2006-11-06 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第197号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★








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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03311 "The holiday of the youths." 『若者たちの休日』 Img03384 "The morning mist under the dawn." 『未明の朝霧』 Img03393 "The sunlight streams in the morning." 『差し込んだ朝の光』 Img03446 "The quiet maple colors." 『ささやかな紅葉』 Img03579 "The red nuts and white snow." 『赤い実と雪』 Img03637 "The peach flowers are thinking of you." 『もの想ふ桃』 Img03720 "A dance for joy with good friends." 『なかよしの乱舞』 Img03811 "The sunset glow into the passion." 『情熱の夕焼け』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★☆★ トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会 in 箱根 ★☆★☆★  2006年11月13日(月)・トリコシのデジカメ一眼レフ撮影会が 神奈川県・箱根にて開催されます。みなさんふるってご応募ください。 主催:画像加工・写真のプロショップ「ザ・画像館」 開催日:2006年11月13日(月)(雨天決行) 参加費:9,500円(資料・旅行保険・交通費・教材費・昼・夕食込) 募集人員:20名 撮影場所:箱根全山・鳥越先生お勧めスポット 集合時間:画像館駐車場AM8:30、小田原駅AM9:00 終了時間:PM8:00を予定 募集方法:「ザ・画像館」店頭までお申込下さい お問合せ先:0465-41-1411 ※※※ ご注意 ※※※ 募集は「ザ・画像館」の店頭および電話にて受付です。 このブログに返信してもお申し込みはできませんのご注意ください。 ●詳細はこちらをご覧ください↓● http://www.gazoukan.jp/homepage/photoschool/top.html#degicamne
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  連休中は全国的に好天に恵まれたようで、みなさんも秋の行楽シーズンを満喫 されたのではないでしょうか。  さて、自然風景写真館ブログも、秋のシーンもりだくさんでお届けします。  まずは山岳連盟の自主トレーニングで山梨県の三つ峠(みつとうげ)にロック クライミングに出かけたのでその様子をお届けしましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.48.46N35.32.47&ZM=5
 この山の呼び名はすこし変わっていて、「三つ峠山」ではなくて「三つ峠」で 山の名前なのです。地図では「三つ峠山」と書かれているものもあるようですが、 それは一般の人が混乱しないようにとの配慮からでしょう。  富士山の展望台としてプロアマ問わず、富士山を狙うカメラマンの人気のスポッ トです。林道の終点から1時間ほど歩くと山頂に着くことができます。  この日は素晴らしい秋晴れに恵まれました。林道の終点は谷間になっていて、 夜のうちに冷やされた空気がたまっていて、それがひんやりと心地よく感じます。 その冷たさに身も心も引き締まります。その冷たい空気を何かに閉じこめて、全 国の皆さんにお届けしたいくらいです。もし写真にそういう力があるのなら、私 はその技を磨きたい。  登山道を歩き始めると、青空にはぽっかりと白い雲が流れ、秋色に染まる木々 たちは吹き始めた風に梢を揺すられて、ざわざわと音を奏でています。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  登山道の前を行く別のクライマーです。歩きはかなり早く、かなり老練なクラ イマーであることを感じさせてくれます。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  その後ろ姿のシルエットが美しくて、朝の光が差し込む秋の登山道は見えるも の何もかもを価値のあるものに変えてしまうようです。  谷を挟んだ対岸の山裾は、褐色に黄葉したカラマツの林になっています。黄金 色とまでは行きませんが、秋のシーンの一コマを彩ってくれています。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  登山道には落ち葉が敷き詰められ、歩くたびにカサカサと優しい音を奏でてい ます。風が吹けば落ち葉の何枚かがひるがえって、地面の上をくるくると回りな がら駆けてゆきました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  さて、山荘の横で少し休憩をとった後、ヘルメットを装着して岩場に向かいま す。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  紅葉ごしに望む三つ峠の屏風岩。日本屈指のロック・ガーデンです。雲間から 差し込んだ瞬光が岩場の一部を照らし出し、ますますその威厳を増しているよう です。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  林ごしに望む岩場のひとすみに、もう気の早いクライマーが取り付いています。 こうしてみると岩場にへばりつく虫けらのようでもありますが、一寸の虫にも五 分の魂、クライマーたちの熱気が伝わってきます。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  岩場には幾つかのルートがありますが、今回は「中央カンテ」というところを 登ることにしました。準備をしている途中で見上げる岩場で、先行パーティのク ライマーたちが既にトレーニングを開始していました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  空には雲が流れ、爽やかな秋晴れ。昨年は寒くて参りましたが、今回はクライ ミングには絶好の日よりです。  パートナーのS氏とロープを結んで、クライミングを開始します。登山学校で は生徒のS氏ですが、上達めざましく、今回も余裕のVサインです。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F810 )  岩場の途中からは素晴らしい高度感のある眺めが楽しめます。遙か足下には富 士吉田市の町並みが見渡せます。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  もっとも、この眺めを余裕を持って楽しむには、それなりのトレーニングが必 要になります。高所恐怖症の人には辛いかも知れません。(笑)  秋晴れとはいいつつ、南からは湿った空気が流れ込んでいるのでしょうか。意 外と雲が多く、残念ながら富士山の姿を拝むことはできませんでした。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  本当なら、あの雲の向こうには富士山の優美な姿が見えるはずなのです。残念 ですが、しかし雲間から降り注ぐ光が美しくて、しばし見とれていました。  ルートの登攀を終えて、懸垂下降で登山道まで一気に下降します。なかなか高 度感のある眺めです。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  誤解の無いように書いておきますが、トリコシはボランティアで登山学校の講 師などをしているものの、本当はこういう危険なことは好きではないのです。 のんびりと森を歩いたり、高山植物の花を愛でたりするのが好きな、やわい人間 なのですが、いつの間にかこういうことを「せざるをえない状況」に追い込まれ てしまいました。それもこれも人が良いからでしょうか。(笑)  それはともかく、目を周囲に向けると、日常とは違った風景を見ることができ るのも、こういうことをしている役得でしょうか。垂直の岸壁にもかかわらず、 そこに必死にしがみついて生きようとしている樹木の姿に心打たれました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  ひとしきりクライミングのトレーニングを終えて、帰途につきました。気がつ けば周囲はすっかり薄暗く、霧も立ちこめてきました。下山を急ぎましょう。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  無事に下山を終えて、仲間たちと甲州名物「ほうとう」に舌鼓を打ちます。友 人おすすめのお店で、すごいボリュームでした。満腹満腹。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL )  余談ですが、今回からPENTAXの一眼デジカメ「K100D」を試していますが、こ のカメラの手ぶれ補正機能は素晴らしい。薄暗い店内で、1/5秒のシャッタース ピードでの手持ち撮影にもかかわらず、ブレはほとんど見られませんでした。  技術の進歩はスゴイものです。  今まで撮れなかったものが撮れるようになる可能性を感じさせてくれるカメラ です。  街中など、三脚が使えないケースでのスナップや静物撮影などに威力を発揮し そうです。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、連休中は混んでいるのであまり出歩きたくはないのですが、長野県茅野 市にある横谷渓谷というところが気になっていたので、1日だけ使ってその取材 に出かけてきました。  例によって高速道路のETC割引を利用するために深夜〜早朝の移動です。そ してお目当ての場所に行く前に、岡谷市の鳥居平やまびこ公園に立ち寄りました。 この場所からは東に諏訪湖を眺めることができて、朝は良い風景が見られるかも知 れないという期待からです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.2.6N36.3.55&ZM=5
 しかし行ってみると、あにはからんや、公園は深い霧に包まれていました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  湖から上がってくる時にはその暖かさにびっくりしたのですが、峠に近いこの 公園では冷たくひんやりした空気が流れていました。どうやら天気予報で言って いたように、上空には寒気が流れ込んでいて、そのために湖にたまった暖かい湿っ た空気が冷やされて、霧を生んでいるのでしょう。  期待していた諏訪湖の展望は得られませんでしたが、しかし落胆することはあ りません。霧なら霧の風景を撮ればいいのです。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  ホワイトバランスを調整して、神秘的な朝のブルーを表現してみました。  こちらも霧の美しい風景です。こちらもホワイトバランスを「蛍光灯」にして ちょっとイメージで遊んでみました。見た目とはちょっと異なる神秘的な印象が 生まれてきます。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  丘の地面に降り積もった落ち葉の絨毯や、林に立ち並ぶ木々立ちの幹の間にた ちこめる霧のグラデーションの美しさに目を奪われます。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  今年の紅葉は色がイマイチだ、という話を聞きますが、しかし自然現象のいた ずらでこんなにも風景が魅力的に変わるとは驚きです。  公園を後にして、林道を少し走って「しだれ栗森林公園」までやってきました。 深い森の中を行く道と、そこにたちこめる霧の光景が神秘的です。
( FUJIFILM FinePix-F810 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.0.31N36.2.52&ZM=6
 ようやく太陽が顔を出し始めました。霧の中に広がってゆく亜麻色(あまいろ) の光が、木々やススキたちをシルエットにして浮かび上がらせて、まるで影絵の 中の光景ようです。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  この場所には以前に来たことがあって、お気に入りの展望台を知っているので す。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  今でもありましたね。けれど、訪れる人がいないのでしょうか。展望台は整備 されておらず、風雨にさらされてかなり痛んでいました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  階段を上ってみるとギシギシと音がします、けっこう怖いのですよ。これ。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  展望台からはまだまだ霧が濃く、眼下の諏訪湖や、遠方にある八ヶ岳の姿を見 ることはできませんでしたが、しかしあたりは太陽の光に包まれて、霧が徐々に 晴れて行くのが感じられます。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  そうは言っても、上空を吹く寒気の影響でしょうか、霧はとても冷たいく、指 先がしびれてきました。自然の中では暑いところから寒いところまで幅広く対処 することを求められます。  カラマツ林から太陽が姿を見せたり隠れたりしています。その姿はまるで花札 の中に出てくるお月様のようにも見えました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  温暖化の影響でしょうか、いまだにアザミの花が枯れずに残っていました。そ の横には栗の実がちょこんとあります。夏と秋の風物が混在する不思議な場所で した。ちょっと季節感が狂ってしまいます。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  さて、朝の撮影を終えて、茅野市(ちのし)に移動しました。次の目的地は紅 葉の隠れた名所として知られる「長円寺」です。その途中ですが、車で走ってい る道路脇に何気なく見かけた名もないお寺のしだれ桜の立派さに眼が止まりまし た。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  なんという見事な枝振りでしょうか。お寺の荒れ方を見ると、あまり人が訪れ ていないようですが、人知れず立派な桜がまだまだあるものです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.12.34N35.59.29&ZM=6

( FUJIFILM FinePix-F810 )  お寺は高台にあり、その裏庭からは、遙か彼方に蓼科山(たてしなやま)の姿 を見ることができました。別名を「諏訪富士」とも呼ばれる秀麗な姿の山です。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  思わぬ穴場を見つけて嬉しくなりました。春になったら、また来てみたい場所 がまたひとつ増えました。  目的に向かう途中でもいくつもの印象的な光景に出会います。それがまた旅の 楽しみでもあります。新たなる発見こそが旅の一番の楽しみなのです。  主要道路ばかり走っているのでは飽きてしまいます。目的地の途中でも気にな る脇道があればどんどん入ってゆくのがトリコシ流です。  秋の田んぼの風景を楽しんでいると、ふと道路の彼方から歩いてくる親子連れ (遠くて分かりづらいのですが、おばあさんとお孫さんかも?)が目にとまりま した。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  すかさず望遠レンズを取り出して、撮影してみます。望遠レンズを使うと被写 体と背景が圧縮された不思議な印象を与える写真になります。映画のワン・シー ンのようですね。
( Nikon D50 + AF-S Nikkor300mmF4D )  これは300mmのレンズを装着しましたが、APS-Cサイズの一眼デジカメなので、 450mm相当の画角です。APS-Cサイズの一眼デジカメは望遠撮影に強いので、 70-300mmのズームレンズなどを持って望遠主体のスナップを楽しむのも悪くない と思いました。  お寺に行く前に立ち寄ったガソリンスタンドでは、飼い猫がウロウロしていま した。
( FUJIFILM FinePix-F810 ) こちらを意に介さないようなふてぶてしさで私の脇をすり抜けてゆきます、 挑戦的な目つきですが、その生意気さがかえって可愛らしく感じる猫でした。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F810 )  さて、道草を食いながら、ようやく目的地の「長円寺」に到着しました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.12.28N35.58.56&ZM=6

( FUJIFILM FinePix-F810 )  私は「書」にも興味があるので、標石に刻まれた文字の美しさにも惹かれてし まいます。こういう美しい字を見られるのも幸せなひとときです。しばらくじっ と見入っていました。  地元の人に尋ねても「今年の紅葉は色が悪いねー」とさかんにぼやいていまし た。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  色づきもまだまだ。見頃は来週くらいでしょうか。  そうはいいつつ、部分部分で見れば、綺麗に染まっている葉もあります。その 一部分をクローズアップしてみました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  このお寺はこじんまりとしていますが、紅葉の他にも、立ち並ぶ石仏などあり、 それらが良い被写体になってくれます。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  これらの石仏さんを、どの角度からどのくらいの画角のレンズで切り取るか。 そこが腕の見せ所でしょう。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  晴れている日には光線がきつくてコントラストの調整が難しい条件です。でき ればRAW撮影&現像をして、白飛びを抑え、シャドーの階調をしっかり再現し たいところです。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  山門から覗く紅葉が逆光に輝いていて、とても印象的でした。色が悪いなら悪 いなりに光線状態を工夫してよく見える角度を探してみましょう。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  由緒あるお寺には必ず立派な樹木がいます。太い幹と踊るような迫力のある枝 振りが見事な大樹です。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  数は多くないものの、毅然と立ち並ぶ杉林の合間に広がる紅葉の枝振りも見事 でした。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  たしかに色は例年に比べて良くはないかも知れませんが、紅葉の木々は モデルさんのようです。少しでも良く見えるように工夫して撮影してあげましょ う。  さて、長円寺を後にして、今度は横谷渓谷に向かいます。その途中でもやはり 魅力的な風景があり、車を止めたり走らせたりの繰り返しで、けっこうあわただ しいのです。  のどかな田園風景に思わず車を止めて、駆けだしてゆき、撮影しました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  渓谷に入る前に腹ごしらえです。元々そばが好きな私ですが、今はなんと言っ ても「新そば」のシーズン、途中、なにげなく入った「柊」(ひいらぎ)という 名前のお店のそばがとても美味しく、量もたっぷりあって、とても満足でした。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  おなかも満たされたところで、ようやく横谷渓谷にやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.16.26N36.1.57&ZM=6
八ヶ岳連峰・麦草峠の西にあり、渋川の中流にある渓谷で、紅葉の名所だという ので楽しみにやってきました。  渓谷全体で見ると、やはり色は良くないようで、温暖化の影響で厳しい冷え込 みがないからでしょうか。残念なことですが、そこは光線状態を良く選んで、な おかつRAW撮影&現像で記憶色、期待色を鮮やかに再現しましょう。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  赤い紅葉のひとつをクローズアップしてみました。別の木の枝葉がバックでき らきらと光っていてとても綺麗です。
( Nikon D50 + TamronSP180mmF2.5LD , RAW現像 )  望遠レンズを使うと、目に付いた印象的な一部分を切り取ることができるので とても便利です。  さて、渓谷の入り口には「乙女の滝」(おとめのたき)があります。地図で見 て場所だけは分かってはいたのですが、最初その名前から察するに、繊細で、さ らさらと流れ落ちるような優美な滝を想像していたのですが、しかし意外や意外、 怒濤のごとく流れ落ちる、実に男性的な滝なのでびっくりしました。
( FUJIFILM FinePix-F810 )  蓼科高原一帯は有名観光地なので、まわりには観光客がわんさかいて、盛んに 記念写真を撮っています。巨大なサーチライトなどもあり、夜はライトアップさ れるようです。  周囲はすっかり俗化された雰囲気ですが、しかし滝そのものは実に素晴らしい。 滝を見上げれば、開放的な秋空もまた視界に入り、実に清々しい気持ちになりま す。
( FUJIFILM FinePix-F810 , RAW現像 )  この怒濤のような滝は、速いシャッタースピードで撮影した方が俄然、迫力が 出ます。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  滝壺のすぐ近くまで寄れるので、実に迫力のある作品が撮れることでしょう。  さて、渓谷の遊歩道を歩き始めます。紅葉に染まった谷間を歩いて、上流にあ る「王滝」を目指します。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  RAW現像でちょっと人工的な色合いになってしまったのが気になります。より 自然でより美しい映像を求めて、まだまだ修行の余地がありそうです。  こちらはRAW現像ではなく、カメラ任せの仕上げにした画像です。割と良い感 じに仕上がりました。RAW現像のものと比較してみましたが、こちらのほうが見 た目ナチュラルに見えたので、こちらを選択しました。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO )  ただし仕上がり設定は「彩度低め」に設定してあります。 Nikon-D50のそのままの仕上がりでは色が濃すぎるのです。(笑)  デジカメ初心者はとかく色を鮮やかにすることを喜んでしまいますが、やはり なにごともナチュラルが一番です。  渓流沿いの紅葉はそれほど綺麗とはいえませんでしたが、しかし中には印象的 な姿を見せる木々たちがいます。この黄葉は、その葉が夜空の星のきらめきにも 似た華やかさを感じさせてくれました。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  こちらは大岩の上にのしかかるように生えている大樹です。生命の力を感じま す。
( Nikon D50 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RAW現像 )  見事に優美な流れを見せる渓流です。さきほどの滝よりも、こちらの方が「乙 女の滝」のように見えます。(笑)
( Nikon D50 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RAW現像 )  この渓流は冬には凍結して氷瀑群となるそうです。それもまた楽しみです。  1時間ほど歩いて、「王滝」に到着しました。しかしこの場所は標高が高いの で、残念ながら紅葉のピークは過ぎてしまっていたようです。見頃は10月下旬ご ろでしょうか。来年また機会あればチャレンジしてみましょう。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  王滝を後にして、今度は渓谷を下ってゆきます。その方角はちょうど西に向か うので、折しも午後の光が谷間に差し込んで逆光となり、木々の姿がより印象的 に浮かび上がってきます。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  日もだいぶ傾いていきました。家族づれやカップルの人たちがそそくさと帰り を急いでいます。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO )  逆光になることによって葉が透過光のために輝き、とても綺麗に見えます。梢 の上にある葉は望遠レンズでクローズアップしてみましょう。
( Nikon D50 + TamronSP180mmF2.5LD , RAW現像 )  木の葉たちが、風に揺れてかさかさ音を立てている様子は、ささやいているよ うでもありますし、ざわめいているようでもあります。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO )  晩秋の枯れた雰囲気を損なわないように、デジカメの仕上がり設定やRAW現 像の時には彩度を上げすぎないように注意しましょう。  樹種によって、紅葉の早いものもあれば、まだのものもあります。オレンジ色 と緑色のそれぞれの木が、やはり逆光の西日を浴びて、まるでそれ自体が光を放っ ているように見えました。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  さて、渓流の脇で一休みしていると。その流れの一部に光が差し込んで、きら きらと光っているのが目にとまりました。ひとつ閃いた(ひらめいた)のです、 この流れを高速シャッターでクローズアップ撮影したら面白いだろうなと。  口径の大きな明るいレンズを装着し、絞り値は開放にセット、おもいきり高速 シャッターを選んで撮影してみます。水の流心に迫ってクローズアップしてみま しょう。  踊るような水の躍動感を1/4000秒という高速シャッターで写し止めてみ ましょう。
( Nikon D50 + AFDC-Nikkor105mmF2D , RAW現像 )
( Nikon D50 + AFDC-Nikkor105mmF2D , RAW現像 )
( Nikon D50 + AFDC-Nikkor105mmF2D , RAW現像 )  撮影の時は夢中で、画像を確認するいとまもありません。とにかくたくさん撮っ ておき、後でパソコンの画面でゆっくりと取捨選択すれば良いのです。  夕暮れ時で色温度が高く、水の色は少々オレンジ色がかかっていましたが、し かしそこはRAW現像時のホワイトバランス調整で、水本来の冷たさが出るよう に色温度を調整してみました。  水の姿は様々な表情を見せてくれます。おめあての紅葉がイマイチだからといっ て、がっかりしないようにしてください。  さて、夕陽もだいぶ傾いてきました。紅葉の森も暖かい光に包まれてきます。
( Nikon D50 + TokinaAT-X28-70mmF2.8AFPRO , RAW現像 )  さきほど乙女の滝を見たときに、西側が開けていたので、これは夕陽の時間に なれば、もっと面白い写真が撮れると感じていたのです。  戻ってみたら、ねらい通り、ちょうど夕陽が滝を照らし出していました。
( Nikon D50 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RAW現像 )  この滝は流心のすぐ近くまで寄れますから、そこに三脚をセットすると、ちょ うど流れ落ちる水の向こうに夕陽を見るアングルになります。
( Nikon D50 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RAW現像 )  瀑布の水流がオレンジ色に染まって素晴らしい眺めでした。デジカメカメラ、 フィルムカメラと交換しながら夢中になって撮影を続けます。
( Nikon D50 + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD , RAW現像 )  この滝は想像していたより素晴らしい滝でした。駐車場から歩く距離も短く、 朝昼夕方、そしてライトアップされる夜。そしてきっと冬には飛沫によって氷が でき、季節ごとでも異なる表情を見せるはずです。  素晴らしい滝に出逢えたことを感謝しつつ、乙女の滝を後にしました。  撮影の帰りには、JR上諏訪駅の近くにある温泉「片倉館」で汗を流しました。
( FUJIFILM FinePix-Z2 )  温泉ももちろん良いですが、この建物がアンティーク(古風)で実に雰囲気が あるのです。この場所もまたオススメのスポットです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.6.58N36.2.42&ZM=7
 秋の信州取材は充実の1日でした。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Nikon D50 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d50/
FUJIFILM FinePix-Z2 → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz2/
FUJIFILM FinePix-F810 → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf810/
PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/11-06/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「RAW現像による解像度(画素数)アップ」◆ -------------------------------------------------------------  先々週ではRAW現像の簡単な仕組みとメリットを紹介しました。今週も引き 続きRAW現像の素晴らしい点を紹介しましょう。  登場するデジカメはフジフイルムの FinePix-F810 というコンパクトデジカメ です。  フジフイルムのデジカメで撮影した画像はコントラストが高く、一見きれいに 見えるのですが、しかし逆にコントラストが高すぎて、晴れている日のような、 元々光線状態のきつい条件では、あっという間に白飛びや黒つぶれが起きること をとても残念に思っていました。  もちろん、「白飛び」「階調」といったことを一般の人がそこまで気にするこ ともないでしょうから、フジフイルムとしては「ぱっと見てキレイと感じる絵」 をつくることを優先してデジカメの仕上がり設定をしているのでしょう。  それならそれで「仕上がり設定」でコントラストを調整できるのかというと、 なぜかフジフイルムのコンパクトデジカメにはそれがありません。一般の人はそ こまで気にしないだろうから、余計なメニューは省いて、操作を簡略化しようと いう方針なのでしょう。  たしかにそれも一理あります。  そうはいいつつ、こだわり屋の私としてはそれは許せない。(笑)  これはなんとかならないかと常々思っていましたが、FinePix-F810 および兄 弟機である FinePix-E550 は、コンパクトデジカメにしては珍しく、RAW撮影 ができるのです。  これは積極的に利用しなければ、もったいない。  このときのために、パソコンを自作して早いマシンに仕立てたのです。以前は 処理が遅くて面倒で敬遠していたRAW現像も、俄然楽しくなってきました。  参考までに、こちらがカメラまかせで仕上がったJPEG画像です。これだけ 見ていれば問題ないようですが、コントラストが高すぎて「バリッ」とした仕上 がりが、固い印象を与えてしまいます。
 そしてこちらが RAWファイルから現像した画像です。現像ソフトには PhotoshopCS2 のRAW現像プラグインを使用しています。
 ご覧になるディスプレイの違いにもよると思いますが、コントラストが自然に 抑えられ、雲の白飛びは抑えられ、階調が滑らかに再現されているのが分かると 思います。  そしてデジカメ画像にありがちな「空が不自然に水色になってしまう」という 点も改善しました。空の色には若干マゼンタを入れた方が自然に綺麗な色に見え るのです。これはフィルムがそういう特性を持っていることでも分かります。 (フジの有名なカラーリバーサルフィルム「ベルビア」はその傾向が特に強くあ ります)  さて、そのほかにもRAW現像を行うメリットは多くあります。  そのひとつが「現像時にみかけの解像度(画素数)を上げることができる」と いうものです。  CCDの解像度は物理的に決まっていて、カタログスペックとして記載されて いる「600万画素」といった数値がそれです。  しかしながら、現像時にある補完的な計算を行うことにより、みかけの解像度 (画素数)をアップさせることができるのです。  下の画面は、PhotoshopCS2 におけるRAW現像の画面です。
 一般的な、「色温度」「露光量」「シャープネス」といったパラメータの他に も、注目していただきたいのが、オプションで用意されている「サイズ」「解像 度」といった項目です。
 これをご覧になってお分かりのように、なんと見かけ上は2800万画素の画 像(CCD本来の画素数の約4.6倍の情報量)を生成することができるという のです!  これを使って解像度をアップさせた画像をプリントアウトすると、非常に緻密 な出力結果を得ることができます。解像感で言えば、もうフィルムのダイレクト プリントを遙かに凌駕するプリントが得られるのです。 (もちろん、あくまで補完的な計算処理なので、本当に解像度が上がっているわ けではありませんので、あしからずご了承下さい。あくまで「みかけ」上での話 です。しかし世に出回っている多くのメディアではそれを利用しているのも事実 です。)  試しに、木々の梢の一部をクローズアップしてみましょう。
 こちらはカメラ任せで撮影した600万画素のJPEG画像を、単純に画像拡大 によって同じ解像度に仕立てて切り取ったものです。
 そしてこちらがRAW現像時の指定で解像度アップを行って保存した画像の一 部を切り取ったものです。
 ご覧のように、より滑らかで微細な画像になっていることが分かると思います。  今回の実験結果は私にとっても少なからず衝撃的でした。 RAWファイルのもつポテンシャル(潜在能力)の一端をかいま見たように思 えたからです。 デジタル写真はまだまだ底知れず、発展する可能性があるということでしょう。  そもそも、この FinePix-F810 というデジカメは、CCDの有効画素数が600 万画素にもかかわらず、記録画素数が1200万画素のJPEG画像を記録できると いうのがセールス・ポイントになっていて、私はそれをずっと不思議に思ってい たのです。  それはカメラ内部の処理で、今回の実験と同じような補完処理が行われて、よ り画素数の大きな画像を出力することができるような処理エンジンを搭載してい るからでしょう。 (素晴らしいことだと思うのですが、しかしなぜかその後、フジフイルムのデジ カメは、記録画素数が600万画素数のものしかでなくなってしまいました。 FinePixF10 , F11 , F30 などは高感度撮影で素晴らしいパフォーマンスを発揮 しますが、RAW撮影はできなくなってしまいました。業界の謎です。私はその 秘密を知りたいのです。)  そうは言いつつ、  EPSONから発売されているレンジファインダー型のデジカメも、付属のR AW現像処理ソフトによって、1200万画素の画像が出力できると聞いていますし、  SIGMAから発売されているデジカメなどは、Foveon(フォビオン)と呼ば れるセンサーを搭載した「RAW撮影しかできない(というより、RAW撮影専 門の)デジカメ」などもあります。  デジタル技術の進歩発展は、優秀な技術者たちの熱い魂によって支えられてい ることをひしひしと感じる昨今です。  写真家は偉そうにしてふんぞりかっている場合ではないのです、もっともっと 写真の本質的なことを、フィルム・デジタルを問わず、根本的な部分から勉強し なければなりません。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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