2007-05-08 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第223号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週火曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04020 "The guardian." 『森の守り神』 Img04098 "The breath of sprint wind." 『春の息吹』 Img04152 "The mountain seems to be laughing." 『山笑う』 Img04309 "The dance of clouds." 『雲の踊り』 Img04352 "Mt.Nakanodake in the midsummer." 『盛夏の中ノ岳』 Img04393 "The emitting light of the mountain ash." 『ナナカマドの発光』 Img04399 "The noctambulism of the mountain ash." 『ナナカマド夢遊』 Img04425 "The red fruit in the autumn." 『秋の赤い実』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今年は比較的好天に恵まれたゴールデンウィークでした。みなさんはどこかへ 行楽にでかけたでしょうか。  トリコシはどこへ行っても混んでいるこの時期、あまり遠くへ出かけずに、もっ ぱら自宅にて、たまったフィルムやデジタル画像の整理などのデスクワークにい そしんでいました。  「それでは体がなまってしまうのではないか」というご心配ももっともですが、 しかし普段は移動が多いだけに、こうして何日間も自宅でじっくりとデスクワー クに没頭していると体力的にはずいぶん回復して、裏山の散歩などをしてみると、 足取りも軽く、普段よりも体にパワーがたまっているのを感じます。  遠くへ取材へ行けないのは私的にはフラストレーションがたまるものですが、 しかし身近なところにも美しい自然はあるもので、私の住む神奈川県西部でも、 そうした被写体をそこかしこで見つけることができます。ですのでデスクワーク の合間を見つけて、ちょこっと散歩やミニ撮影に出たります。  たとえばつい先日は大雨でしたが、しかしいざ撮影に出てみると、雨に濡れた 新緑や茶畑の緑がとても美しく、その鮮やかさに目を奪われるようでした。
( KODAK EASYSHARE V705 )
( KODAK EASYSHARE V705 )  ほんのちょっとした裏山にもこうした風景が隠されているのですから。写真を していると世の中の見方が変わってきます。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  自宅の裏山を登ってゆく散歩道の途中、東名高速道路のガード下をくぐると、 見事な八重桜が満開の花を誇らしげに広げていました。こんな騒音のうるさい場 所でも、元気に咲いています。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  手持ちのコンパクトデジカメで伸び上がるようにして花に近づき、クローズアッ プ撮影をしてみました。淡いピンク色の花びらが折り重なるように咲いていてと てもチャーミングです。渋めの緑色の葉も添えられていて、それがまた花びらの ピンク色をますます引き立ててくれます。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  これだけでも十分に美しいと思いますが。Photoshopの「トーンカーブ」によ る階調補正によって、花の陰になった部分を明るくして花の美しさをよりいっそ う引き立ててあげることもできます。
( SONY CyberShot DSC-T9 , PhotoshopCS2にて画質調整 )  この明るさが、その花をぱっと見たときの私の第一印象に近いものです。 画像補正はやりすぎはかえって不自然になってしまいますが、慎重に行えばより 撮影者の持っているイメージに近づけることができる有効な手段だと思います。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  違う日になりますが、今度は夕暮れ時に裏山に登ってみました。今度は見事な 夕焼け空に出会うことができて、手持ちのデジカメで夢中になってシャッターを 切ったものです。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム )  ちょっと雲の形が中途半端で作品にするほどではないですが、しかし露出に注 意を配って慎重に撮影することによって、夕焼けの鮮やかさとか、湿度感のある 山並みの重なりなどを表現することができます。これもまた練習だと思ってとに かくシャッターを切っておきましょう。  暮れなずむ足柄平野を挟んで、夕暮れ色の空の下、優美な裾野を広げる箱根外 輪山のどっしりとした山が広がっています。灯り始めた街の夜景も美しく、しば らく眺めていたい風景です。  手ぶれ補正内蔵のデジカメのおかげで、三脚をつかわずとも慎重に撮影すれば こうした夕暮れの夜景撮影なども十分こなせるようになりました。
( Canon PowerShot-S3IS , 仕上がり設定:ポジフィルム ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  連休に入りたて、各地の高速道路からは渋滞のニュースが流れてくるころ、 私は近所のお寺にある牡丹(ボタン)の花を見に行きました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  牡丹を雨や日差しから守るために傘が立てられています。それもまた風情があっ て楽しみです。観光客のまだ少ない早朝、三脚をたてて、じっくりと花と向かい 合ってみます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  牡丹は大柄な花なので繊細さを出すのはなかなか難しいのですが、花弁を見せ ずにあえて横顔を狙ってみました。カメラアングルを下げると木立の木漏れ日が 背景に入ってきて画面のアクセントとなります。
( SONY α100 + AF35mmF1.4G , PhotoshopCS2にてRAW現像 )  その一方で思い切って花の正面からカメラを近づけて画面に大写しにしてみま した。
( SONY α100 + AFマクロ50mmF2.8(D) , PhotoshopCS2にてRAW現像 ) 花びらの淡いピンクのグラデーションがうまく表現できているでしょうか。 RAW現像時には、あまり彩度や色温度を上げすぎないのがコツです。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、自宅の周りで撮ってばかりいても、それはそれでやはり飽きてしまいま す。連休に入る直前、ちょっとだけ鎌倉まで足を伸ばしてみました。  雨の高速道路を走ります。雨だからといってご心配なく、雨の方が草花や苔な どがしっとりと濡れて情感が出るのです。鎌倉のような場所で撮影するには雨天 の方が好都合です。
( Canon PowerShot-A570IS )  鎌倉の中心地、鶴岡八幡宮までやってきました。平日にもかかわわらず多くの 観光客や修学旅行の学生でごったがえしています。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.33.33N35.19.13&ZM=5

( Canon PowerShot-A570IS )  お目当てはこの中にある「牡丹園」です。連休前の平日、それに雨天というこ ともあり、思った通り人は少なく、ゆっくりと撮影することができました。
( Canon PowerShot-A570IS )  ただしこの園内は三脚禁止なので、雨天の時は手ぶれが心配です。フィルムな らISO400のフィルムを、デジカメなら感度アップを行っておくと良いでしょ う。  花はもちろん生き物なので、人間が思っている以上に、時間や天候で表情が違っ てきます。雨に濡れた方が情緒があるとはいえ、牡丹は雨が苦手らしく、表情の 良い花を捜すのにけっこう苦労しました。  あまり花に元気が無いので、「ああもうここの牡丹は終わっているね」と言う 観光客の方もいたくらいです。そう勘違いせずに、天気の良い日や、時間を変え て日中に来てみると、また花も違った表情を見せてくれるはずです。  牡丹だけでも美しいものですが、やはりその周りにある傘も画面に入れて作品 作りをしたいものです。その方が季節感や情緒が出るものです。
( Canon PowerShot-A570IS )  コンパクトデジカメはCCD(撮像素子)の面積が小さいので、被写界深度が とても深くなってしまいます。(近くのものも遠くのものもどちらもハッキリ写っ てしまう)  それはある面では長所ですが、こういう場面では花の雰囲気を出しづらいもの です。  こちらは、一眼レフのフィルムカメラで同じ場面を撮影したものです。背景の 傘のボケがとても大きいのが分かるでしょう。
( Nikon F6 + PC-MicroNikkor85mmF2.8D , フィルム:RVPF , NikonCoolScan5000EDでデジタル化 )  こうして同じ被写体を色々なカメラやレンズで撮影して後で比較すると、色々 なことが分かって面白いものです。  さて、鎌倉へ来てのお楽しみ、おいしいそばのお店を友人に紹介してもらいま した。「ライテイ」という名前のお店です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.31.6N35.18.46&ZM=5

( Canon PowerShot-A570IS ) 「ライ」は「雷」のライではありません。この文字は常用漢字には無いので、パ ソコンでは打ち込めないし表示もできないのです。  さっぱりとした味わいのおいしいおそばでした。シンプル・イズ・ベスト。な にごとも飾りすぎないのが一番です。
( Canon PowerShot-A570IS )  さて、このお店の良いところは素敵な庭園を散策することができることです。 (お店の庭園というよりは、庭園の中にお店があるのです)
( Canon PowerShot-A570IS )  竹林の中には様々な姿形をした石仏が置かれています。鎌倉特有の湿度感のあ る苔に覆われて、長い歳月の経過を感じさせてくれます。
( Canon PowerShot-A570IS )  しかしお寺さんにいる石仏さんと違い、どこか表情や仕草が人間くさく、親近 感が持てるのです。
( Canon PowerShot-A570IS )  竹林の中でひたすら瞑想を続ける様子の石仏さま。
( Canon PowerShot-A570IS )  このほかにも多くの石仏様が庭園内にひしめいていました。
( Canon PowerShot-A570IS )  天候は相変わらずのしとしと雨。けれどもだからこそ、このような多くの水滴 たちが空からやってきて、この草の上で一休みしているのでしょう。このみずみ ずしい雫たち。これは雨の日でなければ見られない光景です。
( Canon PowerShot-A570IS )  さて、「ライテイ」を後にして、観光地として有名な鎌倉大仏の隣にある長谷 寺(はせでら)にやってきました。
( Canon PowerShot-A570IS )  ここには広くはないものの端正な庭園があります。この湿度感のある風景は鎌 倉ならでは。こういうところに西欧の人々は惹かれるのでしょう。
( Canon PowerShot-A570IS )  園内にさりげなく立っていた大樹です。幹が空洞になっていて、とても老齢な 様子の樹木です。その幹の中からまた別の草木が生えていて根付いています。こ こまで年月を重ねた樹木は、自分の体を捧げて他の植物たちにとっての「大地」 と化すのでしょう。
( Canon PowerShot-A570IS )  この時期の花の見物といえばやはり「藤」です。この長谷寺でもあちこちに藤 の花が見られました。この日は雨に濡れてしっとりと落ち着いた様子。また晴れ た日には、風になびくまた違った風情を見せてくれることでしょう。
( Canon PowerShot-A570IS )  長谷寺でまた有名なのは、たくさんの小さな仏さまたちです。
( Canon PowerShot-A570IS )  ご覧のように、高さ15cmくらいの小さな仏さまが、たくさん並んでいるの です。
( Canon PowerShot-A570IS )  添えられている菊の花と比べるとその大きさがよく分かります。小さいとはい え、これだけ居並ぶととても迫力があります。
( Canon PowerShot-A570IS )  さきほどの仏様は白くて新しい様子でした。こちらの仏様は色合いといい、風 化した様子といい、歳月の重なりを感じさせてくれます。
( Canon PowerShot-A570IS )  それにしても、この数はすごい! いったい何体いるのでしょうか? お寺ではその数をしっかり管理されているのでしょうか。 あるいは日々少しずつ足されて増えていて、誰もその正確な数をもう知らないの かも知れません。  仏様ひとつひとつをクローズアップしてみると、一体一体それぞれに表情が違 うことが分かります。大量生産ではなく丁寧に手作りで彫られてるためでしょう。 みなとても優しくて可愛らしい顔をしています。
( Canon PowerShot-A570IS )  本尊が保管されているお堂はとても立派です。藤棚では今が旬の藤の花が咲き 誇っていました。
( Canon PowerShot-A570IS )  展望台で休憩していると、どこからともなくやってきた猫ちゃんがテーブルに ちょこんと座ってお休みしていました。
( Canon PowerShot-A570IS )  先ほど「らいてい」で見た石仏さまのように、じっとしゃがんで瞑想にふけっ ているようです。
( Canon PowerShot-A570IS )  由比ヶ浜の海に向かって瞑想を続ける猫。もはや悟りの域に達しているのかも 知れません。(笑)
( Canon PowerShot-A570IS ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、前回食べた「らいてい」のそばの味をもっと思い切り賞味してみたいと 思い、連休の中ごろにまた鎌倉を訪れてみました。  前回とは打って変わって今度はとても良い天気に恵まれました。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  雨の日に写すそばにくらべて晴れの日のそばは心なしか健康的に見えます。天 候によって光の質も変化しますし。またそばの味も微妙に異なるようです。
( PENTAX K100D + FA50mmF1.4 , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  そばもうどんも生き物です。季節や天候や、水の善し悪し、もちろん打つ人の 腕前もありますし、はてはその店の客の回転数や出し方によっても違ってきます。  注文を受けてから打ってお出しするのか、それともあらかじめ打っておいて置 いておくのか、そしてそれがどのくらいの時間ではけてゆくのかによっても。  それは「どこがどう」と言えないくらいの微妙な違いなのですが、多く食べつ けていると確かに違いを感じるようになります。  なにごともこだわると際限が無いものです。  先日訪れたときにはしっとりと湿った様子の竹林も、今日は健康的な光にあふ れています。これはこれで竹林のすがすがしさを表現できます。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  竹林の中ではそこかしこで筍(タケノコ)がにょきにょきと顔を出していまし た。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  そういえば、「筍そば」というものもメニューにあって、この竹林で朝とれた 旬の筍(しゅんのタケノコ)が入っているとか。  しかしここまで大きくなれば、もうとられる心配はありませんね。タケノコも ほっと一安心といったところです。あとは立派な竹に育ってゆくのを待つだけで しょう。  竹林の中にある紅葉は今はまだ新緑の色をしています。竹林の木漏れ日を浴び て、すくすくと育ち、夏に向けて緑の色を濃くしてゆくのでしょう。ズームレン ズの望遠側いっぱいに引っ張って葉をクローズアップすると背景の木漏れ日のボ ケも大きくなり効果的です。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  たくさんある石像たちも、先日の雨の人はまた違ったニュアンスで佇んでいま す。太陽の光を浴びるとコントラストが強くなり、石像の力強さがいっそう引き 立ちます。こういうときはカメラの露出をマイナスに補正するといっそう効果的 です。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  「らいてい」の庭園で散策をしていたらずいぶんと時間が経ってしまいました。 今回は天気がよいので綺麗な夕日が望めそうです。お寺の撮影よりも海岸線の撮 影に行くこととしました。  三浦半島の先端、三浦市の油壺湾(あぶらつぼわん)にはヨットがたくさん係 留されたマリーナがあり、午後になると逆光になってその光が海面を照らし出し、 とても美しい光景になります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.37.24N35.9.18&ZM=5
 三浦半島の本当の突端。城ヶ島に到着しました。この島に渡る「城ヶ島大橋」 はとても立派な橋で、夕暮れ時、その上から見る相模湾の光景は実に見事です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.37.32N35.8.4&ZM=5

( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  この城ヶ島大橋からは天気が良ければ富士山の姿を望むことができます。 私はあまり意識していなかったのですが、この日の前後は富士山の山頂にちょう ど夕日が沈むころなのだそうです。いわゆる「ダイヤモンド富士」の撮影チャン スということです。
 そのためか、橋の上には既に数名のカメラマンの方が待機していました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ご覧のように、沈む行く太陽の下、うっすらと富士のシルエットが見えること と思います。残念ながらこの日は雲が多く綺麗な富士山を見ることはできません でした。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  しかしがっかりすることはありません。与えられた条件の中で最善をつくすこ とが大切なのです。折しも、三崎漁港の上には多くの海鳥が乱舞してそれが夕空 にシルエットを描き出していました。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  海鳥は速いスピードで飛び回っています。その中で、夕日と漁港と鳥たちの配 置が最もバランス良くなるように、集中してカメラを構えます。夕日は思ったよ りも速いスピードで沈んでゆきます。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  ひとしきり海上を飛び回った後、鳥たちはねぐらを求めてどこかへ飛び去って ゆきました。鳥たちはどこで休むのでしょうか。また明日もこの海の上で乱舞し ているかも知れません。  すっかり日も暮れた帰り、三浦半島の東岸を走っていると、東京湾の向こうか ら満月が昇り始めていました。今回の取材では月の様子まで気を配ってはいませ んでしたから、まったく偶然にこの光景に出会えたのです。
( PENTAX K100D + FA35mmF2 + FA50mmF1.4 , PhotoshopCS2よりRAW現像 + レイヤー合成 )  その光が海上に反射すると亜麻色(あまいろ)の光の帯となり、漆黒の海上に シルクのカーペットが敷かれたように一条の道が浮かび上がります。  ゆらめいて押し寄せる潮騒の音とともに、光の帯も揺らいで、きらめいていま す。その音と光のハーモニーを観て、聴いているととても心が落ち着きます。  車を停めて、暫くその場で目の前の光景を楽しんでいました。  私は「ダイヤモンド富士」のように狙って撮って「どうだ!すごいだろう!」 というような写真よりも、こうして偶然出会えた何気ない光景を撮影する方がと ても好きです。  次の旅ではどういう偶然の風景に出会えることでしょうか。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ KODAK EASYSHARE V705 → http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/digitalcamera/stylish/v705
SONY CyberShot DSC-T9 → http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.jp/dc/lx2/index.html
SONY α100 → http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A100/
Canon PowerShot-A570IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a570is/
PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を開いて、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleEearthへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 ★★★ トリコシの取材ルートを地図上で再現できます ★★★  トリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して位置情報を刻々と記 録するようになりました。その記録は「カシミール3D」という地図ソフト(正 確には「地形シミュレーションソフト」というべきものですが)を使って管理し ています。  もしこのブログをお読みになっている方で、上記ソフトを使いこなしていらっ しゃる方がいましたら、下記のファイルをダウンロードしてカシミール3Dに読 み込ませてみてください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/05-08/2007-05-02.gdb
http://tory.com/j/others/mm/2007/05-08/2007-05-06.gdb
 下の例のように、今回のブログで紹介したトリコシの取材ルートが地図上 に赤線で示されます。写真を見直しながらお楽しみ下さい。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「個性派レンズ、PENTAXソフトレンズ」◆ -------------------------------------------------------------  写真を撮るための道具として基本的なものは?  と問われるとたいていの方は「カメラ」と答えることでしょう。 それはそれで間違いではありませんが、極端なことを言えば、カメラは写真を写 す上で暗箱にすぎず、基本的な構造はカメラが発明された170年前とそれほど 変わっていません。  では、写真を写す上で、仕上がりに直接的に影響をおよぼす道具は?  という質問になると、これは「レンズ」という答えになると思います。 目の前の風景からやってくる光を様々に屈折させて、写真機内部のフィルムやC CD、C−MOSなどに結像させる上で、レンズの描写力は決定的な力や特性を 持っているのです。 (デジタルカメラ時代になって、CCDやその素子の前面に配置されるマイクロ レンズ、アナログ信号処理、デジタル画像処理の技術なども重要になってきてい ますが、そうい難しいう話はここでは省略します)  前置きが長くなりましたが、レンズ選びにこだわることは作品の表現を決定づ ける重要な行為であるということです。  というわけで、トリコシは中古カメラショップを巡ってレンズの発掘に余念が ありません。(もちろん、予算で変える範疇のものに限りますが。。)  その中で、とりわけ惹かれたのが、PENTAX(ペンタックス)の特殊レンズ、 ・FAソフト28mmF2.8 ・FAソフト85mmF2.8 です。
 作例写真は昨年末くらいから既にこのブログでも時々ご紹介していますが、 「ソフト」という名前の通り、被写体の中の強い光の周囲がにじむような独特の 描写をします。  このレンズは単焦点レンズなので、とてもコンパクト。K100Dの軽量ボディと もよくマッチして、お散歩に連れ出すにはちょうど良い大きさです。
 ソフト効果だけでなく注目すべきなのは、85mmレンズの最短撮影距離が 50cmという短さだということです。
 通常の85mmレンズの最短撮影距離が、たいてい85cmだということを考 えると、草花のクローズアップにはとても有利です。  ミノルタやキャノンで用意されているソフトレンズは、絞り制御とは別にソフ ト量を調整するリングが別にあります。
 しかしPENTAXのソフトレンズは、ソフト量が絞り値と連動しています。
つまり開放絞りでは最もソフト量が多く、絞るに従ってソフト量が少なくなり、 画面がシャープになってゆくというわけです。
 これはこれでレンズの構造をシンプルにできるというメリットがあります。し かし一方で、「ソフトにしたくないが、開放で撮りたい」というときには不便で もあります。  そこは割り切って使うしかないでしょう。  では、実際に絞り値を変化させながらテスト撮影をしてみましょう。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 (F2.8) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 (F4) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 (F5.6) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 (F8) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  ご覧のように絞り開放ではかなりソフトが強く、現実離れした、まさに「夢の 世界」のような描写です。映画やドラマの回想シーンに出てきそうな描写です。  しかしソフトすぎて逆に効果が鼻につくと感じる方もいることでしょう。 使いすぎは禁物です。  ただ被写体をソフトにするというだけではなくて、画面の中に強い反射がある ほうが効果的です。たとえばこのような、逆光に輝く南天の実や葉など。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8 (F4) )  こういう「光と影」が混在する被写体などにも有効です。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8 (F4) )  クリスマスキャンドルのアルミ箔も光って良い感じです。パーティなどではこ ういう小物をソフト効果で撮影しておくと喜ばれます。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8 (F2.8) )  その一方で不満もあります。ソフト効果を売り物にしているレンズにもかかわ らず、絞りの金属羽の形状が円形ではないのです。そのため、下記のように開放 だとソフト過ぎるので、ちょっと絞って使おうという時に、点光源があるとそれ が多角形に写ってしまい、ソフト効果が半減してしまいます。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8 (F4) )  ソフト85mmで草花を撮影してみましょう。庭先の何気ない花でもとても綺 麗に写ります。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 , PhotoshopCS2よりRAW現像 ) ツツジは葉がぱりぱりしていてソフトな風合いに写すのは難しいのです。晴れ ていればなおさらですが、このレンズだとこのように非常に柔らかく写すことが できます。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  むしろ反射の多い晴れの日の方がこのレンズを使うのには向いているようです。 雨の日や曇天の日には通常のレンズで撮影して、晴れの日のコントラストが強い 日にはこのソフトレンズを使う、というように使い分けると効果的でしょう。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  新緑の楓の木を見つけました。ソフトレンズでもこのようにしっかり絞って撮 影すれば通常レンズと同じようにシャープに写ります。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8(F11) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  その木の下側に回り込んで、見上げるようにして葉の一枚一枚をクローズアッ プしてみました。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  まるで別世界がそこに広がっているようです。風に揺れる新緑の葉の軽やかさ が伝わるでしょうか。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8 , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  写真表現の好みも様々だと思いますが。このレンズの描写は私の感性にとても 良くマッチします。  今度は道路脇にまだ若い八重桜の木を見つけました。
( PENTAX K100D + FAソフト28mmF2.8(F11) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  花の柔らかさを表現するにはソフトレンズが有効です。さっそく使ってみまし た。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8(F2.8) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  光のにじみがとても美しい。まるで夢の中に出てくる花のようです。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8(F4) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  ファインダーでもある程度判断できますが、安いファインダーだと実際に写る 像と異なっていますから、ソフト量を変えて何枚か写しておくと後で比較するこ とができて安心です。下のように同じ花でも、ソフト量を変えてゆくと表現もま た微妙に違ってきます。
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8(F2.8) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8(F4) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )
( PENTAX K100D + FAソフト85mmF2.8(F5.6) , PhotoshopCS2よりRAW現像 )  ソフトレンズは特殊レンズなので、そのソフト効果に頼った撮影になりがちで すが。テクニックだけに頼った写真は鼻につくものです。被写体に感動して、よ り美しく写したいという、気持ちを大切にする基本は大切にしたいものです。  そういった点に注意して活用すれば、表現の幅が広がること間違いなしです。  肖像権の問題で掲載しませんでしたが、子供たちの写真をこのレンズを使って 撮影すると本当に綺麗に撮れます。28mmレンズはAPS−Cサイズのデジカ メでは42mm相当になり、背景を少し写しこんで撮影するポートレートにはぴっ たりの画角です。  ただし、少し旧型のレンズなので、デジタルカメラのオート露出に連動しませ ん。(つまり、P,A,Sのモードが使えないのです)  撮影はマニュアル露出になりますが、しかしデジカメならそれほど苦にならな いでしょう。試し撮影をしてみて、画像をヒストグラムを確認し、露出が違って いたら、その場で微調整すれば良いのですから。  このレンズを使ってみようという気になったのは、言うまでもなくPENTAXのデ ジカメK100Dを手にしたからでした。  いずれフィルムカメラのボディも中古で入手したら試してみたいと思います。  みなさんの中で、PENTAXのカメラをお持ちの方がいましたら、試してみ てはいかがでしょうか。今はもう中古ショップでしか手に入りませんが、この個 性的なレンズ、試してみるだけの価値はあると思います。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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