2006-09-18 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第190号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03164 "The path in the autumn hills." 『秋の山道』 Img03283 "The tiny stream in the forest." 『森の中の小流』 Img03363 "The net on the rice fields." 『美しき水田の網』 Img03470 "The crimson hill." 『紅の山肌』 Img03731 "The ripples on the surface of Turuma ponds." 『鶴間池のさざなみ』 Img03778 "The molding in the forest." 『森の中の造形』 Img03786 "The tiny & lovely red flower." 『愛しき赤い花』 Img03928 "A many of Ojizou-san at the corner of the village." 『村のお地蔵様たち』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  トリコシの個展、小田原会場での展示が終了しました。 引き続き、横浜会場での展示に備えて準備中ですので、こちらもどうぞご期待く ださい。 ★☆★☆★ 写真展『生命の交響詩』★☆★☆★ ● 9月1日(Fri)〜14日(Thu) in 小田原市 ●(※終了しました) ● 10月5日(Thu)〜8日(Sun) in 横浜市都筑区 ● ※詳細 http://tory.com/j/exhibition/
 小田原会場での展示は14日(木)で終了しました。多くの方にご好評いただ いて、とても嬉しく思います。遠くから会場に足を運んでいただいた方々には改 めて感謝の気持ちを述べたいと思います。どうもありがとうございました。  展示を終えてみての反省は、前回よりも会場が狭くなってしまったこともあっ て、窮屈に感じたことでした。思い切ってもう少し作品点数を絞った方が良かっ たかも知れません。  また、いつも頭を悩ませるのが「データのシート」を作品のそばに貼るかどう かです。会場で配布するパンフレットの中に別紙の「データシート」があるので、 それで事が足りるので、私としてはなるべく展示をシンプルに見せたいのですが、 写真愛好家の方はデータが気になるのでしょう、データシートを貼らなかった時 には、いつもなぜか「データは無いのですか?」という問い合わせの感想をいた だきます(別紙にちゃんと書いてあるのに〜)。そこで最近の展示ではデータシー トも合わせて作品に添えるようにしていました。  そうはいっても今回は特に会場が狭かったせいもあって、やはり「タイトル」 「詩片」「データ」と3枚もシートが貼ってあると、ごちゃごちゃとした印象が ぬぐえなかったと思います。そこで次回の横浜会場の展示ではデータシートは別 紙のみにして、作品のそばにはタイトルと詩片のみを添えたいと思います。  そのほか厳しいご意見としては「もう少し丁寧に展示して欲しかった」という お言葉もあり、私としては耳が痛いのです。しかし賛辞のお言葉ももちろん励み になりますが、そのような厳しいご意見こそ貴重ととらえて、次回もまた皆さん が少しでも良くご覧になれるように努力したいと思います。  現在、いくつかの作品を再プリント中で、パンフレットもOA用紙ではなく、 印刷に出す予定です。 10月5〜8日の横浜会場では、加えて液晶プロジェクターによるスライドショー などのイベントもありますので、どうぞお楽しみに! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  台風13号が西日本で猛威をふるっているようですが、大丈夫でしょうか。今 年の台風の数は昨年に比べて少ないようですが大型台風が多いようです。みなさ んも台風の接近には十分気をつけてください。  さて、そのような中で(不謹慎かも知れませんが)台風の影響で強い波が来て いるのではないかと思い、小田原の海岸線の様子を見に行ってみましたので、そ の様子をお届けしましょう。  小田原市はご存じの方も多いでしょうが、天下の険、箱根の山地を背後に控え ています。箱根は火山地帯。その山々が海に落ち込んでいるので、険しい海岸線 が続いています。  しかしだからこそ海岸線は複雑に入り組んで、変化に富んだ風景を楽しむこと ができるのです。
( Canon PowerShot-A540 )  ご覧のように、海岸道路からちょっと脇にはいるとたくさんのミカン農道があ り、そこを登ってゆくと高台から相模湾(さがみわん)の美しい風景を楽しむこ とができます。
( Canon PowerShot-A540 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.8.28N35.13.20&ZM=5
 本日はあいにくの曇り空ですが、秋から冬にかけての良く晴れた日には、どこ までも続く太平洋の大海原の青い水平線を見ることができます。  海岸線に沿って、道路や鉄道が走っています。これらは人工物ではありますが、 それらを風景の脇役として配置するのも面白いでしょう。もちろん鉄道が好きな 方なら、車両が主役で風景を脇役にして画面構成を考えるのでしょうね。
( Canon PowerShot-A540 )  カーナビの地図を見ると、本当に網の目のようにミカン農道が張り巡らされて います。島国、日本列島のあちこちで見られる地形です。
( Canon PowerShot-A540 )  この迷路のような場所を愛車を駆って探検するのが、私の何よりの楽しみです。 (笑)  カーナビの地図は、車が通れそうもない、自転車が通れるくらいの道も載って いるのです。そのため時々このように「行き止まり」の状態にハマってしまうこ とが、しばしばあります。
( Canon PowerShot-A540 )  海岸沿いの断崖の上の農道です。ちょっとでも脱輪したら車ごと転落してしま うでしょう。運転には細心の注意が必要で、けっこうプレッシャーがかかります。
( Canon PowerShot-A540 )  しかしこういう場所ばかり走っているので、おかげで運転はずいぶんと自信が つきました。自分で言うのもなんですが、狭い場所での転回も慣れたものですよ。 (笑)  山上から小田原の市街を遠望してみました。左には小田原城の天守閣がちらり と見えています。
( Canon PowerShot-A540 )  そして海岸線には西湘バイパスの橋脚が見えます。こうしてみると我が町・小 田原も案外都会に見えますね。  米神漁港(こめかみぎょこう)というところへやってきました。私がよく朝日 を撮影する場所です。
( Canon PowerShot-A540 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.8.41N35.12.44&ZM=5
 実はここは漁港の近くにある神社の軒先です。ご覧のように国道の橋脚に阻ま れて、海は少ししか見えません。
( Canon PowerShot-A540 )  このような場所で朝日が撮れるのでしょうか? しかしご心配召されますな。望遠レンズで引きよせると、ご覧のように道路の影 響を受けずに水平線をフレーミングすることができるのです。
( Canon PowerShot-A540 )  参考までに、この場所から撮影された作品をいくつかご紹介しましょう。


 この場所が好きなのは、安定した足場で三脚をしっかり立てられるからです。 超望遠撮影では周囲の障害物も気になりません。  もちろん海岸線の方へ出て行けば、巨岩、奇岩がたくさんあり、それらを画面 に配置して作品を構成するのも楽しいですね。
( Canon PowerShot-A540 )  波が強い時には岩礁に砕ける白波を狙うのも良いでしょう。(ただし大波には くれぐれも注意してください)
( Canon PowerShot-A540 )  この日は台風の影響でもっと波が強いことを期待していたのですが、引き潮と いうこともあってか、思ったより迫力のある波が出ませんでした。  海岸道路をしばらく走って、真鶴漁港(まなづるぎょこう)までやってきまし た。真鶴は観光地として有名ですが、駅前の賑やかな様子と異なり、漁港は静か な味わいのある雰囲気に包まれています。
( Canon PowerShot-A540 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.8.41N35.8.59&ZM=5
 漁港と言いつつ、工事船の姿が目立ちます。
( Canon PowerShot-A540 )  錆の浮いた船体は、いわゆる「目に見える美しいもの」ではないのですが、長 年の時の経過に磨かれた渋い味わいというものを放っています。この日はマミヤ 7IIという中判カメラを持っていましたので、このような被写体の質感をブロー ニー・フィルムの大きなフォーマットで克明に写し止めるのも最近の楽しみの一 つです。 (カメラが増えてくると、色々と試したいことが多くなって大変なのです)  真鶴岬の先端までやってきました。ここには奇岩として有名な「三ツ石」があ ります。
( Canon PowerShot-A540 )  整備された遊歩道を歩いて、海岸まで降りてゆきます。台風の影響か、空気が とても湿っていて海からの風も心なしか蒸し暑く感じられます。
( Canon PowerShot-A540 )  海岸はメロンくらいの大きさの玉石で敷き詰められています。風があれば波が 打ち寄せて風情があるのですが、今日は思ったより風が少なく、ちゃぷちゃぷと 小さな音を立てているだけでした。本当にあれだけ九州で台風が猛威を振るって いるというのにここの静けさはどうしたことでしょうか。
( Canon PowerShot-A540 )  しめ縄が岩の間に張られていているのが見えます、あれが三ツ石です。地元の 漁村の人たちが神聖なものとして崇めてきたのが分かります。
( Canon PowerShot-A540 )  ちょうど岩の上を鳶(とんび)が飛んでいました。鳥の姿がちょっと入るだけ で、変化の少ない空にアクセントが生まれ、風景が俄然面白くなります。  三ツ石そのものを望遠レンズでクローズアップしても面白いですが、やはり海 岸線に広がる岩礁と波を取り入れて画面を構成する方が風景に広がりと動感が生 まれて面白くなることでしょう。
( Canon PowerShot-A540 )  早朝の時間帯、潮の満ち引きも計算に入れて撮影に臨みたいものです。  岬の高台からは真鶴の漁港をぐるりと一望することができます。
( Canon PowerShot-A540 )  未明の時間帯には漁港の夜景と朝の空の色が溶け合って、それはそれは美しい 風景が見られます。
 真鶴の漁港から今度は山に向かって走ってゆきます。「星ヶ山」という場所の 様子を見に行きました。
( Canon PowerShot-A540 )  湯河原町は「星ヶ山公園」と銘打ってはいますが、行ってみると何もない原っ ぱのようなところです。しかし展望台からは本当に鶴のような、海上に浮かぶ真 鶴岬の姿を見ることができます。
( Canon PowerShot-A540 )  それにしても温泉施設でしょうか、「湯河原温泉・星ヶ山公園」と書かれたでっ かいゴミ焼却塔のような建物はなんとかならないでしょうか。せっかくの風光明 媚な風景が台無しです。(苦笑)  そういう人工的な建築物は画面から排除してフレーミングをしてみましょう。 今の時期はなんといってもススキの美しい時期です。
( Canon PowerShot-A540 )  天候は悪くてすっきりしない展望ですが、デジカメの記録といえども常にバラ ンスの良い美しい画面構成を考えて切り取る癖をつけておくと良いと思います。
( Canon PowerShot-A540 )  夏から秋にかけての花の代表といえば「萩」(ハギ)でしょう。コスモスなど と比べて決して目立たない花ですが、古来、万葉の時代から日本人に親しまれて きた季節の訪れを告げる花です。
( Canon PowerShot-A540 )  そして星ヶ山のススキ野原はいつ来ても見事なものです。風に揺れるススキの 姿は写真を撮ること以前に、見ているだけで心が休まります。
( Canon PowerShot-A540 )  地形がなだらかでポイントになるものが少ないので、素材写真にするにはいい のですが、作品にするとなると案外難しいかも知れません。
( Canon PowerShot-A540 )  星ヶ山から下ってくる途中、ずっと曇っていた空からほんの少しだけ陽光が差 し込みました。それが山腹にある竹林を照らし出し、風にゆらゆらと揺れるたび に、青々とした葉がきらきらと光っていました。
( Canon PowerShot-A540 )  風情のある風景も多いのですが、ユーモアのある風景も見かけました。道路を 下ってくるとやがて住宅街の中に入ってきたのですが、突然、遊園地のメリー・ ゴーランドにあるような白馬の木像(?)が、ぬっと立っていたのでです。
( Canon PowerShot-A540 )  「なんだ、これは?」と、ちょっと驚きましたが、近所の方に話を聞いてみる と、以前ここにはレストランがあり、そのオーナーが客引きのために建てたもの だそうです。
( Canon PowerShot-A540 )  閑静な住宅街に突然このようなものがあると、ちょっと異様です。オーナーは どこかの遊園地や牧場などから古いものを払い下げてもらったのでしょうか。 それにしては綺麗にピカピカに磨かれていて、今にも動き出しそうな様子です。  旅をしていると色々なものを見聞するものです。しかしこのような「非日常的」 なものに出逢えるからこそ旅は楽しいのでしょう。  突然の白馬の出現には驚きましたが、気を取り直して再び車を走らせます。 農道に分け入ってみると、夏から秋にかけての花たちに出逢えました。こちらは 淡い紫色をしたアサガオの花たちです。
( Canon PowerShot-A540 )  綺麗に咲き揃っているわけではないですが、旺盛な様子を感じます。  小振りなヒマワリの花は民家の花壇などに植えられています。大柄のヒマワリ は夏の風景の定番ですが、このような小振りのヒマワリもかわいいものです。
( Canon PowerShot-A540 )  こちらは「ムクゲ」の花。ピンクや白の花がたくさん咲いているのを路傍で見 かけます。
( Canon PowerShot-A540 )  寄り添うように咲いている花が、なんだかお互いに何かをささやき合っている ようにも見えます。
( Canon PowerShot-A540 )  蜜を求めてクロアゲハチョウがやってきました。蜜をあげる代わりに、花は花 粉を虫の体にくっつけて運んでもらうのでしょう。
( Canon PowerShot-A540 )  花の裏側にはカマキリの幼虫が戯れていました。このたくさんの花の森の中で かくれんぼをしているのでしょうか。
( Canon PowerShot-A540 )  こちらは秋の定番、ヒガンバナの花です。ミカン畑の濃緑色の葉を背景にする と、赤い花の色もますます映えます。
( Canon PowerShot-A540 )  ヒガンバナはとても個性的な形をした花です。群生しているところを遠くから 撮るのもいいですが、時には花に思い切り近づいてマクロ撮影し、その造形的な パターンの面白さを引き出すのも表現のひとつでしょう。
( Canon PowerShot-A540 )  太閤秀吉が小田原城攻めを行った際に築いたと言われる「一夜城」跡の高台ま でやってきました。小田原の町を一望の下に見渡せる場所です。
( Canon PowerShot-A540 )  夜景がとても綺麗なので、夜に来るとよくカップルの車が停まっています。 私がヘッドランプをつけて撮影ポイントを探してウロウロしていると、逃げるよ うに去ってゆくので「なんだか邪魔して悪いなあ」といつも思います。(笑)  ここの公園にはそれほど広くないのですがコスモスの畑があります。しかし今 年は開花が遅れているようで、花は全く咲いていませんでした。残念。  その代わりでしょうか、畑の横にはキク科のハンゴンソウの仲間らしき花がた くさん咲いていました。ここではまだまだ夏の花が優勢のようです。
( Canon PowerShot-A540 )  自宅に戻る途中、田んぼにたくさんの案山子(カカシ)が立てられているのが 目にとまりました。
( Canon PowerShot-A540 )  着物を着せてあげたり、ほおっかむりをかぶせてあげたり、賢くなった雀たち を騙せるようにと、最近の案山子もリアリティを追求するようになっているので しょう。  農家の方たちが知恵をあれこれと絞っている様子が目に見えるようで、いじら しくも微笑ましい光景を頭に思い浮かべました。  収穫の時期を終えたら、これらの案山子たちはどこへ行くのでしょうか。農家 の倉庫にしまわれて、冬を越して、また来年の秋になったら立てられるのでしょ うか。  それまではお役ご免。どうもお疲れ様でしたと、暖かい農家の倉庫で冬を越す ことでしょう。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Canon PowerShot-A540 → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a540530/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/09-18/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週のブログでお伝えした通り、私の愛用のノートPCがクラッシュして、今 週は急遽、ノートPCを新調し、そのセットアップ作業などに追われていたため、 恐れ入りますが今週も「テクニカル・ノート」のコーナーはお休みさせてくださ い。  怠けているわけではないのですが、色々とイベントやトラブルがあり、なかな か復活できずに申し訳ありません。  楽しみにお待ちしている読者の方にはご迷惑をおかけしますが、どうかご理解 お願いいたします。  その代わりといっては何ですが、私の愛用してきた新旧のノートパソコンの紹 介をしようかと思います。  私の友人たちは私のことを「新しもの好き」だと、なんでも最新の機械を使い たがる人間だと思っている人が多いのですが、実はそれは誤解です。  なんでも新しければ良いというものでもなく、新しいものを試してみて(そし て時には古いものも)、気に入ったものがあればかなり長く愛用する人間なので す。  そういわけで、先週クラッシュ騒ぎを起こして引退した IBMの ThinkPad s30 は、とても気に入っていて長く使っていました。もうかれこれ4年は使ったでしょ うか。写真データが多いものですから、ハードディスクも当初の20GBから、 40GB、60GBと増設して使ってきました。
 できればもっと使ってあげたかったのですが、さすがに近年は頻繁にフリーズ するようになってしまって仕事の効率も悪くなり、早く新しいノートPCに移行 したいとは思っていました。  最新機種にした方が速度も速く、明らかに仕事の効率はアップするのでしょう が、しかし長年使い込んだノートPCは自分の手先の一部のように感じていて、 なかなか新機種導入に踏み切れない、私はそういうクラッシックなタイプの人間 でもあるのです、  このノートPCの特徴は、なんといっても鏡面加工された「ボディの美しさ」 でしょう。
 設計者の方は「グランドピアノの美しさを再現したかった」と雑誌で話してい ましたが、ノートPCを単なる仕事の道具ではなく、それを持つことによってス テータス(満足感)を感じるような芸術品にまで高めようとしたスタッフの心意 気をひしひしと感じるマシンでした。
 そしてもうひとつ、私がいつもIBMのマシンを選んでいた理由は、「キーボー ドの打ちやすさ」です。B5サイズの小さなマシンであるにもかかわらず、ご覧 のようにキーボードのフレーム部分だけが張り出していて面積を多く確保してい ます。そのためキーのサイズが大きくとても打ちやすいのです。私は文章を書く のが好きですし、最近ではブログ執筆の文章量も相当なものなので(笑) ThinkPad の優れたキーボードにはいつも助けられていました。  元々薄いボディですが、エッジの先端を絞り込むことによって、さらにシャー プな印象を与えて薄く見せる効果を持っています。
 バッテリーパックのカバーを180度折り返すと、それがチルトアップスタン ドになって、キーボードに角度がついて更に打ちやすくなります。
 とにかくボディ美しさと機能性が見事なバランスを保っている傑作(と私は思っ ている)マシンでした。  文字を打ちまくったキーボードはすっかりすり減って、 "I","O","K","L","M","N"といった頻繁にこすれるところは文字のプリントが剥 がれて無くなってしまいました。
 「情熱のピアニスト」ではないですが、ノッてくるとかなり強くキーボードを 打つのでこのようなことになるのでしょう。我ながら良く打ちまくったものだと 少々あきれています。(笑)  せっかくですから、それ以前に愛用していたノートPCも紹介しましょう。こ ちらはPanasonic(松下電器産業)の、"Let's NOTE"(レッツ・ノート) です。
 いまとなってはすっかり古めかしいボディですが、しかし国産・松下ならでは の造りの頑丈さは定評のあるところです。
 ボディは薄型とは言えないですが、しかしその分、シリアル、パラレルといっ たデスクトップPCでなければ持っていないようなインターフェースをノートP Cでありながら備えているというのは当時としてはとても魅力でした。
 このマシンの最大の特徴は、マウスに代わるポインティング・デバイスにタッ チパッドではなく「トラック・ボール」を備えていることでした。
 トラックボールは体積を必要とするので、ボディを薄型に設計できないのです が、微妙なコントロール性能ではタッチパッドを上回っていました。
 なによりトリコシは、このような明確なコンセプトと「個性」を持ったマシン に惹かれてしまうのです。(笑)  ついでと言ってはなんですが、そのまたさらに昔のマシンを紹介しましょう。 NECの「98note(NA)」です。
 最近のノートPCは本当に「ノート」のような薄型のものが出てくるようにな りましたが、それ以前の「レッツ・ノート」のようなマシンは、ノートと呼ぶに は無理がある「ブック・パソコン」と呼ぶのが正確なマシンでしたが、この「9 8note」クラスになると、もうとても「ノート」とも「ブック」とも呼べな い、「エンサイクロペディアPC」(百科事典パソコン)と呼ぶのが正しいくら いの見事なボリュームなのです。(笑)  おそらく当時の開発スタッフは、「ノートのようなマシンでありたい」という 願いを込めてそう呼んでいたのでしょうが、今となってはそれも微笑ましい思い 出です。
 購入した年月日はもう忘れてしまいましたが、おそらく15年くらい以前のも のでしょうか。これでも立派にTFTカラー液晶を備えているので当時としては 最新鋭のマシンでした。(でも実は中古で購入したのですが)
 NECのPC98シリーズはビジネスはもちろんですが、実はゲームソフトの ラインナップがたくさんあり、主力マシンをWindowsに移行したのちも、 このマシンはゲームマシンとして長らく自宅に置いてありました。  そしてこちらが先週、東京・秋葉原の某パソコン量販店で購入したばかりの最 新機種、レノボ・ジャパンの ThinkPad X60x です。
(ご存じのように「IBM」はPC事業から撤退。ThinkPadシリーズは「レノボ ・ジャパン」が販売、サポートを担当しています)
 昨今の社会情勢を反映してか、指紋認証機能なども備えていて、セキュリティ 機能がアップしています。

 全体のスマートさは、さすが ThinkPad といった雰囲気ですが。s30の持って いような「美しさ」は残念ながら弱まってしまいました。  元々 ThinkPad は黒ボディがビジネスマンに人気のモデルでしたが、最近はま すますビジネスライクにドライな感覚が強くなっているような気がします。  たかがパソコン、ですが、私は s30 が持っていたような「道具としての美し さ」を懐かしく思うのです。 (といって売り払ってしまったわけではなく、バックアップマシンとして、まだ しばらく手元には置いておこうと思っています)  余談ですがIBMは実質このマシンの生産・サポートから撤退しましたが、 「IBM」のロゴは、契約により、まだしばらくマシンに付けられるそうです。
 人間は「感情」と「気分」の生き物。善し悪しは別にしてやはりブランドの力 は偉大です。  新興勢力・「レノボ」の実力は認めるけれども、やっぱり「IBM」ってロゴ があったほうが「カッコいいでしょう!?」。(笑)  以上、ここ最近すっかり余談話ばかりなので、来週こそ「テクニカル・ノート」 を復活させられるように頑張ります。  それでは、また。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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