2006-04-03 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第166号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★







×××××××××× お詫び ××××××××××

(1)先日のブログ「雪の南八ヶ岳」の中で、


その先には本日の目的地である編笠山(あみがさやま)の山頂が見えています。 とありますが、地図でチェックをしてみたところ、これは翌日の目的地、 権現岳(ごんげんだけ)の間違いでした。 (2)下記のタイプミスを修正しました。 「本日や」→「本日は」 「日本が」→「日本画」 「深雪雪崩」→「新雪雪崩」 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §1.ギャラリー更新情報 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて 毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。 http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03110 "The forest of Rhododendron quinquefolium." 『シロヤシオの森』 Img03121 "The horizen and pine trees." 『水平線と松』 Img03341 "夏の仙丈岳" 『』 Img03638 "The nock of peach garden." 『桃畑のひとすみ』 Img03889 "The northern stars." 『北の星たち』 Img03937 "A steam locomotive." 『たたずむSL機関車』 Img03972 "The white mountain face." 『白き山肌』 Img03983 "The flying to the sunset." 『夕日に飛ぶ』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週は水曜日から木曜日にかけて、大陸からは季節外れの寒気が入り込んで、 思わぬ花冷えとなりました。  しかし金曜日から土曜日にかけては晴天に恵まれて絶好のお花見日和となった ようです。  一方、日曜日には再び低気圧がやってきて、雷雨を伴うような激しい春の嵐と なりました。  その低気圧も明日の月曜日には日本列島を離れて、再び晴天に恵まれることで しょう。  足早に何かがやってきては駆け抜けてゆくような、そんな季節の慌ただしさを 感じた一週間でした。  そのような中で、木曜日には、山で落としたフリースジャケットを探しに、再 び南八ヶ岳に行きましたし、金曜日はデジカメ教室のためのテスト撮影、土曜日 はデジカメ教室&撮影会。日曜日は所属する山岳会の定期総会と、相変わらず忙 しくあちこちを飛び回っていました。  季節の走り去るスピードに追いつけないもどかしさも感じつつ、今週も、それ らの様子をお届けしましょう。 (※今週のブログでは時間の都合で南八ヶ岳と、デジカメテスト撮影の様子ま で、デジカメ教室の様子は、後ほど「号外」でお届けしようと思っております) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、先週のブログでは、まだ雪深い南八ヶ岳の様子をお届けしましたが、 その帰りの登山道で、暑くなって脱いだフリースジャケットをザックのパネルに 挟み込んで入れておいたところ、歩いている振動で、途中どこかでそのフリース を落としてしまったらしいのです。  疲れていたためか、また登山学校の後始末などもあり、下山直後にはそれに気 付かずに、家に戻って装備を整理している時にようやく気がつきました。  とてもお気に入りのフリースジャケットで、数年間、山行を共にした相棒でし た。しかもそのフリースのモデルは毎年デザインや色が更新されるので、もう今 では手に入らない(私にとっては)とても貴重なものです、無くしたと気付いた ときにはかなり落ち込みました。  現在でも発売されているものであれば、たとえどんなに高価な道具であっても、 これほどの落胆は無かったでしょう。長年使い込んで愛着もひとしおで、しかも それがもう二度と手に入らないものだとなると、お金には換えられない価値があ ります。  月曜日から水曜日にかけては仕事のスケジュールの都合でどうしても時間が自 由になりませんでした。そしてその間、ずっとそのフリースのことが心に引っか かっていました。そして木曜日には時間がとれそうだったので、意を決して再び 南八ヶ岳の編笠山まで、そのフリースを探しに行くことにしました。  その週は東京にいたので、早朝、新宿駅から特急「あずさ号」に乗り込みます。
( FUJIFILM FinePix F10 )  編笠山までのデイ・トリップです。すでに述べたように、この日、大陸からは 季節外れの寒気がやってきていましたが、新宿を出発する時はすっきりとした晴 天に恵まれていました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  中央線の線路の上を、特急は西に向かってひた走ります。
( FUJIFILM FinePix F10 )  途中の大月市では、以前、富士山の写真を撮影するために登った「岩殿山」の 切り立った岩壁が見えます。
( FUJIFILM FinePix F10 ) (※参照:自然風景写真館ブログの第101号) → http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2005-01-03.html
 普段は車で取材をすることがほとんどなので、電車での移動はあまり無いので すが、車窓からの風景はまた違った角度から風景を見ることができて新鮮でした。  電車は笹子トンネルを抜けて、甲府盆地に入ります。4月中旬になるとこの一 帯は桃の花でピンク色に染まるのですが、まだこの時期は何も咲いておらず、ま だまだ寂しい雰囲気です。
( FUJIFILM FinePix F10 )  甲府盆地に入ったあたりから、空はうっすらと白く曇り始めました。  特急スーパーあずさは、甲府を過ぎて、さらに西を目指します。
( FUJIFILM FinePix F10 )  そうして新宿から2時間ほどかけて小淵沢(こぶちさわ)の駅に到着しました。 なんと驚いたことに、雪が降っています。
( FUJIFILM FinePix F10 )  寒気の影響で、風は強くて冷たいだろうとは覚悟していましたが、まさか雪雲 までが来ているとは予想していませんでした。寒気の威力の強さを感じます。 この場所で雪が降っているのですから、日本海側の地方はさぞ大雪になっている ことだろうと思いました。  向かいのホームに止まっている車両は小海線(こうみせん)の車両です。2両 連結のディーゼル車両で、ローカル線特有の可愛らしさと素朴さを感じます。  ほっかむりをした年配の女性がホームを通りかかったところをスナップしてみ ました。そのおばあさん(?)の後ろ姿を見ると、田舎にやってきたなあと感じ させてくれます。
( FUJIFILM FinePix F10 )  小淵沢には友人が住んでいますので、前日連絡をして、駅から登山口まで送っ てもらえるように頼んでいました。友人の車の窓から見る雪は、ますます振り方 を強めているように見えます。
( FUJIFILM FinePix F10 )  観音平への林道のゲート入り口で降ろしてもらい、そこから歩き始めました。 小雪の舞い散る中を出発です。
( FUJIFILM FinePix F10 )  林道から牧場を経て、森の防火帯を進みます。先週もお届けしたカラマツ林の プロムナードは、今日は真っ白なカーペットに塗り替えられていました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  降り積もった白い雪の上に、カラマツの実がちょこんと乗っています。その様 子がとても可愛らしかったので、思わずしゃがみこんでマクロモードで撮影して みました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  今日の目的は無くしたフリースを探すことですが、その途中でも、気になるも のや心惹かれるものがあれば、やはりカメラを向けてしまいます。本能なのです、 それはもう。  登山道の途中で、カラマツ林に鎮座する大岩を見つけました。先週は気になら なかったのかもしれません。けれども今日はうっすらと降り積もる白い雪が、黒 い岩の表面に印象的な紋様を描いていました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  盤石に見える大岩に、うっすらと降り積もった粉雪は、とてもはかないものの ように見えますが、しかし実は何百年もかけて、彼らは(あるいは、雨や風も) この大岩の表面に「時の紋様」を刻み込んで来たのかも知れません。  この大岩に降り積もった雪を見た時、何百年にもわたる時の流れを一瞬のうち に感じられたのでしょう。だからこそ、私はそこにカメラを向けたのだと思いま す。  登山道を登ってゆく途中、様々な表情をした木々に出逢います。
( FUJIFILM FinePix F10 )  しんしんと雪が降る中を、一人で黙々と登ってゆくのは退屈なことに見えるか も知れませんが、その中でも、このような木々たちの姿を見られることは楽しみ のうちの一つです。それは決して「無駄な時間」だとは私には感じられません。
( FUJIFILM FinePix F10 )  笹の葉たちは、ようやく春めいてきたと思っていたところに、今回のような大 量の雪に再び見舞われて、面食らっている様子です。
( FUJIFILM FinePix F10 ) 「やれやれ、またかよ」と、ぼやいている声が聞こえてくるような気がします。  木々の梢に雪が降り積もってゆきます。この山は、春になるまで、まだもうちょっ と待たないといけなさそうですね。
( FUJIFILM FinePix F10 )  標高1880mの「雲海」と呼ばれる地点までやってきました。いったい何処 で落としたのでしょうか、フリースは見つかりません。
( FUJIFILM FinePix F10 )  標高を増すごとに、気温も下がって肌寒くなってきました。森の木々の幹には、 びっしりと白い雪がこびりついています。これは低気圧が通過するときに吹雪い た証拠です。厳しく荒れた様子が伝わってきます。
( FUJIFILM FinePix F10 )  当然、標高も増すごとに積雪も増えてきます。深いところではもう30cmほ どもあるでしょうか。そろそろ登山道の道筋さえ分かりづらくなってきました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  私が幼少のころ、たしか4歳くらいだったと思います。母が縫ってくれた手作 りの「オバケのぬいぐるみ」をとても気に入っていたのですが、外で遊んでいる 途中、それを裏山のどこかで無くしてしまった時がありました。  その時は悲しくて悲しくて、暗くなるまで、べそをかきながら探し続けた経験 があります。(結局ぬいぐるみは見つからなかったのですが)  このときは、さすがに泣くことはなかったですが、フリースを探しているうち に、その時の記憶がよみがえってきました。  さすがにここまで来て見つからなかったら諦めるしかないでしょう。時間とお 金をかけて、ずいぶんと遠いところまでやってきました。しかし無駄では無かっ たと思います。大切に思うもののために、やれるだけのことはやったのですから。 少し切ない思いはありますが、満足でした。  登山道を引き返して下山を始めます。登るのは大変でしたが、下る時は雪がクッ ションになるので、足への負担が少なく、走るようなスピードで下ることができ ます(もちろん、滑らないようにバランスに気をつけながら)。  速い速い、森の登山道を駆け下りながら、手持ちでカメラのシャッターを切っ てみました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  観音平まで下り終えて、ほっと一息です。 ふと前方を見ると、そこで見かけた白い白樺の力強い幹の枝振りに心惹かれまし た。白い雪が降りしきる中で、その白い幹がますます高貴なもののように見えた のです。
( FUJIFILM FinePix F10 )  観音平にあるグリーンロッジの軒先でおにぎりを食べました。雪は相変わらず 強く降り続いています。
( FUJIFILM FinePix F10 )  走って下りてきたせいか、体はほてって寒くは感じません。おにぎりを食べて お腹を満たした後、舞い落ちる白い雪の様子をしばらく飽きずに眺めていました。  牧場まで下りてきましたが、雪は相変わらず降り続いています。友人によると、 この2〜3日、山はずっとこんな様子だったそうです。
( FUJIFILM FinePix F10 )  落としたフリースは強い風によってどこか谷底へ落ちてしまったかも知れませ ん。そうでなければ、私が歩いた後の誰かに拾われたでしょうか? もしかした ら心ある人に拾われて、その人がこのブログを読んでくれていたとしたら、奇 跡的に再会できるかも知れませんが、それは本当に億分の一の確率でしょう。  今までずいぶんとお世話になりました。今はただ、「ありがとう」と、心の中 でつぶやくだけです。  小淵沢駅まで歩いて下ってくると、線路の脇では満開のサンシュユの花が出迎 えてくれました。小田原ではもうこの花は終わっているはずですが、寒い小淵沢 では今が満開なのでしょう。
( FUJIFILM FinePix F10 )  駅まで軽く食事をとって、再び特急「あずさ」に乗り込み、東京に戻ります。 冷たい風のためか、乗り込む乗客の方々は、みな寒そうに肩をすくめて身を縮め ていました。
( FUJIFILM FinePix F10 )  帰りの電車の途中、八王子市で多摩川を渡ったとき、西には寒気の吹き出しに よる雪雲が広がっていました。あの雲はきっと南八ヶ岳を覆っていた雲なのでしょ う。
( FUJIFILM FinePix F10 )  疲れた体をシートに横たえながら、横目で車窓の外を見上げると、太陽を隠し て鈍く光る雪雲の広がりがとても美しいもののように感じられました。  そうして再び新宿に戻ってきました。西新宿の雑踏の中に降り立つと、ほんの 3時間ほど前までは、あの雪深く静寂に包まれた山の中にいたのが嘘のような賑 わいです。
( FUJIFILM FinePix F10 )  雪の降りしきる森の白い風景は幻想的なものでしたが、あるいは私には、東京 のこの雑然とした風景が幻想で、森の中で見ていた風景の方が現実的な感じがし てならないのです。  お気に入りのフリースは結局見つからなかったですが、南八ヶ岳の白い森のど こかで眠っていて、いつか大地に同化していってくれたらと願ってやみません。 ★★★ 雪の降る八ヶ岳の動画ファイルをダウンロードできます ★★★ http://tory.com/j/others/mm/2006/04-03/DSCF0645.AVI
(10MB) ( FUJIFILM FinePix F10 ) http://tory.com/j/others/mm/2006/04-03/DSCF0655.AVI
(12MB) ( FUJIFILM FinePix F10 ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日が変わって。翌日の金曜日はカラリとした晴天に恵まれました。翌日 にデジカメ教室が控えていたので、その教室で使用するデジカメのテスト撮影を 行いました。  場所は小田原市の下曽我です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.8N35.18.26&ZM=5
 デジカメ教室では、参加者の中に、Nikonの新型デジカメD200を使用 している方が多いというので、主催者から「講師が知らないと恥ずかしいので、 D200に慣れておくように」と言われてテスト機を渡されました。  Nikon D200 は私も興味のある機種でしたので、自分の財布を開くことなく、 思わぬ形で試用することができてラッキーでした。(笑)  詳しいレポートはまた後日お送りするとして、D200を使ってみて感心した 第一の感想は、「シャッターを切ったときの感触、手応えが素晴らしい」という ことでした。  デジカメというと、どうしても画像の品質の評価が先に立ってしまいますが、 このD200というカメラは、「カメラという道具としての操作感や質感」 をとても重視していると思いました。この感触はフィルムカメラに匹敵します。  ファインダーを覗いたときのクリアな映像、ボタンやダイヤルの滑らかな操作 性、そしてなによりシャッターをレリーズした時の、切れ味の良い感触と手応え。。  一眼レフデジカメは、いままでD100を使用してきましたが、それがまるで オモチャに感じられるほど、素晴らしい感触です。  フィルムカメラは同じニコンのF6を愛用していますが、どうもD200はそ のF6のボディをベースに開発されているようです。  フィルムカメラの時代から培ってきたニコンのカメラにかけるノウハウがぎっ しりと詰まっているカメラだと感じました。  市場では「デジカメなんだから画像が写っていれば文句ないでしょ」みたいな、 チープなボディのカメラを多々見かけますが、このD200は、それらのデジカ メとは一線を画す、道具として価値のあるカメラだと言えると思います。  これが実売価格20万円で販売されているとは、ほとんど信じられません。 メーカーもずいぶんと奮発したものです。きっと「打倒・キャノン」を目指す、 ニコンの戦略商品なのでしょう。  さて、蘊蓄(うんちく)を語っているときりがありません。お借りしたデジカ メを肩にさげて、さっそくテスト撮影です。  下曽我地区の丘の上には、「中河原配水池」と呼ばれる、地域一帯に水を供給 する大きなタンクがあります。そしてそこには立派な桜が植えられているのです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  どういう理由か分かりませんが、浄水場や取水堰など、水に関係した施設には 桜が植えられていることが多いのです。そしてここも、巨大な配水タンクに寄り 添うように桜が植えられています。  ここは知る人ぞ知る桜の名所だったのですが、最近ではずいぶんとメディアで 紹介されて、多くの人々が押し寄せるようになりました。  丘の下に車を停めて歩き出すと、青空をバックに旺盛に咲き誇る桜の姿が見事 です。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  丘のまわりをぐるりと歩いてみるとナノハナやアブラナの花が植えられていて、 それらと桜を画面に入れると、とても春らしい絵作りをすることができます。
( Nikon D200 + Tamron18-200mmF3.5-6.3XR DiII LD )
( Nikon D200 + Tamron18-200mmF3.5-6.3XR DiII LD )  雪をたっぷりとかぶった富士山の姿も見えます。ただし電線が走っているので、 それをうまく外してフレーミングをする必要があるでしょう。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  丘の上に桜があるので、見る角度によって桜の表情が様々に変わります。こち らは太陽を背に桜を配置して、逆光線で思い切りプラスの露出補正をしてみまし た。桜の輝かしい生命力が表現できればと思って。
( Nikon D200 + Tamron18-200mmF3.5-6.3XR DiII LD )  夕暮れになって、場所を北に移動して大井町の丘の上までやってきました。 この日も寒気の吹き出しによって大気は冷たく澄んで、それがために夕暮れの空 は美しい瑠璃色に染まり始めました。
( Nikon D200 + Tamron24-135mmF3.5-5.6AD )  フィルムで撮影すると、マゼンタ(紫色)が掛かってしまうところですが、デ ジタルカメラなら、私の好きな瑠璃色の空がほぼイメージ通りに再現できます。 これはデジタルカメラがフィルムカメラよりも優れている点だと見直しています。  狙っていたわけではないのですが、まったく偶然にも下弦の月が富士山の真上 にやってきました。
( Nikon D200 + Tamron24-135mmF3.5-5.6AD )  美しい静謐(せいひつ)な時間の流れを感じせてくれる風景です。このような 風景がごく身近な場所で見られることの幸福をかみしめつつ、カメラをバッグに しまって帰路につきました。  D200のボディの質感は、明らかにアマチュアの上級者や、プロフェショナ ルの使用に耐えられるものです。そのためかデジタル部分の設定項目も多岐にわ たっており、マニュアルも分厚く、使いこなすのは一筋縄では行かないとも思い ました。  技術の進歩はすさまじく、それらの修得もしなければなりません。その一方で 季節の過ぎ去ってゆくスピードもまた速いものです。  そのどちらにも置いてゆかれないように、私も頑張らなければいけないと思い ました。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-F10 → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf10/
CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 → http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z750/
Nikon D200 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/slr/d200/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/04-03/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「ひと味違った作品づくり」 「クオリティの高い作品づくり」 を目指す写真愛好家のために役立つ、ヒントやアドバイス、テクニックなどを紹 介いたします。  フィルムカメラ、デジタルカメラにかかわらず、みなさんの作品作りのお役に 立てればと思っています。 ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「鏡を使ったローアングル撮影」◆ -------------------------------------------------------------  先週はかなり専門的な話しになってしまったので、肩が凝った方も多いのでは ないでしょうか。  今週は、初心者でもすぐに実践できる、ワンポイントテクニックのご紹介です。  「ローアングル撮影」とは、低い位置にカメラを据えて撮影を行うことをいい ます。  自然写真では、背丈の低い草花を横から撮影すると雰囲気のある写真になるの で、使うことが多いようです。  写真を見ながら解説しましょう。こちらは、芝生の上に生えているたくさんの 「つくし」です。可愛らしい小さなつくしが所狭しと生えていて、とても良い被 写体です。これらを人間の視点で上から見下ろすとこうなります。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  カメラの初心者の方に多く見られる写し方ですが、これは「状況」を写した写 真であって、作品とはなりづらいと思います。 (もちろん、記録として撮っておくことは必要です)  試しに、少ししゃがんで、カメラの位置を下げて、撮影してみましょう。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  つくしを横から眺めるようになって、草花の視線で撮影をすると、だいぶ雰囲 気のある写真になりました。  もっとカメラを下げて地面すれすれにして、さらにツクシに近づいて撮影して みましょう。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  いかがでしょうか。同じ被写体でもアングルによって、がらりと雰囲気が違っ てくるのが分かると思います。  では、具体的にどのようにすればこのような写真が撮れるのかを見てゆきます。  よく雑誌などで紹介されているのが、「ローアングル対応の三脚を使用する」 方法です。
 これも悪くはないのですが、しかしそれでも下げられる高さには限界がありま す。  コンパクトデジカメなら、地面すれすれに構えて撮影してもいいのですが、か なり窮屈な体勢を強いられます。
 そこで私はよく、地面に腹ばいになって草花を撮影します。こうすると草花と 同じ視線で撮影をすることができます。
 とはいえ、女性の方など、地面に腹ばいになるには抵抗があるでしょうし。他 の草花を痛めてしまわないかと気を使うことにもなります。  もっとスマートな方法は無いものでしょうか。  そこで「鏡」の登場です。  これは100円ショップで購入した「お化粧用」の角度調整つきの手鏡です。

 これを被写体の前に置いて上からのぞき込むと、このように、ローアングルに カメラを据えたのと同じように見えます。
 上からのぞき込むようにしてカメラを構えると(あるいは三脚を使ってカメラ を固定すれば、なおベターです)、無理な体勢をすることなく、ローアングル撮 影ができます。
 そうして撮影された画像がこちらです。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  鏡を通して写したので、上下左右が逆になっていますが、それはフォトショッ プなどの画像処理ソフトを使って修正すれば問題はありません。  こちらの折りたたみ式のコンパクト鏡は、やはり100円ショップで買ったも のです。
 広げると自立する優れものです。
 同じようにつくしの前に置いてみましょう。
 そうして撮影されたものがこちらの作品です。 (少しフォーカスが外れていますが、テスト撮影ということでご容赦ください)
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  角度を変えて、もっとローアングルから撮影してみましょう。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  これはカメラを地面に置いたとしても物理的には無理なアングルです。鏡を使っ たからこそ得られるアングルで、まさに「虫の視点」と言えるでしょう。  今度は梅の木の根元に鏡を置いてみました。
 上からのぞき込むと、根本から木を見上げるようなアングルになって、迫力が 出せます。
 結果はこのような作品になりました。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  いかがでしょうか。見慣れた被写体でも、アングルを変えると、まったく違っ たもののように見えてきます。そこが写真の面白いところです。  このテクニックを使うと、一眼レフカメラにアングルファインダーを装着する といったような大げさな機材を使わなくても、コンパクトデジカメ+100円鏡 で、人とはひと味違った作品を作り出すことも可能です。  みなさんもぜひお試し下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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