2007-09-25 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

自然風景写真館ブログの第243号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04835 "The silhouette of pine trees and the alpenglow." 『松の木と朝焼け』 Img04841 "Kawaguchiko bridge in the dawn." 『黎明の河口湖大橋』 Img04893 "The Japanese apricot in good weather." 『梅日和』 Img04904 "The first love." 『初恋』 Img04915 "The popping smiling face." 『はじける笑顔』 Img04974 "The tulip to dream of." 『夢見るチューリップ』 Img04986 "The transparent tulip." 『透明なチューリップ』 Img04992 "The lining-up of the tulips." 『チューリップの勢揃い』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img02494 "A daffodil bend her head." 『うつむいたラッパスイセン』 img03176 "The violet in the early spring." 『春先のスミレ』 img03185 "The brightly cherry blossoms." 『桜あかるく』 img03186 "The curtain of pink blossoms." 『ピンク色の垂幕』 img03197 "Chinese milk vetches side by side." 『寄り添うレンゲソウ』 img03202 "The twigs with full of spring airs." 『春爛漫の枝』 img03211 "The stage of flowers." 『花たちのステージ』 img03214 "An azalea in the gently light." 『ツツジやさしく』 img03218 "The season of azalea." 『ツツジの季節』 img03220 "The dandelions on the roadside." 『道ばたのタンポポたち』 img03223 "The true white flowers." 『純白の花』 img03226 "In the white flowers garden." 『白い花園にて』 img03275 "The hut of cotton flower." 『綿帽子のように』 img03361 "A many many of flowers." 『たくさんの花たち』 img03478 "The leaves on the willow tree." 『柳の葉』 img03642 "The cherry blossoms flows on the spring wind." 『サクラ流れて』 img03685 "A white hydrangea." 『白アジサイ』 img03775 "The fruits that is like dwarfs" 『木の実のこびとたち』 img03787 "The leaves brothers." 『葉っぱの兄弟』 img03981 "The flower as color called Beniiro." 『紅色の花』 img03982 "The shyness of the white flower." 『はにかみやの花のささやき』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  最近は自然風景写真館のサイト改造に時間を割いていて、そのためなかなか長 期の取材に出ることができません。  デスクワークばかりしているとフラストレーションもたまりがちですが、しか しそのような時には、地元の撮影スポットを巡って撮影カンを絶やさないように しています。  デジタルカメラの場合は、撮影してから後の行程もとても大切で、撮影したR AWファイルをいかにイメージ通りの画像に仕上げられるかどうかがポイントに なります。これもなかなか一筋縄ではいかないものですが、それでも、やはりコ ツコツと撮影&現像の作業を地道に繰り返してゆく中で、新たなる発見と経験の 蓄積ができてくるのではないでしょうか。  というわけで今週はトリコシの地元、神奈川県にある「小田原フラワーガーデ ン」の様子をご紹介しましょう。 ◆小田原フラワーガーデン◆ http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.7.51N35.16.37&ZM=5
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/park/o-furawa.html
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  フラワーガーデンに向かう道すがら、足柄の里ではもう稲の刈り取りが始まっ ていました。そういえば個展の準備であわただしく日々が過ぎ去っていましたが、 季節はもう9月の下旬なのですね。都会ではなかなか味わえないですが、こうし た風景が季節の移り変わりを教えてくれます。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  フラワーガーデンに向かう途中でも、足柄の里ではそこかしこで草花を見かけ ます。車を走っていてふと、ムクゲの淡いピンク色の花が目に飛び込んできまし た。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  こんななにげない道ばたにひっそりと咲いていたとしても、たとえ運転中でも 遠くからでも、すぐにそれと分かるようになりました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  人間の認知能力というのは不思議なもので、意識していなければ、たとえその 物体が視界に入っていたとしても「認識されない」のに、普段からそういうもの を見たい見たいと意識していれば、たとえ遠くからでもすぐにそれと分かるもの なのです。 (たとえば「パチンコ」に興味のない人は、たとえ毎日の通勤途中の通りにパチ ンコ屋があったとしても、友人に言われるまで「えっ?そんな店あったっけ?」 というように気がつかないものです。逆に興味があれば、その通りを歩いただけ で店の看板が目に飛び込んでくるでしょう)  それと同じ原理で、トリコシには道ばたの小さな花が目に飛び込んでくるので す。ちなみに私はパチンコには全く興味はありません。(笑)  それはともかく、ムクゲの淡いピンク色の花は撮りたい撮りたいと思っていた 被写体でした。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  カメラにマクロレンズを取り付けて、クローズアップしてみると、花粉の粉が こちらに降りかかってくるようで、花の息づかいが感じられるようです。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  ムクゲを撮り終えて、再び車を走らせます。近道をしようと裏路地を走ってい ると、またしても見慣れぬ花が目に飛び込んできました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  これは珍しい。淡いクリーム色をした白い曼珠沙華(マンジュシャゲ)(※ヒ ガンバナのこと)はよく見かけますが。これは淡いオレンジ色をしたマンジュシャ ゲです。  金網にレンズを思い切り近づけてクローズアップしてみると、まさにそこは花 だけの世界になります。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  花を花としてとらえるだけでなく、見方を色々と変えて遊んでみましょう。花 の蘂(しべ)だけにピントを合わせて、カメラを思い切り下に下げて撮ってみる と、花びらは全てボケて、まるでこびとが花色の海の上で遊んでいるような絵に なります。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  みなさんもイマジネーションを豊かにふくらませて、色々な構図を試してみて はいかがでしょうか。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  道草をだいぶ食いましたが、ようやくフラワーガーデンに到着しました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  天候は小雨がぱらつく曇り空です。しかし花を優しく撮るには、このくらいの 光線状態の方が良いでしょう。それは先のムクゲの花やオレンジ色のマンジュシャ ゲをご覧になればお分かりになると思います。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  フラワーガーデンの軒先では、園芸種の小鉢が売られていました。ざっと俯瞰 するとこんな雑然とした感じですが、このくらいの場所でも探せば被写体はたく さんあるものです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  こちらは「セロシア・ベネズエラ」という品種の花です。ぽわぽわした花の穂 先がとても可愛らしいです。背景には木立の木漏れ日の玉ボケをあしらいました。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  立て札にある「真夏の暑さにも負けずに咲きます!」というキャッチフレーズ が良いですね。健気です。もうだいぶ涼しくなりましたが、人間たちも暑さには 負けないようにしようという気持ちになってきます。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  撮影をしていたら、ふとイチモンジセセリという蝶がやってきて蜜を吸い始め ました。もともと手持ちで撮影していたので、素早く構図を変えてピントを合わ せて撮影します。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  花の撮影では三脚の使用が原則ではありますが、しかし手持ちの機動性も捨て がたいもの。特に昆虫などを相手にするときは尚更です。臨機応変に対処できる ようにしておきましょう。思った瞬間にレンズを向けて、フォーカシングとフレー ミングが一瞬で決められるようになればしめたものです。  こちらは「クロサンドラ」という名前の品種で、どこの国の言葉か分かりませ んが、どうやら日本語では「かがり火」という意味のようです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  記録写真では上のようになりますが。マクロレンズを装着したカメラで覗くと 下のような写真になります。
( Nikon D80 + Ai-Nikkor35mmF1.4S , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  本当に、レンズを覗くとそこには別世界が広がります。これが花写真の醍醐味 と言えましょう。殺伐とした現代社会にあって、このような世界を表現できるこ とが自然写真の何よりの特権です。  さて、入り口でまたしても道草を食ってしまいましたが、ようやくフラワーガー デンの館内に突入です。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  ウィンドウに貼られた「トロピカル・ドーム」という文字、そして花マークの シールがちょっとレトロで良い味だしています。昭和50年代くらいの感覚でしょ うか?(笑)  温室ドームの中はこのような感じです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  失礼ながら連休の中日だというのにだいぶ空いていました。最近はこのような 温室は流行らず、みなさん郊外のテーマパークなどに出かけてしまうのでしょう か。せっかく小田原市が市民の税金を使って運営しているのに、ちょっともった いないですね。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  温室だけあって、蘭科の植物がたくさん生えています。この花はシンビジウム でしょうか。しかし蘭科の植物はとにかく品種がたくさんあるので、私も正確な ところは分かりません。(笑)
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG )  上の花はカメラが記録したそのままのJPEG画像のものです。 そして下の画像はRAW現像にて書き出したJPEG画像です。明るさを補正して輝 かしい雰囲気を出してみました。そしてスポッティングで花の表面のゴミを取り 除いてあります。
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  こういうレタッチを邪道だなどとは言わないでください。広告業界では「女性 の肌は明るく、シミは取ること」という金科玉条があるのですから。 それにその方が女性も花も喜ぶでしょう?(笑)  温室内には熱帯性の植物がたくさん生えています。どうしたわけか熱帯の植物 には個性的な形のものが多いですね。
( Nikon D80 + Ai-Nikkor35mmF1.4S , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  こちらの植物はなんでしょう、ふさふさした赤い猫のしっぽのようなものがた くさんぶらさがっています。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  立て札を見ると、西インド諸島が原産のベニヒモノキというそうです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  手で触れてみると、本当にふさふさしていて、動物のしっぽみたいです。 けっこう気持ち良いです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  しかしこうして温室の中で公開されているので「安全だよな」と思えるのです が、鬱蒼とした密林のジャングルでいきなりこういうものが現れたらちょっと怖 い。「突然と動き出して襲いかかってくるのではないか?」というようにも思え て、触れてみる勇気は持てないでしょう。  このような花でも、レンズを通してみると、とても綺麗に見えるのです。特に 広角系のレンズを使うと、背景のキラキラが映りこんでさらに輝かしい感じになっ て好きです。(望遠系のマクロレンズだと背景がボケすぎてつまらなく感じるよ うになってしまいました)
( Nikon D80 + Ai-Nikkor35mmF1.4S , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  こちらの赤い花も、眼で見た感じは下のようになっています。コンパクトデジ カメは被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)がとても深いので、 眼で見た客観的な様子を伝えるのに適しています。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  それが一眼レフカメラでクローズアップ撮影をすると下のような絵になるので す。背景の木漏れ日のキラキラを画面にどう取り込むかがポイントでしょう。
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  見上げれば大きなヤシの葉が覆い被さっています。温室の中はとても湿度が高 く、歩いているだけで汗ばんできます。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  こちらはおなじみのハイビスカスの花。でも今はもう9月、さすがに元気が無 く、鼻先をだらりとさげたゾウさんのような表情をしていました。
( Nikon D80 + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  こちらの足下にはサトイモ科の「アンスリウム」の花が咲いています。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  アンスリウムの花には特別な思い入れがあるのです。なんといっても私の誕生 日(3月27日)の誕生花ですから。
( Nikon D80 + Ai-Nikkor35mmF1.4S , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  しかし個人的には「変わった形の花だなあ、もっと美しい花だったらいいのに」 と思っていたりします。アンスリウムには悪いのですが。(笑)  余談ですが、花は真ん中の突起物(花序と呼ばれる)がそれです。その下で広 がっているのは仏炎包と呼ばれるもので、葉が花を守るように変化したものだそ うです。(水芭蕉と同じ仕組み)  さらに余談ですが、花言葉は「煩悩・情熱」、だそうで、まるで図らずも私に ピッタリの言葉だと自分でも思いました。  今後も煩悩に悩まされながらも情熱を持って写真に取り組みたいと思っていま す。(笑)  以下は花占いの部屋に掲載されていた文章です。 − この日生まれのあなたは「どんな事でもレベル以上にオールマイティにこな せる実力の持ち主。消極的にならず自信をもってアピールしていきましょう。」 だそうですよ♪  ここでひとつ秘密テクニックをご紹介しましょう。  温室内では三脚禁止のところが多いのです。温室に限らず、鎌倉や京都のお寺 さんなど、境内では三脚禁止のところがほとんどです。 といって手持ち撮影だと暗い場所ではブレが心配。  ではどうするのかというと、秘密テクニックをお教えしましょう。「一脚」を ご覧のようにお腹とウエストポーチの間に挟み込んで、使うのです。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  通常の使い方は一脚を地面に置きますが、それでも怒るお寺さんは多いのです。 ところがこの方法なら一脚を地面に触れさせることはありませんし、なにより通 常の方式がシャッタースピード1段分くらいしか稼げないのに対して、このお腹 に固定する方式なら2段分は稼げます。  試しにどのくらいの差があるのか検証してみましょう。下のような花をクロー ズアップするケースを見てみます。
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  EXIF情報をご覧になればお分かりの通り、上の撮影状況におけるシャッタース ピードは1/40秒で、レンズの焦点距離は42mm(※35mm換算)です。  本などの情報によれば「焦点距離分の1のシャッタースピードが切れれば、ぶ れません」と書かれていますが、しかしこれはあくまでも目安です。カメラをブ レずに構える練度は人によって様々ですし、それよりも速くてもブレることもあ れば、遅くても大丈夫な人もいます。  ちなみに、下の写真は、上の写真の赤い四角の部分をクローズアップしたもの です。こちらは手持ち撮影のみ。
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  お恥ずかしながら、しっかりブレて、画像がぼやけています。 そして下の写真は上で紹介した「一脚併用方式」で撮影したものです。
( Nikon D80 + SIGMA28mmF1.8EXDG , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  ご覧になれば一目瞭然。やはりブレを防げる手段があるのなら、積極的にそれ を活用するべきでしょう。 ◆自然風景写真館ブログの第161号の「テクニカル・ノート」  もご覧下さい。 ↓ http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-02-27.html
 秘密テクニックを公開したところで、さらに撮影を進めましょう。こちらの大 きな葉っぱの根本にあるピンク色をした花が目にとまりました。
( SONY CyberShot DSC-T9 )  これは「ブーゲンビリア」の花でしょうか。花がハートマークのように見えて 可愛らしく、元気いっぱいに見えます。背後を見ると別の緑の植物たちの隙間か ら差し込む光が印象的です。ここはやはり広角レンズ系の出番でしょう。
( Nikon D80 + Ai-Nikkor35mmF1.4S , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  華やかな花の背後で玉ボケが踊っていて、舞台にますます華を添えてくれるよ うです。  温室でたっぷりと撮影を楽しんだ後、外にでれば涼しい風が吹き始めていまし た。  ふと園のはずれに目を向けると、熱帯の花がぽつりと一輪、建物の脇に咲いて いました。  温室と外を往来する係員の靴や服に種がついて運ばれたのでしょうか。 こんなところで場違い的に咲いている熱帯の花が一輪。  はぐれモミジアオイ?
( SONY CyberShot DSC-T9 )  なんだかちょっとまぬけで、けれどもちょっぴり健気で、 今年の夏の終わりを締めくくる一コマでした。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ SONY CyberShot DSC-T9 → http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-T9/
Nikon D80 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「トイ・デジカメ研究 - Che-ez!(チーズ!)- 」◆ -------------------------------------------------------------  1回のお休みをいただきましたので、今週は真面目にやろうかと思いつつも、 トイ・デジカメ大好きなトリコシは、「いけない、買ってはいけない!」と思い つつも、またそれに手を出してしまったのです。(笑)  といういうわけで前回に引き続き、今回もリサイクル・ショップで見つけたト イ・カメラの紹介です。  みつけたトイ・デジカメの名前は "Che-ez!"(チーズ!)と言います。ご覧のよ うにまるでアクセサリーのようなとても可愛らしい外観をしています。
 これだけだとどのくらい小さいのか分かりづらいので、私の愛機、Nikon F6 , DoCoMoの携帯,Pro-Solid などと並べて記念撮影をしてみました。
 ごらんのように携帯電話のさらに半分の大きさしかありません。  前回ご紹介したトイ・デジカメよりもさらに一回り小さくなっています。
 重さは、電池こみでなんと45g! こんな軽いデジカメは現行機種でも出ていません。  背後には電源&モード切替スイッチがひとつと、撮影可能枚数を示す7セグメ ントの小さな液晶パネルだけ。このシンプルさ、潔さがトイ・デジカメの魅力で す。
 ちなみに画素数は30万画素。お値段はリサイクル価格で2000円でした。  ご覧のように、まるでマッチ箱を持っているような軽さと小ささ。なんでも徹 底していることが好きなトリコシはこの小さなデジカメにいとおしさを感じます。
 前回の「SCOOP!」というトイ・デジカメが単4電池2本だったのに対して、こ のトイ・デジカメではとうとう単4電池1本だけという、これもまた見事な潔さ です。
 液晶ファインダーが見あたりませんが、どうやって構図を決めるのでしょう? それには本体の左横にあるスライドスイッチを押し上げると、小さな四角いフレー ムが飛び出します。
 「これを使って被写体に狙いを定めてください」ということらしいです。 うーむ、なんといういいかげんな。。。しかしこのアバウトさがトイ・デジカメ のたまらない魅力でしょう。
 本体の右サイドには電池ふたのオープンスイッチと、その上にはUSBのプラグ があります。
 このプラグは業界標準の mini-Bピンになっています。これは嬉しい、Canonや Nikonのデジカメとケーブルが共有できるからです。  このプラグよりも小さい独自規格のプラグを採用しているメーカーもあります が、もういい加減あきらめて、この mini-Bピンに統一して欲しいものです。そ うすればユーザーはいくつものUSBケーブルを持ち歩かなくても済むのです。  画像を確認する液晶はありませんから、撮影を終えたら(といっても26枚し か撮れないので、すぐに終わってしまいます(笑))パソコンに転送して画像を 確認します。
 付属のソフトは「Che-ez!マネージャー」というもので、このカメラのキャラ クターに合った可愛らしい画面をしています。
 このトイ・デジカメを携えて街を闊歩してみましょう。こういうカメラの使い こなしのコツは、あまり難しいことを考えずに日常で目に付いたものをどんどん 撮ってゆくことです。
 ちょっと光が足りないと画面に不思議な縞模様が出てしまいます。まるで壊れ たテレビの画面を見ているような感覚です。
 道ばたでネコをみかけました。
 このデジカメの良いところは「小さくて可愛いので、相手にプレッシャーを与 えることなく、自然な表情が引き出せる」ということでしょうか。  というわけで、ネコちゃんにもこのカメラを近づけてポートレイトを撮らせて もらおうとしました。  しかし人間ならその法則が当てはまるのですが、残念ながらこのネコちゃん、 明らかにビビッてこちらを警戒していますね。
「なんだ、何者だ?コイツ!?」といった表情です。これはこれで楽しいかも。  いつものようにスーパーマーケットに出向いて撮影テストをしてみました。 前回の「SCOOP!」は案外と質感やリアリティがあったのですが、このトイ・デジ カメは、ちょっと壊れかけているというのか、そういうアナーキーな描写が特徴 のようです。
 ビルの上から東京の街を見下ろしてみました。ハイライト部分がすっかり白く 飛んで、まるで白昼夢のような光景になってしまいました。しかしこれはこれで 東京という街の本質を描写しているかも!?
 東京の街に沈む夕日を撮影してみました。太陽の部分にはスミア(CCDの電荷 が飽和して値が反転する現象)が発生しています。まるでエクリプス(日食)の ような。。
 シャドー部にはザラザラのノイズが発生していますが。。これはもうこのデジ カメの「特徴」「個性」ということで楽しむことにしましょう。  足柄の里の高圧電線を撮影してみれば、縦方向に原因不明の縞模様が発生して います。まさか高圧電線の電磁波の影響!?
 植物園(小田原フラワーガーデン)の天井の幾何学模様が、このデジカメの描 写とマッチして近未来のSF映画でよく見られる退廃的な都市描写のようです。
 由緒ある神社の狛犬さんも、このデジカメに撮影されてしまうと威厳も 半減してしまうかな?というところでしょうか。
 現代は携帯電話のカメラで撮影した写真で写真集が作れてしまうくらいですか ら、これらトイ・カメラの独特な描写の作品ばかりを集めて、写真展や写真集を 作ってしまうのも悪くはないかも知れません。  隠居できる身分になったら、こういうトイ・デジカメを毎日持ち歩いて、そう いう夢を実現させるのも悪くはないかも知れないでしょう。  来週もどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・フォト検索ページの作成 ・写真販売システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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