2007-05-15 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第224号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週火曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04149 "The cherry tree heads for the sky." 『サクラ空へ』 Img04194 "The cherry tree beside the river." 『川辺の桜』 Img04280 "A white bell." 『白い鈴』 Img04298 "The distorted mask mouth." 『ひょっとこ口』 Img04300 "The gushing color in the early summer." 『ほとばしる初夏の色』 Img04404 "The flows of luminous green." 『光る緑の流れ』 Img04430 "The light yellow leaves in the forest" 『淡い黄葉の森』 Img04456 "The birch woods in the autumn mountain." 『秋のダケカンバ林』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ◆ トリコシがフジクロームクラブの写真家講師に登録されました ◆  フジフイルムのリバーサルフィルムを使って撮影を楽しむ全国の写真愛好家の ための組織「フジクロームクラブ」の写真家講師にトリコシが登録されました。 (フジクロームクラブ・ホームページ) http://fccnet.jp/index.html
 デジタルフォトの普及は日進月歩ですが百数十年の歴史の蓄積のあるフィルム の味わいもまた捨てがたいもので、デジタルフォトとはまた一線を画したものと して、今後も存在し続けるものと思います。  トリコシもこれまで蓄積した撮影ノウハウで、フィルム撮影の楽しみ方、テク ニックなどをクラブのみなさんにご紹介してゆければと思っています。 (下記のページ、「た」行の最後に写真が掲載されております) http://fccnet.jp/fcc/photographer/p2.html#ta_gyo
 掲載された写真はHPから転載されたもので、解像度が粗いところはご容赦下 さい。また、もうずいぶん以前の写真で(10年ほど前!?)そろそろ新しいも のにリニューアルしなければ;;;、と思っているところです。  それはともかく、みなさんの町に講師としてお邪魔するときにはどうぞ応援よ ろしくお願いします。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜 ◆ Groupで取り組む『組写真』講座のご案内   & 横浜・港の見える丘公園でのミニ撮影会のご案内 ◆ ・来る5月29日(火)、横浜市・産業貿易センタービル7Fにて、 富士フイルムイメージング・プロフェショナル営業部が主催する 「Groupで取り組む『組写真』講座」が開催されます。  Groupで取り組む『組写真』とは、通常一人で作成する組写真を、複数名の人 間で撮影した写真を集めて組写真として発表する形式のことです。  組写真は1枚1枚の写真が良いのはもちろんのこと、複数の写真を展示したと きに、その中に「流れ」や「物語」、「テーマ」を感じさせるものでなければな りません。  ある程度撮りためたものの中からピックアップして構成するも悪くはないので すが、やはり撮る前から「何をどう撮るのか」というテーマ性を意識して被写体 を捜すほうが、より強い組写真が仕上がることでしょう。  流れや物語を意識していると、写真の撮り方も変わってきます。 ただ綺麗だから撮るのではなく、「物語を完成させるためには、こういうシーン が必要だ」という、ほしいイメージを求めての撮影スタイルになることでしょう。  このような組写真を一人ではなく複数名で担当するのですから、やはりてんで ばらばらに取り組むのではなく、事前のディスカッションを入念に行って、主要 なテーマ、方向性、表現方法などについて、お互いのコンセンサスを持って取り 組む必要があるでしょう。  それはちょうど大勢のスタッフで、TVドラマや映画を作るのに似ているかも 知れません。  グループで効果的な組写真を作るにはどんな点に注意したらよいか、そういっ たことのノウハウをこの講座で学べます。  この講座自体はトリコシではなく、その先生の豊田芳州氏が受け持つのですが、 勉強のためにトリコシも参加する予定です。  参加費は無料ですので、このブログの読者の方で参加希望の方がいましたら、 一緒に講座に参加しませんか!?  また講座は2時間ほどで終了しますが、せっかくの良いロケーション。 山下公園から港の見える丘公園にかけてカメラを片手に散策する「ミニ撮影会」 をその後行いたいと思います。  こちらはトリコシが担当します、参加費も無料ですので、お気軽にお越し下さ い。 ●Groupで取り組む『組写真』講座のご案内 ・日時:2007年5月29日(火)14〜16時 ・場所:横浜市中区・産業貿易センター7F(720号室) ・参加費:無料 ・〆切:とくにありませんが、定員になりしだい締め切ります ※詳細資料は下記URLからダウンロードできます。 http://tory.com/j/others/mm/2007/05-15/GroupPhotoChair.pdf
●横浜・山下公園〜港の見える丘公園・ミニ撮影会 ・日時:2007年5月29日(火)16〜18時 ・場所:山下公園から港の見える丘公園にかけて    (バラの花の良い時期ですよ!) ・参加費:無料 ※ 原則として、上記講座の参加者のみ、ミニ撮影会にお招きします。 ※ 悪天候時はミニ撮影会は中止し、講座のみとします。 ★お申し込み方法★  このブログをご覧になって参加を希望される方は、 「写真講座&ミニ撮影会に参加希望します」といったタイトルで、 お名前とご連絡先(携帯電話がベター)を明記して下記のメールアドレスにお送 りください。トリコシがまとめて、富士フイルムイメージングへ申し込みします。 akio@tory.com  みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  既に「今週のお知らせ」のコーナーで、トリコシが富士フイルムイメージング の主催する「フジクロームクラブ」の講師に登録されたということをお伝えしま した。  先日は、その講習会に参加するために東京・赤坂にある「東京ミッドタウン」 に出かけてきました。 (私が講習を担当するのではなく、講師のための講習会です)  赤坂とはいえ、有名な「六本木ヒルズ」とつながっている賑やかな場所です。 それにしても「東京ミッドタウン」とはすごい名前です。文字通り「東京の中心 地たるべく」頑張っているのでしょう。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  TVで紹介されていますので、もうすっかりおなじみ、とてもオシャレな場所 です。そのため若い女性が道にあふれています。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  富士フイルムイメージングの新本社がここ赤坂に移転してきましたので、講習 はこの中で行われました。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  外はあれだけ女性があふれていたというのに、この講習会場では当然ながら男 性オンリーです。写真の講師などというとどうしてもそうなってしまうのでしょ うが。(笑)
( SONY CyberShot DSC-T7 )  写真家の熊切先生が「組写真」についての取り組み方について、写真クラブや 教室などでどのように生徒さんにお伝えするか、などについて講義をされました。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  講義が終わった後は、富士フイルムの新本社の周辺を散策します、オシャレで 綺麗な喫茶ルームがあります。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  こちらは銀座にあった富士フォトサロンが移転してきました。 (近々、トリコシが参加している写真クラブの展示会があり、  トリコシも1点、展示いたしますのでご期待下さい)
( SONY CyberShot DSC-T7 )  こちらは富士フイルムが所有している「写真博物館」です。長い廊下からは 「過去へと続くタイムトンネル」といったデザイナーのイメージが伝わってきま す。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  ご覧のように年代物のカメラが多数並んでいました。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  建物の外に出て見上げると、高層ビルに当たる光は心なしか琥珀色に染まり始 めていました。日が長くなったとはいえ、午後4時を回ると光線の色合いも微妙 に違って見えます。
( SONY CyberShot DSC-T7 )  肖像権の問題があるのであまり人が写っている写真はご紹介していませんが、 とにかく人が多くて目が回りそうな場所でした。  やはり私は自然の中にいるのが性に合っています。  そんなことを思いつつ、新・東京の中心地「ミッドタウン」を後にしました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、東京ミッドタウンを離れて、先週は山梨県にある「御坂山」(みさかや ま)を訪れましたので、その様子をご紹介しましょう。
( RICOH Caplio-R4 )  東京から中央道を走って2時間ほど。富士山の展望で有名な、御坂峠(みさか とうげ)までやってきました。いつものように多くのカメラマンが富士山にカメ ラを向けています。もうこの場所に来るとおきまりの光景です。
( Canon PowerShot-A570IS )  作家の太宰治が逗留して「富岳百景」などを書き上げたと言われる「天下茶屋」 です。2階が太宰の資料館になっていて、とても味わいのある建物です。
( Canon PowerShot-A570IS )  この茶屋の向かいから登山道が始まっています。芽吹いたばかりの新緑がとて も綺麗です。遠く岡山県からやってきた観光客の方もいらっしゃいました。
( Canon PowerShot-A570IS )  茶屋の前にある八重桜をあしらって富士山を撮ってみます。満開にはまだちょっ と早いですね。
( Canon PowerShot-A570IS , PhotoshopCS2で画質調整 )  登山道をちょっと歩くと、太宰治の記念碑があります。有名な「富士には月見 草がよく似合う」の一文が刻み込まれています。
( Canon PowerShot-A570IS )  午前中は晴天に恵まれました。青空の下、新緑と富士山の姿が良く映えます。
( Canon PowerShot-A570IS , PhotoshopCS2で画質調整 )  時期が来て、次から次へと開いてゆくような新緑の葉たちのリズムが見事です。 晴れてはいるものの、西から低気圧が接近しているとか、そのせいか風が強く。 しかしそれがために葉たちがざわめき、新緑の木々の旺盛な生命力が伝わってき ます。
( Canon PowerShot-A570IS )  まだとても薄い新緑の葉は、さわってみるととても柔らかく、ふわふわしたう ぶ毛に覆われています。
( Canon PowerShot-A570IS )  こちらはミツバツツジの葉です。花はまだこれからのようですね。しかしピン と天を指すように伸びている葉の一枚一枚からその元気さが伝わってきます。
( Canon PowerShot-A570IS )  ブナの実の殻を見つけました。種は森に四散して、また次の世代の樹木となる のでしょう。
( Canon PowerShot-A570IS )  風が強くなってきました。まだ柔らかい新緑の葉はますがままにになびき、風 を受け流してゆきます。
( Canon PowerShot-A570IS )  茶屋から1時間ほど歩いて稜線の分岐に到着しました。ここから西に行ったと ころが本当の御坂峠です。トンネルに頼らない、いにしえの人が往来した、本当 の峠道です。
( Canon PowerShot-A570IS )  ここから西に稜線を進むと御坂山に到達します。稜線は標高が高いので寒く、 まだ新緑は始まっていないようです。
( Canon PowerShot-A570IS )  先ほどの分岐から小ピークを一つ超えたところ、樹林が切れて素晴らしい展望 の得られる場所を見つけました。
( Canon PowerShot-A570IS )  優美なすそ野を広げる富士の姿、そして眼下に広がる河口湖のゆったりとした 風情。先ほどの茶屋の前の風景よりも数段すばらしい。やはり苦労して登ると良 いご褒美があります。  稜線に咲くスミレの花を見つけました。風がとても強く、花が少しぶれてしま いましたが、ご容赦下さい。
( Canon PowerShot-A570IS )  こちらは森の樹木に抱かれたスミレたちです。優しく守られるようにしてひっ そりと咲いている姿に共感を覚えます。
( Canon PowerShot-A570IS )  葉はまだ身につけていないけれど、まるで人体の血脈のごとく広がるその見事 な枝振りに圧倒されます。あと何十年、この稜線に立ち続けるのでしょうか。
( Canon PowerShot-A570IS )  そうかと思えば自然の摂理に従ってその一生を終えようとしてる樹木もありま した。
( Canon PowerShot-A570IS )  稜線の北側が風雨で掘られてしまい、支えを失った大岩ごとはがれて倒れてし まったようなのです。
( Canon PowerShot-A570IS )  裏手に回ってみると、根がしっかりと大地の岩をつかんで支えていたことが分 かります。すごい力です。
( Canon PowerShot-A570IS )  この樹木は倒れてしまいましたが、その地面からはがされた根についていた土 の上では、もう別の植物が花を咲かせていました。ピンク色の可愛らしいスミレ でした。
( Canon PowerShot-A570IS )  写真を撮りながらなのでなかなか進まないのですが、御坂山の山頂に到着しま した。平日のしかも悪天候の予報が出ているので、人っ子一人おらず、静かな山 頂を独り占めすることができました。
( Canon PowerShot-A570IS )  山頂でおむすびをいただいた後、本当はもう少し西に歩いて黒岳というところ も偵察したかったのですが、西から黒雲が襲いかかってきました。
( Canon PowerShot-A570IS )  天気予報では「大荒れになる」とのことでしたが、空は暗くなり、遠くからは 雷鳴が聞こえるようになりました、にわか雨が振り出し、風も強く、あたりは風 雲急を告げる様子です。
( Canon PowerShot-A570IS )  雷に打たれないようにと大あわてで来た道を戻ります。
( Canon PowerShot-A570IS )  稜線から外れればとりえあずは一安心ですが、まだ油断はできません。風は相 変わらず強く、木々の緑を揺さぶり続けています。
( Canon PowerShot-A570IS )  下山の途中、見事に淡いピンク色をしたアカヤシオツツジの花を見つけました。 登っている時はまったく気づきませんでした。
( Canon PowerShot-A570IS )  車まで戻ってきてみると、多くの水滴がフロントウィンドウに付いていました。
( Canon PowerShot-A570IS )  天下茶屋の前には空から大粒の雨が落ちてきてアスファルトの道路を激しく叩 いています。
( Canon PowerShot-A570IS )  天下茶屋の中でコーヒーを注文し一休みです、外では相変わらず雨が強く降り 続いています。
( Canon PowerShot-A570IS )  しかしこの多くの水がもたらされることで森や山の木々たちが日一日と成長し てゆくのでしょう。人間も雨をうとまずに、うまくつきあってゆけるだけの余裕 が持てるようになれば言うことありません。
( Canon PowerShot-A570IS )  さて雨が一段落ついたので、峠道を車で下って温泉を目指します。フロントウィ ンドが濡れているので、風景がぬめっとした感じで撮れるのが面白いです。
( RICOH Caplio-R4 )  「フィルターにワセリンを塗って撮影する」という特殊なソフト効果を雑誌で 紹介しているのを見たことがありますが、まさにそんな感じの写真です。  山中湖村にある「紅富士の湯」で山でかいた汗を流しました。とても広いのに 700円とリーズナブルな価格です。
( Canon PowerShot-A570IS )  御坂峠で見た新緑の森はこれから季節が進むにつれて山を駆け上り、やがては あの御坂山の山頂も緑の森に覆われてゆくことでしょう。  途中で見た富士山の素晴らしい展望と、それらの新緑を求めて、近いうちにま たこの場所を訪れるかも知れません。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ SONY CyberShot DSC-T7 → http://www.ecat.sony.co.jp/camera/dsc/products/index.cfm?PD=20736&KM=DSC-T7
RICOH Caplio-R4 → http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r4/
Canon PowerShot-A570IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a570is/
★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を開いて、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleEearthへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 ★★★ トリコシの取材ルートを地図上で再現できます ★★★  トリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して位置情報を刻々と記 録するようになりました。その記録は「カシミール3D」という地図ソフト(正 確には「地形シミュレーションソフト」というべきものですが)を使って管理し ています。  もしこのブログをお読みになっている方で、上記ソフトを使いこなしていらっ しゃる方がいましたら、下記のファイルをダウンロードしてカシミール3Dに読 み込ませてみてください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/05-15/2007-05-10.gdb
 下の例のように、今回のブログで紹介したトリコシの取材ルートが地図上 に赤線で示されます。写真を見直しながらお楽しみ下さい。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:Nikonにもの申す!「F6への小言」◆ -------------------------------------------------------------  某カメラ雑誌では「開発者出てこい!」という過激なタイトルをつけたコーナー が人気のようです。  毎月あるカメラをとりあげて、その中の欠点を紹介して、開発者への不満をぶ ちまけるという主旨の記事です。  トリコシはそこまで過激にはなれないですが、しかし道具には人一倍こだわる ので、当然、色々なカメラやレンズを使っていて不満に思うことも少なくありま せん。  良い道具をほめてばかりではなく、たまには小言も言ってみたくなるものです。 今回はそういうお話です。 ◆ Nikonの最高峰フィルムカメラ、F6への不満点 ◆  F6とは、Nikonの最高峰に位置するハイエンド・フィルムカメラのこと です。F+1桁ナンバーをもつカメラは、初代NikonF1から始まって、F 2、F3...と、その系譜は連綿と続き、最新のF6まで、フィルムカメラの リーダーとしてカメラ界に君臨してきました。
(最高にして最後のフィルムカメラという噂も一部ではありますが・・・)  その「撮るための道具」としての完成度の高さはいまさら言うまでもなく、各 方面で絶賛されていますので、そのことについて逐一ご紹介することはいたしま せん。  良いところを挙げればきりのない完成度の高いカメラですが、その一方で 私が使っていて不満に思う点もいくつかあります。 ◆1.測光方式切替レバーの位置が使いづらい。  F6の測光方式切替スイッチは、ファインダの横にあります。
 私の最近の測光方式の使い方は、Mモードのスポット測光で露出を確認した後、 Aモードの多分割測光に戻して、さきほど確認した露出値に合わせて露出補正を するというスタイルに落ち着きつつあります。  そこで、露出モード切替と測光方式切替はわりと頻繁に利用するのですが、私 はカメラの操作の理想型とは、カメラを自然にかまえた状態で全ての操作が行え ることだと思っています。
 ところがF6のこの位置にある測光切替スイッチでは、いったん右手をグリッ プから外さないと操作することができません。しかも不用意に動かないようにボ タン+スライドという2段階方式になっているので、ますます動かしづらくなっ ています。
 これが非常に煩わしく、撮影のリズムやテンポが悪くなり、集中力が途切れて しまいます。  参考までにご紹介しますと、ミノルタのα7というカメラでは、測光切替スイッ チが背面にあります。
 この位置だと、カメラのホールディングを崩すことなく、親指で自然に操作を することができます。
 Nikonのカメラも、D100,D200などでは測光切替スイッチがこの 位置にあり、非常に操作しやすく合理的です。  F6のあの測光切替スイッチの位置だけは納得がゆきません。これはぜひ改善 してほしいと思っています。 ◆2.ファインダーアダプターがネジ式であること  ファインダーアダプターは、それを取り外してアングルファインダーやマグニ ファイヤー(拡大鏡)などを取り付けられるようになっています。  NikonのFシリーズはこれが「ネジ式」なのです。
 しかしこれが非常に使いづらい。慌てていると、ネジの入れる方向がゆがんで いて、ネジ山を痛めてしまったりします。  一方(これも比較しているみたいでF6には悪いのですが)ミノルタやキャノ ンのカメラでは、スライド式になっています。
 迅速な取り付けには、スライド式の方が有利だと思います。ネジ式は確かに 「丈夫である」「光軸がずれない」といったメリットがあるのは認めますが。。。 軍艦の潜望鏡を作っているわけではないのですがから、もっと現実的な判断をし てほしいと思っています。 ◆3.リモコンをケーブルではなくワイヤレスにしてほしい  シャッタースピードが遅くなる時にぶれないようにリモコンがあると有効です。
 しかし不思議なことに、世の中のカメラの上位機種は例外なく「ケーブル方式」 になっています。すなわち有線です。  これがやはり取り付けるのが面倒なのです。長くてからまりやすいコードをポ ケットから取り出して、それをソケットに差し込んでネジを回して固定する。こ れだけで30秒の時間のロスです。そして有線であるがゆえにわずかに振動がカ メラに伝わってしまう危険もなきにしもあらずです。
 一方、入門機には「ワイヤレスリモコン」が装備されています。 どう考えても、こちらの方が優れています。コインくらいの大きさのもので、ポ ケットからさっと取り出して、カメラに向けてボタンを押すだけで良いのですか ら。無線なので振動がカメラに伝わる可能性がまったくありません。コードがか らんでイライラすることもありません。  なのにどうして上位機種には「ワイヤレスリモコン」が無いのでしょうか!? (あることはありますが、動物写真家が遠隔操作するような高価なものです)  既成概念にとらわれずに、便利なものは便利と、どんどん上位機種にも導入し てほしいものです。 ◆4.ミラーアップとセルフタイマーの併用ができない  F6のドライブモードダイヤルはファインダーの左にあります。
 これも正直言って使いづらい。カメラを下から支えている左手をはずして操作 しなければならないからです。  それはさておいて、さらに困るのは、同じモードダイヤルの中に、「セルフタ イマー」と「ミラーアップ」のモードが同時に入っていることです。
 何が困るのかというと、「2秒セルフタイマー」と「ミラーアップ」を同時に 行えば、リモートケーブル無しで、ブレを効果的に防ぐ撮影ができるのですが、 同じモードダイヤルの中に上記2つの機能が割り当てられていると、それらを同 時に行うことができないからです。 (ちなみに MINOLTA-α7、SONY-α100,PENTAX K100D などは、  2秒のセルフタイマーをセットすると、自動的にミラーアップが働くという  優れものです) ◆5.露出補正ダイヤルの方向が直感的に把握しづらい  世の中の多くのカメラの「露出補正」のダイヤルは、 「右に回すと露出は+(プラス)」「左に回すと露出は−(マイナス)」 となっています。 これは、世に多くある数学のグラフが、「右が多い」「左が少ない」となってい て、その方が一般の方にとって直感的に分かりやすいからです。  しかしなぜかNikonのカメラは伝統的に 「右に回すと露出は−(マイナス)」「左に回すと露出は+(プラス)」 となっています。
 私もカメラを始めたてのころはNikonのカメラしか使っていなかったので、 なんとか慣れて使っていたのですが、しかし最近になって各社のカメラを使うよ うになってから、この方向の違いに非常に戸惑っています。  カメラはとっさのシャッターチャンスに対応できるように直感的にパッと使え ないといけません。  それがこのダイヤル方向の違いで躊躇してしまうことが多いのです。  Nikonの主張にも一理無いわけではありません。昔のマニュアルカメラの ダイヤルは、下の写真のように
「右に回すとシャッター速度が数字が大きくなる」 「左に回すとシャッター速度の数字が小さくなる」 というようになっていたのです。  実際には500という表記は1/500なので、 「右に回すとシャッター速度は小さくなる」 「左に回すとシャッター速度は大きくなる」 というのが正しいのです。つまり、 「右に回すと露出は少なくなる」 「左に回すと露出は多くなる」 という結果になります。  マニュアルカメラを使い込んできたベテランユーザーは、カメラのこの動きに 慣れてしまっているのです。  これが、Nikonが露出補正ダイヤルにおいても、 「右→露出マイナス」「左→露出プラス」 をかたくなに守っている理由です。  そういう歴史的、伝統的な経緯があるにせよ、世の常識とズレたことをしては いけないと思うのです。  F6には「カスタム設定」で「コマンドダイヤルの回転方向」の逆方向設定が できますので、それをセットすればこの問題は解決するようですが、 しかし困ったことに、この設定を行うと、前ダイヤルと後ダイヤルも含めて、露 出補正だけでなく、たとえば露出ブラケッティングの設定方向なども全てが逆方 向になってしまうので、それもまた困るのです。  ダイヤル別に回転方向を設定できるとか、もっときめ細かくカスタマイズでき れば他のカメラとの操作性の違いに戸惑うことも少なくなるのですが。。。 ◆6.フィルムのスタート番号が安定しない  カメラにフィルムをセットするときは、赤いマークの所にフィルムの先端をセッ トして封入します。
 ところが困ったことに、F6では、このスタート位置がまったく安定しないの です。  ご覧のようにコマナンバー、2番から始まったりします。
 ときたま運良く1番から始まったりしますが、
 さらに困ったことには、コマのちょうど中間に数字が来てしまったりすると、 そのコマが1番なのか2番なのか分かりません。(笑)
 Nikonに問い合わせてみたら、位置を安定させる方法がマニュアルに載っ ていると言います。 「フィルムをセットしてから、スプロケットギア(歯車)を止まるまで  右に動かしてください。そうすればフィルムスタート位置が安定します」 といった記述です。  しかしこれだけ高精度なメカを提供しているにもかかわらず、ユーザーにこん な面倒なアナログ的な操作を要求するとはいったい何事でしょう!?  できないはずがないのです。それが証拠に、ミノルタやキャノンのカメラでは そいったことは無く、フィルムの先端を指標に合わせるだけで、常に安定した位 置にコマが写しこまれます。  世界最高のカメラという割には、ちょっとお間抜けなところがあるのですね。  以上、つらつらと不満点を書き連ねてしまいました。 しかしこれだけ不満点が出てくるというのは、逆に言えばそれだけ愛着を持って このカメラを使いこんでいるという証拠でもあると思うのです。  このブログをNikonの方がご覧になっていた時は、どうか気を悪くなさ らずに、ユーザーの「愛の鞭」だと受け取って、後継機種の開発に役立てていた だければ幸いです。  ところで、「F7」って本当に出るのでしょうか!?(笑)  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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