2007-04-17 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第220号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04109 "A spring memory." 『春の日の思い出』 Img04211 "The spring dream idea." 『春夢想』 Img04276 "The daydream on the white birch woods." 『白樺林の白昼夢』 Img04343 "The green flow." 『緑流』 Img04378 "The gentian in the morning." 『朝のリンドウ』 Img04379 "The fruit of Viburnum furcatum." 『ムシカリの実』 Img04439 "My princess." 『貴婦人』 Img04475 "The image of yellow leaves." 『黄葉の面影』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  晴れの日と雨の日が交互に訪れるようになりました。草花を撮る最高のタイミ ングは雨上がりの日の朝です。そいう時には何をさておいても出かけたくなりま す。  たとえ雨が降らなかったとしても、朝の空気はやはり気持ちの良いものです。 朝の散歩の時にはデジカメを片手にして出かけてみましょう。  私の場合は朝の日課は裏山の展望台までの散歩が日課です、春になったので、 山の中はもちろん、街中でもそこかしこに花が見られるようになりました。忙し い季節です。  こちらは駐車場の脇の壁際に咲いていたツルニチニチソウです、名前の「ニチ ニチ」は「日々」の意味です。文字通り日当たりの良い場所に群生している様子 は見事です。この花がまとまって咲いているのを見るとあたりの空気がぱっと明 るくなったような気がするのです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  こちらは高速道路のガード下に咲いていたヒメオドリコソウです。以前このメ ルマガで朝露に輝く若い花をご紹介したことがありましたが、こちらの花たちは すっかり成長してしまって、着物をがっちりと幾重にも着込んでしまったようで す。まるで「大奥」に居並ぶ女性たちのような貫禄を感じます。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  そうかと思えば民家の庭先には「乙女」のツバキがまだ咲いていました。園芸 種なので開期が長いのでしょう。私たちの目を楽しませてくれます。朝の光はま だ柔らかいとはいえ直射日光の強い光はこの花のイメージには似合いません。日 陰の柔らかい光の中で咲いている花を見つけて撮らせてもらいました。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  展望台に向けて朝の山道を登ってゆきます。谷間にはひんやりとした空気が漂っ ていますが、坂は急で、額にはうっすらと汗がにじみます。その途中の見上げた 山腹には、萌え始めた新緑の木々の中、山桜の花が咲き誇っていました。朝の斜 光が花たちにメリハリと立体感をもたらしてくれます。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  新緑の一枚一枚をクローズアップすると、まるで沸かした水の湯気が立ちのぼ るような、萌え出でる新緑の葉のエネルギーを感じることができます。葉の一枚 一枚の切っ先がピンと天上を向いて、もっともっと、大きく大きくと、伸びてゆ こうとしているようです。この季節ならではの黄色味の強い爽やかな緑の透明感、 大好きです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  こちらはキブシの花です。決して鮮やかではありませんが、里山のそこかしこ で目にします。きっと生命力の強い木なのでしょう。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  農道を上って、展望台も間近いころ、見事な黄色の花を見かけました。ヤマブ キの花です。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  ヤマブキは英語で "Yellow Rose" と言うのだそうです。なるほど確かに、花 のひとつをクローズアップしてみると、5枚の花びらを持っています。バラ科の 花の特徴の一つです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム ) 「クサイチゴ」の花も「サクラ」の花も、野生種のバラ科の花はよくよく見ると どれも似ています。  展望台の風が気持ちよかったので、しばらく昼寝(というにはまだ朝なのです が)を楽しんでいました。  ふと寝転がりながら体を横に傾けると、暖かい日差しに誘われてタンポポの花 が開き始めていました。寝転がったままカメラを地面すれすれに構えて撮影させ てもらいました。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  ちょっと早い昼寝をしてから、展望台を下ります。この場所は2月の時期は見 事なカンザクラで埋められるのですが、今はもう花はすっかり散って、木々の緑 が青々としています。その木陰にひっそりと咲くアブラナの花はうっすらとした 青い光のためにちょっと寂しそうです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  東屋の屋根の上にスズメがとまっているのが目に入りました。すかさずズーム を望遠側いっぱいに引っ張ってスナップしました。ぴょこぴょこ動き回ってとて も可愛らしいのです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  余談ですが、「デジタルカメラは望遠側に強い」という記述を雑誌などで見か けます。それは撮像素子が小さくなるために、同じ焦点距離のレンズでも相対的 に画角が狭くなり、望遠レンズで撮影したのと同じような効果が得られるからで す。  ちなみに上記の写真の撮影焦点距離は72mmですが、35mm換算にすると 432mmの超望遠撮影となります。  しかしここで注意していただきたいのは「背景のボケ味は同じにならない」と いうことです。上記の写真のボケ具合はあくまで72mmで撮影したのと同じ大 きさです。背後の町並みの形が分かる程度ですね。35mmフィルムカメラの4 32mmで撮影したら、背景はもっと大きくぼけて真っ白になってしまいます。  時々雑誌などで「APS−Cサイズのデジカメは焦点距離が1.5倍になるの で、200mmのレンズで300mmのボケ味が得られるので花撮影には有効で す」といった記述が見れることがありますが、それは間違いです。  被写体の大きさは1.5倍になりますが、ボケ味はあくまでそのレンズの焦点 距離のままなのです。  みなさんどうぞご注意下さい。  アブラナの花の他にも、まだハナダイコンの花がたくさん咲いていました。そ の中のひとつをクローズアップしてみます。仕上がり設定を「ポジフィルム」に しているので、バックのグリーンがとても鮮やかです。フジフイルムの「ベルビ ア」というフィルムを参考にしたのでしょうか。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  撮影後PCの画面でチェックしてみると、花びらの上に虫が止まっているのが 見えました。等倍拡大してみると、そのシャープ感に驚かされます。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム , 等倍拡大 )  シャープネスをかけているためにバックのグリーンのグラデーションに少々ざ らつきが感じられますが、まずは気にならない程度です。Canon PowerShot-S3IS は画素は600万画素と一世代前のスペックですが、しかし無理に画素数を上げ ていないので、ノイズはむしろ現行のデジカメより少なく感じます。  このデジカメは望遠側のマクロ撮影機能がなかなか優秀で、焦点距離が大きい ために花のバックを大きくぼかせる(それでも75mmなのですが)ところが気 に入っています。  電源ONやズーミングのレスポンスもとても素早く、街角スナップにはもって こいの一台だと思います。(これで広角側が28〜32mmくらいまで広がって いれば言うこと無しだったのですが) ◆参考ページ:Canon PowerShot-S3IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s3is/index.html
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  言うまでも無くサクラは日本人に最も人気のある花木です、ちょっと気の利い た場所に足を運べば見事な桜並木を見ることができますし、そしてそこにはいつ も花見を楽しむ人々の姿が見られます。花が開いている期間は本当に短いもので すが、しかしその見事に咲き誇る様子は、逆に短い間だからこそ、いっそう美し く感じるのでしょう。  たとえば皆既日食が1ヶ月に1度見られるのだとしたら、誰もあれほど騒がな くなるかも知れません。仮にサクラの品種改良が進んで、花の開花期間が延びた としたら、誰も今ほどサクラを愛おしく思わなくなることでしょう。  現代は科学万能で(この言葉はもう死語かもしれませんが)なんでも可能にな るように思われますが、便利に効率的になることが、物事の根本的な価値を高め るわけではないことも知っておいて欲しいのです。  さていつものように前置きが長くなりましたが、満開の桜を求めて、静岡県小 山町にある冨士霊園を訪れました。一度偵察に訪れていますので、今年は2回目 の訪問です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.54.6N35.22.2&ZM=5
 ちなみに公式ホームページでは「富士霊園」ではなく「冨士霊園」となってい ました。富士山の裾にあるので「富士」だと思ってしまいますが正しくは「冨士」 という文字を使うようです。日本語は本当に微妙です。  冨士霊園は、敷地面積230万平方メートル(と言われてもピンと来ませんが) の広さを誇る日本一の公園墓地です。園内にはフジザクラ、ソメイヨシノなど約 5,000本の桜が植えられており、日本さくら名所百選にも選ばれ、ハイシーズン の4月には10万人の花見客が訪れると言われています。  しかしこの日は平日の早朝とあってか、まだバスロータリーはひっそりとして いました。
( PENTAX Optio-W10 )  それでも既にテレビ局のスタッフがカメラを持ち込んで撮影を行っていました。 メディアの威力は絶大です、この様子が放映されるとまたさらに多くの観光客で 賑わうことでしょう。
( PENTAX Optio-W10 )  サクラも有名ですが、ツツジやレンギョウの花も見物(みもの)です。まだ満 開ではありませんがミツバツツジの紫色が目に飛び込んでくるようでした。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  駐車場の脇に立っているシダレザクラが見事です。既に気の早い観光客の方々 がさかんにカメラを向けて撮っているようです。
( PENTAX Optio-W10 )  サクラの木は曇り空の時には下から見上げてしまうとバックが白くてつまらな い写真になってしまいます。そういうときは必然的に遠くから望遠レンズで狙う ことになります。フレームから枝がはみだすくらいにいっぱいにズームアップし て花の旺盛な様子を切り取ってみましょう。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  こちらは中央参道の両脇に居並ぶサクラたちを、これまた遠くから300mm の望遠レンズで切り取りました。手前と奥にフォーカスを合わせるためには絞り の値を大きくして被写界深度を深くします。望遠レンズ特有の性質「圧縮効果」 のために木々の迫力がより強調されて迫ってきます。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  駐車場の脇に何気なく植えられている豆桜が目にとまりました。そしてその背 後には風に揺れる緑の竹林があります。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  これもまた200mmの望遠レンズで切り取ってみましょう。ピンク色と緑色 の色の対比が美しく感じます。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  RAW現像の時にはホワイトバランスの色調補正を調整することが可能なので すが、マゼンタ(紅色)を強調するか、グリーンを強調するかでいつも悩みます。 マゼンタを強くすればサクラの発色は良くなりますが、その補色(反対色)であ るグリーンは弱くなり、この場合竹林の緑色がくすんでしまうからです。  といってグリーンを強くすると竹林の発色は良くなりますが、サクラのピンク 色は沈んでしまいます。  結局この場合は、マゼンタ補正を中心に現像しておいて、後ほど PhotoshopCS2に受け渡し「特定色域の選択」のコマンドによって、イエローの中 のマゼンタ成分をマイナスすることによって、サクラの色に影響を与えることな く、竹林の緑の発色を強めています。 (難しい話はいずれ「テクニカル・ノート」のコーナーで・・・)  冨士霊園は桜並木だけでなく、こうした渋い味わいのある休憩所があるのも魅 力です。
( PENTAX Optio-W10 )  脇に植えられたツバキの花が美しく咲いています。春も中頃になり、花はだい ぶ落ちていましたが、しかしまだまだ大丈夫ですと言わんばかりに綺麗に咲いて いる花も半分くらいいました。
( PENTAX Optio-W10 )  虫干しをしているのでしょうか、長屋のふすまが開け放たれ、座布団が積まれ ています。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  反対側に回って座布団が積まれている様子をスナップしてみます。畳に投げか けられた柔らかい光が安らぎを感じます。この淡い光をどこまで再現できるか、 デジカメの性能の見せ所です。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  もう梅の時期は終わってしまったけれど、茅葺きの屋根と梅の木は実によく合 います。近所の農婦の方が庭をせっせと丁寧に手入れしてくれているからいつも 梅の木も元気でいられるのでしょう。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  庭先で寝転がって見上げると、そこには老齢となった木が立っていました。 そしてその幹には既に別の植物が繁茂しています。
( PENTAX Optio-W10 )  ある生き物が別の生き物の生きる場となる。共生の原理をそこに見る思いです。
( PENTAX Optio-W10 )  朝方は曇っていた霊園も、昼近くになって雲が取れて爽やかな青空が見え始め ました。
( PENTAX Optio-W10 )  青空が見えるなら桜を下から見上げて撮るチャンスです。流れる白い雲と青い 空の配分に注意しながら何枚もシャッターを切ります。デジタルカメラの場合は、 雲が白飛びしないようにヒストグラムの右端をチェックしながら撮影するのがコ ツです。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  駐車場を振り返るとその脇に植えられているレンギョウの透明感のある黄色が 目に飛び込んできました。
( PENTAX Optio-W10 )  その花のひとつをクローズアップしてみます。近づいてみると蛸の吸盤を連想 させるようなすぼまった花の形をしています。
( PENTAX Optio-W10 )  花をクローズアップするだけでなく、画角を広くしてバックの周囲の環境も写 しこんでみてはいかがでしょう。背後にあるサクラの淡いピンク色がレンギョウ の花に彩りを添えてくれます。ちょうど光が差し込んで逆光となり、花の透明感 がいっそう際だちました。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  丘の上からさきほど撮影したサクラを見下ろすと、三々五々集まってきた観光 客たちが休んでいました。お弁当を広げたり、あるいは若い人は友人への携帯メー ルを楽しんでいるのでしょうか。
( SONY α100 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  駐車所の周辺を散策するだけでだいぶ時間を使ってしまいました。広い霊園の まだほんの少ししか見ていないのに。昼過ぎになってようやく車に戻り、園内を 一周してみます。途中の道路もサクラのトンネルとなっていて実に見事なもので す。
( PENTAX Optio-W10 + PhotoshopCS2による画質調整 )  冨士霊園を代表する中央参道の見事な桜並木です。
( PENTAX Optio-W10 )  多く訪れる花見客を当て込んで屋台が繰り出していました。平日にもかかわら ずけっこうな賑わいです。
( PENTAX Optio-W10 )  すっかり観光地と化している様子ですが、しかし本来は霊園なのです。ご覧の ように多くの墓石が整然と並んでいて、多くの魂がこの地で眠っているのです。
( PENTAX Optio-W10 )  それにしても壮観です、いったい何基あるのでしょうか。区画番号は振ってい るようですが、一体どこが自分の家のお墓なのか、迷ってしまう人も多いのでは ないでしょうか。(笑) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  寄(やどろぎ)とは変わった名前ですが、私が住む松田町の市街地から山ひと つ超えたところにある地区の名前です。  豊かな自然が多く残っている割には都心から車で1時間ちょっとで来られるの で、陶芸家やアーティストなどクリエイティブな仕事をする方が多く移り住んで、 静かな自然を満喫しています。  以前このブログで、この寄地区に友人が開いた自然食のレストラン 「荷風」のことを紹介しましたが、そこのご主人に「寄(やどろぎ)の自然の写 真を飾ってもらえませんか」と頼まれました。  そう言われてみると、灯台もと暗し、案外自分の住んでいる町の自然の姿を撮っ た写真が少ないことに気がつきました。  これも縁、そう呼びかけられたのは天の声と受け止めて、せっかくの機会です から、空いた時間に寄の自然を中心にしばらく撮影してみようと思い立ちました。  例によって早朝、自宅を出発して車を走らせます。  朝夕の光は目に見えるものを何でもアーティスティックに変えてしまいます。 町を横切る高圧電線も朝の太陽の光を受けてシルエットとなり、美しいパターン を大空に描き出していました。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  秦野市の三廻部(みくるべ)という集落があります。秦野市は東京都方面のベッ ドタウンとして急速に住宅化が進んではいますが、しかしここにもまた豊かな自 然が多く残されています。  田んぼの脇に立つ一本のカラマツがとても絵になります。いまはなんでない様 子ですが、朝の日が昇るころ、そして田んぼに水が張ったときの未明の風景はきっ と素晴らしいことでしょう、デジカメで撮って位置情報をチェックしておきましょ う。
( Canon PowerShot-A570IS )  三廻部から山を一つ越えて寄の集落に入るのですが、しかしその途中で見事な 菜の花畑を見つけてしまいました。光が微妙なので、何枚も撮影します。車のルー フの上に乗って三脚を立て、デジカメで、35mmフィルムカメラで、6x7の 中判フィルムカメラで、それぞれ撮影します。とても忙しいのです。(笑)
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 + レイヤー合成 )  山を越える途中で見事な茶畑が広がっていました。ちょうどつみ取りの前なの で緑が一番濃い時です。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  こちらは少しカメラを左に振って、三廻部(みくるべ)の里を見下ろします。 遙か彼方にかすんでいるのは秦野市の市街地です。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  本当に車を15分ていど走らせれば、このような豊かな風景に出会えるのです から、素敵な土地だと思います。  山を越える途中に神社があり、その脇の山林には杉の木が林立していました。 その森の床にびっしりと生えていて白い花を咲かせている植物があります。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  これは「シャガ」の花です。日向を避け、薄暗い湿った森の中を好みます。ちょっ と毒々しいと思わせるような花の形をしています。人間と同じで花にも色々な容 姿、性格があるのでしょう。
( Canon PowerShot-A570IS )  だいぶ道草を食ってしまいましたが、ようやく山を越えて寄の集落に入ること ができました。農道の脇に広がる茶畑がもこもこしていて見ていると心休まりま す。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  寄地区の中はさらにいくかの集落に分かれていて、この茶畑の広がる丘の上一 帯は「土佐原」と呼ばれています。軽トラックがやっと一台通れるくらいの細い 農道をどんどんと登ってゆくと、寄の集落全体を見渡せる素晴らしい斜面を発見 しました。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  広々としていて本当に気持ちの良い風景です。寄地区の宇津茂(うづも)集落 の様子が手に取るように分かります。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  この場所は長い間この町に住んでいて今日はじめて見つけました。こんなに身 近な場所だというのに今まで知らずじまいだったとは。あらためてこの日本には まだまだ知られていない良い風景があるのだと思い知らされました。  長い人生はまだまだ続くけれども、それが終わる時まで、一体このような風景 を幾つ見つけられるでしょうか。人の生死は自分では決められないけれど、でき るだけ多くのそうした素晴らしい風景を見つけられるよう努力してゆきたいと思っ ています。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Canon PowerShot-S3IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s3is/index.html
SONY α100 → http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A100/
Canon PowerShot-A570IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a570is/
PENTAX Optio-W10 → http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/compact/optio-w10/
Panasonic LUMIX DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/index.html
★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 ★★★ トリコシの取材ルートを地図上で再現できます ★★★  トリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して位置情報を刻々と記 録するようになりました。その記録は「カシミール3D」という地図ソフト(正 確には「地形シミュレーションソフト」というべきものですが)を使って管理し ています。  もしこのブログをお読みになっている方で、上記ソフトを使いこなしていらっ しゃる方がいましたら、下記のファイルをダウンロードしてカシミール3Dに読 み込ませてみてください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/04-17/2007-04-12.gdb
http://tory.com/j/others/mm/2007/04-17/2007-04-15.gdb
 下の例のように、今回のブログで紹介したトリコシの取材ルートが地図上 に赤線で示されます。写真を見直しながらお楽しみ下さい。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「位置情報の無い画像にGPS情報を埋め込むには?」◆ -------------------------------------------------------------  この3週間ほど、GPSを用いたデジカメ画像の撮影位置情報特定の話題をご 紹介してきました。今週もそれに関連する内容です。  このところ少々難しい話題が続いていて恐縮ですが、もう少々おつきあいくだ さい。  さて、GPSを使うと、その位置情報&時刻情報を利用して、撮影されたデジ カメの時刻情報をマッチングさせて、画像に位置情報を埋め込むことができると いうお話をしてきました。  では、フィルムをスキャンした画像、もしくはEXIFを扱えないような昔のデジ カメで撮影された画像の場合はどのようにすればよいのでしょうか?  それを可能にする機能が「カシミール3D」というソフトにはあります。 (※「カシミール3D」の詳細はブログのバックナンバーをご覧下さい)  それではその方法をご紹介しましょう。 ◆ 画像を地図ソフト上に貼り付けて位置情報を組み込む ◆  まずはフィルムスキャンした画像など、EXIF情報の無い素のままのJPEG画 像を用意します。
 カシミール3Dを起動します。そして、その画像が撮られたと推測される場所 を開きます。
 そしてその中心に位置情報を埋め込みたい画像をドラッグ&ドロップします。
 そうするとカシミール3Dの地図上にカメラアイコンが貼り付けられました。
 そしてカメラアイコンをマウスでつかんで、その画像が撮影された(と推測さ れる)場所に位置調整をし「確定」をします。
 アイコン上でマウスの右ボタンを押してメニューを表示させ、「EXIF情報書き 込み(X)」を選択します。
 そうするとご覧のように、その画像に地図上の位置から割り出したGPS座標 がEXIFタグエリアに書き込まれるのです。
 一度位置情報を書き込まれた画像は、他の地図ソフトにドラッグ&ドロップし てもその位置に貼り付けられます。  上記の方法は「人間(撮影者)が撮影された場所を確実に特定できる」あるい は「ある程度推測できる」場合に有効です。 ◆ デジカメ画像のEXIF情報をコピーして位置情報を組み込む ◆  上記の方法は手作業でカメラアイコンを移動するので完全に正確とは言えませ ん。次のご紹介するのは、デジカメ画像の位置情報をフィルムスキャン画像にコ ピーする方法です。  これはフィルムカメラをメインで使っているけれども、同じ時刻に同じ場所の 風景をデジカメでも記録しておいた場合に有効です。  まずはカシミール3Dを起動し、そこに位置情報を埋め込みたい画像をドラッ グ&ドロップします。この時の位置はまったく適当でかまいません。撮影場所が 分かっていたとしても、特にその場所の地図を開く必要もありません。
 そうして適当な位置に貼り付けたカメラアイコンのプロパティを開きます。
 その中に「Exif情報」というタブがあるので、それを開きます。そして「他か らExifコピー」というボタンを押します。
 この時に、同じ場所、同じ時刻に撮影されたデジカメ画像を選択します。 (※この画像には既にGPS位置情報がExifに埋め込まれているものとします)
 そうすると、デジカメ画像に埋め込まれていたEXIFの各種情報が最初に用意し た素のままのJPEG画像にコピーされます。あらためてプロパティ画面で見ると GPS座標の値が書き込まれていることが分かります。
 その上で、アイコンのメニューを開き「撮影場所の推定(G)」を押すと。。。
 その画像の撮影された場所の地図にページが切り替わり、カメラアイコンがそ こへジャンプします!
 DPExなどで、元画像に本当にGPS座標がコピーされたかどうかをチェックして みましょう。大丈夫。ちゃんとコピーされていますね。バッチリです!
 今回ご紹介したように、JPEG画像のExif情報はその画像に関する情報を一元的 に管理することができる可能性を持っています。  今回のカシミール3DのようにExif情報にアクセスすることのできるソフトが まだ他にもあります。  Exif情報を読み出すだけでなく、書き込むこともできます。  これを使うと、本来Exifを持っていない、フィルムスキャン画像などに、撮影 情報(カメラ名、使用フィルム、絞り値、シャッタースピードなどの撮影情報) を埋め込んで管理することができるようになります。  そして各画像のExif情報をスキャンして、Excelなどの表計算ソフトのデー タとして書き出して、相互に情報を受け渡すことができるようになれば、理想的 な写真管理システムができあがることでしょう。  写真を管理するというと、趣味として写真を楽しむ方々にはなじめない話題か も知れませんが、プロの写真家やカメラマンはもちろん、これからはデジカメ時 代のハイ・アマチュアにも必須とされる能力となるに違いありません。  最近は難しい話題が続きましたので、来週は息抜きのため、久しぶりに「トイ ・カメラ」のご紹介をしようと思っています。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
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