2007-08-14 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第237号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04642 "The fruits in the nandin." 『南天の実』 Img04704 "The operation in the early morning." 『操業の朝』 Img04707 "It goes out to the sea sunrise together." 『日の出ともに海に出て』 Img04724 "The present of snow." 『雪の捧げ物』 Img04747 "Mt.Fuji to wear light." 『光をまとう富士』 Img04749 "The complex in the early dawn." 『未明のコンビナート』 Img04759 "The evening of Sumidagawa river." 『隅田川の夕暮れ』 Img04761 "The evening scene in Tokyo." 『東京の夕景色』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img02029 "Portulaca with light steps." 『軽やかにポーチュラカ』 img02033 "Solo-stage of Trifolium pratense." 『アカツメクサのソロステージ』 img02034 "The lovers of Prunella vulgaris." 『ウツボグサの恋人』 img02038 "Under the summer sky. (Lillium leichtlinii)" 『夏空の下(コオニユリ)』 img02045 "The floating Lycoris squamigera. #001" 『ナツズイセン浮遊 #001』 img02056 img02481 img02940 "" 『』 img02064 "In the brightness." 『輝きの中で』 img02104 "A sweet chestnut before turning brown." 『色づく前の栗』 img02439 "The winter cherry blossoms with blue sky." 『青空と寒桜』 img02442 "The standing of winter cherry blossoms." 『寒桜の立ちんぼ』 img02446 "The cherry blossoms with blue sky." 『寒桜と青空』 img02447 "The graceful winter cherry blossoms." 『清楚な寒桜』 img02450 "The drizzling weeping cherry tree." 『シダレザクラしぐれて』 img02451 "The curtain of weeping cherry tree." 『シダレザクラのカーテン』 img02453 "The cherry blossoms with sun." 『太陽とサクラ』 img02461 "The cherry blossom trees with dignity." 『桜の貫禄』 img02464 "The cherry blossom tree with rape blossoms." 『菜の花とサクラ』 img02466 "The rest of cherry blossom's hill. #002" 『サクラ咲く丘で #002』 img02469 "The cherry blossoms looks splendid blue sky." 『桜は青空に映えて』 img02470 "The cherry blossoms under the spreaded sky." 『広がり行く空の下で』 img02471 "The cherry blossom at Erinji-temple. #003" 『恵林寺の桜 #003』 img02480 "My precious cherry blossoms. #002" 『愛しき桜の花 #002』 img02482 "The lovers of yellow cosmos." 『キバナコスモスの恋人』 img02483 "The fairy of yellow color." 『黄色の妖精』 img02485 "The dream of cosmos flower." 『コスモスの夢』 img02486 "The waking up of yellow cosmos." 『キバナコスモスの目覚め』 img02488 "The white cosmos flower." 『ホワイトコスモス』 img02489 "The harmony of cosmos flowers." 『コスモスのハーモニー』 img02495 "A daffodil of under the tree." 『木陰のラッパスイセン』 img02790 "The temple of shrub peonies." 『牡丹の寺』 img02792 "The garden of peonies." 『牡丹の庭』 img02793 "The pale white peony." 『白き淡き牡丹』 img02798 "The cheerful azalea." 『ツツジ元気』 img02799 "The baby azalea." 『赤ちゃんツツジ』 img02802 "A cheerful flowers." 『賑やかな花びら』 img02901 "A red azalea after rain." 『雨上がりのツツジ』 img02903 "The life of azalea." 『ツツジの生命力』 img02905 "Veronica persica are side by side." 『寄り添うオオイヌノフグリ』 img02907 "The greeting of the winter cherry blossoms." 『寒桜のあいさつ』 img02917 "The whispering of yellow cosmos." 『キバナコスモスのささやき』 img02919 "The faint Lycoris radiata." 『淡きヒガンバナ』 img02921 "A petal of cosmos." 『コスモスの花びら』 img02923 "The floatig white cosmos flower." 『白く浮かぶコスモス』 img02936 "The kindness of poppy." 『優しいポピー』 img02937 "Centaurea cyanus are side by side." 『寄り添うヤグルマギク』 img02939 "Trifolium pratense in the rain." 『雨中のアカツメクサ』 img02944 "A hydrangea under the forest.#001" 『木陰のアジサイ #001』 img02948 "Japanese wild yellow rose in the forest." 『森のヤエヤマブキ』 img02951 "The twins of poppy." 『双子のポピー』 img02952 "The floating poppy in the light." 『光に浮かぶポピー』 img02954 "The red salvia." 『レッド・サルビア』 img02961 "The shining purple Setaria viridis." 『ムラサキエノコログサの輝き』 img03177 "The cherry tree drooping." 『桜しだれて』 img03184 "" 『屹立する桜』 img03199 "The faint cherry blossoms." 『さくら淡く』 img03210 "The cherry blossoms are like a tiny peony." 『ボタン桜』 img03222 "The white flowers garden." 『白き花園』 img03228 "The unpainted face of Verbena bonariensis." 『ヤナギハナガサの素顔』 img03323 "The couple of mushrooms." 『キノコのカップル』 img03644 "The cherry blossoms in your dream." 『夢の中のシダレザクラ』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★★ トリコシの個展がこの夏、横浜の西洋館で行われます ★☆  季節はまるで走馬燈のように巡り巡ってとどまることを知りません。今年も気 がつけばもうトリコシの個展の季節がやってまいりました。今年の個展は、横浜 市、小田原市、秦野市の3カ所で予定しております。  まずは横浜市中区にある、港の見える丘公園と元町公園の間にあるオシャレな 西洋館「山手234番館」をお借りして行うことになりました。  期間は8月24日(金)から28日までの5日間です。期間が短いのが恐縮で すが、素敵な場所です。どうかみなさんお誘い合わせの上いらしてください。 トリコシは休憩時間を除いて常時在館の予定です。お待ちしております。  詳細は下記の「個展情報のページ」をご覧下さい。 http://tory.com/j/exhibition/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  夏の太平洋高気圧がますます勢力を強めているようで、連日猛暑が続いていま す。みなさんご健康にはお変わりないでしょうか。しかし空はからりと青く晴れ 渡り、白い雲がもくもくと湧いているのを見ると、ああ日本の夏だなあと、晴れ やかな気分にもなるのです。  既にブログで語っていますが、元々暑さは苦手であったトリコシですが、最 近ではもう開き直ってこの猛暑は「サウナのようなものだ」と達観するようになっ てしまいました。  みなさんはこのお盆をどのように過ごされていますか。  トリコシは例によって正月お盆のような時期はどこへ行っても混むので、自宅 にこもって写真整理などのデスクワークにいそしむようにしています。特に今年 はすでにお知らせしているように、8月下旬に横浜市で個展を予定しております ので、その準備で大忙しです。  そうは言いつつ、せっかく太平洋高気圧が頑張って、とても安定した晴天が続 いているというのに、どこにも行かずに自宅兼事務所でカンヅメ状態になってい るのは実は精神的に非常にツライ。本当は個展の準備などほっぽり出して(笑)、 カメラを持ってどこかへ取材に飛び出したい気持ちでいっぱいなのです。 (それはウソです)  さて冗談はともかく、前回のブログでご紹介した南アルプスに引き続き、今 度は北アルプス縦走(西穂高岳〜奥穂高岳〜前穂高岳)に出かけてきましたので、 その様子を前後編2回に分けてお届けしましょう。  今回の山行は山岳連盟の主催する登山学校の生徒さんの自主計画山行があり、 そのオブザーバーを依頼されて同行しました。  まずは横浜から車を飛ばし、岐阜県の新穂高温泉に到着しそこから入山です。
( Panasonic DMC-FX01 )  新穂高温泉には文明の利器・ロープウェイがあります。それを使えば一気に2 000mの世界へ何の苦もなく到着できます。良いのか悪いのか分かりませんが、 まずは素直にその恩恵を被ることにしましょう。
( Panasonic DMC-FX01 )  折しもこの日(8月3日)は台風5号が九州地方に上陸しており、北アルプス も少なからずその影響を受けて風が強くなっていました。ロープウェイが運行す るかどうか心配されましたが、どうにか山頂駅まで到着できたようです。
( Panasonic DMC-FX01 )  ロープウェイ山頂駅から建物の外に出て、西穂高山荘を目指して出発です。
( Panasonic DMC-FX01 )  山荘までは約1時間の道のり。標高差もほとんど無く、なんともあっけなく山 荘に到着です。
( Panasonic DMC-FX01 )  先週の南アルプスの山深さがウソのように、交通の発達した北アルプスではあっ けなく深山に到着することができてしまいます。
( Panasonic DMC-FX01 )  ご覧のように小屋は満杯。雑然とした雰囲気で、南アルプスの素朴でひっそり とした様子とはかなり様子が違っていました。
( Panasonic DMC-FX01 )  小屋のサービスも充実していて、カレーライスやラーメンなど、まるで下界の レストハウスとほとんど変わらないようなメニューが並んでいます。さっそく 「あずきソフト」を注文してその甘さに舌鼓を打ちました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  さて心配された台風の進路ですが、どうやら九州に上陸した後、東に進路を変 えて日本海側を進んでいるようで、そうなると北アルプス周辺も風雨が強まって きました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  翌4日は台風の影響で風雨が強く、稜線は行動不能。残念ながら西穂高山荘で 1日停滞することになりました。  小屋にいても他にすることもないので、1日じゅう仲間とワインでも飲みなが らゴロゴロとくだを巻いているだけです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  さて翌日はだいぶ風も収まっていました。これならなんとか行動可能でしょう。 他のメンバーに先立って早朝3時半ごろ出発です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  山荘の脇にはテント場があります。登山者の朝は早く、もう半分くらいのテン トの中にはヘッドランプの明かりが灯っていました。その様子はテントそのもの がランタンになったようで暗闇の中でぼうっと光り、とても綺麗です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  夜空では足早に雲が駆け抜けてゆきます。その一瞬の合間を縫って月の光りが 煌々と輝いていました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  まだ暗い中を稜線を歩き始めましたが、ものの30分もしないうちにあたりはだ んだんと明るくなりはじめました。とはいえ未明の時間帯の光は青白く、谷間の 霧を淡いブルーに染めています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  撮影をしていると、後続の登山者がぞくぞくとやってきました。まだみなさん 頭にはヘッドランプを灯しています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  一番乗りで西穂高岳の前衛のピーク「独標」(「どっぴょう」と読みます)に 到着しました。まだあたりは青白い霧に包まれ、岩や草はしっとりと濡れていま す。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  登山学校の生徒さんたちもようやく追いついてきました。私の方は楽しみにし ていた、霧を切り裂くようなご来光を見ることができずに、少し残念な気持ちで す。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そうはいいつつ、いずれはこの霧も晴れるでしょう。隊列を組んで西穂高岳の ピークを目指します。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  写真だとあっという間につきますが(笑)。数々の岩場を乗り越えてなんとか 西穂高の本峰まで到着しました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  独標まではハイキングクラスの方でも来ることができますが、西穂高岳までは ちょっとした岩場の通過がありますので大変です。そしてその西穂高岳から奥穂 高岳までの縦走コースはクライミング経験が無いと危ないような岩場が連続して います。
( Panasonic DMC-FX01 )  いよいよここからが本番、生徒さんたちの緊張感も高まってゆきます。  そうはいいつつ足下に目を向けると可愛らしい高山植物の花が気持ちを和らげ てくれます。小指の先ほどの小さな鈴のようなドウダンツツジの花が咲いていま す。
( Panasonic DMC-FX01 )  このようなナイフリッジと呼ばれる先鋭な稜線がずっと続きます、油断は禁物 です。
( Panasonic DMC-FX01 )  危険箇所には鎖が張られていますが、これはぶらぶらして安定せずに危ないで す。できるだけ岩をつかみながら上り下りした方が、身体が安定します。
( Panasonic DMC-FX01 )  それまで霧に包まれていた稜線ですが、ようやく太陽の姿がうっすらと見える ようになってきました。先を急ぐ生徒さんの姿がシルエットになって、まるで 「霧の中の岳人」といった風情で、なかなか絵になります。
( Panasonic DMC-FX01 )  もうすぐ晴れることでしょう。晴れれば岩場も乾いてきて、ずっと歩きやすく なるはずです。
( Panasonic DMC-FX01 )  やがて霧の向こうには前穂高岳の稜線が見えるようになってきました。
( Panasonic DMC-FX01 )  そうしてとうとう一陣の風が稜線を吹き渡り、霧は晴れて遙か彼方に今日の目 標地点である奥穂高岳の雄姿を見ることが出来たのです。
( Panasonic DMC-LX2 , Adobe CameraRaw4.0よりRAW現像 )  素晴らしい晴天に手放しでよろこぶ登山者たち。稜線歩きはやはりガスの中よ りも展望が効いた方が数倍楽しくなります。
( Panasonic DMC-FX01 )  しかし気は抜けません。まだ道のりのようやく半分を過ぎたくらいでしょう。 これからも危険箇所は続きます。
( Panasonic DMC-LX2 , Adobe CameraRaw4.0よりRAW現像 )  それにしても奥穂高岳の山頂はいまだガスに包まれて、吹きすさぶ稜線の風が 次々とガスを生み出してはその山体に襲いかかっています。
( Panasonic DMC-LX2 , Adobe CameraRaw4.0よりRAW現像 )  その稜線を登ったり下ったり、身体全体を使ってバランス良く峻険な岩場をク リアしてゆきます。
( Panasonic DMC-FX01 )  その一方で斜面にはコバイケイソウの花が咲き、夏の北アルプスを彩ってくれ ています。このような環境でもそうした花が見られることは、日本アルプスの特 徴かも知れません。
( Panasonic DMC-FX01 )  厚い溶岩がゆっくりと冷却して出来たと言われる「柱状節理」の斜面を鎖を頼 りに登ってゆきます。空に向かって突き上げるような快感。これが登山の醍醐味 かも知れません。
( Panasonic DMC-FX01 )  これは珍しい、私が写真を撮っているところの写真というのはあまり無いので すが。先行する生徒さんがトリコシの撮影している時の様子をカメラに納めてい ました。
( OLYMPUS μ-720SW , 同行のY氏撮影 )  「天狗の頭」と呼ばれるピークに立って撮影をしているトリコシです。おこが ましいようですが、まるで本当に天狗のように見えますね。(笑)
( OLYMPUS μ-720SW , 同行のY氏撮影 )  振り向けば奥穂高の稜線を駆け抜ける風はますます強く、その上空には不思議 な紋様が描かれて、山体の存在をますます神秘的かつ重厚なものにしていました。 あそこまで到達するにはあと何時間くらいかかるでしょうか。
( Panasonic DMC-LX2 , Adobe CameraRaw4.0よりRAW現像 )  しかし遠くても一歩一歩、確実に少しずつ進んでゆけばいつかは必ず到達でき るはず。そう信じてパーティのメンバーは険しい岩場をよじ登ってゆきます。
( Panasonic DMC-FX01 )  やがて「ジャンダルム」と呼ばれるピークの手前のコル(鞍部)まで到着しま した。今年は雪渓が多く残っていると聞いていましたが、ここではコルのすぐそ ばに高さ2mくらいもありそうな雪渓が残っているのには驚きました。まるで雪 渓のかたまりが「やあ!」といって突然現れたような。
( Panasonic DMC-FX01 )  ジャンダルムとはフランス語で「衛兵」を意味します。奥穂高岳の手前に位置 する前衛のピークなのでそういう名前がついたそうです。その重厚感のある響き に惹かれて多くの岳人がこのピークに立ちたいと願い、やってきます。そして今 日の生徒さんたちもそのうちの一人なのです。
( Panasonic DMC-FX01 )  残念ながら霧のために周囲の展望は効きませんでしたが、みなさん無事にジャ ンダルムのピークまで到着しました。おめでとう!(記念写真はプライバシー保 護のため省略させていただきます)  山頂で証拠&記念写真を撮影した後は、再びコルまで戻り、今度はそこからト ラバースして(ピークの脇の斜面を通過して)、奥穂高を目指します。    このコースは年に何名かの方が事故で亡くなられますが、ここのトラバースが けっこう嫌らしい。「もし人が死ぬとしたらここだな」と思わされる場所でした。
( Panasonic DMC-FX01 )  緊張感をしいられるトラバースをクリアして、ほっと一息です。振り返れば後 続のパーティも続々とジャンダルムをクリアし、岩場を降りてきます。
( Panasonic DMC-FX01 )  北を見れば、多くの岩のブロックが積み重なって出来ているような圧倒的な重 量感を誇る奥穂高岳の雄姿が横たわっています。
( Panasonic DMC-LX2 , Adobe CameraRaw4.0よりRAW現像 )  最後の難関「馬の背」と呼ばれるナイフリッジが続いてます。
( Panasonic DMC-FX01 ) ここを慎重にクリアすれば奥穂高岳のピークはもうすぐそこです。
( Panasonic DMC-FX01 )  危険箇所を全て無事にクリアして、多くの登山者で賑わう奥穂高岳山頂に到着 しました。
( Panasonic DMC-FX01 )  奥穂高岳は標高3190mを誇る日本第3位の高峰です。山頂の社は2mほど の高さに岩が積み上げられていて、その上に乗っています。
( Panasonic DMC-FX01 )  なぜ2m分の岩が積み上げられているのかというと、日本第2位の高峰・南ア ルプスの北岳の高さが3192mなので、2mの高さを積み上げると、それに追 いつくからだというのです。(笑)  そうはいいつつ、実は南アルプスは地殻変動のために今でも1年に1cmほど 隆起しているそうで、明治に観測された結果(北岳山頂の三等三角点は明治37年 に設置)よりも、現在の北岳の標高は高くなっていて、最近(2004年10月 15日記者発表)その標高が3193mに改変されたそうです。 ※詳しくは国土地理院の下記ページをご参照下さい http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2004/1015.htm
 そうなるとこの社にはまた1m分の岩を積み上げないといけないですね!(笑)  余談はさておき、奥穂高岳の山頂から南を振り返ると、それまでたどってきた 稜線の向こうにはガスにつつまれつつもジャンダルムの雄姿が見え隠れしていま した。その重厚感のある姿に、古今東西の岳人は惹かれ続けているのも分かる気 がします。
( Panasonic DMC-FX01 )  山頂で縦走成功の余韻にひたった後、穂高岳山荘に向けて出発です、稜線から 涸沢カールを見下ろすと、多くの雪渓の中に涸沢ヒュッテがぽつんと建っている のが見えます。
( Panasonic DMC-FX01 )  西穂高〜奥穂高の縦走はそれほど多くの登山者には会いませんでしたが、奥穂 高岳は人気の山です、ご覧の通り縦走路はまるで日曜日の銀座のごとく、人でごっ たがえしています。
( Panasonic DMC-FX01 )  ハシゴが必要なほどの急な岩場もあり、案外気が抜けません。しかしそれを過 ぎれば、穂高岳山荘はもうすぐそこです。
( Panasonic DMC-FX01 )  こうして無事に穂高岳山荘に到着しました。数百人の登山者を収容する、北ア ルプスでも屈指の大きな山荘です。
( Panasonic DMC-FX01 )  涸沢カールの方を見やれば、斜面にべったりと付いた雪渓が残り、それが涸沢 カールの遙か彼方に見える涸沢ヒュッテまで続いているようです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  岩の斜面には色とりどりのテントの花が咲いています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  北アルプスの山小屋はとても混んでぎゅうぎゅう詰めになってしまうので、テ ントの方が快適と言えるでしょう。(ただしもちろん行動中の荷物は多くなって しまいますが)
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  夕食をそそくさと済ませて、トリコシは奥穂高岳とは反対側にあるピークの涸 沢岳に向かいました。ここで夕日の撮影の準備です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  穂高岳山荘から20分ほどで登れて、穂高周辺の山々が見渡せる素晴らし展望台 です。しかしこの時はあいにく山頂は霧の中のようです。  半分あきらめかけていましたが、しかし日没になるとにわかに周囲のガスが晴 れ、沈む寸前の太陽が顔を覗かせたのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そうするとそれまで霧に包まれて何も見えなかったピークでしたが、みるみる うちに周囲の山々が姿を現しはじめました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ものの1分もしないうちに稜線の霧は払われ、北穂高岳、そしてその向こうに は槍ヶ岳の雄姿まで手に取るように見ることができるようになったのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  あまりに劇的な変化にしばし呆然としてしまいました。本当に自然の中では何 が起こるか分からず、一瞬たりとも気が抜けないことを改めて思い知らされたの です。  太陽は西の地平に沈み、あたりには夜のとばりが降り始めています。その夕暮 れの色合いの下、西には笠ヶ岳の幅広の山体が静かに鎮座していました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  やがて奥穂高岳の巨大な岩の塊はすっかり静まりかえり、空には星たちが輝き はじめ、上空にはまだ風があるためでしょうか、そのチカチカとまたたく様子は まるで小さな小さな鈴の音が聞こえてくるようで、それがあたかも山々の子守歌 になっているかのように感じました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  その様子があまりに綺麗なので、日が暮れて周囲がすっかり暗くなってもまだ 山頂を去りがたく、しばらくその場で星を撮りながらたたずんでいました。  東の地平、前穂高のピークの向こう側には黄色い光が時々明滅しています。あ れは雷の光でしょう。遠すぎて雷鳴は聞こえませんが、その光が周期的に光り、 音がしない分、かえって不気味な感じもしましたが。しかし不思議と怖くはあり ませんでした。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  星空は完全な闇夜ではなく、うっすらと光を持っていて、それがために奥穂高 の物言わぬ静かな山体は漆黒となって星空のスクリーンの上にその鋭利な稜線の シルエットを刻み込んでいました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そうこうしているうちに午後9時を過ぎてしまい、山荘ではもうとっくに消灯 時間となって他の登山者はぐっすり寝入っていることでしょう。しかしトリコシ の夜はまだ終わりません。  山荘まで下ってくるころには今度は東の空からは月が昇りはじめ、湧き上がる 入道雲をまるで昼間の太陽のように照らしだし、おなじく北アルプスの名山・常 念岳(じょうねんだけ)のシルエットがその月の光に照らされて浮かび上がって いたのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  その神秘的な光を数枚フィルムに納めた後、眠りにつくことが惜しいと思いつ つも、翌朝の撮影に備えてトリコシはようやく長い一日を終えて布団の中に横た わったのでした。  次回、北アルプス縦走の〜後編〜をお楽しみに。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ OLYMPUS μ-720SW → http://olympus-imaging.jp/digitalcamera/mju720sw/
Panasonic DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/index.html
FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
Panasonic DMC-FX01 → http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060214-1/jn060214-1.html
★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。持ち帰った位置情報データはPC に転送されて地図ソフトなどでそのルートを再現できるようになっています。  そこで、このブログをご覧になっている方にもその情報を公開しようと考え、 今なにかと話題の「GoogleEarth」(グーグル・アース)および「カシミール3 D」といったフリーの地図ソフトにてトリコシの取材ルートをご覧になれるよう にしました。下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍 してください。 http://tory.com/j/others/mm/2007/08-14/2007-08-14.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
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 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
 将来はルート上に取材で撮影した写真が掲載されるようなサービスを提供する 予定でおります。現在は GoogleMapAPI などの技術資料を猛勉強中。  みなさんどうぞご期待下さい! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  トリコシの腱鞘炎はおかげさまでほとんど気にならないくらいに回復しました が、取材日程過密および個展準備のため、恐れ入りますが今週のテクニカル・ノー トはお休みさせてください。  どうかご理解ご了承お願いいたします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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