2006-04-24 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第169号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★





×××××××××× お詫び ××××××××××

 先週のギャラリー『新作写真』のコーナーに掲載された、作品番号"Img03242"
の英語タイトルが抜けていたために、表示が乱れて、作品コメントの1行目が
英語タイトルのボックスに表示されてしまっていました。
 どうもお見苦しいところをお見せしました。お詫び申し上げます。





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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03128 "The sunrise on the black reef." 『岩礁の夜明け』 Img03146 "The yellow maple tree in the rain." 『雨中の黄葉』 Img03154 "The big tree on the top of mountain." 『山頂の大樹』 Img03249 "The feeling of tiny hydrangea." 『コアジサイの想い』 Img03259 "Polemonium caeruleum." 『ミヤマハナシノブ』 Img03601 "The brightness of winter twigs." 『冬小枝の輝き』 Img03968 "Mt.Jounen in the morning light." 『暁の前常念岳』 Img03995 "The ray for mountain hill." 『山肌の光』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img02503 "The mountain foot of larch forest." 『カラマツのすそ野』 img02509 "The sky for the pampas grasses." 『ススキたちの空』 img02510 "The pampas grasses are approaching for you." 『迫り来るススキ』 img02515 "The statue of autumn entitlies." 『秋の彫像』 img02517 "The whispering of yellow leaves." 『黄葉ささやく』 img02521 "The plain of Setaria viridis." 『キンエノコロの草原』 img02522 "The sea of Setaria viridis." 『キンエノコロの海』 img02524 "" 『もみじ色の思い出』 img02526 "The shining & glowing maple leaves." 『もみじ光る』 img02529 "The refreshing maple leaves." 『紅葉さわやか』 img02530 "The leaf of crimson red." 『深紅の落ち葉』 img02533 "The lakeside in autumn." 『秋の湖畔』 img02545 "The flow in the deep valley." 『谷底の流れ』 img02549 "Stand still in silent lake." 『湖畔に佇んで』 img02552 "The fall with greens." 『緑と滝』 img02555 "A curtain of water stream." 『水流のカーテン』 img02560 "The green color of waterside." 『水ぎわの緑』 img02561 "The torrent of Hakuryukyou gorge." 『白竜峡の流れ』 img02568 "The water flowing in the deep valley." 『谷の底に注ぐ』 img02631 "The view of Mt.Kaikomagatake from village." 『里山から臨む甲斐駒ヶ岳』 img02634 "Plum trees and Mt.Kaikomagatake." 『スモモと甲斐駒ヶ岳』 img02635 "Mt.Kaikomagatake and cherry blossom trees." 『桜並木と甲斐駒ヶ岳』 img02637 "The dandelions on the peach fields." 『桃畑のタンポポ』 img02638 "The peach trees at Kai-province." 『甲斐の桃畑』 img02640 "The hill of rape blossom field." 『菜の花畑の丘』 img02641 "The rape blossoms at the village." 『里の菜の花』 img02644 "Chikuma river with rape blossoms field." 『ナノハナと千曲川』 img02645 "The hill of rape blossoms." 『ナノハナの丘』 img02648 "The memory of spring time." 『春の丘の思い出』 img02650 "A single apple tree." 『一本のリンゴの樹』 img02653 "The view of Chikuma river from hill." 『千曲川の見える丘』 img02654 "Rape blossom field under the sunset. #001" 『夕暮れの菜の花畑 #001』 img02656 "The green bamboo trees in the hot summer." 『盛夏の青竹』 img02658 "The field of poppy." 『一面のポピー』 img02662 "An azalea in the calm." 『静けさのツツジ』 img02663 "The napping plain." 『まどろみの草原』 img02664 "The lodge under the fresh green." 『ロッジと新緑』 img02666 "Sing the song under the blue sky." 『青空の下で歌う』 img02669 "The splendid azalea." 『ツツジ鮮やかに』 img02678 "A farm under the summer sky." 『夏の畑』 img02684 "The azalea in the highland." 『高原のツツジ』 img02687 "The fun moment in the sunflower field." 『ヒマワリ畑のひととき』 img02688 "The sunflower garden in the summer." 『夏のヒマワリ畑』 img02689 "A castle of flower garden." 『お花畑の館』 img02692 "The ring of sunlight in the autumn day." 『秋の日輪』 img02693 "The path of cosmos field." 『コスモスの小道』 img02697 "The visiting of autumn in the farm." 『牧場に秋の訪れ』 img02805 "The cloud had his own way." 『はぐれ雲』 img02810 "The ring of sun." 『日輪』 img02815 "The lights flows into the valley." 『光そそいで』 img02817 "The cirrostratus on the morning lake." 『湖上のうろこ雲』 img02818 "A cirrostratus." 『うろこ雲』 img02819 "Toward the blue sky." 『青空に向かって』 img02820 "Under the spreaded clouds." 『雲ひろがりて』 img02824 "The water sking in the summer." 『真夏の水上スキー』 img02828 "The lakeside in your summer." 『夏の湖』 img02829 "At the summer lake." 『夏の湖』 img02830 "The sea is shining." 『海かがやいて』 img02834 "The roules on the red stage." 『赤い舞台の役者』 img02843 "The forest on red carpet." 『赤い絨毯の森』 img02844 "The forest of Lycoris radiatas." 『ヒガンバナの森』 img02845 "郊外の田んぼにて美しい木を見つけました" 『朝日を待つ』 img02848 "The forest of white birch." 『白樺の森』 img02849 "The forest of fresh green." 『爽緑の森』 img02856 "The green wood in Kurobe-valley." 『黒部の緑樹』 img02859 "The shining Betula ermanii in the summer." 『夏・ダケカンバの輝き』 img02863 "The green forest in Kurobe valley." 『黒部の緑の森』 img02867 "The beautiful forest of beech trees." 『ブナの美林』 img02869 "The stretch power of forest." 『森の伸びる力』 img02876 "The shining maple tree." 『紅葉ひかる』 img02877 "The big of Japanese Judas tree." 『カツラの大樹』 img02879 "The living huge zelkova tree." 『大きなケヤキの生命』 img02882 "The yellow maple tree in Yourou valley." 『養老渓谷の黄葉』 img02909 "Brenthis daphne rabdia." 『ヒョウモンチョウ』 img02910 "A Celastrina argiolus." 『ルリシジミ』 img02914 "The dragonfly on Prunella vulgaris." 『ウツボグサにトンボ』 img02915 "The play ground of ladybug." 『テントウ虫の遊び場』 img02927 "The village at the foot of Yatsugatake mountains." 『八ヶ岳の見える山里』 img02930 "The big tree behind Yatsugatake mountains." 『大樹と八ヶ岳』 img02933 "The freezed reed." 『凍てつく葦』 img02934 "The snow field." 『雪原』 img03108 "The whispering of fresh green." 『新緑のささやき』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週の木曜日には低気圧に伴う前線が、日本列島を駆け抜けてゆきました。そ の時にはパスポートの申請手続きで横浜にいたのですが、地下鉄の駅から地上に 上がると、ものすごい風雨でびっくりしました。  しかししばらくすると風雨は吹き止み、代わりに照りつけるような太陽が輝き はじめました。  後でインターネットの気象レーダーを見ると、強い雨を示す赤やオレンジのドッ トが、まるでムチのような弓なりの形で日本列島を駆け抜けていったことが分か りました。  天気予報では気象予報士が「前線が・・・前線が・・・」と盛んに言っていま すが、一般の人には何のことか分からないと思います。前線とは、暖かい空気と 冷たい空気がぶつかり合って天候が荒れるライン(長く伸びたエリア)のことを 言います。  ですので、前線が近づくと空気が湿って暖かくなり、通過しているところでは 雨が降り、それが通過すると、今度は冷たい乾燥した空気が入ってきます。  特に「寒冷前線」では、雷を伴った強い雨が降ることが多く、それが通過した 後には、冷たい空気が入り込んできます。  昔は「夏にお腹を出したまま昼寝をしていると、雷さまがおへそを奪ってゆく ぞ!」という言い伝えが子供に話されましたが、それは迷信ではありません。  寒冷前線に伴って雷雨があると、その後に来る冷たい空気のために気温が下が り、お腹をだしたまま昼寝をしているとお腹を壊してしまうことを注意するため の、母心だったのかも知れません。  既にブログでお伝えしているように、このところはフィルムの整理や素材写 真の撮影のために、あまり遠くには取材に出ることができないので、寂しい思い をしています。  しかしカメラを持って町に繰り出せば、被写体は身近なところにあふれかえっ ています。  さあ、今週も私の写真散歩にどうぞおつき合い下さい。  人間界では、日々、様々なニュースが現れては消えてゆきますが、季節の歩み は、淡々と、しかし止まることなく、着々と巡ってゆきます  このブログでも何度もお届けした、私の町の裏山の寒桜の丘は今はどうなっ ているでしょうか。コンパクトデジカメ一つ持って散歩に出かけてみました。  途中、猫の姿を見かけたので、気軽にスナップしてみます。周りの様子に惑わ されることなくマイペース。こうした悠然とした猫の態度は人間もお手本にする べきかなと思います。
( PENTAX Optio SVi )  今日は良い天気。けれども、隆盛を誇った寒桜のピンクの花は何処へ行ったの でしょう?
( PENTAX Optio SVi )  もちろん今ではその姿を見ることは出来ませんが、木々の葉の緑は深くなり、 初夏から夏に向けて、太陽のエネルギーをたくさん蓄えている様子が良く分かり ます。  たくさんの子供たちが大きな声を出してはしゃぎながら滑り降りたであろう滑 り台も、今はひっそりとしています。
( PENTAX Optio SVi )  初夏は賑やかな季節のようでもありますが、しかしシーズンを外れた観光地と いうのは、どことなく寂しさを感じさせるのが不思議です。  しかしそれは人間の感情の問題。自然の花々は、そういう見る者の気分などど こ吹く風、とばかりに初夏の暖かい風を身に受けて、ゆらゆらと揺れていました。
( PENTAX Optio SVi )  まさしく自然体の姿。自然のものなので自然体なのはあたりまえ、けれども人 間はこの自然体になかなかなれないのです。これもまた見習うべき姿のように思 います。  寒桜もソメイヨシノももう終わってしまいましたが、しかし山の裏手の方に回 ると、ボタンザクラが満開を迎えていました。
( PENTAX Optio SVi )  ソメイヨシノほどメジャーではありませんが、しかしぽってりとした花は可憐 なソメイヨシノよりも豊かでふくよかなイメージがあります。  サクラは実は200種類以上の品種があります。サクラというと、ソメイヨシ ノのことだと思っている方も多いと思いますが。他の種類のサクラにももっと目 を向けてあげてはいかがでしょうか? 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日は変わって先週の木曜日にパスポート申請のために横浜市の関内(か んない)に出かけました。  冒頭でお伝えしたように、この日は寒冷前線の通過で関内に降り立ったときに は、横殴りのものすごい風雨でした。そのためでしょうか、風雨が去った後には 横浜公園のチューリップたちは軒並みすごい格好になっていました。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  大丈夫でしょうか、、折れてしまってはいないようですが。。 しかし健気な花たちのこと。風をやりすごすために頭を低くしているだけなのか も知れません。またしばらくしたら頭をもたげて、また元のように元気に咲き続 けることでしょう。  もしそうだとしたら、皆でいっせいに身を低くしているような、そんな姿を可 愛らしいと思いました。 (↓参照:自然風景写真館ブログNo.117号) http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2005-04-25.html
 さて、歩き疲れて喉が渇いたので、喫茶店に入って一休みです。 最近、某はがき作成ソフトへの納品写真の関係で、写真になりそうな「素材」に 目が向いています。  レストランや喫茶店のメニューを見ても、「写して絵になりそうなもの」を意 識して探すようになってしまいました。  これから夏に向けては、やはりアイスコーヒーがいいでしょう。そしてメニュー の中に「さくらゼリー」というものがあり、これがとても気になったので注文し てみました。  テーブルを前にして、普通に座った視線で撮影してみました。さくらゼリーの ピンク色が素敵です。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  さて、こういう被写体を美しく写すにはどうしたらいいのでしょう?  まずは花の撮影と同じように「被写体と同じ目線にカメラを下げる」のがポイ ントです。それだけで、背景が大きくボケて、奥行き感のある写真になります。
( KONICA-MINOLTA α-SweetDigital + AF35mmF1.4G , F2.0 )  この場合、カメラはほとんどテーブルに置くような位置まで下げています。  あとは、「背景の方向から光が入り込むような位置の席を選ぶ」ということで しょう。  ただ漫然と席を選ぶのではなく、光の方向を計算して席を選びます。そしてそ れが計算通りになったときは、「してやったり」という満足感があります。
( KONICA-MINOLTA α-SweetDigital + AF35mmF1.4G , F2.8 ) (※ ただし、写真を撮るときはお店の方に挨拶をして、他のお客の迷惑になら ないように注意しましょう。三脚の使用は控えて、手持ちで静かに撮影するのが 理想です。)  レンズの絞りは開放よりの値(小さい値)にセットして、被写界深度を浅くし て被写体前後のボケを大きくすると、ソフトで柔らかな雰囲気になります。 (詳しくは今週の『テクニカル・ノート』をご覧下さい)
( KONICA-MINOLTA α-SweetDigital + AF50mmF1.4New , F2.8 )  窓から入り込む陽光が、柔らかく半透明なゼリーの中を通過してレンズに届き ます。そしてまたレンズもまた透明なガラスでできています。そこを通過してき た光をファインダーを通して見ると、はっとする感動があります。
( KONICA-MINOLTA α-SweetDigital + AF50mmF1.4New , F2.8 )  静物撮影はとても興味深いジャンルです。いずれ『テクニカル・ノート』でも 詳しく解説してみたいと思っています。  さて、喫茶店を出て横浜の町を少し散策してみます。横浜は歴史ある町なので、 ガス灯のような魅力ある被写体がたくさんあります。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  これもやはり逆光でとらえることにより、印象的な写真になるでしょう。  ビルの谷間にあるイチョウの木。もう新緑の葉が芽吹いて陽光を受けて輝いて います。町を歩いていても、こちらの路地に特に用事が無くても、自然とその姿 に引きよせられてしまうのです。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  JR関内駅前の立派な木々たち。港町・横浜の歴史とともに年輪を刻んできた、 風格ある木ばかりです。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  嵐の去った後で綺麗になった大気を通してやってくる陽光はとてもクリアで、 木々たちの気品ある姿をますます高貴なものとして写し出してくれるようでした。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、翌日は実に良く晴れました。嵐の去った名残か、風はとても強かったの ですが、しかしそのため空気は澄んで、上空には白い雲が流れて、とても絵にな る一日でした。  この日はいくつかのフィルムカメラとデジタルカメラのテスト撮影で出かけた のですが。あまりの天気の良さに、テストなどほったらかしにして、本番撮影モー ドに入ってしまおうかと思ったくらいでした。(笑)  桜の木々はすっかり「初夏モード」に入っているようです。強い風に枝葉をゆ らして、初夏の太陽を喜んでいるようでした。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  こちらは見事なボタンザクラです。空が青いので、ピンク色の花がますます映 えます。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  上空を流れる雲が時々太陽を隠してしまいますが、その中を拡散してやってく る光がとても美しく、思わずカメラを空に向けてしまいます。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  この丘にある桜はどれも見事な古木です。風格のある幹には他の植物がからみ つき、共生の場となっていました。その幹の存在感にひかれてカメラを向けてし まいます。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  沿道にはツツジの花が満開を迎えていました。太陽が燦々と照りつけて、それ が花たちをますます健康的に見せてくれています。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  ここは神奈川県、足柄の里の一角のはずですが、太陽の光があまりに健康的な ので、なんだか九州か沖縄などの南国のどこかにいるような錯覚を起こしてしま います。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  ボタンザクラは今が盛りで、とても元気。いつまでも見上げていたいようなそ んな姿でした。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  ツツジの花のクローズアップをしてみました。その元気さ、多くの人間たちに 分け与えてあげてください。
( Nikon D200 + TamronSPAF24-135mmF3.5-5.6AD , 135mm F5.6 )  テスト撮影を終えて家に戻ってみると、足元に咲いている白い花の姿が目にと まりました。思わず見入ってしまうほどの清楚さを感じさせてくれます。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  まるで磁石に引きよせられているように去ることができません。 機材はバッグにしまっていましたが、マクロレンズを取り出して、地面にしゃが みこんで撮影をしてしまいました。
( Nikon D200 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F4.0 )  マクロレンズを通して拡大して見ると、そこには普段とはまったく違った花の 世界が広がります。  家に戻ってから図鑑で調べたのですが、残念ながら花の名前は分かりませんで した。しかしブログの読者の中には博学な方もいらっしゃるようです。また以 前のように教えていただけるとありがたく思います。(笑)  たとえ道端の小さな花でも、「撮りたくて撮りたくて、たまらない」そんな気 持ちなった時が最大のシャッターチャンス。そういう時にこそ、一番良い写真が 撮れるのではないかと思っています。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、日は変わって、今度は神奈川県・藤沢市にある湘南・片瀬山(かたせや ま)を訪れました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.29.47N35.19.10&ZM=5
 この日も良い天気がもってくれて、民家の庭先の花もその光を受けて花びらが 透明に光っています。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  カレンダーはまだ4月ですが。しかしアヤメの姿を見かけると「もう夏がやっ てきたんだ」という気持ちになってきます。  さすが湘南。おしゃれな建物がたくさんあります。屋上に立てられた小さな鯉 のぼりが可愛らしいです。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  こちらのミニカーもまた可愛らしい。住んでいる方々のオシャレな感性が、そ こかしこに見られます。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  この日の撮影もまた素材関係の写真です。知人の紹介でドイツに留学していた お菓子屋さんを紹介してもらいました。  とっても素敵なお店で、お菓子はどれも可愛らしくて、しかもお味もとっても 美味しいオススメのお店です。 ★取材協力:ドイツ菓子注文販売店・アウスリーベ "aus LIEBE" http://www.ausliebe.net/

( Nikon D100 + SIGMA24mmF1.8EXDGマクロ , F4.0 )  西洋風の端正で美しい部屋に、窓から暖かい午後の光が差し込みます。 静かで豊かな時間が流れてゆくような気持ちになりました。
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F4.0 )
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F4.0 )
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F4.0 )  素材写真を撮っていると、自然の写真を撮る時とはまた違ったものが感じられ ます。料理やお菓子や小物の場合だと、それを作っている人の気持ち(おおげさ に言えば「人間性」でしょうか)が伝わってきます。ぞんざいに盛りつけられた 料理などは、撮影する意欲が萎えてしまいます。不思議と、ファインダーを通し て見るとそういうものが分かってきます。しかし丁寧に作られた価値のあるもの であれば、そういうものをより美しく、心をこめて撮ってあげたいという気持ち に自然となってゆきます。  静物写真も奧が深くて楽しいですし、それらのものを作っている人の気持ちを 読み取り、感じるのもまた楽しいものです。  そういう経験が、自然のものを撮影することにも役だってくれればと思ってい ます。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆ Nikon D100 → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d100/
Nikon D200 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/slr/d200/
KONICA-MINOLTA α-SweetDigital → http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a_sweet_digital/
PENTAX Optio SVi → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-svi/
FUJIFILM FinePix-Z2 → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz2/
SANYO DSC-SX150 → http://tory.com/j/others/mm/2006/04-24/SX150_01.jpg
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/04-24/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「ひと味違った作品づくり」 「クオリティの高い作品づくり」 を目指す写真愛好家のために役立つ、ヒントやアドバイス、テクニックなどを紹 介いたします。  フィルムカメラ、デジタルカメラにかかわらず、みなさんの作品作りのお役に 立てればと思っています。 ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「レンズの絞りの効用(3)被写界深度」◆ -------------------------------------------------------------  先週では、レンズの絞りが引き起こす「回折現象」の作例を見てみました。 その最後に、それに関係した最適な絞り値の決定方法、について紹介しますと書 きましたが。その前に、被写界深度(ひしゃかいしんど)のことを説明しなけれ ばならないと思いました。  被写界深度の話しは、本などの絞りの解説では、まず真っ先に説明されるべき 事柄ですが、このブログでは興味深い、見ていて面白い実例から紹介した方が 読者の方々に楽しんでいただけるのではないかと思い、3回目になってしまいま した。どうかご容赦ください。  被写界深度(ひしゃかいしんど)というと難しそうな呼びかたですね。確かに、 科学的に説明しようとすると、話がとても難しくなってしまいます。被写界深度 を求める計算式なども本によっては出てきますが、そういうことを知っていても 撮影に役立つとは思えませんので、ここでは紹介しません。 ◆ 被写界深度(ひしゃかいしんど)とは何か? ◆  被写界深度とは、平たく言うと「ピントが合っているように見える範囲」のこ とを言います。  原理を簡単に図で説明すると下のようになります。  絞り開放時には、下のように被写体からやってきた光がレンズを通ることによっ てフィルム面(もしくはCCDやC−MOS面)に像を結びます。
 この場合は、花Bにフォーカス面(ピント面)が合っていて、花Aは後ボケ、 花Cは前ボケになります。  作例写真を示すと、下のようなものです。
( Nikon F6 + AF-S Nikkor300mmF4D , F5.6 )  真ん中の赤いチューリップのみにピントが合っていて、その前後の花は大きく ボケていることが分かるでしょう。  次に、絞りを絞ってみると、下のような図になります。
 絞りを絞ることによってレンズの中心部のみを光が通ることにより、光束が細 くなるので、前後のボケが小さくなります。  前々回のブログの作例写真で、光の丸ボケが、絞ることによってだんだんと 小さくなっていったことを思い出してください。絞りを絞ると、アウトフォーカ ス部の像が鮮鋭化する(はっきりしてくる)のです。
( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New , 絞り F1.4 )
( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New , 絞り F2.0 )
( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New , 絞り F2.8 )  こうしてアウトフォーカス像のボケが、人間の眼で見てわかないくらい鮮鋭化 すると「フォーカスが合っているように見える」ようになります。この範囲のこ とを「被写界深度」と言っているわけです。 (※ 時々、被写界深度は「ピントの合っている範囲」と間違えて書かれている ことがありますが、正しくは「ピントの合っているように見える範囲」です。 厳密にピントが合っている面は、物理的にはごく狭い面でしかありません。)  絞りを絞った方が良い被写体の作例としては、 ・風景の手前から奧まで、全面でピントを合っているように見せたいもの
( Nikon D100 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , F22 2秒 ) ・石仏や氷など、質感を描写したいもの
( Nikon F90x , AF-Nikkor80-200mmF4.5-5.6D , F22 4秒 ) などがあります。  原理が理解できたところで、具体的に実験撮影の結果を見てみましょう。 こちらの写真は、いくつか並んだチョコレートの箱を、斜め横からカメラを向け て撮影しています。  フォーカスを合わせている面は、真ん中のチョコレートです。  絞り開放では、被写界深度は非常に狭く、真ん中のチョコレートしかはっきり とは見えません。
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F2.8 1/25秒 )  しかし絞りを絞ることによって、前後の像がだんだんと鮮鋭化(はっきり)し てゆくことが分かります。
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F5.6 1/8秒 )
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F11 1/2秒 )  F22まで絞ると、ほぼ全てのチョコレートと、背後にあるティーカップまで はっきりと見えるようになってきました。
( Nikon D100 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , F22 2秒 ) ★取材協力:ドイツ菓子注文販売店・アウスリーベ "aus LIEBE" http://www.ausliebe.net/
 これが「絞りによる被写界深度のコントロール」の効果です。  具体的にどのように被写界深度を決めたらよいか? これは難しい問題です。 計算式もありますが、実際の撮影の現場では、そのようなものは役には立ちませ ん。  なぜなら、「どのくらい前後をボカすか」というのは結局のところ撮影者の感 性にゆだねられるからです。  柔らかくソフトな雰囲気を出したいのなら、開放に近い絞り値を選択するべき ですし、被写体をより具体的にはっきりと描写したいのなら、絞りの値を大きく するのが良いでしょう。  上記のような一般的な傾向はありますが、どれが正解で失敗かということは撮 影者の感性しだいです。  私の場合は、迷った時には絞り値を変えながら何枚か撮影しておき、後でゆっ くりと選ぶようにしています。  あと注意しなければならないのは、絞り値を大きくすると、当然、レンズを通 る光の量は減りますから、同じ露出値(明るさ)を確保しようとするため、カメ ラは自動的にシャッタースピードを下げてゆきます。このためカメラのAE(自 動露出)まかせにしていると知らないうちにシャッタースピードが下がっていて、 それが手ぶれを引き起こします。  写真教室や撮影会では、シャッタースピードを確認せずに手持ちで撮影してい る方が多く、ブレた作品を多く見かけます。ここは注意が必要です。 ◆ コンパクトデジカメは被写界深度がとっても広い ◆  結論から言いますと、世に広く普及している「コンパクト・デジカメ」は、と ても広い被写界深度を持っています。  最初から実例をお見せすると、例えば下のような写真。高山植物をクローズアッ プ撮影した時には、背後の山までフォーカスが合っているように見せるのは、一 眼レフタイプのカメラでは、絞りを最小まで絞ったとしても不可能です。
( SANYO DSC-SX150 )  しかしコンパクトデジカメを使うと、手前の花をクローズアップで写して、な おかつ背後の山までフォーカスが合っているように見せることが、いともたやす く出来てしまいます。  それは何故か?  種を明かすと、コンパクトデジカメに搭載されているCCDの面積は、35m mフィルムや、APS-CサイズのCCDよりも、圧倒的に小さいからです。
 光を受ける面が小さいので、同じ画角を得るためには、レンズも小さくなり、 焦点距離も短くなります。その結果として、光束が細くなり、前後の像も鮮鋭化 します。すなわち被写界深度が深くなります。  具体的には、最近愛用している FUJIFILM FinePix-Z2 の場合ですと、仕様書 の「撮像素子」の項目を見ると、「1/2.5型」と書かれています。 http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz2/specs.html
 これは、CCDの長辺の長さが「1/2.5インチ」であることを示していま す。  1インチ=25.4mmですから、10.16mm=約1cmに相当します。  一方、35mmフィルムの長辺は約36mmですから、長辺の長さは3.6倍 の差、面積比に至っては13倍の開きがあるのです。  デジカメに搭載されているCCDの面積というのは実は非常に重要で、単なる 画素数よりも画質を作る上で大きな意味を持っていますが、あまり話題に上るこ とは少ないようです。 (画素数とCCDの面積の関係は別の機会があれば解説したいと思っています)  それは余談ですが、ここではとにかく「コンパクトデジカメは被写界深度が深 いんだ」ということだけを覚えておいてください。  この特徴は、長所でもある同時に短所でもあります。  長所は、さきほどの作例のように「前の被写体も後ろの被写体もくっきり写せ る」ということですし、一方短所としては、「ボケを活かした写真が撮りづらい」 ということになります。  コンパクトデジカメの被写界深度については、雑誌などではどちらかというと 短所の方がクローズアップされがちですが、しかし私は長所に注目して積極的に 活かして撮影するようにしています。  例えば今週の「季節の便り」に掲載された下記の写真。
( FUJIFILM FinePix-Z2 , F5.7 )  これは被写界深度の深いコンパクトデジカメだからこそ、花の一枚一枚をシャー プに写すことができました。35mmフィルムカメラや、APS−Cサイズの一 眼デジカメだと、最低でもF11まで絞らないとこうはならないでしょう。  しかし絞りを絞るとシャッタースピードが遅くなる。結果、手ぶれを起こしや すいので面倒な三脚を使わなければならなくなる。また風などが吹いていると、 花が被写体ブレを起こしてしまいます。こうなると三脚を使用してもシャープな 写真は撮れません。  その点、コンパクトデジカメなら、絞り開放値だとしても、十分に深い被写界 深度が得られますし、早いシャッタースピードを使えるので、このような撮影に は向いています。  あと、私が便利だと思っているのは「紙の文書の複写」に使う場合です。  紙の文書を電子化する時(たとえば、新聞の記事や、カタログのコピーなど) には、一般的にはフラットベッドスキャナを用いますが、しかしそれだと、とて も手間がかかります。  それをコンパクトデジカメで撮ってしまうのです。 深い被写界深度のおかげで、適当に撮ってもけっこう綺麗に複写できます。  昔、MINOX(ミノックス)という、ポケットに入ってしまうような小型のフィ ルムカメラがありました。(実際に使ったことはありませんが、本で読みました)  フィルムの面積は、8×11mm、ですので、現在のコンパクトデジカメのCCD とほぼ同じです。  ですので、それと同じようにとても深い被写界深度を持っていました。  これは実は、第2次大戦前のヒトラー時代のドイツで盗撮用に開発された超小 型カメラなのです。  暗い、光量の少ない室内などに忍び込んだスパイが、敵国の秘密文書をコピー のために撮影する。その時には、絞り開放値でも十分に深い被写界深度をもった このようなカメラが重宝されたのです。  「絞りの効用」から話がだいぶそれてしまいましたが、カメラの特徴を知るこ とによって、視野が広がり、撮影に臨む気持ちもだいぶ違ってくると思います。  絞りをコントロールできるカメラをお持ちの方は、ぜひ活用していただいて、 コンパクトカメラをお持ちの方は、その深い被写界深度を活かした撮影をするよ に心がけてみてはいかがでしょうか?  来週もどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今週のギャラリー新機能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週の新機能はありません。 次回にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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