2006-11-27 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第200号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★








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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img03140 "The vague of vermilion red." 『紅の抽象と曖昧』 Img03234 "The garden of wild irises." 『アヤメの園』 Img03345 "Mt.Jizoudake and Mt.Fuji above the clouds." 『雲上の富士と地蔵岳』 Img03355 "The cool face of Mt.Kaikomagatake." 『甲斐駒ヶ岳の素顔』 Img03406 "The columns of white birches." 『白樺たち』 Img03581 "The cabbages with snow cap." 『雪をかぶったキャベツ』 Img03780 "The stir forest." 『ざわめきの森』 Img03820 "The forest is shining." 『森は輝く』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ ブログ200号突破記念!プレゼント予告 ★☆★  今号でとうとう自然風景写真館ブログも200号を迎えることができ ました。これも皆様の励ましがあったればこそと感謝しております。  ブログ発刊200号を記念して、プレゼントの予告です。 写真展で展示しました作品のオリジナルプリント(額付き)を抽選で1名の方に 無料で贈呈いたします。  時間切れで申込みフォームの作成が遅れてしまっていますが、こちらができ次 第、号外にてお知らせしますので、どうぞお楽しみにお待ち下さい。 ★☆★ トリコシアキオ写真展『生命の交響詩』in 秦野市 ★☆★ 2006年11月30日(木)〜12月10日(日) (※ 12月5日(火)休廊 ※) 10:00AM - 6:00PM (※最終日5:00PMまで) ★ トリコシは11/30(木)〜12/2(土)の3日間、 ギャラリーに在廊下しています ぜひお気軽にお越し下さい ● 日赤病院前・十全堂薬局ビル2F ● 『ぎゃらりー・ぜん』 〒257-0017 秦野市立野台1-2-5 十全堂薬局ビル2F Tel:0463-83-4031 Fax:0463-81-1318 ■会場地図など、詳細情報はこちらをご覧下さい http://tory.com/j/exhibition/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今、窓の外を見ると、夜空からは街灯に照らされた雨粒がしきりに降っている のが見えます。とても冷たい雨です。知人では何人か風邪を患ってしまっている 人がいるようですが、みなさんは大丈夫でしょうか。  冷たい雨はしかし風景写真を撮る人にとっては朗報です。今頃、標高の高い富 士山やアルプスでは雪がしきりに降っていて、この雨雲が去った後には、きっと 素晴らしい純白の姿を見せてくれるのでしょうから。  今からその姿を思い浮かべていると、冷たい雨もワクワクする気持ちに変わる のです。  さて、先日は厚木写友会の撮影会の指導で、東京都立川市にある昭和記念公園 を訪問したので、その様子をお届けしましょう。  ところで写真ライフを楽しむためには、常に肌身離さずカメラを持ち歩くこと です。ブログ読者ならすっかりご存じのように、最近では私の車のダッシュボー ドの上には常にデジカメが乗っています。そのため、旅の様子を逐次記録するこ とができるのです。  旅のリアリティをお伝えするために、移動中の様子も少しづつお届けするよう にしました。  早朝、友人と落ち合うために、新川崎駅の周辺を徘徊しています。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  東京都・環状7号線で渋滞にはまってしまいました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  東京での仕事を済ませた後、夜の中央自動車道を突っ走って、山梨県を目指し ます。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  SONY の DSC-T9 は手ぶれ補正が良く効いて、スローシャッターでもそこ そこ違和感の無い写真が撮れるのでありがたいです。もちろん、何枚か撮影をし て、その中から良いものを選んでいます。  11月23日の勤労感謝の日、本当なら友人と南アルプス・鞍掛山の登山をす る予定だったのですが、その日は天候が悪く、残念ながら中止となってしまいま した。  しかし一泊した翌朝は、素晴らしい晴天に恵まれました。早朝、友人宅で朝食 をとっていると、カーテン越しに暖かい光が差し込んできて、その光に誘われて 窓を開けてみると、今まさしく朝日が昇らんとするところだったのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  朝日の持つエネルギーは素晴らしい。希望にあふれていて、それに照らされた ものは、何もかもが新しく生まれ変わるように感じます  既に述べたようにこの日は東京の立川市で撮影会があるのですが、あまりの朝 の光の美しさにたまらず、少し周辺を散策してから中央自動車道に乗ることにし ました。  北杜市・武川村は南アルプスの名峰・甲斐駒ヶ岳のふもとにあります。連日の 冷たい雨が山頂部では雪になったのでしょう。白く雪化粧をした凛々しい山体が まぶしく輝いています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  あまり道草を食っていると集合時間に遅れてしまいます。後ろ髪を引かれる思 いながらも、北杜市を後にして出発しました。国道20号線に乗って、韮崎市あ たりを走っていると、正面に富士山の姿を望む絶好のロケーションがありました。 五合目より上はすっかり白い雪に覆われているようです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  中央自動車道を東に走って、立川市の昭和記念公園にやってきました。元々は 厚木市周辺での紅葉撮影を依頼されていたのですが、適当な場所が無く、すこし 遠いですが、この公園を紹介したのです。  とにかく敷地面積が広く、四季を通じて被写体に恵まれているのが魅力の場所 です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  美しく、かつ貫禄ある樹木がたくさん居並んでいて、それらの葉が褐色に染ま り、秋の風情をただよわせていました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  大陸からは冷たい北風がやってきています。その冷たさ、風の強さをどう写真 で表現したらよいのでしょう?  それは風によって形を変える目に見えるものを画面に写しこむことで実現でき ると思います。このときも、ながれゆく雲、水面の波紋、そしてざわめく木々の 枝葉などが、風の存在を教えてくれました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  それにしてもこの公園は広く、よく整備されています。美しい木々や水の風景 に恵まれていて。休日をのんびりと過ごすにはぴったりの場所でしょう。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  木々たちはすっかり黄葉、あるいは紅葉しており、撮影会の場所とタイミング はバッチリで、参加者の方々にはすっかり満足していただけたようです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  おなじみのススキも所々に見られました。この被写体は人気です。彼らがなび いている姿を撮るだけで、風の存在を見る人に伝えることができるからでしょう。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  池の脇で並んで休憩している三匹のカモたちの姿が印象的でした。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  暖かい日なら池にはボートがたくさん繰り出すのでしょうが。この日は風がと ても冷たいせいか、ボートはほとんどが湖畔に係留されたままでした。  秋の昭和記念公園の最大の呼び物のひとつが「イチョウ並木」です。見頃は例 年なら11月の中旬くらいなのですが、今年はやはり遅れているのでしょうか。 下旬の今がちょうど見頃を迎えていました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  地面にはイチョウの落ち葉が敷き詰められて、まるで黄色い絨毯のようです。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  公園内のグラウンドでは近くの高校生の陸上大会があったようで、午後になっ てそれが終わると、学生たちは一斉に帰りはじめました。イチョウの爽やかさと 若者たちの溌剌さがマッチして、その様子がとても印象的でした。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  公園は都民の憩いの場です。芝生も広いので、ペットを連れてくるのにもピッ タリです。肖像権保護のために飼い主の方の顔にはモザイクをかけさせてもらい ましたが、このワンちゃんと飼い主さんの顔はそっくりでしたよ!(笑)
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM )  イチョウは秋の風物詩ですが、花はもう冬のものが咲き始めています。椿の花 は花そのものも綺麗ですが、しかし葉の光沢も美しいものです。特に関東の冬は 寒くても日差しは燦々としているので、それが椿の葉に反射して、きらきらと光 るのです。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFソフト100mmF2.8 )  憩いの場では、カップルたちが楽しいひとときを過ごしています。穏やかで幸 せな時間が二人を包んでいるのが見えます。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFソフト100mmF2.8 )  公園内にある「日本庭園」にやってきました。入場は無料です。紅葉は今が盛 り。グッドタイミングでした。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ほんの少し緑色を残して紅葉している木が門前を飾っています。このほんの少 しの緑が画面のアクセントになっているのでしょう。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFソフト100mmF2.8 )  それにしても紅葉は良くない良くないという話を聞きますが、しかしあるとこ ろにはあるのですね、素晴らしい紅葉が。わたしも正直これほど見事とは思って いませんでした。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  日本庭園だけあって、松や竹林、梅の木などがあり、渋い味わいを醸し出して いました。この庭園は雪が降ると日本画のような世界になります。雪の日は朝9 時半の開門を待たずに、カメラマンの列が出来ると聞いています。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFマクロ50mmF2.8(D) )  池の一角には木道がありました。おそらく梅雨時には美しい菖蒲の花が咲き乱 れることでしょう。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  午後になって日差しが低くなると、庭園の地面に伸びる影が印象的になります。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFマクロ50mmF2.8(D) )  逆光に照らされて、まるで生命を持っているような(もちろん植物なので生き ているのですが)葉の一枚一枚の輝きが魅力的です。甘すぎる描写を嫌う方がい るか知れませんが、私はソフトレンズのテイストが大好きなのです。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFソフト100mmF2.8 )  さらに葉の一枚をクローズアップしてみました。逆光でレンズにフレアが出 ますが、しかしそれがかえって生命感を増しているように思うので、私は積極的 に逆光で撮るようにしています。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF35mmF1.4G(New) )  こちらは太陽を葉っぱの裏側に隠して、フレアを抑えて撮ってみました。広角 レンズでクローズアップ撮影をすると、周囲の環境も写しこむことができるので、 立体感や場の空気感を伝えることができると思います。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) )  「みんなの原っぱ」と呼ばれる広場にやってきました。本当に広大な土地です。 かつては日本軍の航空基地があったという噂ですが、それも頷けます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  広場の周りにはたくさんの桜の木が植えられています。花見の時期には多くの 人でにぎわう場所ですが、晩秋の今はただ、桜の木のシルエットだけが長く地面 に影を落としていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  広場の真ん中には立派な樹木が立っています。この木をモチーフにしても、色 々な写真が撮れそうです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  晩秋なので花は少ないのですが、それでも鮮やかな紫色の花を見つけました。 「皇帝ダリヤ」だそうです。もちろん、外来種の花です。イチョウの黄色い葉を バックにしてとても元気に咲いていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  夕暮れの時間が近づくと、人々も木もみなシルエットになって美しい光景に変 化します。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  琥珀色の暖かい光が公園に注がれると、それを見つめる二人の気持ちもロマン ティックになってゆくのでしょう。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  午前中に見た池は午後にみると光が変わって、また別な場所に来たように感じ ます。移りゆく光と影、そして風に揺れる葉を写すと、流れゆく秋の季節もまた 感じることができるのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  公園を後にして家路につきます。途中、多摩川を渡る多摩大橋で夕陽が山の端 に沈んでゆくのが見えました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  低気圧が去った後のクリアーな大気を通して届くオレンジ色の光はとても強く、 透明です。カメラを通して見るからこそ現れる、夕陽の周りのクロスした光条は、 肉眼で見る以上に、その光を強く美しいものだと感じさせれくれるのです。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.jp/dc/fx01/index.html
SONY CyberShot DSC-T9 → http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/
KONICA-MINOLTA α-SweetDigital → http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a_sweet_digital/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2006/11-27/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「ローアングル撮影の研究」◆ -------------------------------------------------------------  「ローアングル」とは、低い位置から被写体を撮影することを言います。 自然写真の分野では、花を撮影したり、樹木を見上げるように撮影する時に使い ますが、今回はそのローアングルの方法を研究してみましょう。 ◆ ローアングル対応の三脚を使う ◆  花は小さな被写体なので、通常の目線から撮影すると、上から見下ろすよ うな撮り方になってしまいます。(ハイ・アングル)
 こうして撮った写真は、バックに地面が写ってしまい、決して美しいとは言え ない写真になってしまいます。
 雰囲気のある写真を撮るための基本の一つは「被写体と同じ目線で撮る」こと です。というわけで、花と同じ高さにするために、三脚をローアングルポジショ ンにセットして撮影してみましょう。最近の三脚なら、たいていこのような低い ポジションをとることができるはずです。
 こうすると、メインの花とは別の花を前ボケ、後ボケに配置することができて、 立体感のある、雰囲気のある写真にすることができるというわけです。
◆ ローアングル専用の三脚を使う ◆  ローアングル対応の三脚は便利ですが、だいたい20cmくらいまで下げるの が限界のようです。それ以下のローアングル撮影をするにはどうしたらよいので しょう?  ひとつはそれに対応した三脚を選んで使うということです。 イギリスのメーカー「ベンボー」の開発した三脚は一風変わっています。
(ベンボー・トレッカー)  通常は三脚は下が細くなっていますが、この「ベンボー」は下が太くなってい ます。これは脚を水や泥の中に入れるときには、目詰まりを起こしづらく、便利 です。
 中央部にはハンドルがあり、これを緩めることで、3本の脚とセンターコラム の全てを稼働させることができます。逆にこのハンドルを締めることで全ての動 作をロックすることができるので、操作性に非常に優れています。
 ただしハンドルを緩めたまま手を離すと糸の切れた操り人形のようになって、 カメラが落ちてしまうので注意が必要です。  可動部が大変広く、ご覧のようなアクロバティックな姿勢も楽々とこなします。
 そして脚を全開にして地面にべったりとつけると、通常の三脚ではマネのでき ない非常に低いアングルを実現することができるのです。
 不整地での撮影で自由なアングルを実現できる素晴らしい三脚ですが、三脚と しての強度自体はそれほど強くないのが残念なところです。  カーボンを使って強度を増して、そして十分な高さのある新製品の登場が待た れます。  こちらは三脚の名門メーカー、ジッツォの「エクスプローラー」という製品で す。日本語で「探検家」という意味です。
 この三脚の特徴は、脚の角度を無段階にセットできるということです。
 微妙な高さ調整やアングル調整が要求される花の撮影ではこれは非常に便利で す。  そしてベンボー・トレッカーに比べて十分な高さもあり、三脚としての基本的 な使い方もOKです。
 センターコラムの角度を変えることによってカメラを水平方向に繰り出すこと が可能です。
 もちろん、しっかり固定できる通常の三脚にくらべると強度は落ちますが、そ れもでもこのアングルの自由度はそれを上回る魅力があります。  ご覧のように脚を全開にして地面にべったりつけることもできます。
 その上でセンターコラムを水平方向に伸ばせば、雲台そのものを地面にくっつ けることも可能です。
◆ L字ブラケットをローアングル撮影に応用する ◆  わたしが愛用している「L字ブラケット」は、本来はカメラの縦横位置を素早 く切り替えるためのものですが。ご覧のように雲台を横にした状態で取り付ける と、カメラそのものを地面すれすれにセットすることも可能になる優れものです。

◆ 特殊な製品をローアングル撮影に流用する ◆  さて、こちらはSLIKというメーカーから発売されている「クランプ・ヘッ ド」という製品です。
 本来は手すりなどのパイプに取り付けて三脚+雲台の代わりになるように設計 されたものですが、三脚の根本に取り付けるとローアングルの撮影に使うことも できます。

 とはいえ強度的には十分ではなく、また最近の三脚の脚は柔らかいウレタング リップで覆われているので、しっかりと固定するのは難しいかも知れません。 ◆ センターコラムに逆さまに雲台を取り付ける ◆  さて、特殊な用具を使うことなしに、もっと簡単にローアングル撮影を実現す る方法はないものでしょうか?  そのための最も単純な方法は「センターコラムに逆さまに雲台を取り付ける」 という方法です。これはセンターコラムの下部にネジがある製品でないとできま せんので購入前に確認した方がよいでしょう
 雲台をつけかえるという手間はかかりますが、これが最もシンプルで、なおか つ本当に地面すれすれまでカメラを降ろすことができます。
 ただし、もちろん映像も逆さまに写りますので、デジカメの場合だと後ほど画 像を180°回転させる処理が必要です。  フィルムの場合ですと、ただ仕上がってきたフィルムをひっくり返して使うだ けなので楽チンです。(笑)  このときのコツとしては、カメラは下げれば下げるほど安定すると思われがち ですが、しかし実はそうではなくて、三脚の基部から離れれば離れるほど、振動 が大きくなります。  ですので、本当は下のようにセンターコラムはなるべく伸ばしすぎないほうが 良いのです。これは雲台を通常のとおりセンターコラムの上に付けているときで も同じことです。
◆ ダブル自由雲台による自由なアングルの実現 ◆  さて次に紹介する方法はかなりテクニカルです。それは「自由雲台を2台接続 する」というものです。
 素早く取り付けられるように、雲台にはあらかじめクイックシューをセットし ておくとよいでしょう。  ご覧のように、三脚は開かずに地面に置き、自分の足などで押さえ込んでおき ます。
 ただでさえ自由に動く雲台が2台接続されているので、カメラはクネクネと動 き、実に自由なアングルが実現できるというわけです。  この方式は雲台をもうひとつ用意して持ち歩くという負担はありますが、しか し最もアングルの自由度が高い方法です。 ◆「ビーンズバッグ」を使用する ◆  「ビーンズ」とは日本語で「豆」のことです。これを詰めた袋はザクザクと していて、割と形が自由に変わります。「そば殻の枕」をイメージしてみてくだ さい。そこの上にカメラを載せると、かなり安定するのです。
 撮影の時に大きな枕を持ち歩くのも大変ですので、袋だけを持って行って、現 地調達で、土や砂を詰めて代わりに使うこともあります。

 この方法の最も優れている点は、なんといっても振動吸収性に優れていること です。  それはそうです、通常の雲台がカメラを「点」で支えているのに対して、ビー ンズ・バッグでは「面」で支えているのですから。  欠点としては、微妙な高さ調整が難しいのと、袋を持ち歩く手間でしょうか。 微妙な高さを変えるには、いくつかの大きさの袋を持ち歩くか。袋の中身を出し 入れするしかないのですが。それもまた面倒です。  以上、わたしが知っている範囲で、ローアングル撮影の方法をいくつか紹介し ました。  それぞれ一長一短あり、なかなか決め手が無いのですが。私としては「ダブル 自由雲台」が今のところ最も気に入って使っています。  みなさんも独自に研究してみて良い方法を編み出してみてはいかがでしょうか?  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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