2006-10-23 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第195号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03228 "The unpainted face of Verbena bonariensis." 『ヤナギハナガサの素顔』 Img03493 "The floating lights." 『浮かび上がる光』 Img03525 "The white horse eating the grasses." 『草をはむ白馬』 Img03588 "The birth of white flosted trees." 『生まれ出た樹氷』 Img03686 "Hypericum chinense." 『ビヨウヤナギ』 Img03757 "The field of Hemerocallis middendorffii. #002" 『ニッコウキスゲの園#002』 Img03918 "The brightness of the ginkgo tree." 『光のイチョウ』 Img03953 "Standing on the slow field. #002" 『雪原に立つ#002』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ 山梨県・甲府盆地の夜景撮影ポイントを紹介します ★☆★  先日、志賀高原に撮影会に行ったのですが、そのとき参加者の方から、「以前 トリコシさんの写真館で見た、甲府盆地の夜景の撮影ポイントを教えてください」 と言われました。  ブログに掲載することを約束してしまったので、ご希望に添って、その場所 を紹介いたします。  撮影場所は山梨県甲州市(旧:勝沼町)「甲州高尾山」の山腹を走る、深沢菱山林道 です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.45.44N35.39.55&ZM=5
 甲府盆地を眼下に見下ろせる展望の素晴らしい場所で、特に夕暮れ時の夜景は 絶品です。
( Nikon F100 + AF-Nikkor24-85mmF2.8-4D , F7.1 , 30秒 , 2001/04/04 )  しかしいきなり撮影ポイントを座標で示されても、その林道への入り口が分か りづらいと思います。  林道へのアクセスポイントは、国道20号線の脇にある柏尾橋の交差点です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.44.55.4N35.39.5.9&ZM=8
ご参考になりましたでしょうか? これから秋が深まると空気が澄んで夜景には絶好の季節になります。お近くの方 はぜひ訪れてみてください。 ★☆★☆★ トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会 in 箱根 ★☆★☆★  2006年11月13日(月)・トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会が 神奈川県・箱根にて開催されます。みなさんふるってご応募ください。 主催:画像加工・写真のプロショップ「ザ・画像館」 開催日:2006年11月13日(月)(雨天決行) 参加費:9,500円(資料・旅行保険・交通費・教材費・昼・夕食込) 募集人員:20名 撮影場所:箱根全山・鳥越先生お勧めスポット 集合時間:画像館駐車場AM8:30、小田原駅AM9:00 終了時間:PM8:00を予定 募集方法:「ザ・画像館」店頭までお申込下さい お問合せ先:0465-41-1411 ※※※ ご注意 ※※※ 募集は「ザ・画像館」の店頭および電話にて受付です。 このブログに返信してもお申し込みはできませんのご注意ください。 ●詳細はこちらをご覧ください↓● http://www.gazoukan.jp/homepage/photoschool/top.html#degicamne
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今年の秋はなかなか涼しくならないので、紅葉の色づきもイマイチのようです。 しかしそのことに不平を言ってはいけません。仮にその原因が地球温暖化にある のだとしたら、その結果は私たち人間がもたらしたもの。厳しい現実だとしても、 それを受け入れなければなりません。  目の覚めるような紅葉は確かに誰が見ても美しいものですが、しかしくすんだ 葉の色の中にも季節の移ろいを感じながら撮影をする、その時の周りの空気や時 間の流れそのものを楽しむことの大切さを知ってほしいのです。  さて、前置きが長くなりましたが、今週はフジフイルム・イメージング主催の 湘南フジクローム・クラブの撮影会にご同行しました。フジから派遣されたのは 女流写真家の米美知子(よね・みちこ)先生という方で、そのお手伝いです。  美人の先生です。ご興味のある方はネットで検索してみてください。  さて、観光バスに乗って小田原から一路長野を目指します。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  長野自動車道の姨捨(おばすて)S.A.に休憩のために立ち寄りました。スタッ フや参加者の方たちはめいめいに休憩所に向かいます。しかし私はパーキングに 植えられていた木々の色合いに目を奪われてしまいました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  なんと端正な姿と濁りのない澄んだ色合いをしているのでしょうか。ずっと眺 めていても飽きない美しさです。まるで吸い寄せられるように見入っていました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  休憩所でのんびりするなんてもったいない。こんな美しい木々があるのにみな さん気がつかないのでしょうか。まだ撮影モードに入っていないからでしょうか。 (笑)
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  こちらの木はまだ紅葉していませんが、その緑の色はまるで、ついこないだま で新緑の葉だったような爽やかさです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  さて、休憩と昼食を済ませて、バスは信州・中野I.C.を降りて志賀高原に入り ました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.28.31N36.43.15&ZM=5
 米先生が撮影ポイントを見つけたようです、参加者のみなさんはバスから降り て、カメラを三脚にセットしてめいめいに撮影を開始します。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  みなさんようやくエンジンがかかってきたようで、被写体を目の前にしやる気 まんまんのようです。三脚とカメラを構えて草むらの斜面をどんどんと降りてゆ くその姿を後ろから見ていると、ふと以前に映画で見たシーンのことが連想され ました。そう、まるでベトナム戦争の掃討作戦を行う野戦部隊のように見えたの です。(笑)
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  写真の歴史に詳しい方でしたらお分かりになると思いますが。慌てて手持ちで 撮影したためにブレているところなんて、まるで従軍カメラマン「キャパ」が撮 影した名ショット「ノルマンディー上陸作戦」を彷彿とさせます。  中央の黒いジャンパーを着ている髪の長い女性が米先生です、撮影中の雰囲気 は真剣そのもの、近寄りがたいオーラを放っていました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  みなさん白樺林と紅葉に目がいっているようですが、そのたもとにいる桜の木 も立派なものです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  まだ若い木のようですが、樹肌がとても滑らかで端正な姿をしています。きっ と春になると淡いピンク色の花を咲かせるのでしょう。そのときが楽しみです。  美しい白樺が林立しています。ちょっと天気が悪く、コントラストが低めなの が残念なところです。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF70-200mmF2.8G(D)SSM )  デジカメで撮影して後で画像処理するとしても、露出はしっかり決めましょう。 露出がいいかげんだと、後で画像処理するときに手間が増えて時間ばかりかかり ます。撮影時にできるだけのことをする、それはデジタルでもフィルムでも同じ 事です。  次の名所、潤満滝の展望台に向かう途中、木炭を焼いている窯がありました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )    煙を吐いている煙突とトタン屋根、周りに積まれた切り株たち。とても素朴な 光景で、見ていてほっとします。  炭焼きと同時に出来る木酢液(もくさくえき)も作っていました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 ) 自然農法や有機栽培で使用される天然の防虫剤だとのことです。 できた木酢液を保存するための藁葺きのテントもとても良い味を出しています。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  窯を管理している兄さんが読んでいるのでしょうか、机の上になにげなく置か れている本のカバーが何度もひもとかれた風合いを持っていて、周囲の風景の中 に溶け込んでいました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  何気なくスナップしたものですが、質感も良く出ており、この一コマはかなり 気に入っています。  さて、滝の展望台は狭く、参加者のためにお譲りするとして、私は周囲の紅葉 を眺めに行くこととしましょう。  さきほどバスの窓からちらりと見えた立派な黄葉の木を見に行きたいと思って いたのです。車道を少し下って、やってきました。  あらためて見直してみると、やっぱり良い木です。なにより元気が良い。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) )  その足下には、赤や黄色や、色とりどりの葉が散らばっていました。まばらに 生える緑の草がそのアクセントになって、また、中には既に枯れ草となって褐色 をしている葉もあって、まるで地面が色紙細工のようでした。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  その一枚一枚をマクロレンズでクローズアップしてみます。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFマクロ50mmF2.8(D) )  曇り空の光量の少ない状況ですが、最近のデジカメは手ぶれ補正機能が入って いるので大変助かります。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFマクロ50mmF2.8(D) )  子供のころ、折り紙セットを買うと、その中には赤や黄色や色とりどりの紙が たくさん入っていて、ワクワクしたものです。今は自然の中にある、色とりどり の折り紙に心惹かれています。  さて、次の撮影ポイントは「一沼」です。このころには残念ながら雨模様になっ てしまいました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  しかし残念とは敢えて言いますまい。雨なら雨でまた風情があるものです。 「秋雨じゃ、濡れていこう」と粋なことをおっしゃった参加者の方もいました。 (笑)  池にはヒツジグサの葉っぱがプカプカと浮かんでいて、それがとても可愛らし く、水面には雨の波紋がリズム良く広がっていました。幸いそれほど気温は低く ないので、秋雨の風情をたっぷりと楽しんでゆきました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  さて夕暮れ近くになったので、ホテルに入って一息つきました。志賀高原・一 ノ瀬にある「ホテルむつみ」というところです。 http://www.shigakogen.jp/mutsumi/
 金曜日の夜ということもあってか、宿泊客は私たち一行だけで、ほとんど貸し 切り状態でした。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  ふと天井にかけられた電飾の美しさに惹かれたのでスナップしてみました。素 朴ですが綺麗な電灯です。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  デジカメをいつでも持っていて、美しいと感じたら何でも撮ってみる。参加者 の方の中でも「デジカメは持っているけどなかなか使わないねえ」という方がい らっしゃったので、「デジカメはランニングコストがかからないので、とにかく 何でも撮ってみては?」ということをオススメしました。  温泉は広く、料理もとても豪華で動けなくなるくらい食べてしまいました。 (ちょっと黄色みの補正をしたほうがもっと美味しそうに見えましたね。  ホテルの方にはお詫び申し上げます)
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  ブドウの果実酒が食前酒として添えられていました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  これがとても甘くて、おいしかったのです。しぶみが全く無いので、これはワ インではないようです。サービスでビールがタダだったのは有り難いのですが、 この果実酒の方をもっと欲しかった。(笑)  ホテルの方のお心遣いに感謝しつつ、明日の撮影に備えて床につきました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、翌朝は4時に出発して夜明け撮影の名所「渋峠」に向かいます。 ついてみたら、土曜日ということもあってか、悪天候にもかかわらずずいぶんと 車が来ているのに驚きました。このような時間にこのような場所をウロウロして いるのは間違いなくカメラマンです。中には神戸ナンバーの車もありました。本 当に遠くからご苦労様です。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  前線通過の影響で、標高2152mの峠はガスと風にまかれていました。しかしそ れでも参加者は雨カッパを着て熱心に撮影をしていました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  日の出は残念ながら望めそうもなかったですが、しかしあきらめることはあり ません。霧なら霧で、そのムードを活かしたような撮影ができるはずです。薄暗 い中、長時間露光で一本の木のシルエットを狙ってみました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) , RAW現像 )  RAW現像でホワイトバランスを調整して、ブルーの神秘的なイメージを狙って みました。画質低下を最小限に抑えて画像の調整が行えるのがRAW撮影のメリッ トでしょう。  だいぶ周囲が明るくなってきました。しかし風は依然として強く吹いています。 その強風のために木々たちの幹がしなっています。この厳しい環境でも強く生き ている様子が伝わってきます。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  さて、寒い渋峠を後にして、木戸池というところまで下ってきました。志賀高 原には70近くもの池があるそうですが、その中のひとつです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  この池もまた水面に対岸の木々を映していて、とても美しいのです。しかし残 念なことは、木々の背後にある道路のガードレールなどが写ってしまうことでしょ うか。観光地なのですから、ガードレールをアースカラーにするなど環境に配慮 した設計をしてほしいものです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  手前の水草と対岸の林の対比が面白く、少し広角で狙ってみました。  水面には湖畔の草や木々が映りこんで、とても和む風景です。微風に水面がゆ らゆらと揺れると、それに合わせて映りこんだ像も揺れています。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  池の上に一陣の風が吹くと、それに合わせてそれまで静かだった水面もざわめ き立ち、波紋が広がります。池は静かなようでいて、実は常に動いているのです。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  時間の経過とともにその表情を変えてゆく、ですので一瞬たりとも気は抜けま せん。  撮影会では時間が決められていて、一つの場所にゆっくりしていられないのが 難点です。しかし仕方のないことかも知れません。バスで移動を開始すると、そ れまで曇りだった池の周囲に太陽の光が差し込みました。湿原を行くハイカーの 方たちは、さぞかし素晴らしい光景を堪能していることでしょう。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  私たちももう少しあの池にいられたらよかったのですが。  早朝の撮影を終えてホテルに戻って一休みです。部屋を出るときに何気なく窓 の方を見ると、カーテンを通してうっすらと差し込む朝の光が、柔らかく、とて も美しいと思いました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  目にしたものは何でも撮ってみる、そんな気持ちになれるのも、デジカメをい つも身につけているからだと思います。  ホテルの前で従業員のみなさんがお見送りをしてくれました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  デザインは洒落ていてスタッフは気さくで暖かみがあり、とても良いホテルで す。みなさんも志賀高原に立ち寄った際に利用されてみてはいかがでしょうか。  さて、前線が通過したためか、流れる雲間から太陽が顔を覗かせるようになり ました。光が激しく変化しています。こういうときはドラマチックな風景が撮れ るチャンスです。  プリンスホテルの駐車場が少し高台になっているので、雑魚川(ざこがわ)を 挟んだ山の斜面を見渡すことができます。ちょうど逆光になって山肌の木々が立 体感を持って迫ってきます。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  こういう場所では様々なフレーミングが考えられますが、とにかく色々撮って みましょう。さきほどは空を取り入れて雲を写しこむことにより風景の動感を表 現してみましたが、今度は風景の一部分をクローズアップして、木々の重なりと 密度感を表現してみました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF85mmF1.4G(D) )  さきほどは山肌を斜めから狙ってみましたが、今度は正面からです。黄葉だけ だと単調になってしまいますので、何かアクセントになるものが欲しい。ちょう ど2本だけ埋もれて立っているような常緑樹の木があったので、それをバランス 良く配置して、視覚効果を高めてみました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF85mmF1.4G(D) )  こんどはより風景の一部分をクローズアップしてみます。逆光にきらきらと輝 く白樺の葉とヤナギの葉が目にとまりましたので、そこだけを切り取ってみます。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF70-200mmF2.8G(D)SSM )  私の好きな、風と光を感じる風景です。雨の後だからこそ空気も澄んで、光も 風も、より清々しく感じられるのでしょう。  秋の風景の定番、ススキも風に踊っています。やはりなんといっても逆光が似 合う植物です。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFマクロ50mmF2.8(D) )  さて、今度は本日の最終撮影地「蓮池」にやってきました。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  ここにもたくさんのヒツジグサの葉が広がっています。PLフィルター(偏光フィ ルター)を使うと水面の反射が除去されて、暗い水底と葉の色とが強いコントラ ストを見せて、ヒツジグサの葉の存在感がいっそう高まります。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF24-105mmF3.5-4.5(D) )  それにしてもヒツジグサの葉は、どうして一方が「>」の形に欠けているので しょうか? とても不思議です。悩みすぎて夜も眠れないくらいに。。。 これはやはりヒツジグサさんに訪ねてみるのが一番なのでしょうか?(笑)  湖畔に建てられたホテルの脇にある紅葉の木が印象的です。こういうところに 泊まってのんびりすればきっと英気も養えることでしょう。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  1泊2日の撮影行を終えて帰途につきました。志賀高原の紅葉は今が盛りのよう です。これらの紅葉は日を追うごとに山の斜面を駆け下って、どんどんと里の方 へと下ってゆくのでしょう。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  70近くの池や沼を擁する志賀高原ですが、今回の2日間で回れたのは3カ所 だけです。残りはまた機会を見て訪れてみることとしましょう。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆ 特別付録 ◆  すでにブログで何回かご紹介しているトイ・カメラ、FUJIFILMの "SmartShotBF" を今回の撮影会に持ち込んでみました。 <参照:自然風景写真館ブログ・バックナンバー> http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-09-11.html
http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-09-25.html
http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-10-02.html
 重さ95gなのでまったく苦になりません。さて、一体どんな風景写真が撮れ るのでしょうか。楽しみですね。使用したフィルムはISO400のネガフィルムです。  すっきりとしてコントラスト、彩度の高いデジカメ画像と比較すると、その味 わい深さが良く分かると思います。そう、これは悪い画像なのではありません 「味」なのです。(笑) <共通データ:FUJIFILM SmartShotBF , 1/125 , F8 , KONICA JX-400 >





 さきほど見た風景がたちまち「記憶の彼方」に飛んでいってしまったような印象 を持ちました。つい2日ほど前だったはずなのですが、、そうまるで10年前に志 賀高原に行った写真を引っ張り出して見直してみているような。。  そんな不思議な魅力を持ったのがトイ・カメラです。  余談ですが、白い雲を撮影しても、白のべた塗りにならないあたりは、さすが フィルムの許容範囲の広さです。  下の写真と比較すると「ハイライトの粘り」の違いがよく分かると思います。
( CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 )  デジカメでその粘りを実現するには、露出を抑えめに撮影しておいて、後ほど 画像処理によってシャドーと中間調のトーンを立ち上げる以外に方法はないで しょう。  そう、デジカメでの撮影は後のレタッチ処理も頭に入れながら撮影時に事を決 定することが重要なのです。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ KONICA-MINOLTA α-SweetDigital → http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a_sweet_digital/
CASIO EXILIM-ZOOM EX-Z750 → http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_z750/
◆今回の速報写真で使用したフィルムカメラ◆ FUJIFILM SmartShot-BF → http://fujifilm.jp/personal/filmcamera/35mm/smartshotbf/index.html
◆デジタル入力機器(フィルムスキャナー)◆ Nikon SUPER COOL SCAN 5000ED http://www.nikon-image.com/jpn/products/scanner/scoolscan_5000_ed/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/10-23/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「多重露光によるソフト描写撮影」◆ -------------------------------------------------------------  私の写真館の作品を一通りご覧になった方は、光の印象的な淡くソフトな作風 が多いことに気づくと思います。  例えば、下記のような作品はその代表例です。


 写真館への質問メールや、あるいは個展などでも、必ずこれらの作品について の質問があります、「どのように撮っているのですか?」とね。  自分が風景を見るときに抱いているイメージを表現すると、結果的にそのよう な映像になるのですが、それを実現するためのテクニックの一つとして、私は 「多重露光」を使います。  多重露光とは、撮影後もフィルムを巻き上げずに、同じコマに何回も光を当て るカメラの機構のことです。  多重露光というと、人の手の平の上に、また別の人が小さく移っていたり、弾 むボールが画面の中に何個も写っていたりと、トリッキーな撮影技法の一つとし て認識されていて、風景写真の世界ではどちらかというと邪道視されているよう な印象がありますが、私は表現のための手段として積極的に活用しています。  能書きはともかく、まずは実例をご覧に入れながらご説明しましょう。下の作 品はデジカメの画像を Photoshop のレイヤー機能を使って画像を合成したもの ですが、フィルムでも原理と結果はまったく同じです。 (1)まずは三脚にカメラをしっかり据えて、構図を固定します。 (2)そして一枚目はピントをしっかり合わせて適切に絞り、シャープに写しま す。
( Nikon D50 + SIGMA20-40mmF2.8EXDG , 1/250 , F8 )  このときの露出は、複数の画像を重ね合わせるので、少しマイナスに振るのが ポイントです。ですので、1枚目の画像だけを見ると、若干暗くなっていること が分かると思います。 (3)2回目はフィルムを巻き上げずに、続けて露光しますが、このとき、フォー カスリングを回して、ピントをぼかしたような画像にするのです。三脚で固定し ているので、構図は変化していません。そして2枚重ねるのなら、露出を−1に、 4枚重ねるのなら、露出を−2にするのを目安に、露出補正機能で露出暗くしま す。そしてさらに、ボケを大きく柔らかくするために、先ほどはF8に絞ってい た絞り値をF2.8開放まで開きます。
( Nikon D50 + SIGMA20-40mmF2.8EXDG , 1/4000 , F2.8 (-2.0EV) )  ご覧のように、2枚目は、大きくぼけた、少し暗い画像が写ります。  これら2枚の画像を重ね合わせると、下のような画像になるのです。
(最近は映像をより滑らかにするために4枚ほど重ねています)  この淡くにじむような光が発散するイメージが好きなので、私はこのテクニッ クを多用するのです。  このテクニックを活用するにはいくかのポイントがあります。 ・逆光の時の方がより効果が高くなります。たとえば、暗い森をバックに手前の 紅葉だけが光を受けて輝いているような時です。しかし順光だとしても、逆光ほ どのドラマチックな効果は無いですが、淡い雰囲気が隠し味的になり、普段とは 違った作品になります。 ・重ねる枚数によって露出を下げてゆきます。2枚で−1.0EV、4枚で−2. 0EVですが、これはあくまで目安です、元の画像をしっかり見せたいのか、ぼ かした画像を明るく見せたいのか、最終的な画像のイメージによって、ベースと なる露出値、加えるべき露出値は異なってきます。これはもう経験によって判断 するしかないでしょう。 (※その点、Photoshopのレイヤーは「不透明度」のパラメータで調整できるの で楽ですね。しかし私はなぜか今だにフィルムでの多重露光にこだわっているの です) ・ぼかす量によっても画像のイメージは変わってきます。望遠系のレンズや開放 値の大きいレンズだと必然的にボケが大きくなるので、そのような時には「ボケ すぎ」にご注意です。 ◆ 撮影距離を変えても画角の変化しないレンズが欲しい ◆  さて、原理的には上記のようにして多重露光は可能です。しかしもうひとつ、 私の作風を支えている重要な要素があります。  それは「撮影距離を変えても画角の変化しないレンズ」を使用していることで す。  レンズには「画角」というものがあって、35mmの焦点距離なら、62°の画 角(画面の対角線とレンズの焦点を結んだ三角形の内角)を持っています。  この画角ですが、35mmなら35mmで、いつも一定だと思っている方が多 いのではないでしょうか。しかし実はそれは違います。レンズのピントの合って いる場所、すなわち「撮影距離によって画角は微妙に変化している」のです。  それを実証してみせましょう。  下の画像は、高速道路の水銀灯の並んでいるところを、35mmの画角で撮影 し、多重露光によって2枚目はピントをぼかして撮影したものです。
( NikonD100 , AF-Nikkor28-70mmF3.5-4.5D )  ご覧のように、画面の中心部では、水銀灯とぼけた丸い光が重なっていますが、 画面の周囲に行くほど、光の点と丸ボケはズレてゆくことが分かります。 これはピントリングを回した。すなわち撮影距離が変化したことによって画角も 変わってしまったからなのです。  さて、そのようなレンズで多重露光を行うと、下のような画像になります。
( NikonF90x , AF-Nikkor28-70mmF3.5-4.5D )  2枚目の画像の画角が変わってしまっていることにより、木漏れ日の像のにじ みが、元の樹木の画像と一致しなくなっているのです。  これはこれで「露光間ズーミング」のような効果があって、アート的に面白い といえば面白いのですが、しかしけっして美しいとは言えないと思います。  そこで私が求めたのが「撮影距離を変えても画角の変化しないレンズ」という わけです。  カメラの量販店などに出向いて、レンズを購入するときには必ずピントリング を回してみて、ボケた像が外側や内側にずれないかどうかをチェックします。  次の実験映像は、そうして探し当てたレンズのうちの一つです。
( NikonD100 , SIGMA20-40mmF2.8EXDG )  ご覧のように、画面の周囲になっても、光点と丸ボケの位置がほぼ同一になっ ているのが分かると思います。  だからこそ、先ほど紹介したような、美しい像の合成結果が得られるのです。  個展にいらしたお客様の中で、私がメーカー純正レンズを使用していないこと を指摘した方がいらっしゃいましたが、上記のような理由で、私は自分の表現目 的にかなったレンズを選択するようにしています。  ちなみに私がリサーチした範囲で、このような特徴を持つレンズを紹介しましょ う。 <<< Nikon純正レンズ >>> ・Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(の望遠側) http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/zoom/telephoto/ai_af_ed_80-200mmf28d.htm
・Ai AF Nikkor 85mm F1.8D http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/telephoto/ai_af_85mmf18d.htm
・Ai AF DC Nikkor 105mm F2D http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/telephoto/ai_af_dc_105mmf2d.htm
・Ai AF DC Nikkor 135mm F2D http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/singlefocal/telephoto/ai_af_dc_135mmf2d.htm
・Ai AF Zoom Micro Nikkor ED 70〜180mm F4.5〜F5.6D(※生産中止品) http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/af/zoom/telephoto/ai_af_micro_ed_70-180mmf45-f56d.htm
<<< メーカー製レンズ >>> ・SIGMA 20-40mm F2.8 EX DG ASPHERICAL http://www.sigma-photo.co.jp/lens/widezoom/20_40_28.htm
・TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD http://www.tamron.co.jp/data/af-lens/a05.html
・SIGMA 28-70mm F2.8 EX ASPHERICAL (の望遠側) (※ 生産終了品によりページ無し) ・Tokina AT-X 28-80mmF2.8 ASPHERICAL(の望遠側) http://www.tokina.co.jp/atx/4961607633670.html
<<< Canon純正レンズ >>> ・EF 24-70mmF2.8L USM http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard_zoom/ef24_70_f28l/index.html
・EF 70-300mmF4.5-5.6 DO IS USM http://cweb.canon.jp/ef/lineup/tele_zoom/ef70_300_f45_56_do/index.html
※ Canonはまだ使ったことがないですが、店頭調査にて判断しました。  いずれは使ってみたいと思っています。(笑)  しかし、多重露光のためだけに、いきなりレンズを買いそろえるのも大変でしょ うから。まずはみなさんは手持ちのレンズで試してみてはいかがでしょうか。  この「多重露光によるソフト効果」のテクニックは、以前から問い合わせの多 いものでしたが、その答えになったでしょうか?  まずは何事も習うより慣れろ。みなさんも色々と試してみて、自然風景写真館 に負けない傑作を作ってみてください。(笑)  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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