2008-01-15 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第259号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05172 "The profile of Veratrum stamineum." 『コバイケイソウ(小梅形草)の横顔』 Img05238 "The natural face of the sunflowers." 『ヒマワリたちの素顔』 Img05339 "The morning at the refreshing pasture." 『爽やかな牧場の朝』 Img05350 "The refreshing yellow leaves." 『爽やかな黄色の葉たち』 Img05440 "In the faint light." 『ほのかな光の中で』 Img05479 "The encounter in the forest." 『森での出会い』 Img05556 "The coloring in the autumn." 『秋の色づき』 Img05804 "The big tree in the sunset." 『夕暮れの大樹』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシの写真教室・オリエンテーションの詳細が決定しました ★☆★  写真教室開催の前にオリエンテーションを予定しておりますが、その詳細が決 定いたしました。  既に参加希望をされている方には下記の内容をメール差し上げておりますが、 ブログ読者の方でお読みになり、ご興味持ちましたら下記のページに写真教室 の概要&申し込みページがありますので、ご覧になって下さい。 http://tory.com/cgi-bin/user/enquete.cgi
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。  寒い中ではありますが、お元気にお過ごしのことと思います。  さて、先日はトリコシアキオ写真教室へのお申し込みありがとうございました。  既にお知らせしましたとおり、現代ではフィルムカメラからデジタルカメラの 過渡期にあたり、またコンパクトカメラから本格的な一眼レフカメラまで、写真 の楽しみ方も多岐にわたっております。  そこでまずは教室の内容および日程の決定のために参加者の方々から直接ご意 見を伺いまして、コースおよび日程など調整いたしたく、下記の内容で「オリエ ンテーション」を開催いたします。  お忙しい中とは存じますが、どうかご参加いただけるようお願い申し上げます。 〜〜〜〜〜〜〜 トリコシアキオ写真教室・オリエンテーション 〜〜〜〜〜〜〜
■日時:2008年2月1日(金)13:00〜15:00 ■会場:『フジカラーMJC夢工房・3Fフリースペース』 ※1F店舗の店員に尋ねれば、ご案内していただけます。 住所:神奈川県小田原市堀之内24 電話:0465−37−0807 最寄り駅:小田急線・富水駅より徒歩10分 ※地図はこちらです。↓
http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.9.9N35.17.31&ZM=5
■参加費 ※オリエンテーション参加費は無料です。 ■主な内容 (1) デモンストレーション(トリコシの作品紹介スライドショーなど) (2) 教室の各コース(写真基礎講座,ジャンル別撮影講座,デジタルフォト講座)   の簡単なご説明 (3) 参加者各自から、教室への要望、具体的な目標などをお伺いします。   ※「ジャンル別撮影講座」を受講される方は、    「このような被写体」を撮ってみたい、というご要望などを    事前にお寄せ下さい。 (4) あらためて、参加希望日程などを伺って、   正式に各コースの日程を調整いたします。   (※)ご希望に添えない場合はどうかご容赦下さい。 (5) 質問&解答 (6) ミニレクチャー  (※ カメラの仕組み、露出の話、色の話、現代版写真の楽しみ方、など) ■その他 ※オリエンテーションに参加しなくても、教室への参加は可能です。  その場合は後日、オリエンテーションで決定した日程を通知いたします。 ※オリエンテーションにはカメラを持参する必要はありませんが、  質問は受け付けますので、実際に本体をお持ちになった方が  質問はしやすいでしょう。 ※事前にご質問ご意見ご要望などありましたら、  メール( akio@tory.com )にてお願いいたします。 ※デジタルフォト講座へのお申し込みが、コンパクトカメラから本格的なデジタ  ル一眼レフまで幅が広いので、初心者向け、上級者向けとコース分けを  考えております。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◆よくある質問へのご回答 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Q.初心者なのですがレベルが高いとついてゆけるかどうか心配です。 A.「写真基礎講座」では写真、カメラの基礎から丁寧にお教えしますので、   どうかご心配なく、まずはお気軽にご参加ください。 Q.参加費3000円は、毎月必ず支払わなければならないのでしょうか? A.参加した時だけいただきます。   欠席される時は事前にメールなどでご報告ください。   (テキスト印刷冊数を知るため) Q.「ジャンル別撮影講座」はフィルムカメラ、デジタルカメラ   どちらでも大丈夫ですか? A.どちらのカメラをお持ちの方にも対応した内容にする予定でおります。 Q.デジタルフォト講座ではノートパソコンは必須ですか? A.無くても参加は可能です。   あればその場で学習できるので望ましい、といった具合です。   プロジェクタと簡単なテキストなどご用意しますので、   ご自宅の帰ってからじっくりとデスクトップPCでお試しになると良いでしょう。 Q.パソコン(PC)を新しくしました。   デジタル写真の整理について悩んでいます。 A.「デジタルフォト講座」の中で説明いたします。 Q.デジタル一眼レフを本格的に始めますが、お勧めの機種などありますか? A.既にフィルム一眼レフカメラをお持ちでしたら、レンズが共有できますので、   同じメーカーのものがお勧めですが、新たに購入と言うことでしたら、   高機能の機種だとしてもあまり重いと撮影意欲が薄れますので、   軽くて使いやすい機種が良いでしょう。   ・Nikon D40x   ・Canon EOS-Kiss-Digital-X   などがお勧めです。   また、Nikon D80 は軽い割にはファインダーや操作部が   しっかりしているので、本格的に上達したい方にはお勧めです。   余談ですが、デジタルカメラは本体の解像度よりも   レンズの解像性能の影響の方が強く影響を受けますので、   本体だけでなくレンズの選定についてもご相談下さい。 Q.車で通えれば有難いのですが、駐車場はありますか。 A.フジカラーMJC店舗の裏手にございます。 Q.建物になにか目印はありますか? A.フジカラーMJCの道向かいに「バーミヤン」がありますので、   それが良い目印になるでしょう。  以上、ご興味ありましたらぜひご参加下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  この週末は発達した低気圧が日本列島を駆け抜けてゆきました。低気圧は東の 海上に去った後、猛烈に発達して大陸から寒気を伴った風を日本列島に呼び込み ます。そのためでしょうか、この週末は各地でレジャーの事故が相次いだようで す。みなさんも天候の変化にはどうぞお気を付けください。  そういうトリコシも、当初は北アルプスの鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)へ の入山を予定していたのですが、この天候では無理と判断し、無理をせず南アル プスの地蔵ヶ岳(じぞうがたけ)へプランを変更しました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.18.5N35.42.31&ZM=5
 冬型の気圧配置の時は日本海側に近い北アルプス北部などの山域では吹雪にな りますが、太平洋側に近い南アルプスでは風は強いものの比較的好天に恵まれま す。それを見越してのプラン変更です。  地蔵ヶ岳は南アルプス東部に位置する山梨県の鳳凰三山(ほうおうさんざん) のうちの最北端に位置する山です。(鳳凰三山は、薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳の 3つから成ります)  山深い南アルプスにあって比較的アクセスがしやすく、その山頂からの展望は 定評があります。また山頂部には「オペリスク」と呼ばれる花崗岩の岩峰があり、 それが遠くからでも非常に目に付き格好が良く、南アルプスでも人気の山のうち の一つです。  まったく余談ですが、山岳展望シミュレーションソフト「カシミール3D」で 検索してみると「地蔵岳」(じぞうだけ)は日本各地に9つほど発見することが できましたが、「地蔵ヶ岳」(じぞうがたけ)はこの鳳凰三山のもの一つしか確 認できませんでした。  「地蔵岳」と「地蔵ヶ岳」どちらも似たようなものだとは思いますが、国土地 理院発行の地形図でも「地蔵ヶ岳」と記載されているようですし、このブログ でも正式名称の「地蔵ヶ岳」でご紹介することとしましょう。  それにしても日本語は微妙です、同じ地蔵ヶ岳でも(じぞうがたけ)と読むの か(じぞうがだけ)と読むのか、それによって検索結果も違ってきてしまうので すからやっかいです。 (外国人の友人からもよくそういう質問をされて困ってしまうことがあるのです)  さて、だいぶ話がそれましたが、早起きして山梨県の知人宅を出発し、まだ暗 い林道を車でアプローチします。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  登山口の駐車場に到着しました。あたりはまだ暗い中、装備を点検して出発の 準備です。
( Panasonic DMC-LX2 )  暗い中、森の中に入ってゆくのは非常に心細いものですが、今回は山岳会のメ ンバーが同行しているので安心です。
( Panasonic DMC-LX2 )  冬の登山道は雪の状態によって時間がどれくらいかかるのか先が読めないので、 なるべく早く出発したかったのです、そのため入山直後はヘッドランプの明かり を頼りに登ってゆくことになります。
( Panasonic DMC-LX2 )  ようやくあたりが明るくなってきました。低気圧の通過によってこの南アルプ ス地方でも大雪が心配されたのですが、どうやら登山道下部には雪はほとんどな いようです。(しかし温暖化の影響でしょうか、本当ならこの1000mを超え るこの登山口でも本来なら雪が積もっているはずなのです)
( Panasonic DMC-LX2 )  かわりにこれは霜でしょうか、細かい砂糖菓子のようなものが登山道に敷き詰 められた落ち葉の上をうっすらと覆っていました。足を運ぶごとに、落ち葉がカ サカサと音を立て、そしてその上に積もった砂糖菓子もさらさらと心地よい音を 奏でてくれます。
( Panasonic DMC-LX2 )  高度を上げてゆくごとに登山道には白いものが増えてきました。雪ですが、溶 けて再凍結したためにアイスバーンになっていてとても滑ります。慎重に登らな ければなりません。
( Panasonic DMC-LX2 )  低気圧が去ったあと寒気が入ってきているため、とても冷え込んでいます。気 温はもちろん氷点下。うっかりレンズの上にこぼしたスポーツドリンクがあっと いう間に凍ってしまいます。
( Panasonic DMC-LX2 )  しかし寒いからこそ見られる素晴らしい風景もあります。冷たい空気中の水蒸 気が形を変えて木々の枝先に付着した姿、それが霧氷です。これは素晴らしい。 ただ白くて綺麗なだけではなく、その場にいると冷たい空気がが肌を刺激して、 その感覚があるからこそ、よりいっそう霧氷が美しく見えるのだと思います。 その白い森の中を岳人は黙々と登ってゆきます。
( Panasonic DMC-LX2 )  風は冷たいものの、時折太陽が顔を覗かせて、森の中に光を差し込ませてくれ ます。そうするとほんのりと霜の付いた枝先が柔らかく光って、ぼうっと暗い森 の中に浮かび上がるようです。
( Panasonic DMC-LX2 )  風で払われた枝先の微細な氷は森の空間の中にただよい、それが太陽の光を受 けるとキラキラと光っているのです。静止画像ではそのキラキラ輝く様子がなか なか写し取れません。しかしもっと腕と感性を磨いて、その様子を視覚化 (Visualization)してみたいと思っています。  地蔵ヶ岳に向かう途中の尾根の東端にある燕頭山(つばくろかしらやま)に到 着しました。周囲の木々にはびっしりとサルオガセが取り付いています。南アル プスではよく見かけるおなじみの植物です。
( Panasonic DMC-LX2 )  幽霊のような(といったら失礼ですが)サルオガセにも霜がついていて、太陽 の光を受けるとうっすらと光って、けっこう綺麗なものです。
( Panasonic DMC-LX2 )  入山口の御座石鉱泉(ございしこうせん)からこの燕頭山までの標高差は、約 1000m。よく登ったものです。しかしまだまだ先は長いです、休憩はそこそ こに出発しましょう。
( Panasonic DMC-LX2 )  尾根の途中から遠望すると甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)が姿を現しました。 ちょうど谷間には雲がたなびき、重厚感のある山体をますます躍動感のあるもの にしています。
( Panasonic DMC-LX2 )  寒気を伴った風が谷間から湧き上がり、それがために斜面の樹木は一斉に凍り 付いてしまったようです。葉を落としている広葉樹は枝が白くなり、針葉樹は黒 い葉にうっすらと霧氷がつき、それらがコントラストを成してとても美しい光景 です。しばらく登るのも忘れてしばしの間、見入ってしまっていました。
( Panasonic DMC-LX2 )  高度を上げたせいでしょうか、富士山の姿も見えるようになりました。いつも ながらその姿を見ると、なぜかほっとしたような安心した気持ちになります。
( Panasonic DMC-LX2 )  風は冷たく強いものの、やはり予想通り、南アルプスは晴天に恵まれました、 八ヶ岳方面はすっかり晴れ渡っています。
( Panasonic DMC-LX2 )  尾根道はところどころピークをトラバースします(斜面を横切ること)。雪は 締まって安定しているとはいえ、この傾斜、かなり緊張しました。
( Panasonic DMC-LX2 )  そうして危険箇所をクリアしつつ、目的地に徐々に近づいてゆきます。樹林の 間から、その地蔵ヶ岳が姿を表しました。オペリスクの尖塔が見えています。
( Panasonic DMC-LX2 )  6時間半ほどかかったでしょうか。しかし雪道の状態が想像以上に良かったの で早く着きました。今日の目的地の鳳凰小屋(ほうおうごや)です。
( Panasonic DMC-LX2 )  冬期なのでもちろん山小屋は営業していません。今日の宿泊場所はおなじみの テントです。
( Panasonic DMC-LX2 )  狭いながらも楽しい我が家。むしろ狭いからこそ心が落ち着くのは、母の胎内 にいたころの遠い記憶が蘇ってくるからでしょうか。 それはともかく、日本酒の熱燗と鮭の燻製などを取り出してくつろぎます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この週末は下界でもかなり寒かったようですが、ここ標高2400mの鳳凰小 屋ではテントの中でさえ氷点下になってしまうような厳しい冷え込みです。しか しほんの少しストーブの火をたくだけであっという間に暖かくなります。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  テントの外に出てみれば、ゴウゴウという稜線で風の音が遠く響いているもの の、上空は満天の星空とお月様が煌々と輝いています。月はやがて西の稜線に隠 れて、あたりは星明かりのみになり、そして私たちは寝袋にくるまって眠りにつ いたのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  さて起床は朝の3時です。天候の安定している早朝に山頂を踏むため、やや早 めの出発です。それにしてもぬくぬくの寝袋から寒い中へ起き出すのはとても辛 い。みなさんも冬の日の布団から抜け出すのがどれほど苦痛か経験がおありでしょ う。ましてや外は氷点下、その苦しみは察していただけると思います。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  朝食と準備を済ませて出発です。 雪の急斜面をヘッドランプの明かりを頼りに登ってゆきます。
( Panasonic DMC-LX2 )  そして未明のうちの地蔵ヶ岳の山頂に到着しました。山頂は巨大な花崗岩が折 り重なるように積まれています。それらを乗り越えて東の展望が開ける場所に移 動しました。
( Panasonic DMC-LX2 )  するとどうでしょう、未明の薄紫の空の下、眼下には雲海がたなびき、見事な 光景が広がっていました。長い暗い坂道を登って、そしてこの光景が突然目の前 に広がれば、誰でも感動することでしょう。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  はるか彼方に見えているのは奥秩父の山々です。まるでそれらを見下ろすよう なこの場所は、まるで自分が空の上に浮いているような錯覚を覚えます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  振り向くとそこには遠くから憧れの眼をもって眺めていたオペリスクの尖塔が そそり立っていました。静かに鎮座しつつも、巨大な花崗岩の一枚岩の存在感に 圧倒されます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雲海の上には富士山の姿も見えました。寒い中、ご来光を心待ちにする時間で す。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そして富士山の左から太陽が昇り始めました。手前に見える巨大な山は鳳凰三 山の2番目のピークである観音岳です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そのご来光の光の下、他の登山者も次々と登ってきました。早朝は寒くて氷が 安定しているので、アイゼンの派がよく効きます。
( Panasonic DMC-LX2 )  東の地平線には雲がうっすらとたなびいているため、光を拡散させてしまい、 強烈な印象ではありませんが、しかしかえって味わい深い淡い光を放って、それ が眼下の雲海をうっすらと染め上げてくれます。
( Panasonic DMC-LX2 )  地蔵岳のオペリスクのすぐ下には「賽の河原」(さいのかわら)と呼ばれるちょっ とした平原があります。そこには地蔵ヶ岳の名前の由来ともなったであろう、た くさんのお地蔵様が並んでいます。皆ちょうど東に向かって手を合わせ、私たち と同じようにご来光を拝んでいます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  それにしてもこれだけの数の石仏様を良く運んだものです。信仰心のたまもの でしょうか。  西に目を向ければ南アルプスの主峰であり日本第2の高峰でもある北岳がそそ り立っています。北岳は白根三山のうちのひとつです。白根三山には間ノ岳、農 鳥岳とありますが、しかしやはり北岳の姿が突出して力強く美しい。
( Panasonic DMC-LX2 )  その北岳を望遠ズームでクローズアップしてみると、大量の雪に覆われたバッ トレスの岩盤が正面に見えます。その迫力にはいつ見ても圧倒されます。
( Panasonic DMC-LX2 )  山頂で展望を楽しむのはそこそこに、地蔵ヶ岳からさらに西に向かって稜線を 進んでみましょう。
( Panasonic DMC-LX2 )  ここから先の稜線は早川尾根と呼ばれますが、冬はほとんど人の通らないルー トです。そのため新雪の中を進まなければなりませんが、しかし今回はスノーシュー を持ち込んだので、それが非常に威力を発揮しました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかし浮力の大きいそのスノーシューを持ってしても、さらさらの雪はやっか いで体力を大きく消耗します。
( FUJIFILM FinePix-F31fd ) まるで砂地が斜面になっていてそこを登ってゆくようです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  夏道なら40分で到着するはずが2時間近くもかかってしまいました。やはり 雪道は時間が読めません。
( Panasonic DMC-LX2 )  しかしそうこう言いながらも、ようやく高嶺(たかね)と呼ばれるピークに到 着しました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この高嶺はあまり知られていませんが、早川尾根の最南端に位置し、標高は2 778mを数えます。(地蔵ヶ岳よりも高い)  そのため周囲の主要な山岳の展望が抜群です。振り返ると鳳凰三山の観音岳や 薬師岳の向こう側に富士山の姿を見ることができます。
( Panasonic DMC-LX2 )  そして北岳の姿も相変わらず美しく、いつまで見ていても飽きることがありま せん。深い谷間からは雲が湧き上がっていて、それがますますこの山の高さを強 調しているように思えます。
( Panasonic DMC-LX2 )  西に目を向ければ真っ白な雪をかぶった仙丈ヶ岳(せんじょうがだけ)のたお やかな姿が見られます。
( Panasonic DMC-LX2 )  そしてその右には早川尾根最高峰の「アサヨ峰」と甲斐駒ヶ岳の雄姿がありま す。稜線には南アルプス特有の深い森があり、峰々は白く、そのコントラストの 高さがあるからこそ、冬山の姿は魅力的なのでしょう。
( Panasonic DMC-LX2 )  そして振り返れば、つい先ほどまでそこにいた地蔵ヶ岳の姿が見て取れます。 ちょんと尖ったオペリスクの姿は一度見たら二度と忘れることはないでしょう。
( Panasonic DMC-LX2 )  高嶺での大展望を楽しんだ後、再び地蔵ヶ岳へ戻ることとしましょう。
( Panasonic DMC-LX2 )  地蔵ヶ岳のすぐ下から、ドンドコ沢の斜面が始まっています、この水源がやが ては山梨県の釜無川へ注ぎ、そして静岡県の富士川へと流れてやがて太平洋へと 注ぐのでしょう。今は雪に覆われていますが、春になればこの雪は溶けて、そう した流れの最初の一滴となるはずです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雪崩の心配もしながら急斜面を降りつつ、なんとか無事にテントサイトに到着 することができました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  鳳凰小屋は大量の雪に覆われてひっそりとしています。それにしても雪の重み で壊れてしまわないのでしょうか、心配になります。
( Panasonic DMC-LX2 )  装備を下ろしてほっと一息です。天気は良く太陽の光が燦々と降り注いでいま す。時間がゆるせば、このまま昼寝でもしてぼーっとしていたい気持ちです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  葉を落としたダケカンバはその枝先に霧氷を宿し、昼になるとそこに太陽の光 が当たって溶け出して、そしてそれがきらきらと光っているように見えます。そ の清冽な印象、しばらくぼーっと眺めていたい気持ちになります。
( Panasonic DMC-LX2 )  さて、まだしばらくその日だまりを楽しんでいたい気分ですが、そろそろ下山 をしなければならない時刻です。テントをたたんで出発しましょう。  途中、蛇行するドンドコ沢の向こうに富士山がたたずむ素晴らしいロケーショ ンを発見しました。遠大なる南アルプスならではの眺望です。
( Panasonic DMC-LX2 )  再び緊張感のある雪の急斜面のトラバースをして進みます。正直、ここはいや らしいです。地蔵ヶ岳の山頂よりも緊張しました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ふとふりかえれば午後の琥珀色がかかった太陽の光に照らされる地蔵ヶ岳の姿 がそこにありました。いつもそうなのですが、厳しい思いをした山行ほど、終わっ てみれば、山々が「よく頑張った」と暖かく見送ってくれるような気持ちがしま す。
( Panasonic DMC-LX2 )  だいぶ下まで下ってきました。登山道からは雪が消え、代わりに秋の名残のた くさんの落ち葉が敷き詰められています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そのふかふかのクッションは重装備を背負って長く歩いて披露した足腰を優し く柔らかく心地よく受け止めてくれました。  久々に歩き応えのある長く辛い登山道でした。だいぶ足腰の筋肉も痛んでしまっ たようです。しかししばらく休ませてタンパク質中心の食事を取っていれば、や がてはまた復活することでしょう。  そうしたら次はどこの山へ向かうのでしょうか。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Panasonic DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/
FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。持ち帰った位置情報データはPC に転送されて地図ソフトなどでそのルートを再現できるようになっています。  そこで、このブログをご覧になっている方にもその情報を公開しようと考え、 今なにかと話題の「GoogleEarth」(グーグル・アース)および「カシミール3 D」といったフリーの地図ソフトにてトリコシの取材ルートをご覧になれるよう にしました。下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍 してください。 http://tory.com/j/others/mm/2008/01-15/2008-01-15.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
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 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
 将来はルート上に取材で撮影した写真が掲載されるようなサービスを提供する 予定でおります。現在は GoogleMapAPI などの技術資料を猛勉強中。  みなさんどうぞご期待下さい! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  写真教室準備、取材日程過密のため、恐れ入りますが今週のテクニカル・ノー トはお休みとさせてください。  どうかご了承下さいますようお願い申し上げます。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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