2007-01-22 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館のトリコシです。


自然風景写真館ブログの第208号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★








=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§1.ギャラリー更新情報
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04023 "A crater of Mt.Yakedake." 『焼岳の火口』 Img04075 "The distant view of Mt.Hotakasan " 『遠望・武尊山』 Img04105 "non-title." 『春の丘のふたり(1)』 Img04145 "The holiday in a spring day." 『春の日の休日』 Img04232 "The rape blossom after the rain." 『雨上がりのナノハナ』 Img04256 "The verdure's being refreshing." 『新緑爽快』 Img04307 "The grassland in the early summer." 『初夏の草原』 Img04311 "The cedar woods in the early summer." 『初夏の杉林』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 今週の特別なお知らせはありません。 来週にどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  日々の天気予報に耳を傾けていると、なんでも今年は記録的な暖冬になりそう だというお話です。このまま地球はどうなってしまうのだろうという不安は誰し も持っているとは思いますが、今更じたばたしても仕方ありません。身の回りで できることを一人一人が心がけていれば、きっとそのうち頭の良い人たちが無公 害な乗り物や産業システムを開発して良い方向に向かってゆくのではないかと、 なんとも根拠のない楽観的な考えを最近は持つようになっています。  それはともかく暖冬は暖冬で、花が早く咲くという恩恵があります。 「それは本来の自然のサイクルではないではないか、やっぱり心配だ」という意 見もおありでしょうが、「物事の解釈には悪いことと良いことの両面が必ずある」 という思想に傾倒している最近のトリコシは、「ああ春が早くやってきてくれて 嬉しいな」と、なるべく楽観的に考えるようにしています。  私の住む、小田原から足柄にかけての地域は関東でも温暖な場所です。ですの で、いち早く春の花が咲くのを見かけることができます。隣町である大井町では、 酒匂川の河川敷でもうナノハナが咲き始めていました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.8.38N35.19.36&ZM=5
 青空には白い雲がたなびき、足下には黄色の絨毯が広がる。1月だというのに、 河川敷はなんともうすっかり春の風景に変わっていました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  まだ河川敷を埋め尽くすほどではありませんが、しかしその一角をクローズアッ プすることにより、いかにも一面に咲いているように見えてしまうところが写真 の素晴らしいところでもあるし怖いところでもあります。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  散歩をしていた近所の主婦の方も、おもわず携帯電話を取り出して写真を撮影 していました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  その一方、こちらの道ばたでは、まだエノコログサが生えていました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 ) こちらは秋の名残といった風情です。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  なんだか秋から冬を通り越して、一気に春になってしまったかのようです。  そうはいいつつ、冬の花・スイセンはちゃっかりと咲いています。私を忘れて しまっては困ります、とばかりに。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  こちらは寺の境内に植えられた牡丹の花です。このお寺での牡丹の見頃は4月 ですが、もう咲き始めてしまったのでしょうか。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  ロウバイの花はいつだって元気です。そしてその独特の香りをかぐと、その植 物の旺盛な様子が伝わってきます。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  夫婦の姿をした道祖神が夕暮れの光の中で静かに佇んでいました。
( PENTAX K100D + DA18-55mmF3.5-5.6AL , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  いつでもこの二人のような心持ちでいられたら、離婚騒動などこの世から無く なってしまうのではないかと思いますが、しかし現実はそう甘くはないのでしょ う。いまだ独身の私は、偉そうなことは言えず、ただこの二人の道祖神をうらや ましく思うばかりです。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  こちらはつい今朝、散歩中の河川敷で見かけた梅の花です。
( PENTAX Optio-W10 )  こちらも同じく河川敷の土手でみかけたシバザクラです。
( PENTAX Optio-W10 )  1月だというのにもう開花しているのですね。こうなると例年2月に咲くはず の寒桜も今年は早そうです。うかうかしてはいられません。  デジカメはいつも持ち歩いて目についたものをどんどん撮ってゆきましょう。 こちらは、とある病院の受付カウンターでみかけた可愛らしい猫ちゃんたちの、 ぬいぐるみです。
( PENTAX Optio-W10 )  卵くらいの大きさの子猫たちがずらりと並んでいてとても可愛らしかったので す。病院スタッフの方々の優しい心が伝わってきます。  こちらは2車線道路を走っている途中の信号待ちの間、となりの軽トラの助手 席から顔をのぞかせたワンちゃんです。
( PENTAX Optio-W10 )  今の世の中なにかしらの「サプライズ」を求めるのが流行りとなっているよう ですが、そこまでの刺激でなくとも、楽しい光景は探してみれば、身の回りにけっ こうあるものです。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、先日はまた遠出をしてきました。地元の年配のアマチュアカメラマンの 方に「長野県の王滝村が良いから行ってご覧」と勧められたのです。長野県といっ ても、そこは一山越えれば、岐阜県という、長野県の南西のはずれの方にありま す。そこまでゆくためのドライブだけでも一苦労です。  例によって中央道を走って西を目指します。天気は快晴。八ヶ岳連峰の姿が見 事です。
( RICOH Caplio-R4 )  「トンネルを抜けるとそこは・・・」というのは有名な某小説の一節ですが、 さてさて、中央道のトンネルを抜けるとどこに出るのでしょうか?
( RICOH Caplio-R4 )  トンネルを抜けるとそこは、白い雪に覆われた伊那谷(いなだに)の田園地帯 でした。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.55.50N35.51.51&ZM=5
 雪をかぶって遙か彼方に見えるのは中央アルプスの山々。稜線の一番高い山は 前衛の山である「将棊頭」(しょうぎかしら)という名前の山です。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  ちょっと奥まっていて見えないですが、その奥には中央アルプス最高峰の駒ヶ 岳、そしてその隣には宝剣岳があるはずです。  東に目を向ければ、白い屏風のように連なる南アルプスが見えます。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  関東に住んでいる人間にとっては、南アルプスを裏側から見るというのはなん とも新鮮なような不思議なような感覚の眺めです。  こちらは伊那谷と木曽谷を隔てる中央アルプス最北部の山、「経ヶ岳」(きょ うがたけ)です。優美な裾野を広げる美しい山です。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D) , PhotoshopよりRAW現像 )  道ばたに停めてあったこのトラックの横に描かれている「お!」という文字は 一体なんなのでしょうか?旅をしていると多くの謎を発見します。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  余談ですが、最近の「テクニカル・ノート」でたびたび紹介した通り、このと ころラジコンにデジカメを搭載して走らせることに凝っています。この日もラジ コンを積んで取材に出ていました。  特に計って買ったわけではないのですが、ラジコンの箱がなんと私の愛車にし つらえられた棚にぴったりとはまりこんでしまったのです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  まるでこうなることがこのラジコンの持って生まれた運命だったかのようなは まり具合です。(笑)  ラジコンバギーと愛車を並べて記念撮影です。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) こうして見ていると「私の愛車もオモチャのようなものだなあ」と妙に納得して しまうのです。  さて、昨年に開通したばかりの「権兵衛トンネル」を使って伊那地方から木曽 地方へ一気に駆け抜けました。木曽地方といえば歴史上の人物「木曾義仲」の本 拠地です。源平時代、京に上洛を果たしたものの志半ばにして破れた武将ですが、 ここではいまだに彼がヒーローらしく、あちこちに幟旗(のぼりばた)が立ち並 んでいました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.46.12N35.53.29&ZM=5
 木曽大橋を渡る途中、木曽川と中央アルプス北部の山々の姿がとても優美だっ たのでスナップしてみました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.42.44N35.51.7&ZM=5
 木曽地方は山林の美しい場所です。県道を走っていて偶然みかけた「御嶽神社」 でも、周りを守護する木々立ちのぱりっとした美しさに目を奪われました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  そして信州、木曽といえば、なんといっても「蕎麦」のおいしい地方です。 どんなに忙しくてもこれだけは絶対に譲れないのです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  偶然みかけたので入ってみた蕎麦屋ですが、とても洒落たお店で、生の山葵 (ワサビ)を自分ですって食べることができました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  ツンとした香りが鼻をくすぐります。  さて、木曽地方に孤高の存在としてそびえたつ御嶽山(おんたけさん)のふも とまでやってきました。残念ながら夕暮れの時間が近づき、逆光になって山体が かすんでしまっていましたが、やはりその優美かつ重厚感のある山体は見事なも のです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.35.44N35.55.31&ZM=5
 夕暮れが近づくにつれて、あたりは薄暗くなってゆきます。しかし暗い谷間の 中からふと顔を出した中央アルプスの白い嶺の迫力に圧倒されたのです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.36.12N35.51.16&ZM=5
 この日は御嶽高原の宿にて夜を明かしました。  翌朝は3時に起床。車に行ってみるとフロントガラスにはびっしりと雪の結晶 のような文様がついていました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.32.10N35.51.29&ZM=5
 スキー場のゲレンデに行って、星空の撮影に適した場所を探して徘徊します。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  しかし夜のスキー場をウロウロしているなんて、なんて怪しいのでしょうかと 我ながら思います。ガードマンに見つかったら、また逮捕されてしまうでしょう。 (笑)  雪が含んでいる湿度のためでしょうか。「降るような」と言われるような完全 な星空ではありませんでしたが、しかし樹間から夜空を見上げると満点の星空が そこには広がっていました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) , PhotoshopよりRAW現像 )  スキー場の近くなので電線の写らない場所を探すのに苦労しました。しかし道 路から離れて少し奥まった広場に良い場所を見つけたので、そこで撮影をしてい ました。  ただ星だけを写しても面白くありません。周囲にはカラマツの林があり、それ をシルエットに配して撮影をしていました。すると夜行で来たスキー客のマイカー が早朝に道路を通り、そのヘッドランプがカラマツたちを明るく照らし出したの です。  偶然ですが、しかしそれがとても綺麗な演出効果を生み出してくれました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) , PhotoshopよりRAW現像 )  北の空には北斗七星がまたたいていましたので、それをクローズアップしてみ ました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF35mmF1.4G , SilkyPix3.0よりRAW現像 )  不思議なもので、肉眼で見ている時は北斗七星の形がはっきりと見えるのです が、こうしてデジカメ画像が仕上がってみると、他の中小の星たちが目立ってし まって、ぱっと見て北斗七星と分かりづらいのです。  人間の耳が、街中の雑音でも友人の声を聞き分けられるように(逆に補聴器な どに頼ってしまうようになると、雑音の方が気になって人の声を聞き分けられな いと言います)、人間の視覚は多くの星の中から意味のあるパターンを持つ星た ちを強調して、あるいは取捨選択して見分ける能力があるのかも知れません。  もう一つ興味深かったのは、何気なく撮影したカットをRAW現像の途中であれ これ画像処理している途中で、「流れ星」が画面中に写っていることが分かった のです。  思い切り輝度を強調してレベル補正すると、画面の右上に2本の流星が写って いることが浮かび上がってきました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AF35mmF1.4G , PhotoshopよりRAW現像 )  芸術写真の分野ではどちらかというと邪道視される画像処理ですが、もちろん 学術分野では無くてはならない存在なのは言うまでもありません。  私も星の写真をあれこれ画像処理しているうちに、NASA(アメリカ航空宇 宙局)のJPL(ジェット推進研究所)の研究員のような気分になってきました。  私が小学生の頃は、「コスモス−宇宙」などといった科学番組が数多く放映さ れていて、またビジュアルな図鑑が数多く出版され、美しい銀河や星雲の写って いるページをめっくっては、宇宙へのロマンを夢見たものでです。そのころの少 年時代を思い出しました。  さて、氷点下の中で2〜3時間を過ごし(しかし御嶽の高原地帯にしてはそれ ほど寒くなかったのですが)、ようやく東の空が明るくなってきました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム17-35mmF2.8-4(D) , PhotoshopよりRAW現像 )  まだ空には星がまたたきつつも、夜空の色が漆黒から群青色に移り変わるこの 時間帯が私は一番好きです。時間で言うと、日の出の1時間前くらいでしょうか。  木曽の山々が朝焼けのかすかな光の下で紫色のトーンに染まります。静かな時 間が流れて、光が刻々と変化してゆきます。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM , SilkyPix3.0よりRAW現像 )  完璧な晴天ではなく空には湿度を持った雲が流れてはいますが、しかしそれが かえって朝の空に水彩絵の具を塗ったように効果をもたらして、風景に深みを与 えてくれています。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム24-105mmF3.5-4.5(D) , SilkyPix3.0よりRAW現像 )  やがて東の空が黄金色に染まって、太陽が今まさに顔を出さんという時間にな りました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFDTズーム18-200mmF3.5-6.3 )  しかし残念ながら厚い雲が中央アルプスの上部にたなびき、太陽の姿を見るこ とはできなかったのです。しかし山の稜線を流れてゆく雲が黄金色に染まり、そ の一部を望遠レンズで引き寄せると、流れる雲の姿を目の当たりにすることがで きて、とても迫力のある朝の風景を楽しむことができたのです。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFレフレックス500mmF8 )  太陽の姿を見ることはできなくても、雲間から注ぐ琥珀色の光を見れば、太陽 の存在を感じることができるでしょう。そしてその方が、美しくてなおかつ深み のある風景になるのだと、最近は思うようになりました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFズーム70-200mmF2.8G(D)SSM , PhotoshopよりRAW現像 )  ここは御嶽の山腹にある高原地帯。そのためか雲が次々と生まれては頭上を流 れてゆきます。それらの雲が、完璧な形ではないですが、うろこ雲のようになっ て天空を覆っていました。
( KONICA-MINOLTA αSweet-Digital + AFDTズーム18-200mmF3.5-6.3 , PhotoshopよりRAW現像 )  さて早朝の撮影を終えて宿で一休みしたのち、高原地帯を下って取材を続けま す。  さすが御嶽は山岳信仰の山、道すがら白装束の修験者のグループを見かけまし た。中には大型バスで乗り付けて、そこから続々と白装束の人たちが乗り出して きます。それらの姿を見ていると、ハイテクの21世紀にあっても、こういう精 神的な風土は大切にされるべきもので、また人間もそれを求めているのだと思わ されます。
 次なる撮影場所は、御嶽スカイラインの途中にある「新滝」です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E137.32.58N35.50.8&ZM=5

 最初はそれほど期待していなかったのですが、行ってみるとこれが見ごとな 氷柱(つらら)ができていて、迫力のある滝でした。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  滝に打たれる修験者のための休憩所も、滝のしぶきとしたたる水のために多く のつららで覆われていました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  滝の水流の中にできたつららの透明感が見事です。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  こちらは小屋の屋根から落ちてきてどんどんと成長してしまったつららです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  まるで木の枝を逆さまにしたようでもあり、人の手のようにも見えます。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  しかし時々つららが落ちてきて怪我をする人がいるそうです。特に今年は暖冬 なので昼ごろは危険だとか。  この滝でお会いした地元アマチュアカメラマンの方のお話だと、今年は暖冬の せいか氷柱の成長が今一歩だとか。昨年は寒かったので、さらに見事だったとい うことです。  また機会あれば訪れてみて、その変化の様子を見てみたいものです。  さて、スカイラインを降りきって、王滝村役場から川に沿って西に向かって林 道を走ると、氷ヶ瀬渓谷を通ります。今年は雪は少ないようで、岩肌が見えてし まっていますが、しかし深い緑色の水がとても印象的です。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  さらに王滝川に沿って上流に進むと「自然湖」と呼ばれる湖に着きます。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  ここは1984年にこの付近を震源とする地震が発生して、御嶽山斜面の大崩落が 起き、その土砂が渓谷を堰き止めて出来たと聞いています。  そのため渓谷に生えていた木々がそのままの姿で水没し、まるで衛兵のように 居並んでいる不思議な光景が見られます。  その生い立ちといい、有名な上高地の「大正池」に似ています。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  本当は水面に木々たちが映りこむ時期に来ると良いのかも知れません。冬の今 の時期は雪原に立つ木々たちの姿がなんだか墓標のように見えるのでした。  凍結している湖の上では「ワカサギ釣り」を楽しむ人たちの姿が見えました。 中には「かぶれるテント」を持参している人がいて、テントの底から足をだして、 そのまま移動できるようです。左の緑のテントをかぶった人がそうですが、ちょ こちょこと動き回るその姿がなんだかとてもユーモラスでした。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  白い雪原に立ち並ぶ木々たちは本当に渓谷を守る衛兵のようで、とても印象的 な場所でした。また水のある時期に来てみたいものです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  そのまたさらに上流に進むと、「水交園」という場所に出ました。大きな池の ある場所で、とてものどかで、静かな理想郷といった趣があります。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  冬の時期は訪れる観光客もおらず、ひなびた雰囲気がとても良い味を出してい ました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  川の上流は「上高地」にとてもよく似た風景を形作っています。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  最近は暖冬のためか、霧氷はなかなか見られないと聞いていますが、川の湿度 が朝方冷え込んで凍れば、きっと見事な霧氷が見られることでしょう。  車から離れて休憩をしていると、ふと気配を感じて見上げれば、とても生命力 のある木に出会うことができました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  太陽とそして雲が、この森を見下ろしています。  御嶽山麓から離れるようにして林道を奥まで進み、そして雪が深くなってそれ 以上走れなくなって帰ってくると、今度は御嶽の方角に向かって進むことになり ます。その御嶽の姿が良く見える場所が林道の途中にありました。  少しでも視点を高くするために車の屋根の上に三脚をしつらえて撮影してみま す。こういうときにバンの車は便利です。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  おかげで森に邪魔されずに迫力のある御嶽の姿を撮影することができました。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  水交園に戻ってきてみると、川縁に茂るヨシの端正な美しい姿に眼が引かれま した。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  深い緑色の水の色と好対照をなしています。  ヨシ原の向こうには冬枯れの木々たちの姿が見えます。新緑の芽吹きの頃は、 きっと見事な色になることでしょう。そして紅葉の時もまた見てみたい気がする のです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  湖畔を埋める見事なヨシたち。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  とても静かで美しい土地でした。いつまでも残されてほしい場所のひとつです。  水香園から帰る途中、冬であってもなお紅葉の時期の名残をとどめる木に出会 いました。あたりが色彩の少ない世界だからこそ、枯れつつあってもその色はま るで眼に飛び込んでくるような鮮やかさを感じるのです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  王滝村を後のして、木曽路を目指します。途中、木曽ダムの人造湖の脇から、 見事な中央アルプスの山の姿を拝むことができました。この風景もいつまでも残っ てほしいものです。
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  そして木曽の名物、蕎麦もまたいつまでも残っていてほしいのです。(笑)
( Canon PowerShot-A540 , 仕上がり設定:ポジフィルム)  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Canon PowerShot-A540 → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a540530/
PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
PENTAX Optio-W10 → http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/compact/optio-w10/
Nikon D50 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d50/
RICOH Caplio-R4 → http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r4/
KONICA-MINOLTA α-SweetDigital → http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/digital_camera/a_sweet_digital/
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/01-22/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」 「カメラの楽しい活用方法」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ---------------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「テーブルフラワーフォトに挑戦」◆ ----------------------------------------------------------------------  花は自然風景写真では人気の被写体です。とはいえ、わざわざ車を走らせて遠 い自然の中に行かなくても、美しい花の写真は撮れるものです。  私は信心深い方ではありませんが、仏壇に花を添えることを母に代わってする ことが時々あります。  近所のお花屋さんに立ち寄って花を選ぶのですが、時々、まるで目を奪われる ほどに美しい花に出会うことがあります。  それはもう「この花を撮りたくて撮りたくてしょうがない、撮らずにはいられ ない」というくらい(ちょっと大げさですが)そのくらいの強い衝動を感じるこ とがあるのです。  細かい技術は抜きにして、そういう時こそ、人に感動が伝わるような美しい花 の写真を撮ることができるチャンスだと思うのです。  今回は、そうした日常の花を美しく撮るためのポイントを紹介しましょう。 ◆ 美しい被写体に出会う ◆  まず良い写真を撮るためのポイントは、「撮影者自身が感動する」ことが大切 です。花の場合では、花が咲いているから撮るのではなく、とにかく被写体に対 して感動を覚えることが必要です。  お花屋さんでそういう花に出会えたら、目的の半分以上は達成されたようなも のです。いくばくかのお金を払って買って家にもち帰って、綺麗な花瓶に活けて あげましょう。
( PENTAX K100D + FA50mmF1.4 , SilkyPix3.0にてRAW現像 ) ◆ 気持ちを込めて撮る ◆  次のポイントは「気持ちを込めて撮る」ということです。このことを言葉で伝 えるのは難しいのですが、たとえて言えば、「大切な人にプレゼントするような 気持ちで」とか、「この花を大切な人のように想って」といったような表現にな るのでしょうか。(ちょっと気恥ずかしいのですが)  ともあれ、少し作例写真を紹介しましょう。細かいテクニックの話はそれから です。
( PENTAX K100D + FA50mmF1.4 + クローズアップフィルター , SilkyPix3.0にてRAW現像 )  花の豊かな表情が出せるように、色々なアングルで撮影しましょう。  自分自身が感動しながら撮ることが大切です。ファインダーを覗きながら微妙 にアングルをかえながら、自分がはっと感動する瞬間を見つけるのです。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  時には大胆なクローズアップにも挑戦しましょう。花を花として全ての姿を写 してしまう方が多いですが、花を花として見なしているうちは花以上のものは撮 れません。というのはとある有名な写真家の先生の話ですが、花を何かの象徴と して、あるいはグラフィックパターンとして撮影してみると新しい視点が開ける ことでしょう。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  バラの花に添えられているかすみ草の花も可愛らしいものです。彼女たちにも スポットライトを当ててあげましょう。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )
( PENTAX K100D + FA50mmF1.4 + クローズアップフィルター )  私自身もこれほどのバラに出会ったのは久しぶりです。ちょっと気恥ずかしい のですが、「世の中にはこれほど美しいものがあるのか」と忽然とした気持ちに なったのです。
( PENTAX K100D + FA50mmF1.4 + クローズアップフィルター ) ◆ 三脚を使いましょう ◆  それでは次に細かい撮影テクニックの話です。手持ち撮影でもいいのですが、 やはりしっかり撮るためには三脚の使用が望ましいです。
 とはいえ、アングルを決めるのに三脚は邪魔になりますから。最初は手持ちで 自由にカメラを動かしながら感動するアングルを探しだし、それが決定したら、 その場所にカメラが来るように三脚をセットするのが効率の良いやりかたでしょ う。 ◆ 50mmのレンズを使いましょう ◆  使用するレンズは、50mmくらいの焦点距離のレンズが最適だと思います。 APS-Cサイズのデジカメなら、焦点距離75mm相当になりますから。中望遠レ ンズの範疇になり、その画角の広がりが最適な立体感を生み出すからです。
 できたらクローズアップのためにマクロレンズが理想ですが、しかしAPS-Cサ イズのデジカメなら、実質、最短撮影距離が1/1.5 になるのと同じ効果を持っ ていますから、標準レンズだとしてもクローズアップには有利です。  上の作例写真のように、50mmF1.4 や 50mmF1.8 といった標準レンズにクロー ズアップフィルターを取り付ける方法も有効です。その場合はマクロレンズ以上 の大きなボケ味が魅力となります。 ◆ 光を柔らかく回しましょう ◆  光は太陽の自然光が理想的です。どの家でも窓から差し込む陽光には安らぎを 覚えるはずです。  私の家の窓にはレースのカーテンがかかっているので、これでだいぶ入る光を 柔らかく拡散することができますが、まだそれでも足りません。  専用のトレーシングペーパーやディフューザー(光を拡散させるための乳白色 で半透明のシート)を使ってもいいのですが、一般の方がそこまで揃える必要は ありません。  洗濯物の白いタオルがあれば十分です。(笑)
 タオルで窓から入る光を拡散させ。そして花の陰の部分に光を当てるために、 白いパネルを用意しましょう。それを窓から花を挟んで反対方向に立てるのです。
 必要なら、銀紙や別の白パネルなどを使って、横方向からも光を当てて補って あげましょう。  光を柔らかく回すことができたら、後は感性のおもむくままに撮影するだけで す。様々な距離から、様々な角度から撮影してみましょう。 ◆ 絞りの値は小さくして(開放よりの値で) ◆  絞り値については、このブログの「テクニカル・ノート」で何度かご紹介し ましたが。花などの被写体は、花弁の部分にだけフォーカス(ピント)を合わせ て、その前後はぼかした方が主要被写体である花が浮き立ってきます。  この作例写真はただ単に花を上からのぞき込んで撮影しているだけですが、絞 りの値は開放のF2.8にセットされていて、背景が大きくぼけているために、 花瓶やテーブルの存在はほとんど気にならなくなっています。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  下の作例では、部屋の後ろには窓枠は座椅子などもありますが、背景を多くぼ かせばほとんど気にならないか、あるいはそのパターンを背景が単調化するのを 防ぐ目的で配置すれば、それもまた面白くなります。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  絞り値を小さくすれば(すなわち絞りを開けば)、速いシャッターが切れるよ うになり手持ち撮影に有利なように思えますが、しかし浅い被写界深度ではフォー カスが前後にずれる危険があり、ピント合わせには細心の注意が必要です。
( Nikon D50 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  以上、みなさんも機会ありましたらテーブルフラワーフォトにチャレンジして みてください。  肝心なことは、「感動すること」「光を柔らかく当てること」です。前者につ いては自分の心持ち次第。そして後者については身の回りのもので十分に代用す ることができます。  カメラとレンズ以外には高価な機材は必要ありません。あるいはカメラとレン ズにも、高価なものをと、あまりこだわりすぎない方が良いのではないでしょうか。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
) から登録された方、  および、旧・自然風景写真館にご来館いただいた方々にお出ししています。 ※ブログの購読停止をご希望の方は、以下のURLにアクセスしてください。 -------------------------------------- ★自然風景写真館ブログ購読解除ページ -------------------------------------- → http://tory.com/j/others/mailmagazine.html
 もしどうしても解除できない時は、 ( akio@tory.com ) にご連絡ください。 ※メールアドレスご変更の方法は、お手数ですが、一度解除いただいてから、  新しいメールアドレスで再度ご登録ください。 _____ _ |Nikon| _ ======= Nature Photographer Akio Torikoshi ====== +"--,/ \ --+ | *E-mail: akio@tory.com | |## j\_/o | | *Nature Photo Gallery : http://www.tory.com/
| +==----------+ | *Virtual Photo Library: http://www.vpl.net/
|
 
 
2007-01-22 Back to HomePage
(C) Nature Photographer Akio Torikoshi , All Right Reserved.