2006-08-28 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第187号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03106 "The green tea fields and Mt.Fuji." 『富士と茶畑』 Img03142 "The breath of red maple tree." 『紅の吐息』 Img03372 "In the shine of the forest." 『森の輝きの中で』 Img03395 "The noble corpse." 『高貴な躯(むくろ)』 Img03679 "The fresh azaleas." 『瑞々しいツツジ』 Img03721 "A friends of butterflies." 『仲良し蝶々』 Img03727 "The relation of the humidity and the strength of forest." 『湿度と森の力の関係』 Img03969 "The distant view of Mt.Fuji in the crimson." 『暁の富士遠望』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  大変お待たせしました。今年もトリコシの個展を開催します! ★☆★☆★ 写真展『生命の交響詩』★☆★☆★ ● 9月1日(Fri)〜14日(Thu) in 小田原市 ● ● 10月5日(Thu)〜8日(Sun) in 横浜市都筑区 ● ※詳細は下記の『個展情報のページ』にアクセスしてご覧ください。 http://tory.com/j/exhibition/
 個展のためのプリント作業もいよいよ佳境にさしかかりました。 どうぞご期待ください。 ◆ 個展の開催を記念してタイトル画像の壁紙画像をプレゼントします! ◆  『個展情報ページ』 http://tory.com/j/exhibition/
のページにダウンロー ド用のリンクを追加しました。 ◆壁紙サイズ1024x768◆ ◆壁紙サイズ1280x1024◆ リンクをクリックすると別ウィンドウが開き画像が表示されます。 マウスの右ボタンを押して「背景に設定(G)」を指定してください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今年の夏は暑い日が続かないようで、特に今夜はめっきり涼しく、私の自宅の 裏庭では、リンリンという鈴虫の鳴き声が聞こえるようになりました。 まだ8月ですが、季節はすっかり秋に移り変わりつつあることを感じさせてくれ ます。  さて、先週の「季節の便り」では北アルプス薬師岳縦走の前編をお届けしまし たが、今週はその後編をお届けいたしましょう。  目指す薬師岳に到達し、無事に生還することができるでしょうか。  先週は室堂平より入山し、一ノ越より稜線に登って、五色河原まで縦走をして きました。早朝に登った鳶山の素晴らしい展望に酔いしれた後、再び南に向かっ て稜線を歩き続けます。  途中、越中沢岳の山頂からは弥陀ヶ原(みだがはら)のテーブル型の台地の向 こうに富山平野を望むことができました。うっすらとですが、日本海も見えるの です。素晴らしい展望の場所です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.35.9N36.30.44&ZM=5
 余談ですが、弥陀ヶ原があのような見事になだらかなテーブル型をしているの は、実は立山一帯は大きな火山だからなのです。昔は富士山のような優美な形を していたはずですが、やがて火山は大きくなりすぎて爆発性の噴火をして形が崩 れ、風雨の浸食によって現在の険しくて複雑な山岳地形となりましたが、その一 部があのようなテーブル型の台地として残り、優美な裾野の名残をとどめている のだと考えられています。  実は先週ご紹介した五色河原の湿原も、火山の裾野の名残だと考えられます。  火山と言えば、富士山のような円錐形の美しい形をした山を連想させますが、 それは地質学的には比較的若いカテゴリに属す山です。  成長を続けた後にはやがては会津磐梯山のように大規模な水蒸気爆発を起こし て山の形が崩れ、風雨の浸食によってゴツゴツとした山となってゆきます。  しかし立山は室堂バスターミナル近くの地獄谷には噴気活動があることから、 れっきとした活火山として分類されています。  このあたりからカール地形が現れ始めます。カールとは日本語に直すと「圏谷」 と書きますが、これだけだとなんのことが分からない。(笑)
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  昔、地球全体が氷河期だったころ、日本のアルプスにも氷河があったのです。 そして氷河がゆっくりと流れて山地を削り取った後は、アルファベットのUの字 型のような丸い谷間の地形になりました。  今ではもちろん氷河はありませんが、その名残の地形を「カール地形」と呼ぶ のです。  それほど強くありませんが、稜線には風が吹き付けていて、その影響で雲が生 まれています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そう、山は雲の上にあるのではなく、山は雲が生まれる場所なのです。谷側の 暖められた空気が上昇して稜線を越え、その反対側にある冷たい空気に触れると、 水蒸気が冷やされて細かい水滴となるのです。これが雲の生まれる原理です。  遠くから登山者をワンポイントに配置して写真を撮ると、山の大きさが伝わっ てきます。  越中沢岳から長い稜線の下りがあります。その途中、薬師岳の巨体が横たわっ ています。「日本百名山」の著書で有名な作家・山岳家の深田久弥(ふかだ・きゅ うや)が「薬師は雄大である」と語っていて、その「雄大である」というシンプ ルなワン・フレーズがいつも心に残っていましたが、こうしてその巨体を目の当 たりにすると、深田氏の往年の思いが伝わってきます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  稜線の途中、気になる山を見つけました。あれはきっと「笠ヶ岳」(かさがた け)でしょう。信州側から見るとそれほど感じないのですが、こうして越中側か ら見ると、本当に笠のように見えるので笑ってしまいました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  北アルプスで目立つ山といえばなんと言っても「槍ヶ岳」ですが、こうして見 るとこの笠ヶ岳も負けてはいません。  山好きの方ならご存じの方も多いかも知れませんが、その槍ヶ岳初登頂を果た したのは、1823年、越中の僧侶であった播隆上人(ばんりゅうしょうにん) ですが、彼は、その前に笠ヶ岳登頂を果たしており、その山頂から見た槍ヶ岳の 姿に感動して登頂を決意したと言います。  さかのぼって、こうして越中の立山から見ると、笠ヶ岳も非常に目立ちます。 立山は昔から山岳信仰の場として栄えていましたから、若き日の播隆上人は、きっ とこのような笠ヶ岳の姿に惹かれて、登頂を決意したのかも知れません。  たかが山歩きですが、一人の人間の人生の物語まで、様々なイメージを膨らま せてくれます。  スゴの乗越と呼ばれる峠までやってきました。谷の向いに見えるのは烏帽子岳 (えぼしだけ)だと思われます。それにしても逆光に輝く緑が綺麗です。ナナカ マドの木です。きっと秋には素晴らしい紅葉に恵まれることでしょう。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  木陰にはゴゼンタチバナの白い花が咲いていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  花にも性格がいろいろあって、この花は日向よりも木陰を好むようです。しか しおかげで写真を撮るときには柔らかい光で撮影することができます。  スゴ乗越山荘に到着しました。小屋で働くお兄さんがラジオを聴きながら昼寝 を楽しんでいました。その音楽がアメリカ風で、そのあっけらかんとした様子が、 なんだかテキサスの片田舎のモーテルに居るような錯覚を覚えました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  この高山植物は、トモエシガマ(巴塩竃)に似ているようですが、色がクリー ム色のものは初めて見ました。もしかしたら別の品種かも知れません。ネットで 検索してみたら「キバナシオガマ」というものがヒットしましたが、微妙に違う ようです。花の同定はなかなか難しいものです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  こちらはアルプスの高山植物の定番、チングルマです。花が終わった後の実で すが、その姿はおじいさんのおヒゲのようで愛嬌があります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  こちらはニッコウキスゲの花。ニッコウと言いつつ、アルプスのあちらこちら で姿が見られます。正面から撮影するとなかなか存在感があります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  稜線から遙か下を見下ろすと、黒部渓谷の流れが見えます。この流れが有名な 「黒部ダム」に注ぎ込んでいるのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  さきほど高山植物が咲き乱れていたところは、ちょっとした草原風になってい ました。こうして稜線の上から見下ろすとその様子が良く分かります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  こちらはクリーム色のトウヤクリンドウの花です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  大きな雪渓が出てきました。太陽に暖められて蒸気を発しています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ガスに巻かれると、登山道を見失いやすいので危険です。しかし花たちにとっ ては、この雪渓の水分があるから、生きて行けるのでしょう。白いハクサンイチ ゲの大群落を見かけました。雪渓のそばには必ずと言っていいほど高山植物の群 生地を見かけます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  発生したガスは稜線を覆って、太陽の光を遮ってくれます。だからでしょう、 このような場所においても、水が豊富にあり、それは蒸発することなく、池塘を 形作っています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  こちらはタカネコゴメグサの花です。小指の先くらいの小さな花です。しかし とても個性的な表情をしています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  一口にコゴメグサといっても、いろいろと品種があるようで、もしかしたら正 確には違う名前なのかも知れません。そのときには失礼をお許しください。 図鑑で確認しながら書いているので、ブログ執筆もなかなか進まないのです。 (笑)  薬師岳の山頂が近くなってきました。雄大な山体。登山道も広漠とした尾根を 進みます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  谷の向かいには赤牛岳(あかうしだけ)の雄大な山体が鎮座しています。山頂 部の土が赤く、そのために付いた名前だと聞いています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ふと足下に目をやると、美しい紫色をした花を見つけました。これはミヤマリ ンドウです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  それにしても透明感のある美しい紫色です。「宝石のような」と言ったら言い 過ぎでしょうか。(笑)  こちらはチングルマの穂の海の中に咲くウサギギクの花です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そのままでも十分可愛らしい花ですが、大勢のチングルマの中で一輪だけ咲い ている姿がまたさらに可愛らしさをアップさせていました。  さて、雄大な山体も山頂部にさしかかると急に険しくなってきました。東側の 斜面には残雪がまだ残っています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  積み重なる岩礫の塊たち。高山植物に心和まされて歩いてきましたが、そう気 楽に歩いてるわけにもゆかなくなりました。さすがは3000mに手が届くアル プスの山です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  稜線の東側には、有名な薬師岳のカール(圏谷)群が広がっています。お椀型 の谷の中に、残雪が芸術的な紋様を描いていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  薬師岳山頂の手前にある北薬師岳のピークを過ぎると、山頂はもうすぐです。 険しい山稜はまだまだ続きます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そうして薬師岳の山頂が見えるところまでやってきました。すると突然、目の 前の展望が開け、遙か彼方まで広がる、雄大かつ広大な斜面が現れました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  何という広さでしょう。広角28mmのレンズでも収まりきれません。その広 大さにしばし呆然となり、心の中で「おおー」と叫び声を上げてしまいました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) (※現地での感動が伝わるように、上記2点の写真を大きくしてみました。)  きっと冬の日本海から絶え間なく吹き付ける厳しい季節風が、山の斜面をロー ラーのようにならしてしまったのでしょう。そのあまりに見事なまでの平滑さに 自然の力の大きさをまざまざと見せつけられました。  そして砂礫の斜面に文字通り這いつくばるように生えているハイマツたちの生 命力も感じるのです。  朝の湿原で見た朝日の感動よりも強く、山と自然、そしてそこに生きる植物た ちの力を感じた光景でした。  さて、薬師岳の山頂に到着です。山頂には社(やしろ)が建てられていました。 薬師という名前の通り、やはり山岳信仰と縁の深い山のようです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  社の中には案の定、薬師如来の像が奉ってありました。お地蔵様も仲良く並ん でいます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  さて、山頂でしばし休息を取った後、再び南に向かって稜線を降りてゆきます。 谷間からは依然として暖められた空気が立ち上り、それが冷やされて雲が生まれ ています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  今日の休息地、薬師山荘に向かって、砂礫の稜線を下ってゆきます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  見ての通り、広漠な稜線には目印はほとんどありません。悪天候になって方角 を見失ったら危険な場所です。  私はまだ生まれていなかったのですが、1963年1月に、愛知大学の山岳部 員13名が、悪天候に阻まれて登頂を断念したのですが、コンパスを携行してお らず、下山時にルートを間違えて別の尾根に下ってしまい、全員が遭難死した 「愛知大学山岳部遭難事件」はとても有名です。  広大な自然の中では、人間は蟻にも等しい存在なのでしょう。  さて、感傷にひたっている間に山荘に到着しました。背後にはのっぺりとした 山頂の薬師岳が見えます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  本日の寝床は屋根裏部屋です、天井にたくさんぶらさがっているビニール袋は 「雨漏り対策」のためだとか。どうやらずいぶんと年季の入った小屋のようです。 しかしこれもまた旅の楽しみです。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F10 )  食事を終えて小屋の外に出てみると、ちょうど夕日が沈むところでした。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  夕暮れの微風にゆらゆらと小さな実を揺らすチングルマ。オレンジ色の西日に 照らされる穂がとても美しいです。言うまでもなく、逆光で撮影するのが絵にな る高山植物です。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  日が沈むと山には夜の帳(とばり)が降り、そして空には満点の星空。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  少々の湿り気は感じられるものの、それがかえって心地よく、夏の夜を感じさ せ、天の川の淡い光の帯も見ることができました。  小屋のテレビでは、台風による九州地方の大雨、そして前線による北海道の大 雨のニュースが流れていましたが、北陸エリアは不思議なほどおだやかな好天に 恵まれていました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて翌朝、案の定、外は良い天気で星がまたたいています。眼下には富山平野 の見事な夜景が広がっていました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  山頂でご来光を見ようとする登山者がヘッドランプの明かりを頼りに登ってゆ きます。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  東の空にはオリオンの星座がまたたいていました。冬の星座ですが、夏には明 け方にその姿を見ることができます。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  遙かたなびく紅色の雲の下、槍ヶ岳が静かに朝の光をまちわびているのが見え ます。本当にどこからでも一目でその姿が分かる山です。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  私は予定により再び薬師岳の山頂を目指すことはしませんでしたが、稜線を下っ ている途中で朝日を迎えることができました。強烈な光が稜線を越えて差し込ん できます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  それにしても何という素晴らしい天気でしょうか。道すがらの登山者が皆感動 している様子が分かります。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  雪渓の脇に咲くチングルマの花たちが風に揺れています。その様子がまるでこ の燦々とした太陽の光を喜んでいるようです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  谷の始まる草原にびっしりと生えているチングルマたち。今はもう花ではなく 実になってしまっていますが、しかしかえってその細い穂が光を透過させて、よ り美しく見えます。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  これらの穂はやがて茎を離れて、風に乗ってどこかへ旅立って行くのでしょう。 次に根付く場所はどこなのでしょうか。こうして彼らは力強く命を伝えてゆくの です。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  薬師平(やくしだいら)と呼ばれる湿原までやってきました。28mmの広角 レンズを備える FX01 だからこそ、この雄大な景色を余すところ無く伝えること ができます。雲の広がりもまた風景の広大さを伝えてくれています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  逆光に光るコバイケイソウの草たち。彼らもまた群生するのが好きな植物です。 斜面いっぱいに生えている様子は、とても迫力を感じます。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  太郎平(たろうだいら)というところまでやってきました。あっけらかんとし た様子で、太郎小屋が建っています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  湿原を痛めないようにと配慮された木道が続いています。雨に濡れた時の滑り 止めのために、溝も切ってあります。地元の方々の登山者への配慮が伺えます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  下山まで時間が少し余ったので、太郎山(たろうやま)まで脚を伸ばしてみる ことにしました。眼下には太郎小屋の姿が、そして背後には薬師岳の雄大な山体 がそびえています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  しかしやはり昨日、北薬師岳方面から望んだ薬師岳の雄大な姿には遠く及びま せん。あの果てしない広大さ。今でも忘れません。  薬師岳登山はこの太郎平からなら1泊2日で行けるので、こちらから登る人が ほとんどなのですが、今回、北側からの困難な縦走ルートを選んで本当に良かっ たと思います。薬師岳が持つ本来の雄大さを十二分に感じることができたのです から。  太郎平にもそこかしこに高山植物が見られました。こちらはミヤマアキノキリ ンソウです。健康的な太陽の光の下、とても元気に咲いていました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  太郎平から折立(おりたて)に降りる道は、なだらかな登山道です。道も良く 整備されていて、まるでプロムナードのようでした。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  熱い日差しの下、休憩をとっていると、どこからともなくカミキリムシがやっ てきて、胸元に下げているカメラのレンズの上に止まりました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  冷たい金属フードの上が気持ちよいのでしょうか。しばらくこの上でじっとし ていました。  登山道をどんどんと下ってゆくと、有峰湖(ありみねこ)が見えてきました。 終点の折立ヒュッテはもうすぐです。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  高度を下げると気温が上がるためでしょうか。このあたりの高山植物はもう実 になっていました。これは昨日稜線では白い花だったゴゼンタチバナの実です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  登山口のすぐ脇には、遭難した13人の若者を供養するための立派な塔が立っ ていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  今でも語りぐさになっている大遭難事件だったようです。コンパスを持参しな かったという初歩的な不備は問題ですが、今はただ、故人の冥福を祈り、もうこ れ以上同じような遭難事故が起きないことを願うばかりです。  長い下り坂を終えて、終点の折立ヒュッテに到着です。無事に下山を終えてほっ と一息です。富山駅に向かう路線バスが待ちかまえてくれていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  路線バスに揺られて再び富山駅に向かいます。時間にして2時間弱です。それ までの縦走の疲れからか、バスに揺られつつも、いつの間にか眠ってしまってい ました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  さて、富山駅に着いたら、まずは銭湯探しです。幸いにして駅で訪ねたらすぐ 近くに由緒正しそうな立派な銭湯がありました。それにしても3000mのアルプス から一気に下界の富山駅に降り立つと、その暑いこと暑いこと!
( FUJIFILM FinePix-F10 )  3日間の縦走で体に染みついた汗を流して実にさっぱりしました。由緒正しい 銭湯は飲み物を入れる冷蔵庫も由緒正しく、とってもレトロな感じがグーです。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  銭湯と言えば、湯上がり後の飲み物が定番です。これを飲まないと、銭湯に来 た気分になりません。  コーヒー牛乳が最も人気のようですが、プレーンな白い牛乳も捨てがたい、、 散々迷った末に、フルーツ牛乳に決定しました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  湯上がり後に、扇風機の風に当たりながらソファにどっかりと腰掛け、テレビ の高校野球・夏の甲子園大会を観ながらフルーツ牛乳をグイッと飲み干す。この 冷たい喉ごし。。。  ああ、なんという幸せでしょうか。(笑)  さて銭湯の後はどこに向かうのでしょう。日本海といえば魚。魚といえば寿司。 というわけでお寿司やさんにやってきました。 ●富山・「美喜鮨」(みきずし)本店 http://mikizushi.com/
 綺麗な名前のお寿司屋さんです。さっそく生ビールを注文しました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  3日間、山を歩き続けてきたカラカラの胃袋です。もうその生ビールの美味し いこと美味しいこと、まるで自分の体が砂でできていて、飲んだビールがどんど んと吸い込まれて、五臓六腑に染み渡ってゆくようです。  あっという間に飲み干して、もう1本加を注文してしまいました。  さて、待ちかねたお寿司です。これがあるから富山まで来たようなものです。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  もう実は入山する前から決めていたのですよ。下山したら絶対にお寿司を食べ ようと。  縦走の途中も、お寿司とビールのイメージばかり頭にあって、そして、メルマ ガの最後は、お寿司の写真で飾るのだ、とね。(笑)  往路は夜行バスでしたが、復路はリッチに特急+新幹線です。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  特急「はくたか」の座席にもたれかかり、日本海に沈む夕日を眺めながら、再 び東京に向かって帰途につきました。
( FUJIFILM FinePix-F10 )  今回の山旅は天候が心配されましたが、思いがけず素晴らしい天候に恵まれ、 日本海の海幸にもありつけることができて大満足でした。  ひとつの旅が終わり、旅人は体を休めたら、また次の旅に向かうことでしょう。 さて次は、どこに向かうのでしょうか。しばらく山登りが続いているので、次は 海を眺めに旅に出るのも悪くはないかも知れません。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-F10 → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf10/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.jp/dc/fx01/index.html
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/08-28/ExifImages.zip
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