2007-03-27 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第217号をお届けいたします。



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§1.◆◆◆ お詫び ◆◆◆
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 先週発行した号外にて、カラーマネージメントツールを提供している社名を
「スイス・グレタマクベス」と書かれていましたが、

 正しくは「スイスのグレタグマクベス社」(「グ」が付きます)でした。

検索エンジンへの入力の際に正しくヒットしなかったことと思います。
どうもご迷惑をおかけしました。







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§2.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04025 "The bluish stream." 『蒼き渓流』 Img04040 "The feeling of Red Salvia." 『サルビアの想い』 Img04104 "The slope of hill at spring." 『春の斜面』 Img04128 "The willow seems that it is a dream." 『柳・夢のごとし』 Img04285 "The dandelion which waits for the distant journey." 『旅を待つタンポポ』 Img04349 "The ridge of summer mountain on jouetsu area." 『夏の上越稜線』 Img04358 "The floating The dayflower." 『露草浮遊』 Img04366 "The neighbourhood of the forest." 『森の隣人』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今年の冬は暖冬だったので、さぞかしサクラの開花は早いだろうと予想してい たのですが、しかし思ったよりも開花は進んでいないようです。気象庁の予報官も慌て て予想の修正を発表したくらいで、年が進むごとに異常気象で先行きが読めなく なってきているのかも知れません。  さてそれはともかく、春は着実に歩みを進めてやってきています。私が住む足 柄の里でも、そこかしこで春の息吹が芽生え始めていました。  我が町にあるお寺の脇には、私たちの目を楽しませてくれたサンシュユの黄色 い花が満開を過ぎて、そろそろ終わりに向かっていました。
( SONY CyberShot DSC-T9 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  もうすぐ終わりとはいえ、しかしその元気な黄色い花をそのように撮ってあげ たいものです。スーパーマクロモードに切り替えて、下から花に近づいて、思い 切り見上げて撮ってみました。
( SONY CyberShot DSC-T9 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  コンパクトとはいえ、カール・ツァイスのバリオ・ゾナー・レンズを搭載した DSC-T9 は、たとえ逆光の厳しい条件でも、とてもクリアでコントラストの高い 画像を提供してくれます。こんなに小さいボディなのに、本当に良く写ります。  こちらは一眼レフ・デジカメ+マクロレンズで正攻法で切り取ってみました。 バックの黄色いサンシュユの花のボケがなんともいえません。
( SONY α100 + AFマクロ100mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  サクラの開花が遅れているとはいえ、しかしあきらめることはありません。足 下に目を向ければ、そこには新しい被写体を発見することが出来るでしょう。お 寺の地面に伸びてゆくサクラの幹のシルエットがとても印象的で、そのパターン に生命の力強さを感じます。
( SONY CyberShot DSC-T9 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  隣町の相互台という丘の上まで来ると、シデコブシの花が咲いていました。白 い花を枝いっぱいに咲かせる立派な木です。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  花の色は限りなく白に近いクリーム色とでも言うのでしょうか。上品で清楚な テイストを持った花です。
( SONY α100 + AFマクロ100mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  同じ桜でも、ソメイヨシノの開花は遅れていますが、こちらの品種はもう満開 を迎えていました。少々ピンク色が強い桜です。
( SONY CyberShot DSC-T9 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  枝の上からこぼれ落ちるような花びらたち。暖かい日差しを通して、その息づ かいがこちらまで聞こえてくるようです。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  日差しが強い時はコントラストが高くなって花の撮影には難しい光線状態なの ですが、そういう時は日陰の花を狙ってみましょう。コントラストが弱まってい るので、花の淡い味わいを写し取ることができます。ただし、見た目よりも露出 を多くとることがポイントです。必然とシャッタースピードは遅くなりますから、 ブレ対策はしっかりしましょう。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  こちらは県道を走っていて目に飛び込んできたハナニラの花です。夜空のお星 様が地上に降りてきて、野原にちりばめられたような素敵な形をしています。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  こちらは白花のタンポポです。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  地面からニョキニョキと伸びてきて、太陽の光をいっぱいに浴びて喜んでいる ようです。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  撮影が一段落したところで、お昼には「万葉うどん」を食しました。地元・足 柄の里の名物うどんです。とてもコシがあって、つるつるとした食感があり、私 の大好物です。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  無論、冷たいままの素うどんでいただきます。そばもそうですが、汁のな かにどぶんとつけて食べるのは品がないと思っているのです。私はこだわり屋さ んですから。(笑) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、所変わって横浜市は神奈川区にある孝道山(こうどうさん)に立ち寄り ました。山岳連盟の事務所が近くにあるので、ついでに立ち寄ることが多いので す。横浜市の中心部ちかくにあって、住宅街を見下ろす高台の上にあります。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  孝道山は孝道教団という仏教・天台宗の在家教団の総本山です。私はお寺や神 社に立ち寄るのが好きです。信心深いわけではないのですが、いつも建物や庭が 綺麗に掃除されていて、美しい季節の草木が多くあるからです。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.38.6N35.28.45&ZM=7
 この日も、サクラの開花の様子を見に立ち寄ってみました。丘の上にあるサク ラの開花はやはりまだまだのようです。しかしお散歩のワンちゃんがこちらに興 味を示しているらしく、さかんにジロジロ眺めていて、その様子が可愛らしかっ たのです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  サクラはまだまだなれど、やはり建物は美しいものです。花が満開になれば、 その取り合わせはとても写真的な風景になることでしょう。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2にてRAW現像 )
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2にてRAW現像 )
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  孝道山での朝の散歩を終えて、カフェで一休みです。テラスから店内に差し込 む光が床やテーブルや椅子を照らし出して、その光と陰がとても印象的だったの で、スナップしてみました。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、都会でのひとときを終えて、今週もまたまた登山学校に参加して、上越 の仙ノ倉山(せんのくらやま)に行ってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.50.34N36.48.49&ZM=5
 暖かい足柄の里や横浜から一気にジャンプして、まだ雪の残る上越までやって きました。上越線の鉄橋をくぐって林道を歩いて山頂を目指します。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  雪がまだまだあるとはいえ、やはり例年に比べると少ないのでしょう。林道に は黒々とした地面が見えていました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  東の空が開け始めました。早朝は天気が良く、昨夜は星が見えるくらいだった のですが、どうもあの雲の様子を見ていると天気は下り坂のようです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しかしまだ目指すべき山頂は見えています。あれが仙ノ倉山の白い姿です。北 尾根を登って山頂を目指すのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  尾根に取り付く前に沢を渡ります。吊り橋の板は、冬は雪の重みで割れてしま うので、冬期は取り外されています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  ワイヤーだけをたよりに渡ってゆくのです。まるで子供のころに遊んだアスレ チック・ランドみたいで、けっこうスリルがあります。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  橋の上から沢を眺めてみます。  冬はすっかり雪の中に閉ざされてしまう沢の水も、暖冬の今年はもう音を立て て流れ始めています。ほんのりと差し込む太陽の光が水面を照らし出し。まさに 「水ぬるむ」といった様相でした。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  沢を無事に対岸まで渡りました。  そうすると雪の上に小さな黒いつぶつぶがたくさんあるのに気がつきました。 なんだろう?と思って近づいて見てみると、小さな虫だったのです。死んではい ません、冬眠もしていません。ちょこまかと一所懸命に動き回っています。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  こういう虫がたくさん白い雪の上をうごめいているのです。ちょっとびっくり しました。まだまだ寒い時期だというのに、着実に雪国にも春の歩みは迫ってい るのでしょう。  そしたら今度は動物の足跡に遭遇しました。カモシカにしては大きすぎます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  仲間と話し合って、やはりこれは熊だろう、という結論に達しました。(私は 足跡鑑定には詳しくないので、もしかしたら違うかも知れません)
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  しかし熊なら今の時期は冬眠しているはずです。それとも暖冬のためにもう起 き出してきたのでしょうか。  さて、沢の徒渉も無事に済んだことですし、いよいよ北尾根に取り付き登坂開 始です。
( KODAK EASYSHARE V705 )  日本海に面した山域はブナの楽園です。そこかしこにブナの巨木が控えていま す。その生命力の強さにはいつも感嘆します。登山道を歩いていても、その力強 い幹や枝の広がりに漲る(みなぎる)ような力を感じるからです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  こちらは雪の中から顔を出した。木の芽たちです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  その先端は暖かそうな綿毛に守られています。こういうものが、もうあちこち の雪の中で息づいているのでしょう。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  大分尾根を登ってきました。私たちが苦労して徒渉した沢がもう遙か眼下に見 下ろせます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  標高が上がれば周囲の山々も良く見えるようになってきます。こちらは同じ谷 川連峰に属する万太郎山(まんたろうやま)です。白い山体がとても美しい山で す。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  そして尾根の周囲にある木々は地面から照り返す雪の白い光を受けて、その幹 もまたほんのりと光ります。いつもよりも幹が白く見えて、そう、まるで貴婦人 のように感じるのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  明日は悪天が予想されるので、目的地のピークまでは行かず、途中でテントを 張ることにしました。
( KODAK EASYSHARE V705 )  テントを仮設営したところで、本日中に登れるところまで登ってみようという ことになりました。必要最小限の荷物だけを持って再出発です。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  尾根を登ってゆくと、さきほどよりもさらに沢は遠くなって見えています。冬 期の尾根歩きは、雪のために周囲の木々よりも足場が高くなって抜群の展望が得 られます。それが冬山の最大の魅力だと、改めてそう思います。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  細く尖った白い尾根を慎重に登ってゆきます。風がそれほど無いので助かりま す。このようなところで強風にあおられたらひとたまりもありません。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  高度を上げれば周囲の山々もますます近くなったように感じます。そしてその 姿は、本当に白くて、汚れのない物のように見えるのです。l
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  もう大分登ってきました。仙ノ倉山の山頂まで、尾根はまだまだ続きますが、 少し休憩です。
( KODAK EASYSHARE V705 )  本日はもうこれでタイムリミット、山頂までゆけないのは少々残念ですが、そ ろそろ引き返すことにしましょう。
( KODAK EASYSHARE V705 )  雪の尾根を慎重に下ってゆく生徒さんたち。私は少し遅れてついてゆき、離れ た尾根から望遠レンズで撮影すると、すごい高度感で山々が迫ってきます。大自 然の山々に対する人間のなんとちっぽけに感じることでしょうか。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  細く切れ込んだ鞍部を慎重に通過する生徒さんたち。これは登山学校1年の集 大成となる卒業山行なのです。泣いても笑ってもこれで最後。気を緩めることな く歩き続けましょう。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  尾根をだいぶ下ってきました。テントはもうすぐそこです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  万太郎山を振り返ると、先ほどまで見えていたピークに雪煙が舞い始めて見え なくなってきました。悪天が近づいている証拠です。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  無事にテントの張ってある場所まで戻ってきました。ドームテントの中は暖か く、ほっと一息つけます。
( KODAK EASYSHARE V705 )  暖かい食事を食べて就寝します。最新のLEDを使ったヘッドランプの白い近代 的な光は軽量コンパクトでクリーンで申し分ないのですが、その白い光はなんだ か冷たく神経質な感じがして、やはりろうそくの暖かい光は人の心を和ませてく れます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  さてその夜は暴風雨になってしまいました。雪ではなくて雨なのです、南から 低気圧に伴って暖かく湿った空気が入り込んでいるからでしょう。
( KODAK EASYSHARE V705 )  夜は暴風に悩まされましたが、しかし空けてみればわりと穏やかな天気です。 しとしと雨は降っていますが、悪くはありません。
( KODAK EASYSHARE V705 )  そうはいっても山頂を目指すには無理な天気です。テントを撤収して無理せず 下山することにしました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )
( KODAK EASYSHARE V705 )  さきほどまで周囲の山々が見えていたのですが、稜線は再び白い霧に包まれて しまいました。その様子がとても幻想的で、前を行く登山者たちの姿はまるでど こか違う世界に行ったまま戻ってこないのではないかという錯覚に襲われました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  霧は周囲にある何もかもを幻想的にさせてくれます。山頂を覆う霧、谷間にた ちこめる霧。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  それは静止しているようで、実は一時も同じ表情はしていません。ですのではっ と感じたときにはすぐに撮るようにしなければ二度と同じ霧の表情は巡ってこな いのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  しとしと雨は依然として降り続いています。しかしどうでしょう、周囲のブナ の木々たちは、むしろそれを喜んでいるようにさえ感じられます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  幹をしっとりと濡らしてつたい落ちる雨のしずく。冬であっても日本ならでは のウェットな気象条件だからこそ、森の木々たちも旺盛に育つのでしょう。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  枝先についた沢山の水滴たちは、都会のショーウィンドウに並んだジュエリー たちよりも、遙かに透明で価値のあるもののように私には思えます。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  それは決して所有して指にはめることなどできませんし、いつかは消えて無く なってしまうものではありますが、しかしだからこそ愛しくて、それは価値のあ るものなのです。  尾根を無事に降りて、再び沢を徒渉します、往きは吊り橋を使いましたが、戻 りの時は上流に倒木を見つけたので、そちらを渡ることにしました。大人になっ てもやんちゃ坊主の生徒たちは、これはこれでけっこう楽しんでいるようです。
( KODAK EASYSHARE V705 )  沢沿いの林道歩きになれば、もう大分安心です。危険な箇所はもう無くなり、 あとは登山口目指してひたすら歩くだけです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  雨は黒々とした沢の表面を叩いていくつもの波紋を生み出しています。積もり 積もった白い雪も、こうして徐々に溶かされて、沢に流れ込む一滴のしずくとなっ てゆくのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  道ばたの雪解けの地面の脇に、ふと緑色のものを見つけました。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  なんと、それは開きかけたフキノトウの花だったのです。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  まだ3月だというのに、もうフキノトウが出始めているとは。いやはや、今年 の暖冬には全く驚かされます。  それは別として、フキノトウの子供はなんとも可愛らしい。まだ私の足の指の 先くらいの大きさしかないものもいます。本当にまだよちよち歩きの赤ん坊のよ うなのですね。
( OLYMPUS CAMEDIA SP-320 )  関東はもう春の息吹でいっぱいでしたが、しかしここ越後の山の雪の中でみつ けた春の兆しにも、また嬉しくなりました。  やがてはこの谷間の雪もすっかり溶けて、春の息吹が満ちあふれることでしょ う。長い長い冬があったればこそ、その春の輝きはいっそう煌めいて感じられる のです。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ SONY CyberShot DSC-T9 → http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/
SONY α100 → http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A100/
PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.jp/dc/lx2/index.html
OLYMPUS CAMEDIA SP-320 → http://olympus-imaging.jp/digitalcamera/sp320/
KODAK EASYSHARE V705 → http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/digitalcamera/stylish/v705
★★★ 「季節の便り」の速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★  今週のブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。  Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定 (カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など) の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので す。  熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。 ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/03-27/ExifImages.zip
※Exifデータをご覧になるには "ExifReader","DPEx" などの  優れたビュワーソフトをお薦めいたします。 http://www.rysys.co.jp/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「APOレンズ(ED/LDレンズ)の仕組みと効果」◆ -------------------------------------------------------------  既にご存じのように、それまで私のデジカメ・ラインナップにあった KONICA-MINOLTA α-SweetDigital を SONY α100 にリニューアルしました。  理由はいくつかあるのですが、それはこのコーナーの主旨とは違いますので、 それは伏せておきましょう。 (といいつつ、実は「長すぎる名前がイヤだった」という理由がひとつあります。)  ボディカラーは、ありきたりの黒よりは、個性的なシルバーグレーが私の好み にマッチしたので、そちらを選択しました。
 それに合わせて望遠ズームレンズも、シルバーのものが欲しくなり、中古で1 本、購入してしまいました。(旧ミノルタの望遠ズームは100mmから始まる ので、APS−Cサイズの一眼デジカメに装着すると150mmとなり、ちょっ と辛いのです。後発のものは75mmから始まるので、112mmからとなり、 まずまず使いやすいかなと思ったのも理由です)
 そういうわけで旧ミノルタのレンズも所有していたので、似たような望遠ズー ムレンズが2本になってしまいました。 (左)AFズーム75-300mmF4.5-5.6(D)(定価:\44,000) http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/a-lens/zoom/75-300.html
(右)AFアポテレズーム100-300mmF4.5-5.6(D)(定価:\70,000) http://ca2.konicaminolta.jp/products/consumer/a-lens/zoom/100-300.html
 どちらも今では中古市場で入手するしかないのですが、2倍ちかくの値段の開 きがあります。  この差はどこからくるのでしょうか?  焦点距離は別として名前から違いが分かるのは「APO」というキーワードが 付いていることくらいです。では、この「アポ」とは何でしょうか?
 「アポ」とは「アポクロマート」という光学用語の略で、色収差を補正する 機能を持っているレンズのことを指しています。  では「色収差」とは何でしょうか?  光はいくつかの波長の異なった電磁波が混ざり合って空間を伝わることはご存 じでしょうか?  最近では「青色発光ダイオード」とか「ブルー・レイ・ディスク」などのキー ワードがちまたに流れていますが、それと関係しています。  かいつまんで説明すると、赤色は波長(光エネルギーの空間を伝わる振動のサ イクル)が短くて、青色は長いのです。  そのために、望遠レンズなどでは通常のレンズですと、被写体の赤い色と青い 色で波長の違いから、焦点を結ぶ距離が異なってきてしまい、像がにじむという 現象が起きるのです。  それを防ぐ特性を持たせた特殊なレンズが「アポクロマート・レンズ」と呼ば れたり、メーカーによっては「EDレンズ」「LDレンズ」「ADレンズ」など といった呼び方をすることもあります。(このあたりはぜひ用語を統一して欲し いのですが・・・)
( Nikon レンズカタログより転載 )  ちなみに「アポクロマート」はレンズの特性の用語で、「ED(特殊低分散)」 はそのような特性をレンズに持たせるための、ガラス素材の用語です。正確には 「EDレンズ」は「ED(特殊低分散)ガラスを用いて生成したレンズ」という ことです。  小難しい話が続きましたが、要するに「APOレンズは結像性能が良い」とい うことです。「像が滲むことなく、シャープな画像が得られる」という理解をし ておけば良いでしょう。  論より証拠。なにごとも実証して確認することが大切です。  下は両レンズを撮影して比較してみたものです。
AFズーム75-300mmF4.5-5.6(D)(絞りF5.6開放)
AFアポテレズーム100-300mmF4.5-5.6(D)(絞りF5.6開放)  この画像の大きさではほとんど違いが分かりませんね。(笑)  そこで、画面の右上隅の一部を等倍拡大して比較してみましょう。
 その結果は下のようになります。
AFズーム75-300mmF4.5-5.6(D)
AFアポテレズーム100-300mmF4.5-5.6(D)  いかがでしょうか? 明らかにAPOレンズの方が画像がシャープに写ってい ることがお分かりのことと思います。 (※ この結果は絞り値開放の時の像です。ご存じのようにレンズは絞ると解像   度がアップしますので、非アポレンズでも使い方によっては良い画像が得ら   れることはお断りしておきます)  雑誌などでは「デジカメ時代になって、レンズの善し悪しがすぐに分かるよう になった」というようなことが書かれていますが、おそらくこの実験が示したよ うなことが誰でもすぐにできるようになったからだと思います。  PC上で画像を等倍拡大してみればすぐに分かるわけですから。これではレン ズメーカーも必死にならざるをえないでしょう。(笑)  ここで誤解しないでいただきたいのは「フィルムカメラからデジカメになった から画質の差が広がった」というわけではなくて、このようなレンズの性能差は、 フィルムカメラ時代から厳然として存在したのです。  しかしたいていの人は、フィルムを拡大して見ることなどしないので、(たい ては3〜5倍のルーペでざっと眺めるだけです)、半切以上のプリントなど、よ ほど大きく拡大しないとその差異が分からなかった、といっていつもそうするだ けの時間とコストをかけられないので、レンズの性能差を見極められなかった、 というのが実情でしょう。  ちなみに私はフィルムの作品チェックの場合でも、5倍と20倍のルーペを使 い分けて画質を確認していますから、そういうことは十分承知していました。  ともあれ、やはり良いレンズはそれなりの投資をしないと手に入らない、とい うことでしょうか。  でもあきらめずに、マメに画質をチェックしていると、時には安価な割には良 く写るレンズが見つかることもあります。  そういうお気に入りの1本を皆さんもぜひ手に入れてみてください。 (逆に高い割にはあまり良く写らないレンズも・・・)  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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