2006-10-30 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第196号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03183 "The cherry tree at side of the tiny temple." 『お堂の桜』 Img03278 "The tiny stream on the swamp." 『湿原の小さな流れ』 Img03294 "The lake at the summer time. #005" 『夏の湖#005』 Img03645 "The weeping cherry blossoms is profound." 『シダレザクラ幽玄』 Img03702 "The side face of Schizocodon soldanelloides." 『イワカガミの横顔』 Img03872 "The distant view from the stream of Dakesawa." 『岳沢の流れのかなたに』 Img03917 "The shining ginkgo tree." 『輝きのイチョウ』 Img03989 "The energy of winter tree." 『冬の樹の生命力』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★☆★ トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会 in 箱根 ★☆★☆★  2006年11月13日(月)・トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会が 神奈川県・箱根にて開催されます。みなさんふるってご応募ください。 主催:画像加工・写真のプロショップ「ザ・画像館」 開催日:2006年11月13日(月)(雨天決行) 参加費:9,500円(資料・旅行保険・交通費・教材費・昼・夕食込) 募集人員:20名 撮影場所:箱根全山・鳥越先生お勧めスポット 集合時間:画像館駐車場AM8:30、小田原駅AM9:00 終了時間:PM8:00を予定 募集方法:「ザ・画像館」店頭までお申込下さい お問合せ先:0465-41-1411 ※※※ ご注意 ※※※ 募集は「ザ・画像館」の店頭および電話にて受付です。 このブログに返信してもお申し込みはできませんのご注意ください。 ●詳細はこちらをご覧ください↓● http://www.gazoukan.jp/homepage/photoschool/top.html#degicamne
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  既にこのブログでご紹介しているように、11月13日にトリコシのデジカ メ教室in箱根。を予定しております。そのために先週の金曜日に時間を作って箱 根方面の偵察取材に出かけたので、その様子をお届けしようと思います。  まず出かける前に、近所で見かけた花の様子を紹介しましょう。今年は秋になっ ても温暖なためか、なんと夏の花であるツユクサがまだ咲いていました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  瑠璃色をした花はとても好きなのですが、ちょっと心配になってきます。  こちらは、そば屋さんの壁にツルを這わせていたアサガオの花です。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しっとりとした落ち着いた濃い緑色の葉は、カメラの露出をマイナス補正する ことによって得られたものです。  その一方で、同じような場所にもかかわらず、冬の花であるサザンカがもう咲 き始めました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  花を見かけることによって季節を知るといいますが、こう色々な季節の花が咲 いていると、なんだか季節感が無くなってきているような気がします。  さて、話がそれましたが、肝心の箱根取材の様子です。 まずは、太閤ゆかりの「一夜城跡」にやってきました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  この場所は、太閤・豊臣秀吉が小田原の北条を攻める時に拠点とした場所で、 本当に一夜で城を築いたわけではなく、「周到な準備により、そのように見せか けた」というのが本当のようです。  それはともかく、小田原市にあるのですが、国指定の史跡になっているためか 歩道がとても綺麗に整備されていました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  杉林の中の空気はひんやりとして、なんだか気持ちが締まってきます。  城跡の石垣の隙間に根付いて生きている植物たち。その葉の光沢感の見事なこ とに目を奪われました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  まるでそれそのものが歴史ある工芸細工のようです。  城跡は樹齢を重ねた大樹たちに囲まれています。一本一本が歴史の営みを感じ させてくれるような表情を持っています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  こちらはなんと太い幹でしょう。直径が2mちかくあります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  この木は何年くらいここで生きているのでしょうか。もしかしたら江戸時代か らずっと生きているのかも知れません。  城跡の中の一部、本丸跡は見事な芝生の公園になっていました。ところどころ 丸い形をした盆栽もあって、公園というよりは庭園のような雰囲気もあります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しばらくうろうろしていると、近くの小学生が見学に来たのでしょうか。静か な公園がとたんに賑やかになりました。しかしそれもまた良いものです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  公園にはいくつかの木が植えられていますが、こちらの木は幹の表情がとても 豊かです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  ファインダーを覗いているのですが、まるで逆にこちらがのぞき込まれている ような気持ちになりました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  こちらは見事な桜の木です。桜の名所というと、電線や提灯がつきものなので すが、ここはその心配もなさそうです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  ただしよくよく見ると、背後に公園の白い手すりが見えます。安全のためとは いえ、こういう野暮なことはしてほしくないものです。  美しい椿の葉を見かけました。しっとりと落ち着いた光沢を持っています。
( Nikon D50 + AiAF-ZoomMicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D ) まだまだ花の様子はみじんも見えませんが、しかし「これから花が咲くんだ」と いう目に見えないエネルギーが感じられます。そのエネルギーを感じることがで きれば、もう今から紅色の花をさかせている様子を思い浮かべることができるで しょう。  城跡と道を挟んで向かい側にはコスモス畑があります。今回はこちらも楽しみ にしてやってきました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しかし今年は花の付きが悪いのでしょうか。以前に比べるととても元気が無い ように見えました。それとも今年はもう花の最盛期が終わってしまったのでしょ うか。また、キバナコスモスが多くなったように思います。  ちなみに以前は下のように、青い相模湾をバックにして見事なコスモス畑が見 られたものでした。
( Nikon F5 + Tokina AT-X 28-80mmF2.8 AFPRO , FUJI-トレビ100C )  年が変われば、風景も変わっていってしまうものです。  そうはいっても、花の蜜を求めて虫たちがやってきます。
( Nikon D50 + AiAF-ZoomMicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D )  無心に蜜を吸っている虫たちは無邪気なものです。  城跡を後にして、箱根湯本ちかくにあるそば屋さんにたちよりました。箱根は 有名観光地ですので、なんでも高級志向です。窓際に置いてある壺の美しさに惹 かれました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  富士山と山並みをデザインに使ったのでしょうか。鈍く光る表面の素材感が上 質な印象を与えます。  さて、箱根湯本の「早雲公園」にやってきました。早雲寺の裏山に広がってい る森で、箱根に古くからある原生林のたたずまいが保存されています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  お寺で焚かれているお香の煙がここまで漂ってくるのでしょうか。こもれびが うっすらと差し込んで美しい光のシャワーとなっています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  原生林は一年中暗い緑色をしているようですが、中には広葉樹もあるようです。 こちらの葉は今は爽やかな緑色をしているようですが、11月の後半になると赤 く染まるかも知れません。今から楽しみです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて、早雲寺にやってきました。この寺は戦国時代に小田原を拠点として勢力 を誇った戦国大名・北条家ゆかりの寺です。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  その開祖・北条早雲(ほうじょう・そううん)は、若かりし頃は伊勢新九郎と 名乗り、下克上の典型として語られ、百姓から身を興して一国の主となったとし て、歴史小説の舞台にたびたび登場します。その通説は、現代では見直されて、 実際には室町幕府の政所執事を務めた伊勢氏の出自であり、元からある程度の政 治的地位を有していたようですが、しかしながら、その魅力的な人物像は、今で も小田原や箱根のあちこちに「早雲」や「新九郎」と名前の刻まれた史跡や店舗 が多くあるのを見てもうかがい知ることができます。  そのようなわけで、この寺も地元の人々によって大切に保存されているらしく、 地面はいつも掃き清められて清潔です。集めた枯れ草を燃やしているのですが、 その煙があたりに立ちこめて、そこに光が差し込むと、煙によって光の道筋がさーっ と描かれるのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  藁葺きの屋根に守られた由緒ある梵鐘。そして樹齢を重ねた梅の木は、観光客 によって根本を踏まれないようにと柵で優しく守られています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  梵鐘の屋根にはどこからともなく種が飛んできたのでしょうか、その上にも草 木が顔を覗かせていました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 ) 彼らにとってはこの屋根の上が居心地のよい世界のようです。
( Nikon D50 + Ai-MicroNikkor85mmF2.8D )  樹間から差し込む陽光は、寺のひとすみにある木々や葉たちをも輝かせてくれ ます。
( Nikon D50 + AFDC-Nikkor135mmF2D )  淡い光の中で微笑むような椿の花を見かけました。無彩色の寺の中で色彩がひ とつまたひとつと生まれてゆきます。
( Nikon D50 + AFDC-Nikkor135mmF2D )  長い年月で磨かれた地蔵様のお顔ですが、しかしそれでも大きい方の地蔵様が 口元にうっすらと笑みをたたえているのが分かります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  寺の正門の脇には、立派な大樹が控えています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  この枝葉の広がりの見事なこと。人間など足下にお及ばないような大きさと力 で、この寺を守ってくれているのでしょう。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて、次は国道1号線沿い、孝三九橋というところまでやってきました。目立 たない橋ですが、眼下を流れる早川の渓谷美が素晴らしいところです。ここも秋 の紅葉が楽しみなところです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  この橋の少し上の鉄橋を箱根登山鉄道が走っています。しばらく待っていると、 電車が鉄橋を通るので、そのタイミングで写真を撮りましょう。ただ鉄橋を撮る よりも断然面白い写真になります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて次は、小涌谷にある蓬莱園というところを偵察に訪れました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  箱根の紅葉シーズンは11月。もちろんまだ早いのですが、美しいもみじの葉 がそこかしこに見られます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しかも光の具合が良く葉が太陽の光を透かしてとても美しく見えます。これが 真っ赤に染まる頃がとても楽しみです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  おつぎは千条の滝(ちすじのたき)です。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  蛇骨川(じゃこつがわ)の途中ある小さな滝ですが、フレーミングによっては 雰囲気のある写真を撮ることができます。  ちなみに滝ではついついホワイトバランスを調整して色味で遊んでしまいます。 こちらは「オート・ホワイトバランス」で撮影したもの。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  水の流れが白く写っており、これはこれで物理的には正解かも知れません。 しかしちょっと面白くない。  こちらは「昼光」もしくは「太陽光」のモードで撮影したものです。うっすら とブルーがかかって、だいぶ雰囲気が出てきました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  こちらはホワイトバランスを「白熱電球」にセットしたものです。見事なブルー になりましたが、これはちょっと遊びすぎでしょうか。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  蛇骨川の渓谷は小振りながら案外と綺麗です。ただし深い谷間にあるので、光 が少ないのが難しいところです。しっかりした三脚は必須となるでしょう。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて、午後になってだいぶ日も傾いてきました。元々低い秋の日差しですが、 午後2時を回ると、もう黄昏れた雰囲気が光に漂っています。そんな中、宮城野 地区に向かう途中、美術館のロータリーにある噴水が目にとまりました。午後の 低い光を受けて水の飛沫がキラキラと輝いています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 ) (C)『箱根 彫刻の森美術館』「生命の響き」新宮晋  この光のヴェールを見て思いつきました。そう、まるでヴェールのようなので すが、高速シャッターで撮影してしまうと、上のように水の飛沫が写し止められ てしまって、シャープで現実的なイメージが強くなってしまいます。淡い光のヴェー ルというイメージに近づけるためには、ただ目の前の光景を物理的に客観的に写 すだけではなく、もう一工夫必要です。  そこで最近購入したレンズ(正確にはレンズではなくアクセサリーです)を使っ てみることにしました。  まずこちらが、通常のレンズで撮影した画像です。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG ) (C)『箱根 彫刻の森美術館』「生命の響き」新宮晋  そして次の画像が、特殊なアクセサリーを使用したものです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 ) (C)『箱根 彫刻の森美術館』「生命の響き」新宮晋  いかがでしょう。ちょっと不思議な描写になりましたね。この淡さと曖昧さ、 最近私がハマっている「トイ・カメラ」にも似たところがあります。  お分かりになる方はいるでしょうか?  タネを明かすと、これは「ピン・ホール・レンズ」を使って撮影しました。  ガラスのレンズが発明される以前の原始的なカメラの構造は、暗箱にただ穴を 開けただけのものでした。しかしこの微小な穴を通して光が屈折し、暗箱の反対 側に像が映し出されたのです。
 このピンホールの原理を使って、現代のカメラにも装着可能なアクセサリーと したのが、Kenko(ケンコー)から発売されている「ピン・ホール・レンズ」で す。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  上はそのピンホール・レンズを Nikon F6 に装着した様子です。穴が開いてい るだけのシンプルな構造なので、とにかく薄くて軽いのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  重厚なF6のボディに比べると、まるでオモチャのようで、ちょっとシュール な光景です。こんなもので本当にちゃんと写るのかと心配になりますが、それが 上の作例のように、そこそこ写るのですから不思議ですね。  つきつめて考えると、写真の原理は実に単純なところにあるのかも知れません。  画角は50mmレンズに相当します。(APS−Cサイズのデジカメなら、7 5mm相当です)  絞りの値は口径が小さくなるほど値が大きくなりますが、このピンホールレン ズのF値は、なんとF250(!)。たいていのレンズがF22程度までなので、 大変大きな数値です。  既にこのブログのテクニカル・ノートでも紹介しているように、F値が大き くなると「被写界深度」が深くなりますので、このレンズには「ピント合わせ」 という概念が無く、目の前にある全てのものを写しこんでしまいます。 <参照:自然風景写真館ブログの第169号> http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-04-24.html
 そして絞り穴が小さくなるほど「回折現象」が発生して、像が甘くなることも 既に紹介しました。 <参照:自然風景写真館ブログの第170号> http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-05-01.html
 ですので、このレンズで撮影した画像は非常に淡く曖昧でぼやけていますが、 しかしそれが逆にこのレンズの「味」となっています。  当然のことながら、カメラの露出計は連動しません。ですので自分で光を計っ てマニュアルで露出を決定してやる必要があります。  といってそれほど難しいことではありません。F250はF11より9段暗い 露出ですから、まずは下のように通常の50mmレンズを装着して、F11の時 のシャッタースピードを読み取ります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  そしてそのときのシャッタースピードが1/250で適正だと判断したならば、 1/250→1/125→1/60→1/30→1/15→1/8→1/4→1/2→1秒→2秒 のように、9段分 の露出分だけ、シャッタースピードを遅く設定しなおしてから、通常の50mm レンズをピン・ホール・レンズに付け替えて撮影します。  カメラの露出モードは当然、マニュアル(M)モードにセットしておきます。 そしてこのレンズには「絞りはF250で固定」ですから、絞りをセットする必 要はありません。ただシャッタースピードだけを計算してセットすれば良いので す。  十分に光量がある状況下でもシャッタースピードが極端に遅くなるのがこのレ ンズの特徴です。これにより、日中にもかかわらず、スローシャッターで水の飛 沫を絹のように流して写すことができるのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 ) (C)『箱根 彫刻の森美術館』「生命の響き」新宮晋  ちょっと「テクニカル・ノート」的なことも書いてしまいましたが、このピン ・ホール・レンズも「トイ・カメラ」に負けないくらいの魅力を持っていますの で、また日を改めて紹介できればと思っています。  さて、国道1号線の最高地点を越えて、芦ノ湖方面に向かいます。ちょうど山 を越える様な場所にあたり、霧もこの峠をどんどんと越えてゆきます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  駒ヶ岳ケーブルカーの駅へ向かう林道の途中から、眼下に芦ノ湖を見下ろせる 見事な場所を見つけました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  遠目からでも遊覧船がひっきりなしに行ったり来たりしているのが見えます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  地図で見ると駒ヶ岳ケーブルカーの駅があるというのですが。しかし行ってみ ると駅はもう廃業していました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  マイカー時代に対抗しきれなくなったのでしょうか。今はもう動かなくなった ケーブルカーと、廃墟と化した駅に、黄昏の光が優しく降り注いでいました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて、夕陽はどこで撮ったらよいかを考えながら次の撮影ポイントを選びます。 大観山は富士山と芦ノ湖がいっしょに取れるので人気のスポットですが、しかし 富士山が姿を現さなかったら意味がありません。  むしろ湖に降りてしまった方が良い写真が撮れるのではないかと思い、山を下っ てみました。  そのねらい通り、夕暮れ時の湖は美しいシルエットを見せてくれていました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  なにより、大観山では富士山と雲くらいしか写すものがないのですが、この湖 のほとりには様々な被写体があるので、それら全てシルエットとして画面を構成 すると簡単に美しい写真になってしまいます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  ほとりでは親子が楽しく遊んでいました。こういうシーンもスナップには最適 です。夕暮れ時の雰囲気を出すために、少しマイナス補正をするのがいいと思い ます。
( Nikon D50 + AiAF-Nikkor28-200mmF3.5-5.6D )  雲が出てしまうと富士山写真は難しいかも知れませんが、しかし湖畔の風景な ら、雲の流れやパターンが湖に写りこんで、とても魅力的な風景になるのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さて、湖畔での撮影もそこそこにして、今度はススキで有名な仙石原まで来て みました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  残念ながらこのころにはかなり天気が悪くなってきたので、ススキを撮る気力 が湧きませんでした。やはりススキは風に揺れて、陽光を浴びて光っている時が 一番良いです。  さて、夕暮れ時の撮影を終えて、自宅に戻ろうかと思いましたが。しかし長尾 峠というところから山の稜線に向かって伸びている林道があったので、とても惹 かれてしまい、ゲートは閉まっていましたが、徒歩で歩いて偵察をしてみること にしました。  地図で調べてからスタートすれば良かったのですが、この林道が思いのほか長 くて大変でした。この林道はNTTの携帯電話のアンテナのために、作られたよ うなものだと思います。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  林道ややがて箱根外輪山の稜線に合流して、素晴らしい展望が開けました。 空には、ぽっかりと三日月が浮かんでいます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  丸岳というところからは、はるか西に沼津市の夜景を見ることができました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さてもうそろそろ帰ろうかと思ったところ、またしても魅力的な被写体が目の 前に現れて、私が家に帰ろうとするのを阻むのです。(笑)  箱根には夜景の名所はいくつかりますが、ここでは御殿場市を見下ろす場所か ら、夜景を臨むことができます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  こちらは先ほどとは別の場しょです。道路を走る車の軌跡もまたアクセントに なっているのではないでしょうか。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  詳しい場所は控えてありますが、今は明かせません。なぜなら、これを見て撮 影にいってしまう生徒さんがいらっしゃるとしたら、その人はそれで満足してし まって、「トリコシのデジカメ教室」に来ていただけない可能性があるからです。 (笑)  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ OLYMPUS CAMEDIA SP-320 → http://olympus-imaging.jp/digitalcamera/sp320/
Nikon D50 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d50/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/10-30/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「多重露光によるソフト描写撮影2」◆ -------------------------------------------------------------  先週はお問い合わせの多かった「多重露光によるソフト表現」の技法について 紹介しました。ご参考になったでしょうか。  今週はその応用例をまた別に紹介しましょう。  私がよく使う技法は、1枚目を通常撮影しておいて、2枚目はフォーカスをわ ざと外して、それらのカットを多重露光する方法でした。  一方、このような撮影方法もあるのです。  まず草花が2輪以上の花が咲いている場所を選びます。そしてカメラを多重露 光モードにセットしてまずは手前の花のみにフォーカスを合わせます。
( Nikon D50 + AiAF-ZoomMicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D )  このとき、もし2枚露光するのであれば、露出を−1.0EVだけ値を下げて おくと、2枚多重露光した時に、ノーマルの露出として撮影できます。  さて、今度は奥の花にフォーカスを合わせてみましょう。すると今度は手前側 の花がぼけることになります。
( Nikon D50 + AiAF-ZoomMicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D )  そしてこの2枚の画像を合成するとどうなるでしょうか?
 見事に淡くて優しい雰囲気の写真になりました。  参考までに、他にもこの手法を使用した作例写真をご覧に入れましょう。
( Nikon F90x , TamronSPAF90mmF2.8macro , EBX )
( Nikon F90x , AFDC-Nikkor135mmF2D , EBX )
( Nikon F6 , AFDC-Nikkor135mmF2D , RAPF )  いかがでしたでしょうか。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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