2007-10-16 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第246号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★








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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img04852 "The morning of snows wakes up." 『雪の朝の目覚め』 Img04853 "The larch woods in the early dawn." 『未明のカラマツ林』 Img04868 "Miho-no-matsubara which dyes to the ultramarine." 『群青なる三保の松原』 Img04883 "Euptelea polyandra in the sunny place." 『日だまりのフサザクラ』 Img04938 "The road to sun." 『太陽への道』 Img04964 "The river after the sunset." 『黄昏の川』 Img04993 "The secret of tulip." 『チューリップの秘密』 Img04998 "The confidential talk of the tulip." 『チューリップの打ち明け話』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ 鳥越章夫・写真展 〜 流れゆく季節の中で 〜 3rd.Stage! ★☆★ 個展〜流れゆく季節の中で〜 、小田原会場での展示は無事に終了しました。 ご来場いただいた多くの方々に感謝申し上げます。 引き続き、11月19日(金)より、 神奈川県秦野市にある「ぎゃらりー・ぜん」にて展示予定です。 基本的な構成は引継ぎつつ また新しい展示方法にチャレンジいたします。 恒例となったオリジナルプリント即売はA3サイズも導入してますます充実! ぜひお越し下さい。 ◆ 展示期間 ◆ 2007年11月9日(金)〜11月19日(月) (※ 11月13日(火)休廊 )(※ 入場無料 ) ※トリコシ在館日は11月9(金)〜11(日)の3日間です。お気を付けください。 ★☆★ 特別企画!! ★☆★ 11日(日)午後、語りと音楽ユニット「花音(かのん)」のフォトスライドショーを開催します! (※ 11/11(日) pm2:00〜2:45 , pm4:00〜4:45 の2回 )  今回の展示に合わせて開催される特別企画をご紹介します。FMおだわら/エ フエム多摩でそれぞれパーソナリティを務められている語りのプロフェショナル、 額田(ぬかた)さん、大花(おおはな)さんが、写真に添えられた「詩片」の朗 読をしてくださいます。  BGMには、ピアニストの実近(さねちか)さんによる電子ピアノでの生演奏 をしていただきます。
 みなさんは「語りと音楽のユニット・花音(かのん)」というグループで都内 や神奈川県内の文学館・美術館などで朗読コンサートを展開されています。美し いピアノの調べをバックにして、文学や詩の朗読を聴いていると本当に心が安ま り、癒されます。おかげで私自身も私の作品に対して、また違った見方が生まれ ました。 本当に素晴らしいので、みなさんぜひ日曜日の午後、秦野会場にお越し下さい。 (小田原会場に既にいらしていただいた方も、またぜひお越し下さい) みなさんのお越しをお待ちしております。 ※※※ 写真展の詳細は下記のページをご覧下さい。 http://tory.com/j/exhibition/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  みなさんの住む街でも、もうすっかりあたりは秋の気配に包まれたことと思い ます。都会のビル群の中にあってはそういう気配を感じることもなく、気がつけ ば、街頭にクリスマスの飾り付けやイルミネーションが増えたかな?ということ くらいしか季節を感じる機会は無いかも知れません。しかし田舎に住んでいれば、 そこかしこに秋の気配を感じさせてくれる物が次から次へと現れては去ってゆき ます。そういう身近な光景を追って行くのも、また写真の楽しみではないでしょ うか。  そういう私の住む足柄の里にも、そこかしこに秋の気配を感じて、カメラを携 えてでかければ、ついつい予定をオーバーして撮影をしてしまうのです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G )  エノコログサは都会にあっても季節を感じることのできる数少ない植物のうち のひとつでしょう。空き地などによく見かけます。これは良く見かける褐色のエ ノコログサと違って、ほんの少し赤味をおびている「ムラサキエノコログサ」で す。私の住む街よりもっと田舎の方へ行けば、もっと赤いものを見かけます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  風にゆらゆらとゆれる姿を見ると、ついつい近づいて撮りたくなってしまいま す。そしてその穂先を手にとってみれば、ふさふさしたその柔らかさが心地よく、 気持ちまで癒されます。  この日は FinePix S5Pro のテスト撮影のつもりだったのですが、気になる場 所を通りかかると、ついつい道草を食って撮影をしてしまいます。ここは私の住 む町の隣りにある山北町(やまきたまち)というところにあるお寺さんです。
( PENTAX Optio-W10 )  なぜここに立ち寄ったかというと、真っ赤なヒガンバナと竹林の斜面が道路か ら見えたからです。美しい取り合わせです。
( PENTAX Optio-W10 )  残念ながらヒガンバナは盛りを過ぎていましたが、チェックしておいて来年ま た来てみることにしましょう。その代わり、よく手入れされていて美しい竹林の 様子をスナップしてみました。
( SONY α100 + AF50mmF1.7 , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  こちらにはたくさんのお地蔵様が並んでいます。
( PENTAX Optio-W10 )  私が良くお寺さんや神社に行って、お地蔵様などをスナップしているものです から、私を直接見たことのないブログ読者の方は、トリコシはだいぶ年配の男 だと思われているようです。  それで個展にいらして実際にお会いすると「こんなに若いとは思わなかった」 と言われることがしばしばです。  お寺さん、お地蔵様、戦国時代話し、そば好き、などなど、爺くさい話しが多 いからでしょうか。人は見かけによらずと知っておいてください。(笑)  人になんと言われようと、お地蔵様を見ると心が安まります。ポートレイトを 撮って差し上げる。いや、撮らせていただく、という気持ちを大切にしています。
( SONY α100 + AF50mmF1.7 , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  レンズはもちろん単焦点の標準レンズ。背景のボケ味が綺麗です。  車を走らせて、南足柄市にある「夕日の滝」までやってきました。私の地元で まず最も手近にある滝なので、テスト撮影にはぴったりです。
( PENTAX Optio-W10 )  ここは「足柄山の金太郎」のふるさととして有名なところです。石碑の上に並 ぶお人形さんのような石像がとても可愛らしい。
( PENTAX Optio-W10 )  金太郎はこの夕日の滝を産湯がわりにつかったと言われています。成長してか らは、源頼光(みなもとのよりみつ)の家来となり、「坂田公時」(さかたきん とき)と名を改めて怪力の武将として仕えたと聞いています。
( PENTAX Optio-W10 )  今は滝撮影の時期としては中途半端です。目的は FinePix S5Pro のテスト撮 影。その様子は「テクニカル・ノート」でご紹介しますので、どうぞお楽しみに。  さて、テスト撮影を終えて車を走らせて、「南足柄市運動公園」までやってき ました。
( PENTAX Optio-W10 )  ここの斜面にはいっぱいのヒガンバナが咲いています。今はもう盛りを過ぎて いますが、見頃は9月下旬。みなさんもチェックしておいて来年また訪れてみて はいかがでしょうか?
( PENTAX Optio-W10 )  ここでもまたテスト撮影をして、自宅に戻ろうとしたら、道ばたのコスモスが 風に揺れているのを眼にして、またまた車を停めてしまいました。おかげでなか なか家に戻ってのデスクワーク(RAW現像や作品整理)ができない。(笑)
( PENTAX Optio-W10 )  ふわふわと風に揺れるコスモスがとても気持ちよさそうです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD )  広角レンズで背後にある丹沢の山々、空の雲まで写しこみましょう。一眼デジ カメなら、絞ってカッチリ写すよりは、絞り開放気味にして、ちょっと背景をぼ かしたほうが雰囲気が出ると思います。  広角で花の咲いている環境を写したら、今度はクローズアップ撮影に切り替え ます。  たくさんさいているコスモスの中からどれを選べばいいのでしょう。ただ 単に綺麗なだけでなく、よりそってささやきあっているような、そんな物語を感 じさせてくれるような花たちを選ぶのがコツです。そこはあなたの感性が試され ます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  花が咲いていれば虫たちも寄ってきます。蜂は蜜を吸うのに夢中でこちらにまっ たくおかまいなしです。おかげでこちらも安心して撮影に集中できます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  こちらはハナグモの赤ちゃんでしょうか。コスモス畑ではよく見かけます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  赤ちゃんとはいえ、こうしてクローズアップしてみると、なかなか精悍な顔つ きをしています。(クモの嫌いな方にはご容赦を!)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  河川敷の田んぼにやってきてみれば、もうすっかり稲は刈られて、藁帽子が積 まれていました。空の雲の柔らかく光る様子。繊細な階調を記録できる FinePix S5Pro ならではの描写だと思います。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD )  私が一番「秋」を感じる瞬間は、やはり太陽の光に透明感が増して、頬をなで る風がほんの少し冷たく感じられる時です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD )  この光の透明感と空気感、それを写し取れるかどうかが最大の課題です。 FinePix S5Pro はその期待に応えてくれるでしょうか。 テスト撮影の日々は続きます。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて日を改めて、この日は教室の生徒さんに誘われて、神奈川県横須賀市にあ る「湘南国際村」を訪れました。ご覧のように三浦半島の山上に建設された学術 都市です。湘南江の島あたりから望遠レンズで見ると、その様子がよく分かりま す。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  その丘の上に登ると、湘南の海を一望することができて、とても見事な眺めが 見られます。春にはたくさんのツツジで斜面が埋め尽くされます。みなさんも機 会あればぜひ訪れてみて下さい。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  さて、今回持ち込んだカメラは3台ありますが、そのなかの一つ、PENTAX K100D には、新しいレンズを装着してみました。
 「SIGMA18-50mmF2.8EXDC」です。  アマチュアの方はたいてい「高倍率ズーム」を装着されていることが多いよう ですが、「レンズの明るさ」にまで気を使っている方は少ないようです。それと 「最短撮影距離」も。  高倍率ズームは確かに便利ですが、明るさが足りず、暗い場所では不利です。 それに最短撮影距離はたいてい50cmほど。望遠側にすれば花のクローズアッ プもできますが、しかし「花だけの写真」になってしまって風情がありません。  私がクローズアップでもっとも良く使う焦点距離は、35mm〜135mmと、 広角〜標準〜中望遠、あたりが最も多く、特に最近では、広角から標準系のレン ズを使うことが多くなっています。  それで、35mm , 50mm , といったレンズの出番が多いわけです。単焦点レンズ が明るくてベストですが、しかしレンズ交換の手間は少ないに越したことはない ですし、街中のスナップではなおさら、ガチャガチャやっていたら周囲の迷惑で す。  というわけで「大口径の明るい標準系のズームレンズ」ということでこのレン ズを選択したのでした。  それに PENTAX K100D はCCDシフト方式の手ぶれ補正を内蔵しており、サー ドパーティのレンズでも手ぶれ補正が効くので、街中のスナップで光量の少ない 場面でも三脚無しで機動性の高い撮影が可能です。 (PETAXの純正F2.8ズームは魅力的ですが、大きく重く高価です) (残念ながら Nikonからは大口径の手ぶれ補正つき標準ズームは出ておりません) (Canonからは F2.8 の手ぶれ補正(IS)標準ズームが出ていますが、  最短撮影距離の短さでは SIGMAには負けています)
 大口径といっても、前玉の大きさはそれほど重要ではありません。一般にレン ズの明るさというのは後玉の大きさで決まってきます。
 口径の大きなレンズの描写はひと味もふた味も違うものです。(すでにそうし た作品はブログご紹介していますが)それをこれからご覧に入れましょう。  まずは定番の野山の花から、私の最も好きな被写体のひとつです。このレンズ の最短撮影距離は28cmで、50mmにセットした時にはハガキ大くらいの大きさのク ローズアップを楽しむことができます。しかも大口径なので背景の林の木漏れ日 のボケが美しい。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  余談ですが、このレンズの後継モデルが "MACRO" というキーワードを付与さ れて発売されています。こちらの最短撮影距離はなんと20cm!。  それはすごい数字だと思いますが、しかし残念なことに、短すぎてレンズ先端 のフードが被写体に当たってしまいます。(ワーキングディスタンスが取れない) これでは意味がない。(笑)  それに先にも述べましたように、いくら近づけても、花だけの写真はいずれ飽 きが来るものです。手前の葉なの前ボケ、背後の林の後ボケなど、「花の咲いて いる環境」を含めて撮ることが私は好きなので、そこまでのクローズアップ能力 は必要ないのです。  ということで敢えて一つ前のモデルを購入したのでした。  明るいレンズは、お店の中でのスナップでも有利です。たとえば喫茶店のコー ヒーカップをオシャレに撮りたい時など。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  絞りを開放にすればシャッタースピードを上げることができて、手ぶれ防止に 役立ちます。そしてコーヒーカップだけでなく、背景に小物やテーブルの奥行き などを写しこむと雰囲気が伝わります。  なにげなく立ち寄ったスーパーマーケットの果物の静物撮影なども、もちろん 三脚など立てては迷惑なので、手持ちでさっと撮ります。昔から SIGMAのレンズ は近接撮影が得意。アボガドやキウイフルーツの質感が良くでています。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  午後の光が差し込む喫茶店の様子です。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 ) 日常の何気ない光景もどんどんスナップして行きましょう。常に「奥行き」を意 識して、主要被写体だけでなく、それを取り巻く「環境」にまで気を配れるよう になればしめたものです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  居並んだワインの瓶も被写体になってしまいます。前後のボケ味が画面に雰囲 気をもたらしてくれるのです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  50mmの単焦点レンズだとボケは綺麗ですが、広角的な撮影をするにはレン ズを交換するしかありません。しかしこのレンズはズームなので、広角的なスナッ プ撮影に瞬時に切り替えることができます。機動力に非常に優れています。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  テーブルの脇に並べられたワイングラスが窓際の光を受けてとても美しく、つ いついしゃがんでスナップしてしまいました。(もちろん、お店の人の迷惑にな らない程度にしましょう)
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  さて、喫茶店の撮影はそこそこに、夕日の時間が近づいてきたので、あらかじ めチェックしておいた撮影ポイントに向かいましょう。かながわの景勝地50選 にも選ばれている「秋谷海岸」(立石公園ともいいます)です。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , AdobeCameraRaw4.0よりRAW現像 )  「立石」の名前の由来となったのは、ごらんのように海岸に突き立てられたよ うに鎮座している大岩から来ています。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , AdobeCameraRaw4.0よりRAW現像 )  湘南の海岸はどこも絵になるものですが、鎌倉海岸の由比ヶ浜を超えて、三浦 半島のあたりまでくると、ぐっと素朴な風景が多くなります。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , AdobeCameraRaw4.0よりRAW現像 )  秋の夕日はつるべ落とし、準備をしている間にも太陽はどんどんとその高度を 下げてゆきます。その間に周囲を走り回って、夕日と立石の位置関係を計算し ながら撮影ポイントを決定します。のんびりとはしていられません。  そうして見事な夕日の瞬間を写しとることができました。海岸に打ち寄せる波 にもオレンジ色の光が反射して、「ああ、日本の夕日だ」と思えるような美しい 光景です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G )  突き出たちょっとした岬の先には松の木があり、夕景色にシルエットをもたら してくれます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G )  水平線の雲がなければ富士山が見えるところですが、今回は残念ながら見えな かったようです。  しかしあきらめずにまた訪れてみることとしましょう。  夕日の撮影を終えて、湘南国際村の展望レストランにて夕食をとることになり ました。素敵なイタリア料理のレストランでしたが、平日のためか空いていて、 ゆっくりと食事をとることができました。  こういった暗がりでのスナップも、PENTAX K100Dの手ぶれ補正+大口径レンズ があれば、ほとんど手持ちで撮れてしまうのがすごいところです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  出された魚料理もとてもおいしくいただきました。 もちろん、いただく前には、スナップも忘れません。 (ただし、他のお客様のご迷惑にならないように注意しましょう)
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  お店にはおいそうなワインの瓶がたくさん並んでいるのですが、車での来訪な ので、お酒は御法度です。代わりにおいしいお水をいただきます。ワイングラス に湘南の冷たい水。少々もの足りませんが、やむをえません。ウエイターに注い でもらいます。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.0にてRAW現像 )  こんなちょっとしたスナップでも記録に残しておくと楽しいものです。 開放値F2.8のレンズなら、ISO800で1/30のシャッタースピードが切れます。  デジタルカメラの機動力を高める大口径のレンズ。大きい重い高いと3拍子揃っ ていて、初心者には敬遠されていましたが、テクノロジーの進歩で昔とは比べも のにならないくらい小型軽量、しかもリーズナブルになりました。(なんと3万 円〜4万円くらいで購入できます)  なんといっても絞りをコントロールして被写体前後のボケ味を生かし、空間を 構成する能力が身につき、平面的な写真を脱することができるようになるでしょ う。  みなさんもお試し下さい。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
SONY α100 → http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A100/
PENTAX Optio-W10 → http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/compact/optio-w10/
FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
Nikon D80 → http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/
★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. 鳥越のテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「FinePix-S5Pro 対 他社製デジカメ!」◆ -------------------------------------------------------------  先週は FUJIFILM の一眼レフデジカメ FinePix S5Pro の専用現像ソフト (HU-V3) による画像処理の紹介をしました。  今週は、他社製デジカメの画像と S5Pro の画像を比較して、その優れている 点を明らかにしてみたいと思います。 (※)  デジカメ画像の評価には様々な要素があり、今回は「階調性能」に焦点を合わ せて比較をします。FinePix-S5Pro が全ての面で他社製のデジカメより優れてい るという意図はまったくありませんので、事前にご了承下さい。 ◆ Nikon D80 vs. FinePix S5Pro 対決! ◆  まずテスト撮影の場所ですが、「季節の便り」でも紹介した、南足柄市にある 「夕日の滝」です。
 滝は難しい被写体です、濡れた岩の黒い部分、流れ落ちる滝の水しぶきの部分 ではかなりの明暗差があり、適正な露出を決めるのが難しいのです。  人間の眼はシャドー(暗部)よりもハイライト(明部)に敏感なので、特にデ ジタルカメラの場合は白飛び領域の不自然さが目に付いてしまいます。  たとえば、標準的なデジタルカメラである、Nikon D80 の場合、下のような撮 影結果になりました。
( Nikon D80 + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F16 , 1秒 )  水しぶきの箇所を拡大してみましょう。
( Nikon D80 + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F16 , 1秒 )  ご覧になるモニタのコントラストや階調再現能力にもよりますが、水しぶきの 部分が明るすぎてオーバーレンジを起こし「真っ白」(つまり数値的にまったく 同じ値の面)になってしまっています。  ヒストグラムをチェックすると、グラフの右側が壁にくっついてしまっていま す。
 DPEx の白飛び警告表示をさせてみましょう。水しぶきの部分が赤く表示され ています。この面には全く階調が存在しないことを示しています。
 これが従来のデジカメの傾向です。そのデジカメの持つレンジ再現幅(明暗差 の再現能力)は、CCDやC-MOSの特性や、そのサイズなどによって様々に変化しま す。  本来なら客観的数値によってその能力をカタログに記載するべきだと思います が「幅広いダイナミックレンジを誇る」といった曖昧な表現に止まっているよう です。  その結果、どれが良くてどれが悪いのかは、実写をしてみないとなかなか分か りません。  ここでは Nikon D80 を紹介しましたが、特にそれが劣っているというわけで はなく、ここではあくまで FinePix S5Pro との比較をご紹介します。  さて、FinePix S5Pro の撮影結果です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F16 , 1秒 )  ごらんのように同じ露出地(F16,1秒)にもかかわらず、白飛びせず、水しぶ きが滑らかな階調を示しています。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F16 , 1秒 )  ヒストグラムをチェックすると、山が壁に張り付くことなく、見事にレンジ内 に収まっています。実に見事なものです。
 それでは従来のデジカメでは、どのようにしてオーバーレンジを防ぐのか? という問いに対しては、「露出を下げる」としか答えようがありません。  「RAWで撮影して、後から調整できないのか?」という問いを受けることも ありますが、デジカメ内の画像処理によってオーバーレンジしたのならともかく、 CCDの電荷レベルでオーバーレンジしてしまったものは、いかにRAWファイ ルといえども、救うことはできません。  結果的に、CCDのレンジに収まるように、露出を調整するしか方法は無いの です。  というわけで、ふたたび NikonD80 を用い、今度はシャッタースピードを1/ 2秒にして(すなわち露出値を半分にして)撮影してみました。
( Nikon D80 + AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F16 , 1/2秒 )  今度は白飛びは防げたようです。水しぶきの部分は綺麗です。  ところがしかし、今度は露出を下げたために、岩の暗がりのシャドー部が黒つ ぶれを起こしてしまいました。
 ヒストグラムをチェックしてみると、グラフの山の左が壁に張り付いています。この部分は 値が全て0なので、階調(つまり明暗差の段階)が存在しません。  ただし、先ほども申しましたように人間の眼はシャドー部には鈍感なので、こ の絵の方がまだ救いがあるように思います。 ◆ コンパクトデジカメ(PENTAX Optio-W10 vs. FinePix S5Pro 対決! ◆  こんどはコンパクトデジカメの画像と比較してみましょう。 最も普及しているカテゴリということで、最近のコンパクトデジカメの進化も著 しいのですが、やはりCCDのサイズが小さいということで、明暗差のある被写 体は苦手です。  とはいえ、画像処理が施されてコントラストがしっかりしているので、ぱっと 見た目には綺麗です。
( PENTAX Optio-W10 )  しかしやはり、田んぼに露出値を合わせると、空の雲の階調はオーバーレンジ で白飛びしてしまいます。これはやむをえない結果です。
 そしてこちらは、S5Pro の画像。(ちょっと撮影場所が異なりますが光線状態 はほぼ同じです)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro )  最初から勝負は見えていたようなものですが、ご覧のように白飛びすることな く、地上の風景も、空の雲の階調も再現されています。
 ヒストグラムもチェックしてみましょう。
 山が完全にレンジ内に収まっており、ハイライトはまだ余裕があります。 (つまりもう少し露出値を上げても大丈夫ということ) ◆ SONY α100 vs. FinePix S5Pro 対決! ◆  今度は非常に再現の難しい紅い花で勝負です。 秋の風物詩、ヒガンバナを撮影してみました。 まずは S5Pro の画像から。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG , F2.8 1/250秒 )  赤い花びらの襞(ひだ)が良く再現されています。
 ヒストグラムをチェックしてみます。赤い被写体なので、当然、赤のグラフが 右に寄っていますが、かろうじてレンジ内に収まっています。  こちらがα100の画像です。焦点距離は同じですが、全く同じレンズではな いので、厳密な比較ではありませんが、ご覧の通り、ちょっと朱色がかったよう な色合いになってしまっています。(これはレッドサルビアなどを撮影したとき にも感じた傾向です)
( SONY α100 + AF50mmF1.7 , F2.8 1/250秒 )  ヒストグラムをチェックしてみると、案の定、赤のグラフが右の壁に張り付い て、オーバーレンジを起こしてしまっています。
 これを防ぐには、やはり気持ち露出を抑えめにして、後の処理工程で明るさを 持ち上げるしかないでしょう。 ◆ PENTAX K100D vs. FinePix S5Pro 対決! ◆  次は K100D と S5Pro の対決です。これもまた明暗差の激しい被写体というこ とで、夕日を選んでみました。  こちらが K100Dの画像
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , F8 1/500秒 ISO200 )  こちらが S5Pro の画像です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro , AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F8 1/320秒 ISO100 )  K100Dの方がISO200ということもあり、半絞りほど若干露出が多いのですが、 そこはご容赦下さい。  K100Dは悪いデジカメではないのですが、やはり夕日の箇所をクローズアップ してみると、その周囲の光彩の階調が不自然な感じになってしまっています。 夕日朝日は人気のある被写体だけに、これはかなり気になります。
( PENTAX K100D + SIGMA18-125mmF3.5-5.6DC , F8 1/500秒 )  こちらは S5Proの画像です。夕日そのものはさすがにオーバーレンジしてしまっ ていますが、その周囲の階調に「粘り」があるために、オーバーレンジ・ライン になだらかに近づいているためか、とても自然な仕上がりになっています。 さすが「まるでフィルムのようだ」と賞されるだけあります。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro , AF-S Nikkor24-85mmF3.5-4.5G , F8 1/320秒 ) ◆ 無敵のように思える S5Proだが・・・ ◆  以上、ご紹介してきたように、階調性能においては他社製デジカメをことごと く退けてきた S5Pro 。見事なものです。 (フルサイズCCDを有する Canon製デジカメとの対決ができないのが残念です。  私が所有していないものですから。ご容赦を。。。)  ところでテスト撮影を繰り返しているうちに S5Proの画像で気がついたことが あります。  ヒガンバナの花びらの一部を等倍拡大してピントをチェックしていた時のこと です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  おや?この「ジャギー」(画像の輪郭に見られるギザギザのこと)は一体なん でしょうか?
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA50mmF2.8EXDG )  果たして、一体このジャギーの正体は!?  今週は紙面が尽きてきましたので、これについてはまた来週お送りします。  どうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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