面に埋もれた植物が枝を出して、その光と影がとても印象的です。
 少し抑えめの露出で雪面の質感を強調してみます。もちろん、肉眼ではサング ラス無しでは直視できないようなまぶしさです。
 風が作り出した雪面の紋様でしょう。まるで海岸で見られるさざ波のようでも あります。
 休憩所の屋根にはつららが出来ていました。そしてそこに陽光が当たってきら きらと輝いています。
 さて、もう少しスノーシューで歩き回ってみましょう。こちらは閉鎖された上 部のスキーコース。
 もちろんリフトは動いていません。ここを楽しむスキーヤーは、自分の足で斜 面を登り、滑りを楽しむのです。通常のコースのように機械で圧雪されていない ので、条件によっては自然のままの、ふかふかのパウダースノーを楽しめます。 美しいスロープです。私も次回はスキーを持って入ってみたくなりました。  さて、湿原を離れて、登山道を登ります。入笠山は冬でも入山者の多いメジャー なルートなので、道は既にしっかりしていました。スノーシューが無くても、普 通の登山靴だけでも十分に登れるでしょう。
 1時間も登らないうちに、山頂に到着です。
 山頂はさえぎるものがなく、上を見れば雲が足早に走り去ってゆきます。強風 と乾燥した雪のため、あたりにはほとんど積雪がありませんでした。さらさらし た粉雪は、強風にあおられて、積もるヒマも無く吹き飛ばされてしまうからです。  東を見ると八ヶ岳連峰が見事に鎮座しています。今年は例年よりやや雪が多い ようです(八ヶ岳は太平洋側の山域なので、日本海側ほど雪は多くありません)。
 対面の山々も見事ですが。足元に広がる入笠山山麓のカラマツ林も見事です。 今日は雪が無くて黒々としていますが、寒気を伴った低気圧が通過した直後は降 雪が期待(?)できるので、その直後に撮影にくると、冬の風景の迫力がさらに 増すことでしょう。  はるか南を見ると、南アルプスの名山、甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)、そし てその右手には鋸岳(のこぎりだけ)の姿が見えます。
 その手前にあるなだらかな山体は釜無山(かまなしやま)です。ここからなら、 より甲斐駒ヶ岳に近づいて見ることができそうです。近くまで林道が延びている ようなので、いずれスキーを履いて行ってみたいものです。  そして天気が良ければ、やはり富士山の眺めが得られます。
 西を向くと、中央アルプスの山々が見えます。
 この日も大陸からの寒気の吹き出しが強かったため、中央アルプスの山頂部は 雪雲の中に包まれています。  迫力ある峰々の連なりも見事でしたが、それよりも目を引いたのは、足元に広 がる雪原でした。とても印象的だったので、それを含めてフレーミングしておい たのです。  下山後、山梨県の友人のお宅にお邪魔したとき、それは長谷村にある牧場だと いうことが分かりました。とても美しい場所だそうで、緑色の草原の向こうに雪 をかぶったアルプスの山々が見えるということです。まるでヨーロッパの風景の ようだと、おっしゃっていました。  そう言われて改めて見ると、なだらかなスロープの上に樹木が点在しています。 とてもワクワクしてきました。春を待たぬうちに、スキーを履いてぜひ訪れてみ たくなりました。(笑)  強風を避けながら山頂で昼食をとっていると、三々五々、他の登山者やスキー ヤーが登ってきました。
 時間が経つごとに雲の量も増えてきました。山頂部が雲に覆われるごとに日差 しが遮られ、冷たい風がますます冷たく感じます。
 しかし雲を通して届く光の質感は豊かで、とても美しいと感じました。白から 黒につながる微妙なグラデーション、そしてまるで甲冑の表面にも似た金属的な 鈍い輝きにも惹かれるのでしょう。  さて、山頂を後にして林道まで下りてきました。林道はほとんど起伏が無いの で、スキーで散策をするにはちょうど良い場所です。
 入笠山は寒い場所ですが、日本海側の山と違って積雪はそれほどありません。 ですので雪崩の心配もほとんど無く、安心してスノーハイクやクロスカントリー ・スキーを楽しめる場所でもあります。  私の方は、道にたよらず、道無き道を行くことにしましょう。夏ならヤブでと ても進めないような場所でも、雪が積もっていれば、どこをどう進もうと自由で す。
 森の中をすすんでいると、動物の足跡を見つけました。これは何の足跡でしょ うか?ウサギに似ていますが、リスかも知れません。
 森を突き抜けると、そこは大阿原湿原(おおあはらしつげん)でした。
 以前、夏に一度訪れたことがありますが、緑の草原は今は一面の白い雪原と化 していました。良い天気は午後になるとすっかり雲に覆われて、空は曇り、ます ます寒々としています。  この湿原は稜線の低い場所になっているので、自然とそこは風の通り道となっ ています。ただ白い雪面を撮っただけではその風の強さが伝わりません。そこは 風になびく植物を画面に取り入れることによって風の強さを表現する必要がある でしょう。

 雪に埋もれ行く植物たち。
 寂しい気持ちは不思議に無く、動物たちと同じように、次の春まで冬眠につくだけのことです。また 暖かい陽の光を受けて、元気に頭をもたげてくることでしょう。  雲の多かった午後も、再び青空が見え始めました。夕暮れ時が近づいて、大気 の流れも安定し始めた証拠です。
 まるでそれ自体に発光体を包んでいるような美しい雲のかたまり。しかしこの デジカメ(FinePixE550)はコントラストをカメラ側で調整できないのが弱点で す。白い箇所の質感が飛んでしまっています。残念です。  再び森に帰ってきました。夕暮れ時の光が木々の間から差し込みます。足元の 笹原は風になびき、気温はどんどんと下がり始めました。
 再びスキー場の山頂駅に戻ってきてみれば、そこには八ヶ岳の雄姿が待ち受け ていました。今年は全く見事な白さです。
 ゴンドラの最終時刻が迫っていたので、そのままそそくさと乗り込んで下山し ました。  スキー場の駐車場で装備を外していると、これらの山々が真っ赤に染まってゆ くのが見えました。しかし周囲は電線だらけで、まったく撮影が出来ませんでし た。とても残念です。  今回は偵察の意味もあったので、ゴンドラで登って時間を節約しようとしまし ましたが、しかし本当に良い朝夕の時間帯をここの山頂で過ごすことができませ んでした。  次回はテントを持参してスキーを履いて、もっと広いフィールドで貴重な時間 を過ごしてみたいと思っています。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、最近になって記録用のコンパクトデジカメを新調しました。せっかくの 機会ですから、ご紹介しましょう。  ブログを良くお読みの読者の方々はご存じのように、ここ1年半近く、記録 用デジカメとしては、コニカミノルタの DiMAGE-X50 を愛用してまいりました。 http://www.konicaminolta.jp/about/release/2004/0707_02_01.html
 この機種はズームレンズが飛び出さないコンパクトなボディ設計と、機敏な操 作性が非常に気に入っていて、動画もボイスメモもOKで記録用デジカメとして は逸品。長年愛用してきました。(といっても1年半ですが、変化の激しいデジ カメ業界にあっては長く使った方かも知れません)  そして半年ほど前からは、フジフイルムの FinePixE550 も併用するようにな りました。 http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixe550/
 もともと、深い渓谷の沢登りなど、光量の少ない状況下でも高画質な画像が欲 しいと思い、購入したのがきっかけです。  暗い場面や被写体を高感度(ISO400などの数値が大きいこと)で撮影すると、 速いシャッタースピードを選択することができてブレ防止に役立ちますが、そ の代償としてデジカメのCCDの受け取る光の量が少なくなります。その少ない 情報から満足な画像を得るのは難しく、場合によっては電気的なノイズなど が発生してしまいます。しかしFinePixの画像は他社のデジカメと比較して素晴 らしい画像を提供してくれました。その差は想像していた以上に「圧倒的」だっ たのです。  これも長年フィルムを研究・製造しつづけていたノウハウや技術があるからこ そ、なしえたことなのでしょう。他社には決してマネのできないことだと思いま した。  時代の趨勢としてカメラの媒体がフィルムからデジタルに移行するのはもはや 明白ですが、しかし「フィルムだから」「デジタルだから」「良い悪い」という 表面的な問題よりももっと深いところにある大切にするべきもの「ユーザーに美 しい画像・映像をお届けする」という企業の使命感のようなものをこのデジカメ を使ってみて感じました。  ちょっと特定の企業のことを褒めすぎてしまいましたが。(笑) FinePixE550 およびその兄弟機である F810 はその他にも他社のコンパクト機に は見られない優れた点が多々あります。 ◆一般的なプログラムモードの他に、絞り/シャッター優先モード、マニュアル モード(いわゆる「PASM」)が選択できる。 ◆有効画素数600万にもかかわらず特殊な演算処理により記録画素数1200 万を実現している。 ◆電源のON・OFF,ズーミングなどの反応速度が素晴らしく、シャッターチャ ンスを逃さない。 ◆多くのコンパクトデジカメが光学ズーム比3倍の中で、4倍比の光学ズームを 備えている。(35mm換算で、32mmから130mmまで使えるのは非常に嬉しいことで す)  ちょっとボディが大柄なのが気になりますが、その分、ホールディング性は優 れていて、とても良くできたデジカメだと思います。  フジが誇るスーパーハニカムCCDユニットも今では5代目になって、最新鋭機 の FinePix-F11 および Z2 などでは ISO1600で撮影された画像もますます美し くなっているようです。ぜひ購入して試してみたい機種のひとつなのです。 予算が許せばですが。(笑)  さて、いよいよ今回新たに導入したデジカメの紹介です。  今までご紹介したデジカメに強い不満があったわけではありませんが、最近、 中判カメラの「マミヤ7II」で本格的に撮影するようになって「露出」の問題に 悩まされるようになりました。  もちろん露出計は内臓されているのですが、35mmカメラのような使い勝手 の良さはさすがにありません。  単体の露出計の使用も検討しましたが、それも「中間調の露出エリア」を被写 体の中から確実に探すことができれば、という条件がつきます。  そこで注目したのがデジタルカメラに内臓されている「ヒストグラム表示」の 機能です。  「ヒストグラム」とはご存じの方も多いと思いますが、日本語で言うと「輝度 分布グラフ」というのでしょうか。高級タイプの一眼レフ・デジカメには必ずあ る機能で、撮影された(もしくは撮影される)画像の各ピクセルの明るさの値を グラフでプロットしたものです。  「凸型」になると、ハイライトからシャドーまで豊かな階調を持った画像、 「凹型」になると、シャドーとハイライトに偏った、明暗差の大きい、階調を表 現するのが難しい画像、ということになります。  つまり結論を言いますと、「単体露出計の代わりにデジカメを利用してしまお う」という目的でした。 (※ FinePixにもヒストグラム機能はありますが、操作性やボディサイズなどの   問題で、より良いものを探していたのです)  使用目的が定まれば、機種選定もかなり楽になります。 (1) ヒストグラム表示(できればリアルタイム表示)が可能なもの (2) M(マニュアル)露出モードを持っているもの  他にも要求する機能は多々ありますが、まずは上記のポイントに集中して機種 を探しました。そして世に数多あるデジカメの中から、最終的に私が選んだのは、 ◆ カシオ、EXILIM-ZOOM(エクスリム・ズーム) EX-Z750 http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z750/
でした。  余談ですが、このデジカメは既に出荷終了になっていて、各店舗で在庫一掃セー ルのため、私は29800円で入手しました。非常にラッキーでした。  さっそく箱から出してテスト撮影です。新しいものを購入したり始めたりする 時の少年の頃からのワクワク感は、今でも変わらないですね。(笑)  CASIOのデジカメはコンパクトさがセールス・ポイントで、最新の「エクスリ ム・カード」に比較すると大柄ですが、しかし長年愛用した DiMAGE-X50 とほぼ 同等。ジャケットの胸ポケットにすっぽり入る大きさで、合格点です。


 電源のON・OFF時やズーミングのレスポンスも早く、とっさの撮影でも対 応できる機動性を備えています。  ただし、メニューボタンは小さく、グローブをはめた手では隣のボタンを押し て誤動作させてしまうことが多々ありました。  では早速ポケットに忍ばせて、デジカメ散歩です。青空に突き抜けるように立 つ、新年の節句を祝う竹のオブジェがおもしろくて撮影してみました。
 こちらは逆光に輝くケヤキの樹木のシルエットです。
 700万画素だけあって、シャープさは向上しているようです。 もっとも、拡大すると独特の「ギザギザ感」があって、いかにもデジカメらしい 画像で少しがっかり。このあたりは、600万画素である Nikon D100 の画像に 負けています。単純に画素数の大小だけで画像の品質が決まらないのが面白いと ころです。みなさんもデジカメ選びの時はどうぞご注意を。  近所の裏山にある篠窪高原に登ってみました。富士山が良く見える場所です。
 露出計の代わりにと思いましたが、肝心のフィルムカメラが示す露出よりも、 やや明るめに写る傾向があることが分かりました。  少し残念ですが、しかしそこはデジカメ側の感度をISO50に設定して調整 することにしました。正確な露出も大切ですが「一定の傾向が得られる」ならば 救いはあります。撮影するごとにバラバラだともうどうしようもないのですが。 (笑)  まだ花は咲いていないですが、菜畑のようなところを撮影してみました。
 緑色の葉っぱが広がっているのですが、今まで使い慣れた DiMAGE X-50 や Nikon D100 に比較すると、ずいぶんと「黄色」が強い発色のように感じました。  抜けるような青空に赤い実の樹木。
早朝のため、やや色温度が高いからでしょうか。しかしそれにしても、やはり黄 色が強く感じます。  もっとも、最初から「黄色を強調するような被写体」なら問題にはなりません。 朝の光を受けるススキは、黄色が強まれば、ますます情緒的に見えます。
 そうは言っても、こうのような強い黄色を多く含む被写体では、その色が、い わゆる「飽和」してしまい、べったりとした調子になってしまいます。
 このあたりは、あくまで記録用&露出計測用デジカメとして割り切るしかない でしょう。  幸い、コントラストや彩度調整機能があるので、どうしても必要な時は彩度・ コントラストを抑えめに設定して撮影し、後ほど画像処理を加えることになりま す。  もっとも、そのような本格的な撮影の時は Nikon D100 で撮影するのですが。 (笑)  近所のお寺にやってきました。このような様々な色がある被写体の時は曇り空 の柔らかい光だと助かります。
 南天(ナンテン)の木の実の赤が鮮やかだったので、マクロモードで撮影して みました。
 マクロモードの実力は、まずまずといったところで、ボケ味も悪くはありませ ん。しかしもう少し被写体に寄れるといいのですが、最短撮影距離が広角側10 cm、望遠側50cmでは物足りないと感じました。試しにロウバイの花を撮影 して見ました。
 広角側では、主要な花の他に周囲の枝葉が入り込んでしまって雑然とした画 面になってしまいます。望遠側にズームして撮影したいのですが、そうなると途 端に最短撮影距離が伸びてしまうレンズ設計はいただけません。  レンズ性能はそこそこで、画質もまずまずと言ったところでしたが、 しかし肝心の「ヒストグラム」表示機能は素晴らしいものがありました。 よくある白黒分布のグラフ表示だけでなく「RGB(赤緑青)」別のグラフまで 表示されるのは驚きです。青空に向かって撮影する時などは青のグラフが右に伸 びてゆくので、青空を大きく取り込む画像の時の露出判断の助けになります。  そして「リアルタイム・ヒストグラム表示」は、撮影前に液晶画面を見ながら、 適切な露出を判定するのに非常に役に立ちます。  少しづつ露出を変化させながら数枚同時に撮影する「オート・ブラケット機能」 が無いのは残念なところですが、しかしこのリアルタイム・ヒストグラム表示は 大きなメリットだと感じました。  フォトグラファーにとって、露出の悩みから開放されることほど幸せなことは ありません。(笑)  できればこの機能は、一眼レフ・デジカメに対しても、ファインダー内に表示 をさせて欲しいものです。  さて、それ以外にもテスト撮影をしてみて素晴らしい機能が多々ありました。  既にご存じのように風景撮影では朝夕の光量の少ない時間帯に撮影をすること も多いのですが、コントラスト検出方式のオートフォーカス機能に頼ったデジカ メだと、薄暗い状況でフォーカス(ピント)が合いづらいという問題がありまし た。  しかしこのデジカメは「無限大フォーカス固定」というフォーカス・モードを 搭載しています。そして手動でピントを合わせられる「マニュアル・フォーカス ・モード」まで搭載しているのですから驚きです。  そしてマニュアル露出モードでは、シャッタースピードが60秒まで設定可能。 ほとんどのコンパクトデジカメが数秒までしか露出できないことを考えると、こ れもまた素晴らしい機能です。  このブログを書いていると夜になってしまいましたが、折りしも低気圧が東 に去って、空には煌々と輝く満月が現れました。その光は天空に拡散し、空は深 い瑠璃色のブルーに染まってきました。低気圧が残していった雲が空に流れ、月 に照らされて肉眼でも白くはっきりと見えるのが分かります。そして西には雪を たっぷりとかぶった富士山の姿が見えました。  さっそくこのデジカメの威力を試す時が来たと直感しました。高台に登って富 士山に向かってデジカメを三脚にセットします。  そうして60秒の露出を与えてみると、素晴らしい風景を撮影することができ ました。
 もちろん、フィルムカメラや高級一眼レフデジカメを使用すれば苦もなく取れ る画像かも知れませんが、これほどの小ささの普及クラスのコンパクトデジカメ でこれほどの画像が撮れることが驚きでした。  天空を見ると、月をとりかこむ雲が流動して、生まれては消えてゆきます。こ れらを15秒ほどの時間で露光してみます。

 レンズのゴーストが出てしまうのは性能の限界としても、このような芸術的 な画像が撮れるのは素晴らしいことです。  雲は時間が経つごとに、どんどんとその形を変えてゆきます。ほどよい露出時 間を与えることにより、肉眼で見えている以上に雲の流動感を伝えることができ るのです。これが写真というもののの醍醐味でしょう。
 高台の沿道に植えられているサクラに何気なくカメラを向けてみました。
 街灯に照らされたサクラの樹木は、妖艶な輝きを放っています。これもまた長 時間露光の魅力でしょう。  様々な夜の光が混じり合う里山の風景。現代的な香りも混じった現実感を越え た風景になりました。
 このデジカメを持って、夜の都市に散策に出かけるのも楽しいことでしょう。  長時間露光は、写真の世界を広げる身近な方法です。最近のコンパクトデジカ メは、一般ユーザー向けに余分な機能を落としてゆく傾向にあるようですが、 それではもったいない。ぜひコンパクトでありながら、本格的な撮影にも対応す るような機能を持った、洗練されたデジカメの登場を待ち望みます。  このEX-Z750 は正直「一世代前」の機種だとは思います(そのおかげで安く購 入できたのですが)。しかし「小粒だけれどもピリリと辛い」そんな小気味良さ を感じさせてくれるデジカメでした。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ photo{01-30} => フジフイルム FinePix E550 photo{31-49} => カシオ EXILIM-ZOOM EX-Z750 ※フジフイルムのデジカメ FinePix-E550 の詳細はこちらを → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixe550/
※カシオのデジカメ EXILIM ZOOM EX-Z750 の詳細はこちらを → http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z750/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
) から登録された方、  および、旧・自然風景写真館にご来館いただいた方々にお出ししています。 ※ブログの購読停止をご希望の方は、以下のURLにアクセスしてください。 -------------------------------------- ★自然風景写真館ブログ購読解除ページ -------------------------------------- → http://tory.com/j/others/mailmagazine.html
 もしどうしても解除できない時は、 ( akio@tory.com ) にご連絡ください。 ※メールアドレスご変更の方法は、お手数ですが、一度解除いただいてから、  新しいメールアドレスで再度ご登録ください。 _____ _ |Nikon| _ ======= Nature Photographer Akio Torikoshi ====== +"--,/ \ --+ | *E-mail: akio@tory.com | |## j\_/o | | *Nature Photo Gallery : http://www.tory.com/
| +==----------+ | *Virtual Photo Library: http://www.vpl.net/
|
 
 
2006-01-16 Back to HomePage
(C) Nature Photographer Akio Torikoshi , All Right Reserved.