2006-04-25 Back to HomePage
 
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 こんばんは、自然風景写真館の鳥越です。


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 つい先日の4月23日(日)に、鳥越のデジカメ教室が、
画像加工のプロショップ「画像館」( http://gazoukan.jp/
) の主宰により、 小田原市・鴨宮で開催されました。 ※ショップのレポートページはこちらをご覧下さい ↓ http://gazoukan.jp/homepage/photoschool/06degital/top.html#degital2
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  デジカメ教室・第2回目の午前中では、「露出」の基本、考え方、決め方、い くつか露出モード(PASM)の使い方、測光方式の違い(パターン測光、中央 重点測光、スポット測光)、そして前回のブログの「テクニカル・ノート」に も掲載された、「絞りによる被写界深度の決め方」  などについて講義を行いました。  これはどちらかというとデジタルカメラ特有の問題ではなくて、フィルム、デ ジタル問わず、写真撮影全般についての基本について解説したと言えるでしょう。  露出に関しては、やはりデジタルカメラは「ヒストグラム」があるので、フィ ルムカメラに比べて悩み少なく撮影現場で決定することができます。  しかし「露出」の基本的な考え方、厳密な決定の仕方などについて理解されて いる生徒さんは、やはりほとんどいませんでした。  何事も基本が大切です。基本を理解してこそ、その後の応用も広がってゆくの ですから。
( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )  今回の講座では、デジタルカメラ Nikon D100 をノートパソコンにUSBケー ブルで接続して、付属ソフトの「ニコン・キャプチャー・カメラコントロール」 を使って、カメラのデータを画面に表示しながら、撮影したデータを即座にパソ コンに送り込み、その画像を見ながら解説することができたので、難しい露出の 話しも、少しは理解してもらえたのではないでしょうか。
( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )
( Nikon D100 のデータをリアルタイムでパソコンに表示 )  このあたりは、デジタルカメラならではの即応性で、教える側としてはとても 有りがたい機能だと思いました。  さて、実技撮影は画像館の近所にある満福寺で行いました。季節の花や、和の 情緒あふれる小物などが沢山あり、撮影に適した場所です。
( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )  天候は、先日の健康的な快晴ではなく、今にも雨が降りそうな曇り空でしたが、 しかし悲観することはありません。こういう日は雲によって光が拡散されて柔ら かい光線になり、花などの撮影では情緒ある表現になるからです。 そういう光の時は、ちょっと露出を多めにとるのがコツです。
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F2.8 )  コンパクトデジカメで参加された主婦の方も、私がブログでご紹介している ようなテクニックを身につけて、綺麗な写真が撮れるようになって喜んでくれて いるようです。(笑)
( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )  季節は初夏を迎えて、ツツジの花が開きはじめていました。お地蔵様に寄り添っ て優しくささやきかけるような淡い紫色のツツジが印象的です。
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F2.0 )  手前の草は前ボケに使いたいので、絞りは開放値にセット。ただし被写界深度 は非常に浅くなるので、ツツジの花とお地蔵様の顔の両方にフォーカス面が合う ように、自分が移動しながら慎重にアングルを決定します。  こちらのお地蔵様は、手前のツツジの花を前ボケに使わせてもらいました。や はり絞りは開放値です。
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F2.0 )  ツツジの花は、枝にたくさんの花がつくので、案外すっきりとまとめるのが難 しい花のひとつです。梅の花などもそうですが、主要な花を引き立てて、それ以 外の雑然とした枝や他の花を画面から排除するのが難しいのですね。  そのような時は、レンズを手前の花に思い切り近づけて、大きな前ボケとして 画面の周囲を隠す「フィルター」の代わりに使ってみてはいかがでしょう?
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F2.8 )  良い写真の条件のひとつは、とにかく画面をシンプルにして余分なものを排除 し、主要被写体を引き立たせること。  アングルやフレーミングで工夫するのも良いですが、こうしてボケを積極的に 活かすのも一つの方法です。  薄紫色のツツジの横顔をとらえてみました。やはりこういう時は、ボケの大き な大口径の単焦点レンズが効果的です。
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F2.8 )  最近はズームレンズがすっかり主流になってしまいましたが、単焦点レンズも 見直してみてはいかがでしょうか?  APC−Sサイズのデジカメなら、50mmのレンズは75mmとなり、ポー トレイトや静物撮影にとても使いやすい画角になります。  50mmの単焦点レンズなら、安価で手にはいるのでオススメです。  こちらのスナップは鐘突き台の柱の紋様がカラフルで印象的だったので、その 一部をクローズアップしてみました。
( Nikon D100 + AFDC-Nikkor105mmF2D , F5.6 1/100秒 )  こういう時は被写体をシャープに見せたいので、少し絞ります。本当はF11 くらいまで絞りたかったのですが、これ以上しぼるとシャッタースピードが手ぶ れ限界速度よりも下がってしまうので、F5.6にとどめておきました。  しかし単焦点レンズなら基本性能が良いので、F5.6でも十分にシャープに 写すことができました。  教室に戻ってから、さっそく生徒さんの撮影されたデータをパソコンにロード して講評を開始します。
( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )  講評で気がついた点を挙げてみました。みなさんも心当たりがる失敗だと思い ます。どうぞご注意ください。(笑) (1) 横構図ばかりで縦構図が少ない。 (2) 余分なものが画面の周囲に入り込んでいる。 (3) フォーカスが甘い (4) 絞りすぎでシャッタースピードが遅くなり、被写体がブレている。  生徒さんからの質問で印象的だったのは。 「RAW現像にチャレンジしてみたいけれど、良く分からない」  というものでした。  RAW(ロウ)現像については、私は正直、アマチュアの方にはあまりオスス メできません。ファイルサイズがとても大きいので、カメラの動作は遅くなりま すし、パソコンに転送してからソフトで処理するためには、速度の速い最新のパ ソコンでなければイライラしてしまうでしょう。  それに、写真についての本当の正しい理解(「RGBヒストグラム」「コント ラスト」「階調(トーン)」「シャープネス」「偽色」「色相(カラー・サーク ル)と補色の関係」、そして「モニタ、プリンタのカラーマネージメント」 などなど、、、)をした上でないと、満足のゆく調整(チューニング)はできな いでしょう。  それよりもなによりも、デジカメはもちろん、パソコンそのものの操作にも習 熟しなければならないので、デジカメ教室の以前に「パソコン教室」を開催する 必要が出てきてしまうからです。(苦笑)  デジカメは確かに便利ですが、その反面、自分が納得の行く作品を仕上げよう とすると、パラメータの自由度が高すぎて、何をどのように処理してゆけば良い のかが分からず、まるで迷路の中に迷い込んでしまったような気持ちになります。  世の中は、物事はなるべくシンプルに考えた方が結果がうまく行くことが多い ものです。  「被写体」「作品」そのものに集中するためには、あまり余分なことは考えず に、感性のままに切り取りたい。  そういう意味で、まるでビッグ・バンのような最近のデジカメの情報の氾濫と 発散には危機感さえ感じています。  温故知新。原点に立ち戻って、フィルムカメラを見直してみるのも良いのでは ないでしょうか。  このブログで様々なデジカメを紹介していながら矛盾するようですが、正直 、そのような気持ちが私にはあります。 (次回は、最近購入したフィルムカメラのお話しをしようかと思っています)  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ★★★ ブログの速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  ブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/04-25/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 $SIGNATURE{japanese}
 
 
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