こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。
自然風景写真館メールマガジンの第172号をお届けいたします。
★★★ このメルマガは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★
http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-05-15.html
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§1.ギャラリー更新情報
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Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このメルマガ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/ にアクセスして、
Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。
■ギャラリーに追加された新作リスト
Img03287 "The forest of beside Shirakoma-pond." 『白駒池の森』
Img03309 "The stream at the Tohoku region." 『みちのくの流れ』
Img03318 "The forest with moss-grown." 『苔むした森』
Img03465 "The shining willow." 『輝きの柳』
Img03582 "夜のうちに降り積もった雪が" 『輝きの樹氷』
Img03610 "The white forest." 『純白の森』
Img03848 "The valley of colors." 『錦の谷間』
Img03881 "Gendarme under the fine sky." 『晴天のジャンダルム』
■ギャラリーから削除された作品リスト
--- 削除された作品はありません ---
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§2.今週のニュース
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◆ 鳥越のデジカメ教室・3回目が行われました ◆
小田原市鴨宮にある「画像館」主宰のデジカメ教室もいよいよ最終回を迎えま
した。
今回の講習では、
「良い作品を撮るためコツ」
「デジカメプリントを注文するときの注意点」
などのテーマについて解説を行いました。
また、天気はあいにくの雨でしたので、プチ撮影会は残念ながら中止。
代わりに生け花を使ったテーブルフォトの実習などを行いました。



参加者の機材は、門戸を広げてコンパクトデジカメから一眼デジカメまで幅広
く、そのため講習内容も広範な内容に渡ってまとまりのないものになってしまい
ましたが、生徒さんはみなさん熱心に耳を傾けていただいて感謝しております。
デジカメの技術的な操作にとまどいを持っている方が多かったのですが、しか
し写真を撮るセンスはみなさん良いものをお持ちでしたので、出来上がった作品
は素晴らしいものが多く見られました。
特に、コンパクトデジカメで参加された主婦の方たちは、高級な一眼レフに負
けずに女性特有のセンス、視点で「おっ」と思わせる作品を撮っていたのが印象
に残りました。
やはり写真は「道具」ではなく「センス」ですね。と、道具にこだわる私が言
うのも説得力がないのですが。(笑)
★↓画像館のレポートページはこちらをご覧下さい。
http://www.gazoukan.jp/homepage/photoschool/06degital/top.html#degital3
講習の反省としては、下のようなものが挙げられました。
・デジカメの技術的な解説が広範に渡ってしまい、系統だったまとまりのある
講習ができず、分かりづらかった。
・コンパクトデジカメで参加された方には一眼デジカメの技術的な解説は
難解だった。
・講義では話が中心になってしまい、退屈だった。時おり、生徒さんにも実際に
カメラを操作してもらう実習方式を取り入れるべきだった。
・プチ撮影会ではなく1日しっかり撮影できるツアーを組み入れるべきだった。
・RAW現像などに興味のある生徒さんもいたので、画像処理についても
少しは取り入れるべきだった。
まだまだ改善すべきポイントは多々あるようです。
次回の講習会では、反省をふまえて、より良い内容にしたいと思います。
というわけで、さっそくですが、、、
★☆★☆ 『鳥越のデジカメ教室・第2弾』を開催します ★☆★☆
<<< 写真教室の概要 >>>
主宰:写真・画像加工のプロショップ「画像館」( http://gazoukan.jp/ )
場所:神奈川県・小田原市・鴨宮
日程:6月3日(土)、6月17日(土)、7月1日(土)(※3回セット)
時間:AM10:00〜PM3:00(※2日目のみ8:00より)
費用:8000円(※3回分セット、お弁当つき)
(※申込時に3回分一括払い、※払い戻しは出来ません)
定員:12名
備考:
(※ 今回の教室は、一眼デジカメ限定となります)
(※ コンパクトデジカメ専門の教室は、別途開催予定です)
(※ 前回より費用が2000円増しになっていますが、
日帰り撮影ツアーが組み込まれたためです。ご了解ください)
内容:
◆1日目◆ 6/3(土)10:00〜15:00
(1) 画像ファイルの扱い、RAWデータの扱い
(2) ホワイトバランス
(4) 絞り+シャッタースピード、露出モード(PASM)
(4) 露出+ヒストグラム、
(5) 画像仕上がり設定(コントラスト、彩度、シャープネスの設定)
(6) フィルターテクニック
◆2日目◆ 6/17(土)08:00〜15:00
(1) 撮影ツアー(大雄山のアジサイ)08:00〜12:00(※小雨決行)
(2) 講評会 13:00〜15:00
◆3日目◆ 7/1日(土)10:00〜15:00e
(1) 画像処理ソフトによる補正、最適化(レタッチ)
(2) RAW現像
(3) 特殊レンズ紹介(マクロレンズ、単焦点レンズ)
(4) デジカメプリント(インクジェットと銀塩プリントの違いなど)
(※ 内容は天候や、参加者の技術レベルによって変更されることがあります)
●デジカメ教室の詳細、申込についてはこちらを↓
http://gazoukan.jp/homepage/photoschool/top.html#degicamne
(※ 申込先は鳥越の自然風景写真館ではありません。
主催者の「画像館」へご連絡ください)
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前回よりもリファイン(洗練化)した内容でお届けしたいと思います。
どうぞご期待下さい。
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§3.季節の便り
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このところはっきりしない天気が続いています。妙に蒸し暑い日になったかと
思えば、冷えた雨の降る日もあります。このまま梅雨に突入してしまうのでしょ
うか。体調を崩されている方も多いと思います。
とはいえ自然の中には、晴れには晴れの、曇りには曇りの、雨には雨の似合う
シーンが多々用意されています。暑くても寒くても、風が吹いても雨が降っても。
写真をするようになってから天気の善し悪しにはあまり心動かされることはな
くなりました。どのような季節・天候であってもいつも被写体は待っていてくれ
ています。あとはそのことに気付くかどうかでしょう。
さて、今週は私の住む町のとなりのとなりにある神奈川県・中井町(なかいま
ち)にある、厳島湿生公園(いつくしましっせいこうえん)をご紹介しましょう。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.14.11N35.19.56&ZM=5
もともとこの公園のことは知りませんでした。最近はバイパス道路が整備され
て、普段の時はもっぱらこれらの道路を使うのですが、しかし「何か写真になり
そうなものはないか」と無意識のうちに何かを探している私は「道草を喰う」の
が大好きです。
この時も、なにげなくバイパスではなく狭い旧道をのんびりと走っている時に、
この看板を見つけたのでした。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
石段の上から公園を見下ろすと、小さいながらも心惹かれる素敵な湿原と木道
がありました。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
湿原の真ん中には古木に囲まれた神社があり、そこへ真っ直ぐ伸びる参道の木
道の白さも印象的です。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
湿原は周囲を森に囲まれ、この季節はヤマボウシなどが白い花を咲かせていま
す。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
この公園は元々は清水の湧くこの土地を保護する目的でできたそうです。自然
に清水の湧く場所は神聖な場所と見なされ、昔の人がそれを奉るために神社を建
てたのでしょう。その名前が厳島神社(いつくしまじんじゃ)なのです。
周囲を水に囲まれた静かなたたずまいの社(やしろ)です。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
厳島神社というと、世界文化遺産にも指定されている広島県の宮島にある厳島
神社を連想される方も多いようですが、日本各地に、こうした同じ名前を持った
神社が点在しているのでしょう。
ただし、宮島の厳島神社との関係はまだ私は知りません。
文化的は背景はともあれ、小さな公園ですが、周囲は写真的な要素があふれて
いるようです。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
町の事業で、ホタルの幼虫を放流したとのこと。夏の夜になると、光を放って
飛び交うホタルの成虫の姿が見られるかも知れません。期待大です。
鏡のような水面に映り込む樹木の姿が心を落ち着かせてくれます。本日はあい
にくの曇り空でしたが、朝焼けや夕焼けの日などは素晴らしい景色が見られるこ
とでしょう。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
周囲には民家やビルや電線が見られますが、アングルを工夫することによって
画面を整理することができるでしょう。
水のあるところに鴨あり。平日で人がいないことを幸いに、カモたちが木道に
上がってお散歩を始めました。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
のんきでマイペース。トコトコと木道の上を歩いてゆく様子はとてもユーモラ
スでした。

( SONY CyberShot DSC-T9 )
木道は雨に濡れた日が狙い目だと思います。もし雨の日の翌日晴れると、濡れ
た木道に太陽の光が反射して素晴らしい風景が撮れることでしょう。
さて、この場所がとても気に入ったので、日を変えてまたやってきました。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
同じ木道ですが、前回の時と少し様子が違っているようです。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
木道の周りには、竹の切り株がたくさん置かれていました。
中をのぞき込んでみると、ロウソクの玉が入っています。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
これを見て、ピンと来ました。夜になるとこのロウソクに火が灯されて、この
公園全体がライトアップされるのでしょう。
社(やしろ)の周りにも所狭しと竹の切り株が置かれています。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
公園に町の観光課の方が来ていたので尋ねたところ、やはり、夜の6時になる
とライトアップされるとのことでした。「竹灯篭(たけとうろう)の夕べ」とい
うのだそうです。
偶然このようなイベントに巡り逢うことができてラッキーでした。
さて、夜までまだ時間があります。また公園の周りを散策してみることにしま
しょう。
湿原にはハルジオンの白い花が咲いていました。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
こちらはまだ咲いていませんが、アジサイの葉です。開花すると見事なことで
しょう。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
周囲には立派な竹林も見られます。深い緑色が印象的です。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
このような色は晴天ではなく曇天だからこそ得られるのです。晴れなら晴れの
表情、曇りなら曇りの表情、雨なら雨の表情が得られるのが湿原の魅力でしょう。
公園の掲示板には昨年度のホタルの状況がグラフになっていました。これを見
ると、5月下旬から6月上旬が狙い目のようです。大変ありがたい情報です。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
少し高いところから湿原を見渡してみました。住宅地のすぐ裏手にこのような
場所があることに驚きです。中井町は神奈川県の中でも意外に自然が残っている
場所なのです。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
湿原を走る木道の幾何学的な線が印象的です。こういう場所では人物をワンポ
イントにして撮りたいところです。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
湿原に咲くハルジオンの花が印象的です。もちろん湿原には入ることができま
せんので、遠くから望遠レンズで狙ってみます。季節が変わると今度はどのよう
な草花が生えてくるのでしょうか。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
子供が湿原に何かを垂らして遊んでいます。こういう場所で子供は昆虫やカエ
ルなどの動物を探して元気に遊ぶのでしょう。子供たちにとっては嬉しい環境で
す。もちろん、大人にとっても。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
さて、時間をつぶしている間に、だんだんと夜のとばりが降り始めました。
まだ青味の残る空の下、木道の脇のロウソクには次々と火が灯されます。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
その数は2000個もあるそうです。実に見事なものです。
今日は日曜日。地元の人たちはもちろん、ラジオを通じて宣伝されたそうで、観
光客の方々もやってきて木道の上を歩いては、その見事さに感嘆の声を上げてい
ました。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New )
竹灯篭の光は初夏の夜を暖かく演出してくれます。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF35mmF1.4G )

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF35mmF1.4G )
周囲の空気は湿り気をおびつつもひんやりとしてきました。頬をなでる夜風の
感触。草いきれのにおい、そしていつの間にか始まったケロケロというカエルの
声の合唱。
心の奥底にあった少年の頃の夏の夜の思い出がよみがえってきます。
これらの竹灯篭は、地元の小中学校の子供たちが作ってくれたそうです。本当
に素晴らしいですね。中井町の粋な計らいです。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
こちらは、星や富士山を竹灯篭でかたどったオブジェです。灯篭を作ってくれ
たのは子供たちですが、これらを並べて火を付けるのは大人達がやってくれまし
た。大人達も楽しみながらイベントに参加しているようです。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
ずらりと整列した竹灯籠の重なり具合が目にとまったのでレンズを向けてみま
した。空はいつのまにかすっかり暗くなり、闇夜の中に浮かび上がるオレンジ色
の光はとても神秘的です。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New )
長時間露光で、灯籠の光に照らされる神社の古木を撮ってみました。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
デジカメで灯籠の暖かい光を見た印象のままに写すには、ホワイトバランスを
「太陽光」にセットすることが大切です。「オート」では、この色合いが補正さ
れてしまうからです。
神社の参道の両脇にしつられられた篭の火が印象的です。ただでさえ神聖な雰
囲気のする神社ですが、ますます厳かな気持ちになってきます。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AF50mmF1.4New )
神社のまわりを取り囲む竹灯篭の光が水面に反射して、どれが本物で、どれが
反射した像なのか、分からなくなります。じっとそこだけを見ていると、なにか
別の世界に吸い込まれてしまいそうな錯覚さえ感じました。

( KONICA-MINOLTA αSweetDigital + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )
灯篭(とうろう)の由来は、現世と来世を往来する霊を見送るための送り火な
のだそうです。
霊というと一般的に「恐いもの」というイメージが強いようですが、灯篭の暖
かい火を見つめていると、そんなことは無く、とても神秘的で厳粛な気持ちになっ
てきます。
(参照:自然風景写真館メールマガジンの第82号)
http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2004-08-23.html
最先端のハイテク技術を駆使したデジカメのファインダーを覗きながら、その
ような非科学的なことに思いを巡らすのも我ながら不思議なことだとは思います
が、しかしそのような情緒的なことは人間として、とても大切なことだと思って
います。
そもそも人間という不思議な生き物が、科学ではまだ完全に解明されていない
のですから。(笑)
季節が進めば、今この水の中ですくすくと育っているホタルの幼虫が、やがて
成虫となり、青い光を灯して、この湿原の上を飛び回る姿が見られるかも知れま
せん。
夏の夜をゆらゆらと飛び交うホタルの姿に神秘を感じ、来世の安寧(あんねい)
を求めたとしても不思議ではありません。
できたらその姿をフィルムに収めてみたいものです。
これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。
◆今回の速報用写真で使用したデジカメ◆
KONICA-MINOLTA α-SweetDigital
→ http://konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a_sweet_digital/
SONY CyberShot DSC-T9
→ http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/
★★★ このメルマガの速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★
今週のメルマガに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ
カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。
Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定
(カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など)
の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので
す。
熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。
ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。
http://tory.com/j/others/mm/2006/05-15/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの
優れたビュワーソフトをお薦めいたします。
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§3. 鳥越のテクニカル・ノート
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このコーナーでは、
「ひと味違った作品づくり」
「クオリティの高い作品づくり」
を目指す写真愛好家のために役立つ、ヒントやアドバイス、テクニックなどを紹
介いたします。
フィルムカメラ、デジタルカメラにかかわらず、みなさんの作品作りのお役に
立てればと思っています。
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◆今週のテーマ:「JPEG画像の圧縮率と階調の関係」◆
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JPEGとはデジタル画像を圧縮するフォーマット(型式)の一つで、最もポ
ピュラーなものです。
現在のデジカメは、ほとんどこの画像フォーマットで保存がされます。
画像の見た目をほとんど損なうことなく、サイズがとても小さくなるので、ウェ
ブに写真画像をアップする際には、このJPEG画像に変換してからアップする
場合がほとんどで、お世話になっている方も多いのではないでしょうか。
JPEG画像の技術的な概要は下のページに掲載されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/JPEG
もちろん、もっと詳細な技術情報もウェブを検索すれば出てくるとは思います。
しかし鳥越は工学部に在籍していた経験がありながら、実は数学は苦手で、こう
した話を見たり聞いたりすると頭が痛くなってきます。(笑)
もちろん、今回のテーマは技術的なことではなく、JPEGをうまく活用する
にはどのようなことに注意すれば良いか、というお話しです。
画像処理ソフトなどを使って、JPEG画像に変換する際には「圧縮率」とい
うものを設定できます。
また、デジカメではメモリカードに保存するJPEG画像の「画質」というも
のを何段階かに設定できます。呼び方はメーカーによって様々ですが。
(ファイン、スタンダード、ベーシック)
(エクストラファイン、ファイン、エコノミー)
といった具合です。
JPEGの圧縮率と画質は相反関係にあり、
圧縮率が高ければ、ファイルサイズは小さくなりますが、画質は落ちます。
圧縮率が低ければ、高画質を維持できますが、ファイルサイズは大きくなりま
す。
これは一般によく知られています。
では、どの程度に設定すれば良いのかというと難しい問題です。
◆デジカメの場合◆
デジカメの場合は「メモリの許す限り、高画質な設定にした方がよい」
と言えます。
(ただし、残り枚数が少なくなって来た場合は画質を落として撮影枚数を増やす
こともやむおえないでしょう。しかしあくまで非常手段と心得ましょう)
デジカメによっては「JPEGの圧縮方法」を指定できる機種があります。
そのような時はどのようにすればいいのでしょう?
それは次の節を参考にしてください。
◆ウェブ用アップ画像をソフトで変換する場合◆
JPEG画像の画質と圧縮率の関係については、上に述べたように相反する関
係にあります。これは良く知られたことです。
次の段階として、何回も画像処理を続けていると「JPEG画像は、絵柄によっ
て変換されるファイルサイズが異なってくる」ということが経験的に分かってき
ます。
例えば、下の画像は、同じJPEG圧縮率を与えて変換しましたが、それぞれ
ファイルサイズが異なっています。(※バイトはファイルの情報量の単位です)

( 21,942バイト )

( 6,939バイト )
傾向としては、森や建築物などの複雑な絵柄はファイルサイズが大きくなり
(圧縮効果が低い)、朝夕の空や、バックがぼけた花などのシンプルな絵柄はファ
イルサイズが小さくなる(圧縮効果が高い)という傾向があることが分かるでしょ
う。
ファイルサイズが小さくなるのは嬉しいことです。私も最近まで、このことを
良しと思っていました。
しかし最近、それではいけないことに気がついたのです。
それはどういうことでしょうか?
具体的に、JPEGがどのように画像の情報を削減してゆくかを見てみましょ
う。これは技術的な考察ではなく、実践的な経験に基づく比較方法です。

(1) 圧縮率1% → 75KB

(2) 圧縮率4% → 35KB

(3) 圧縮率12% → 16KB

(4) 圧縮率24% → 11KB

(5) 圧縮率60% → 8KB
作例の写真は、上部は朝の空の美しいトーン(階調)を持っていて、下部は富
士山のすそ野の木々たちが並んでいる、という絵柄です。
(1) はほとんど無圧縮なので、オリジナルの絵柄が保存されています。(その
かわりファイルサイズは大きくなっています)
注目していただきたいのは、下部の木々の部分は、(4)の段階になっても見た
目の画質はほとんど変わらないように見えるのに対して、空のトーンの部分は、
(3)の段階でブロックノイズ(縞々の模様)が出始めているのが分かることです
(性能の良いディスプレイ・モニタでは(2)の段階でも判別できます)。
この実験でも分かるように、JPEGは画面をいくつかの部分(ブロック)に
区切って情報削減の処理をするために、圧縮率を上げると、トーンの滑らかに繋
がっている部分が、分割ブロックが大きくなるに従って、それがトーンジャンプ
となり、目立ってきてしまうのです。
ですから、豊かなトーン(階調)を持った作品は、森などの作品と同じ圧縮率
を与えると、せっかくの美しいトーンが台無しになってしまうのです!!!
そのような理由で、以前の自然風景写真館の画像は、どの画像に対しても一定
の圧縮率をかけてJPEG化していたものを、リニューアルされた自然風景写真
館の画像(2006/05/15現在で、Img03000〜03999の画像)については、画像によっ
て圧縮率を変えてJPEG化しています。
具体的には、どのような絵柄でも一定のファイルサイズになるようなJPEG
圧縮率を与えることによって(そのような設定のできる画像処理ソフトを使って
いる)、結果的に豊かなトーンを持った作品のJPEG圧縮率を下げることを防
いでいるのです。
このことから、もしお持ちのデジカメに「JPEGの圧縮方法を指定する」と
いう項目があった場合は「圧縮率を一定」ではなく、「ファイルサイズを一定」
とセットすることを強くお薦めいたします。
昔、自然風景写真館へのお便りメールで、「鳥越さんのJPEG画像は汚い」
と言われたことがり、それがとてもショックでした。
再帰にようやく、それが少しは改善できたのではないかと思っています。
みなさんも、御自分の写真をウェブにアップするときには、絵柄とJPEGの
圧縮率に注意を払ってみてはいかがでしょうか?
次回もどうぞご期待下さい。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§5.今後のリニューアル予定
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
・Img00100〜Img02999 画像リニューアル
・特設展示「さくら」コーナー
・「お気に入り」システムの作成
・フォト検索ページの作成
・写真販売システムの作成
・撮影機材紹介
・特別展示室(タペストリー表示など)
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§6.その他のお知らせ
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_ |Nikon| _ ======= Nature Photographer Akio Torikoshi ======
+"--,/ \ --+ | *E-mail: akio@tory.com *Phone: 090-2543-7386 |
|## j\_/o | | *Nature Photo Gallery : http://www.tory.com/ |
+==----------+ | *Virtual Photo Library: http://www.vpl.net/ |
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