2006-04-17 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第168号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03242 "山梨の森100選にもなっている" 『強き森』 Img03246 "The lightful forest." 『光の森』 Img03279 "Into the deep forest." 『森の奥へ』 Img03324 "A suspension bridge on the mountain path." 『山道の吊り橋』 Img03521 "The brightness in the autumn." 『秋の輝き』 Img03640 "The rape blossoms in the peach field." 『桃畑の菜の花』 Img03681 "The impression of azalea." 『ツツジの印象』 Img03816 "The temptation of yealow leaves." 『黄葉の誘惑』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  季節が巡るのは早いものです。1年に一度、自然風景写真館から、某・はがき 作成ソフトに素材写真のデータを提供しているのですが、今年もその時期がやっ てきました。  この1年に撮りためたフィルムをデジタル化し、また、デジカメで撮影された データから、素材写真として使えそうなものをピックアップしてゆく作業を今年 も行いました。  データフォルダの写真データを見直していると、たった1年前のことなのに、 とても懐かしく、また、もう1年が経ったのかという時間の流れの速さにも驚き もします。  最近はデジカメで撮影されたデータも納品するようになったので、整理する作 品数は増える一方です。  フィルムは7,884カットの中から823カットを採用してデジタル化し、 昨年からの繰越作品を合わせて、1,148カットの作品をサンプルとして提供 しました。  またデジカメで撮影したデータは、1年に撮影したカット(つまり、ファイ ル数)が、10,610カット(!)もありました。  ファイルブラウザを開いて、その全てに目を通して、最終的に540カットを サンプルとして提供しました。  近年はデジカメでもかなり力を入れて撮影するようになってきましたが、こう して改めて見ると、すごい数字だと思います。 (ちなみにカット数ではフィルムを上回っていますが、デジカメは「取材のメモ」 として撮影することが多いので、それは当然の結果でしょう)  そのような理由で、今週1週間は、ほとんど自宅にカンヅメ状態で、フィルム とデジタルデータの整理ばかりをしていて、まったく取材に出ることができませ んでした。  ですので、今週の「季節の便り」は、サンプルとして提供した写真データの一 部をご紹介するのみにとどめて、お許しを願いたいと思います。 ●デジカメ・フォトデータの部●
( KONICA-MINOLTA DiMAGE-X50 )
( KONICA-MINOLTA DiMAGE-X50 )
( Nikon D100 + AF-Nikkor50mmF1.8D )
( Nikon D100 + AF-Nikkor50mmF1.8D )
( Nikon D100 + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G )
( KONICA-MINOLTA DiMAGE-X50 )
( KONICA-MINOLTA DiMAGE-X50 )
( KONICA-MINOLTA DiMAGE-X50 )
( Nikon D100 + AF-S VR-Nikkor70-200mmF2.8G )
( FUJIFILM FinePix-E550 )
( Nikon D100 + PC-MicroNikkor85mmF2.8D )
( Nikon D100 + ELCAR800-1600mmF10-20 )
( FUJIFILM FinePix-E550 )
( FUJIFILM FinePix-E550 )
( Nikon D100 + TamronSPAF90mmF2.8macro )
( FUJIFILM FinePix-E550 )
( Nikon D100 + AF-Nikkor50mmF1.8D )
( SONY CyberShot DSC-T9 )
( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFマクロ50mmF2.8(D) )
( CASIO EXLIM-ZOOM EX-Z750 ) ●フィルム・スキャンデータの部●
( KYOCERA CONTAX TVS-III , RVPF )
( Nikon F6 + AF-Nikkor28-105mmF3.5-4.5D , RVPF )
( Nikon F6 + AF-Nikkor28-105mmF3.5-4.5D , RVPF )
( Nikon F6 + AF-S VR-Nikkor70-200mmF2.8G , RVPF )
( Nikon F6 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RVP100 )
( Nikon F6 + TamronSPAF180mmF3.5DiLDmacro , RA3 )
( Nikon F6 + SIGMA28-70mmF2.8EX , RVPF )
( Nikon F6 + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , RAPF )
( Nikon F6 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RVP100 )
( Nikon F6 + SIGMA28-70mmF2.8EX , RVPF )
( Nikon F6 + AFDC-Nikkor135mmF2D , RVPF )
( Nikon F6 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RVPF )
( Nikon F6 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , RDP3 )
( Nikon F6 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RVPF )
( Nikon F6 + AF-S VR-Nikkor70-200mmF2.8G , RVPF )
( Nikon F6 + SIGMA20-40mmF2.8EXDG , RVP100 )
( Nikon F6 + SIGMA20-40mmF2.8EXDG , RVPF )
( Nikon F6 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RVP100 )
( Nikon F6 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D + 偏光フィルター , RVPF )
( Nikon F6 + TamronSPAF200-500mmF5-6.3DiLD , RVP100 )  さて、みなさんは、デジカメのデータと、フィルムからスキャンしたデータの、 どちらの作品が良いと感じるでしょうか?  フィルム対デジタルの興味は尽きないところですが、いずれにしても、より美 しい作品をお伝えするためには、まだまだ山のような勉強と多くの経験の積み重 ねが必要です。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「ひと味違った作品づくり」 「クオリティの高い作品づくり」 を目指す写真愛好家のために役立つ、ヒントやアドバイス、テクニックなどを紹 介いたします。  フィルムカメラ、デジタルカメラにかかわらず、みなさんの作品作りのお役に 立てればと思っています。 ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「レンズの絞りの効用(2)」◆ -------------------------------------------------------------  先週は絞りの仕組みと、その形状によって作品の印象(特にクローズアップ撮 影において)が異なることを紹介しました。  今週もその続きです。  私は新品にしろ中古にしろ、レンズの購入時には、必ず「絞りの形状」をチェッ クします。  既に紹介したように、それはもちろん、絞りの形状が作品の映像効果に大きな 影響を与えるからです。  最近ではアウトフォーカス像(いわゆる「ボケ味」)の柔らかくなる円形絞り が主流になりつつありますが、しかし私は「角形の絞り」を持つレンズも、売り 払うことなく、手元に置いてあります。  それは何故か?  こちらの作例写真をご覧下さい。
( NikonF90x + AF-Nikkor28-70mmF3.5-4.5D )  画面に太陽などの強い光を入れると、その周辺に尖った光の線である「光条」 が現れます。 こちらの夜景の水銀灯も同様です。
( Nikon F6 + SIGMA28-70mmF2.8EX )  この「光条」は、なぜ発生するのでしょうか?  科学的に言いますと、これは「回折現象」の結果です。 http://www.cybernet.co.jp/optical/course/optwords/ka1.shtml
 光は電磁波の一種ですので「波」の性質を持っています。障害物があっても、 直進するだけではなく、その背後に回り込みます。これは海の港の防波堤を波が 通過した時、その防波堤の裏側にも波がやってくることと同じ現象です。  これ以上、難しい話を続けると皆さん眠ってしまうでしょうから、このあたり でストップしましょう。(笑)  つまり上記の作例写真で言うと、太陽や街灯などの強い光がレンズの内部に入っ てくると、絞りの金属膜の裏側に光が回り込みます。そしてそれが 「光条」という形で映像化され、フィルム(もしくはCCDに)定着するのです。  この光条ですが、 (1)絞りを絞った方が(穴が小さい方が=F値が大きい方が)強く出る。 (2)円形絞りよりも角形絞りの方が強く出る。  という性質があります。 (1)についてですが、 絞りを絞った方が、穴が小さくなります。そして光は通過する穴が小さいほど、 より大きく背後に回り込もうとする性質があるので、結果として光条が大きく出 ます。  下のように、高速道路の水銀灯の光を撮影して結果を見てみましょう。
( Nikon D100 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , F2.8 )  開放絞りF2.8では、当然のことながら絞られていないので、回折現象も起 きずに、光条は発生しません。
( Nikon D100 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , F4 )
( Nikon D100 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , F5.6 )  このレンズは角形絞りなので、F4から既に光条が発生し始めていて、F5. 6では光条の線がはっきりと出るようになりました。  さらに絞ってみましょう。
( Nikon D100 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , F11 )
( Nikon D100 + AF-Nikkor80-200mmF2.8D , F22 )  ご覧のように、絞りを絞れば絞るほど、光条がはっきり大きくなって行くこと が分かるでしょう。回折現象が大きく発生していることが見て取れます。  今度は(2)について、円形絞りと角形絞りを比較した場合、 角形絞りの方が、「角」(かど)の部分から、より強く光が出て行こう(回り込 もう)とするので、回折現象による光条は強く出るという性質があります。  参考までに、円形絞りのレンズでは光条がどのように出るかを見てみましょう。
( Nikon D100 + PC-MicroNikkor85mmF2.8D , F5.6 )  このレンズはアウトフォーカス像の柔らかさを追求した接写用のレンズです。 そのため、絞っても綺麗な円形が保たれます。開放F2.8から2段絞ったF5. 6という値ですが、先ほどのレンズと比較して、まだ光条が発生していません。
( Nikon D100 + PC-MicroNikkor85mmF2.8D , F11 )  F11まで絞ると、さすがに光条の発生がやや見られますが、しかしそれでも 先ほどのレンズと比較すると、同じF11でも光条の大きさがまったく違うこと が分かるでしょう。
( Nikon D100 + PC-MicroNikkor85mmF2.8D , F22 )  F22まで絞ると、さすがに回折現象が強く発生したようです。  このように、角形絞りのレンズを使うと、太陽を入れた時、夜景での街灯の光 などの強い光の時に、派手な光条が発生します。  これを作画意図に活かすと、「きらめき」を表現することができるので、私は 夜景撮影の時には好んでこのようなレンズを選択するようにしています。  もちろん、草花の撮影の時には、ボケ味の柔らかい円形絞りのレンズを選択す るようにしています。  要するにどちらが優れている劣っている、という問題ではなくて、その特徴を 理解して表現意図によって使い分けることが大切だということです。  この「光条」の出方は、上記のような一般的な傾向のほかにも、レンズによっ て出方に特徴があって、興味深いです。  こちらのレンズは基本的には円形絞りですが、しかし大きく絞ると、独特の光 条が出るので、楽しんで使っています。
( Nikon F100 + AF-Nikkor18-35mmF3.5-4.5D , F22 )  いかがでしたでしょうか?  こういう特徴が分かるようになってくると、レンズ選びもますます楽しく (あるいは悩ましく?)なってくるでしょう。(笑)  「絞り」の話しはまだまだ来週も続きます。 来週は今回の「回折現象」に関係した、適切な絞り値の決定方法について、ご紹 介しましょう。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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