2008-01-22 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第260号をお届けいたします。



★★★ このブログは下記のページにアクセスしてもご覧になれます ★★★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05027 "The glitter in the surface of the water." 『水面のきらめき』 Img05193 "The roseroot wakes up." 『イワベンケイの目覚め』 Img05210 "The cottage and the starry sky." 『山小屋と星空』 Img05635 "Mt.Fuji with light colors and light." 『淡き色合いの富士』 Img05701 "The sunrise on Kuji-gawa river." 『久慈川の日の出』 Img05731 "The autumn leaves with the luster color." 『艶色の秋葉』 Img05834 "The sunset on Dogashima." 『堂ヶ島の落日』 Img05918 "The swans in the glitter light." 『きらめきの白鳥たち』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 今週のニュースは特にありません。 どうか来週にご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  暦は「大寒」を迎えました。1年のうちで最も寒い季節だそうで、まさにその 通りに日本列島には強い寒波が押し寄せて、関東地方でもあちこちで雪の便りが 聞かれているようです。  トリコシはといえば、「今週のニュース」でお知らせしたとおり企業カレンダー の大きな契約がまとまり、その写真提出に向けて最新のフォトCDカタログを2 月上旬までに完成させる約束をしてしまいました。そのため、年末に整理しきれ なかったポジフィルムの残りを徹底的にスキャン。「夜なべをして」というのは 現代ではもはや死語かも知れませんが、夜遅くまで眼をしょぼしょぼさせながら スキャン&画像処理作業を繰り返していました。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  そのような事情があって、日曜日の夜遅くまで作業をしてふらふらに。TVの ニュース&天気予報ではさかんに「明日の朝は雪になる模様です」を繰り返して いますが、先週の山梨県・地蔵ヶ岳登山では、雪だと思って行ったはずの入山口 にものの見事に雪が無かったため、トリコシは天気予報不信に陥り、「最近は温 暖化だから、どうせ明日も雨さ」と、すっかり夜更かしをしてしまいました。  そして翌朝、案の定寝坊してしまい、眠い目をこすって窓の外を見てみると、 なんと意外にも外は完全なる雪景色と化しているではないですか!
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  あわててカメラとレンズをピックアップして車で出発します。まずは隣町の大 井町にある相互台へ。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  高台から見下ろすと、いつも見慣れているはずの足柄平野は今日はすっかり白 い雪に覆われてまるで雪国に来たようになっていました。富士山の姿は厚い雲で 見えないものの、箱根の山々はその姿を白く変えていました。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  近くの駐車場にあったキンカンの実にも雪が乗っていますが、寝坊をしたおか げで時間はもう9時を回ってしまい、雪が溶け始めています。これは急がないと。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そういえば相互台には「サンシュユ」の木が植えられていて、先日その見事な 赤い実をカメラに収めたことを思い出しました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG , HU-V3にてRAW現像 ) (※ これは 2008/01/09 に撮影されたものです)  赤い実に白い雪が乗っているなんて、なんて絵になるのでしょう、想像しただ けでワクワクします。場所はもちろん覚えているので、そこへ向けて車を飛ばし ました。  しかしなんということでしょう、たった10日経っただけで、もう赤い実はすっ かり落ちてしまっていたのです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  とてもがっかりです。やはり季節はあっと言う間に流れ去ってしまうもの、、 と感傷に浸っている場合ではなく、気を取り直して撮影続行です。 春には綺麗なツツジが咲く道ばたですが、今は赤い実の上にこんもりと白い雪が 乗っています。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  クローズアップしてみると赤い実にアイスクリームのトッピングがされたみた いで、とてもおいしそう、、、いえいえ、綺麗ですね!
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  大井町を離れて、再び松田町に戻り、ただし街中ではなく山あいの寄(やどり き)地区を目指します。もちろんその方が雪が残っているだろうという予測から です。  途中、湯ノ沢という場所で民家の庭先に見事なロウバイの木を見かけました。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 ) なんでもない庭先に咲く淡い色の花ですが、馴れてくれば遠くからちらりと見た だけで、良い被写体があるかどうか分かるようになるものです。さっそく三脚を 据えて撮らせてもらうことにしましょう。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  脇にはナンテン(南天)の赤い実が垂れ下がっていました。もともと垂れ下がっ たように成る実ですが、雪が乗った今ではさらにその頭を垂れているようです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  冬でも暖かい相模地方の陽気を楽しんでいたのでしょうが、思いがけず急な雪 に降られて、花たちも心なしか縮こまってしまったみたいです。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  陽気が良い時なら、その近くを通っただけで甘い中にも刺激のある独特の芳香 が漂うロウバイの花。しかしさすがに今日はその香りも控えめで、花を蕊を閉じ て寒さに耐えている様子です。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 )  花の撮影もそこそこにさらに奥を目指しましょう。途中の山間の渓谷は冬枯れ の景色で寂しかったところへ雪によってメリハリのある力強い風景となりました。 やはり黒や茶だけでは寂しい。こうして白と黒の色彩の差が生まれるこそ雪景色 は綺麗と感じるのでしょう。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  寄(やどりき)地区を見下ろす高台、土佐原(とさはら)にやってきました。 昨年もう何回も訪れた馴染みの場所です。茶畑はすっかり雪に覆われて白い丘陵 と化していました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  緩やかに連なる茶畑の畝(うね)はイマジネーションを色々刺激します。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  「花より団子」というタイプの人には、「ホワイトチョコレートのかかったエ クレア」のようなお菓子を想像するかも知れません。実は私もそうなのです。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  今週は作品整理のために遠征には出られませんでしたが、しかし思いがけない 雪の訪れのおかげで、見慣れた風景も新鮮に眺めることができました。  みなさんの町の雪景色はいかがでしたでしょうか。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC , AdobeCameraRaw4.3よりRAW現像 → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「デジタル写真整理術(1)」◆ -------------------------------------------------------------------  今年度より始まる「デジカメ写真教室」に応募された方の中には「写真の整理 について学びたい」という方がいらっしゃいます。  たしかに、フィルムにしろデジタルにしろ、写真は撮るのは楽しいけれど、撮 りっぱなしではどんどんたまってしまう一方で、いざ必要な写真を取り出す段に なると、たいていの方は右往左往してしまうのではないでしょうか。  撮影したフィルムや画像の整理分類は実は撮影以上に大切なこと。必要な写真 を必要な時にすぐに取り出せるようにしておくおとは、プロフェショナルの人に とってはもちろん、ハイアマチュアの写真愛好家の方にとっても、写真展の準備 の時などに威力を発揮することでしょう。  というわけで、ちょうどこのところ作品整理に没頭していた経緯もあり、今週 からは「写真の整理」というテーマにしぼって、しばらく解説してゆきたいと思 います。 (ブログでは紙面が限られますので、より詳しいことを学びたい方は、ぜひト リコシの写真教室にご参加ください。) http://tory.com/cgi-bin/user/enquete.cgi
----------------------------------------- ◆ トリコシの写真整理方法(デジカメ編)◆ -----------------------------------------  まず手始めに、トリコシがどのようにデジカメで撮影したデータを管理してい るかをご紹介しましょう。  使用しているソフトは高価なものもあり、必ずしもアマチュアの方々に向いて いるとはいえないものもありますが、「トリコシはこのようにやっている」とい うことをご覧になって参考になれば幸いです。  いずれ順を追って、もっと簡便にできる方法、安価に使えるソフトなどのご紹 介などをいたします。 ◆1.画像の読込と新規フォルダの作成 ------------------------------------------  まずは当然のことながら、撮影から戻ったらデジカメからメモリカードを取り 出します。
 そしてデスクトップマシンに内蔵したメモリカードリーダーに差し込みます。
 トリコシの場合はファイルの管理にはウィンドウズ標準の「ファイル・エクス プローラー」を使います。
 AdobePhotoshopElements や AdobePhotoshopLightroom など、主だった画像処 理ソフトをインストールすると、たいていはメモリカードリーダーをつないだと きに自動的に起動して所定の場所に画像をコピーする機能がついてくるものです。  これは初心者には便利なようですが、しかし。 ● 画像がどこでどのような状態で存在しているのかが分かりづらい ● そのソフトを他のソフトに乗り換えようとしたときに移転が大変 といった問題点があります。  そこで私はウィンドウズ標準のファイル・エクスプローラーを長年愛用してい るのです。  それに最近のウィンドウズではフォトスライドショーが標準装備されていたり、 そして後に紹介する予定ですが、けっこう強力な「検索機能」が備えられていま す。これを使わない手はありません。  おそらく将来ウィンドウズ自体が無くなる可能性は少ないでしょうから(Ma cに乗り換える人は別にして)、これは賢い選択ではないでしょうか。  ただし、「ツリー構造によりファイルとフォルダの管理」ということを理解し ないといけません。初心者にはとっつきにくい概念かも知れませんが、馴れれば とても便利な物です。ファイルは「本」、フォルダは「入れ物」と考えた場合、 フォルダは、家→部屋→本棚、のようなものです。本の分類によって入れる部屋 や本棚を変えるということです。 (難しくなってきたので、後の詳細は省略させていただきます)  というわけで、まずは撮影の取材が終わるごとに、新規にフォルダを作成しま す。
 フォルダ名には「日付+撮影場所+」の情報を記載します。 (例: 2007-04-28_神奈川県_松田町・西平畑公園 )  ここで大切なことは、「一定のフォーマット(書式)を崩さない」ということ です。 2007-04-28 を、別のフォルダでは 2007_04_28 と気まぐれで書いてしまっては 「並べ替え」を行う時に順序が変わってしまい意図通りの並びになりません。  「神奈川県_松田町」も「神奈川県 松田町」というふうにその都度ごとに違っ た文字を使ってしまうと後で苦労することになります。  野球のバッティングでも「フォームを崩さない」というのは大切なことですが、 写真の整理でもいったん決めたフォームを崩さないのは大切なことなのです。 (冗談ではなく本当の話です)  規則性が保たれていれば「自動処理」が行えるからです。パソコンは単純な繰 り返しによる自動処理を得意としていていますが、2007-04-28 と 2007_04_28 を同じものだとは理解してくれません。  なので人間がきちんと決まったフォームで指示をしてあげる必要があるのです。  さて、メモリカードを差し込むとミニウィンドウズが開きます。
 「フォルダを開いてファイルを表示する・エクスプローラーを使用」を選択し ます。 (余談ですが、エクスプローラー "explorer" とは「探検者」を意味します。  パソコンの中を探検して情報を探す、ということでしょうか。)  メモリカード側のエクスプローラーのフォルダから先ほど新規作成したエクス プローラーのフォルダーへファイルをドラッグ&ドロップしてメモリカードから PC本体へ画像をコピーします。
◆2.統一化された画像ファイル名の生成 ------------------------------------------  さて、お次は大学時代に情報工学を専攻していたトリコシならではのテクニッ クです。
 Perl(パール)と呼ばれるプログラミング言語を用いてファイル名をある規則 性に従ってリネーム(名前変換)を行うのです。  デジカメの画像ファイル名は「DSCF00454.jpg」とか、「P1053432.jpg」とか、 デジカメによって様々で、ただひたすら数字を順番にならべただけのもので、ファ イル名だけからはその画像の特徴が良く分かりません。  エクスプローラーでデジカメ画像のフォルダを開いた時にまずお目にかかるの はファイル名です、画像の情報が少しでも反映されたファイル名ならば、それだ け管理がしやすくなるはずです。  それにもっと困るのが、デジカメごとにファイル名のアルファベットが異なる ので、エクスプローラー内でソート(並べ替え)をさせた時に、撮影の順序で並 ばないのです。(アルファベットの若い画像が先に並んでしまうため)  研究の結果トリコシは「画像のファイル名に(撮影日時+カメラ名)を記載す ることが最も管理がしやすくなる」という結論に達しました。  しかし市販のソフトではそこまで行える機能が存在しません。(トリコシがもっ とも重宝している AdobeBridgeCS3 のリネーム機能はかなり強力ですが、それで もカメラ名をファイル名に含めることまではできないようです)  というわけで、トリコシは Perlを使って自作のスクリプト(簡単なプログラ ム)を作成しました。  これを所定のフォルダで実行すると、フォルダ内にある画像を読み込んで解析 を行って自動的にリネーム(ファイル名変換)を行ってくれます。ご覧のように 無味乾燥だったファイル名が、「日時+カメラ名」の比較的管理しやすいファイ ル名に変換されるのです。
 こうしておけば、複数のデジカメを使い分けた時にも、撮影順にソートさせる ことができます。  ちなみに Perl によるスクリプトの記述は下のようなもの。おそらくブログ 読者の中でこれを理解する方はまず以内でしょうから、ちらりとお見せするだけ にとどめておきます。まともに読んでいると頭が痛くなるかも知れません。(笑)
 Perlはほぼ完全なるフリーソフトで、商用、私的利用にかかわらず、誰でも無 料で使用できるありがたいありがたいソフトです。自然風景写真館のウェブサイ トもこのスクリプト言語なくしてはありえないほどお世話になっております。 ◆3.画像管理情報の埋め込み ------------------------------------------  さて、デジカメ管理に話しを戻しましょう。ファイル名の変換が済んだら今度 は、AdobeBridge によるファイル管理に移ります。  Bridge(ブリッジ)は PhotoshopCSを購入するとついてくるオマケソフトのよ うなものだと思われている方も多いと思いますが、デジカメファイル管理のため のとても強力なツールです。 Photoshopと連携させることによりその威力はます ます発揮されます。 (ただし動作が重く、マシンが時々フリーズするのは玉に瑕です)
 ブリッジが起動されました。3つほど画面モードがありますが、私がよく使う のは「フィルム・ストリップモード」です。画面下部に小さなサムネイル画像が 並び、そのうちの一つをポイントすると大きな画像が上に表示されるものです。  これで左から画像をチェックしながら、回転が必要な画像は回転させて、不要 な画像は削除し、必要ならちょっとした画像補整を行います。
 効率良く作業するには、Ctrl+[(左回転)、Ctrl+](右回転)、 Ctrl+D(削除)、Ctrl+R(CameraRaw起動)といった「ショートカットキー」 を覚えておくと便利でしょう。
 さて、大量のデジカメ画像を管理するには、最初に必要な情報を画像に埋め込 んでしまうことが肝要です。  デジカメには「EXIF」(イグジフ)と呼ばれる撮影時にカメラが埋め込む情報 の他に「IPTC」(アイ・ピィー・ティー・シィー?)と呼ばれるユーザーが後か ら埋め込むことができる情報空間があります。
 トリコシの場合は、「作成者情報(著作権情報)」として (C) Akio Torikoshi - http://tory.com/
- akio@tory.com  を記載。  そして、「撮影国」「都道府県」「撮影場所」「ヘッドライン(タイトル)」 「説明」、そして画像の重要度を示す「レーティング」を1〜5の間の数値で指 定します。 (※「自然風景写真館・デジカメ画像処理マニュアル」より転載) (5-2) 写真のクオリティの高さに従って「レーティング」"Rating" を付与します。   1:単なる記録/メモ画像   2:場所が特定できて意味のある画像(例:鎌倉市・長谷寺の門)   3:素材として価値のある/美しい/愉快な記録   4:「作品」として公開できる   5:個展に出しても恥ずかしくない作品画像 ◆4.RAWファイルの現像指定 ------------------------------------------  既にこのコーナーを読んで勉強されている方はご存じのように、RAWファイ ルで撮影すると後に高品位画像を生成することができますが、しかしファイルサ イズが大きく、現像処理は重く、その管理には頭を悩まされます。  ここではトリコシが行っている比較的簡単にRAW現像をまとめ処理できるワー クフローをご紹介しましょう。  まずは Bridgeを使って、ファイルを「ドキュメントの種類ごとに」並べ替え ます。
 するとご覧のようにJPEGファイルとRAWファイルが分離されました。こ うしておいて、RAWファイルのみをマウスでドラッグして選択状態にします。
 そしてマウスの右メニューから「CameraRawで開く」を選択します。
 するとおなじみの CameraRawによる現像パラメータの設定画面が開きました。
 左のパネルには選択した複数の画像が並んでいます。これを順に指定しながら パラメータを指示してゆきます。  そして最後に「完了」ボタンを押して現像パラメータ指定を完了します。 (※ここでは現像は行わないので「保存」ボタンは押しません)
◆4.「イメージプロセッサ」による閲覧用画像の一括変換作成 ----------------------------------------------------------  さて、現像パラメータの指定が終了したら、今度はフォルダ内の全ての画像を 選択して、「ツール」メニューの中の「photoshop」→「イメージプロセッサ」 を選択します。
 このイメージプロセッサ。普通の人はあまり聞いたことはないかも知れません が、かなり強力な機能を持っています。
 複数の異なる種類のファイルを読み込んで、ある決まった形式の画像に一括変 換してくれます。 (ここでは、1024x1024の矩形内に収まる閲覧用のミニ画像を作成しています)  さらに嬉しいことには、JPEG画像はもちろん、読み込まれ画像がRAWファ イルならば、自動的に現像処理を行った上で、sRGBのJPEGミニ画像に変換してく れるのです。  それまでは、RAW現像を行って、3000x2000といったオリジナルサイズのJ PEG画像を作成してから、別の変換ソフトでJPEG画像のみを拾い出し変換 していました。  このイメージプロセッサを使うと、RAWの他に オリジナルサイズのJPEG画 像が作られないので、ディスクスペースを節約できます。オリジナルサイズのJ PEGが必要になった時だけ、個別に現像処理を行えばいいからです。  そして CameraRaw Ver4.0 以降は JPEGや TIFF画像に対してもRAW現像のパラ メータを指定することが可能となりました。  それまでJPEGに対して画像処理をする時には、 fooo.jpg(オリジナル画像) → fooo_a.jpg(変換後画像)のように、元画像を別名で保存、もしくは修正後 画像を別名で保存としていました。これは2倍のディスクスペースが必要になり ます。  CameraRawによる現像処理は元画像には手を加えないので(画像処理の指示書 だけを保持しています)、これもまたディスクスペースを節約できるのです。  ご覧のようにイメージプロセッサのおかげで、10MBほどもあったRAWファ イルも、100KBほどの大きさに縮小されました。
※もちろん、EXIFやIPTCといった情報も変換後のJPEG画像に引き継がれています。 ◆5.GPS位置情報の埋め込み ---------------------------------------------------------  従来からのブログ読者の方はご存じのように、トリコシは撮影時にGPS (全地球位置測位システム)レシーバーを携帯しています。
 その情報をPCに転送します。  そして変換後のミニ画像に対して、ソフトを使って位置情報を埋め込みます。
 ご覧のように画像に対して位置情報が埋め込まれました。このことにより、後 に画像を地図ソフトにドラッグ&ドロップするだけで自動的に撮影場所にジャン プし、その画像がどこで撮影されたのかが分かるようになるのです。
◆5.閲覧用ミニ画像をノートPCに転送 ---------------------------------------------------------  これらの情報を埋め込んだ閲覧専用のミニJPEG画像は、ノートPCに転送 しておきます。
 もちろんきちんとフォルダを分類してです。トリコシは年代ごとにフォルダを 作成してそこにコピーをするようにしています。
 こうしておくことによって、自宅を離れても、取材先でも、いつでも画像のス トックを確認できます。オリジナルサイズではなくて縮小したミニ画像なので、 閲覧スピードは快適。にもかかわらず、EIXF/IPTC/GPSなどの各種情報は画像に 埋め込まれたままで検索に活用できます。  こうすることによって、ブログ執筆、クライアントから写真データのリクエ ストがあったときの作品ピックアップや、写真展のプランニングなど、どこにい ても対処可能となるのです。  さて、「事務所のデスクトップにあるオリジナル画像はどうするのか?」とい う質問が聞こえてきそうですね。  その保存方法(そしてなにより重要な「バックアップ方法」)については来週 解説したいと思います。  来週もどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
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