2008-03-04 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。


自然風景写真館ブログの第266号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★







×××××××××××× お詫び ××××××××××××

 先週のブログでお届けした沖縄レポート(2)の中で、
ソフトクリームの値段に間違いがありました。

30円→300円

 いくら物価の安い沖縄でも、そんな値段では買えないですね。(笑)







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§1.ギャラリー更新情報
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05024 "The wanton pigeons." 『気まぐれの鳩たち』 Img05063 "The brothers of the pansy." 『パンジーの兄弟たち』 Img05351 "The emitting light colored leaves." 『発光する紅葉たち』 Img05470 "The sigh of the leaves of the beech." 『ブナの葉の吐息』 Img05509 "The night view of Morioka city." 『盛岡の夜景』 Img05760 "The picture in the surface of the water." 『水面の絵画』 Img05803 "The sun at the highland." 『高原の太陽』 Img05866 "The sun of bamboo forest." 『竹林の日輪』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシアキオ写真教室・『ジャンル別撮影講座』 ★☆★  トリコシの主宰する写真教室・コース4「ジャンル別撮影講座」が、去る2月 29日(金)に、小田原市にて行われました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  机上講習の会場は前回に引き続き「小田原アリーナ」の会議室。 とても綺麗な部屋で、また、アリーナには広い駐車場があるので助かります。 ◆ 今月のテーマ「梅」 ◆  コース4ではその月ごとに最適な被写体をテーマと定めて、それを上手に撮影 するためのコツを机上と実技撮影の場で指導させていただきます。  今の時期の最適な被写体と言えば、なんと言っても「梅」。小田原市は天下に 名高い「曽我梅林」を有していますので、実地撮影の場にも困ることはありませ ん。  まずはトリコシの作例写真をプロジェクターで紹介しながら、梅を上手に綺麗 に撮影するためのポイントを説明します。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  机の上に差されている数本の梅の枝。実際にファインダーを覗いた像をマイク ロビデオモニタを使ってプロジェクターに投影し、小さな花を撮影するコツを分 かりやすく解説しています。実はこれ、100円ショップで購入した造花です。(笑)
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  余談ですが、生徒さんの名札や資料ケース、サインペン、テーブルタップなどなど、 講習会で利用する小物の多くが100円ショップのお世話になっています。 100円ショップ様々です。  退屈な机上講習はそこそこに、マイクロバスに乗り換えて、一同・曽我梅林を 目指します。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  一口に曽我梅林と言ってもとても広いのですが、その中の名所のひとつ、 瑞雲寺(ずいうんじ)にやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.11.0N35.18.26&ZM=5

( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  まずはお寺の前で簡単な説明をしました。参加者がだいぶ増えましたので、一 人一人の方に指導を行き渡らせるのには色々と気を使います。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  梅の花はちょうど見頃のようです、白梅などは終わりかけていましたが、 寺の門前にあるしだれ梅が実に見事。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  生徒さんたちは、さっそく三脚にカメラを据えて撮影開始です。ときおりトリ コシが各生徒さんの間を巡って、アドバイスをさせていただきます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd ) フィルムカメラからデジタルカメラまで、デジカメでもさまざまなカメラがある ので、トリコシも戸惑うことが多々あります。  梅林の上に面白い形の雲が現れました。シャッターチャンスです!
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) 普段のトリコシなら夢中でファインダーを覗くところですが、今回は指導会なの でカメラは持っていません。しかしそういうときには違ったものが見えてくるも ので、後ろから冷静に観察していると、生徒さんたちが一斉に首を傾ける様子が 面白くて、コンパクトデジカメでスナップさせてもらいました。(笑)  今の時期の関東地方は好天に恵まれやすいので撮影会にもそれほど気を使わず に助かります。  ただし、撮影会では一人一人の指導時間が短くなってしまい、また会場で散り 散りになっている生徒さんを見つけ出すのにも時間をロスして課題も多くありま した。  次回の講習時には改善して臨みたいと思います。  来月、3月28日のテーマは、もちろん言うまでもなく「桜」。  日本人はとても桜が好きですから、桜の名所がそこかしこにあり撮影地に困る ことはありません。  ただし、桜の開期はとても短く、撮影日に満開の状態の所を捜すのはかなり神 経を使うと思います。今年の花は遅いようですが、3月末にはどうなっているこ とでしょうか。 ------------------------------------------------------- ◆ トリコシアキオ写真教室の詳細はこちらをご覧下さい ◆ ------------------------------------------------------- http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  あちこち取材に出たり、写真教室の準備をしたりと忙しく過ごしていると、季 節はあっという間に流れてしまいます。  しかしふとした朝、住んでいるビルの裏手のドアを開けると、裏手の土手に植 えられた梅の木がすっかり満開になって、弾けそうな勢いで枝を広げているのを 見ると、おもわず「うわーっ」と声を上げそうになってしまいます。
( PENTAX K100D + SIGMA18-50mmF2.8EXDC )  ついこの前まで、つぼみが少しふくらんでいるだけだったのが、いつの間にこ んなに立派に咲いたのでしょうか。自分の住んでいるすぐ近くだというのに全く 気づきませんでした。  都会に住んでおられる方々は、こういう感動を知らずに過ごす人も多いのだと 思います。その点は、地方に住んでいる者の役得でしょうか。季節の移り変わり を間近に感じながら過ごすことができるのです。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、先週お知らせしました通り、トリコシは沖縄の次には登山学校の講師で 上越のタカマタギという一風変わった名前の山を訪れました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E138.49.39N36.51.53&ZM=5
 今週はその様子と、そしてようやくほころびはじめた、埼玉県秩父地方のフク ジュソウ、セツブンソウの様子をお届けしましょう。  早朝に自宅を出発し、東名高速道路、そして関越道を使って上越を目指します。 途中、事故渋滞などあり、仲間との集合時間にすっかり遅れてしまいました。上 越・谷川岳の白い山々を見るころにはすっかり日が昇ってしまいました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった」のフレーズで有名な関 越トンネルを走り抜けます。
( RICOH Caplio-R4 ※車載カメラによる自動撮影 )  するとトンネルを抜ける前は南から眺めていた谷川岳と万太郎山を今度は北側 から眺めることになりました。逆光で眺める雪山はより透明感が増すような気が します。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  天気は上々です。しかし予報では午後から北から寒気の進入があり、大荒れの 天候となるそうです。急ぎましょう。装備を調えて出発です。下界は暖かい陽気 ですが、ピッケルを握れば自分の中で「冬山モード」にスイッチが切り替わるの を感じます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雪に埋まった林道を歩き始めました。幸い、先行パーティの残したトレース (足跡)が残っています。道に迷うことはなさそうです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  回りの木々は杉林。花粉の温床です。回りはまだ雪に白く閉ざされていますが、 しかしもう葉の先はほんのりと赤味がかかっています。飛散するのを今か今かと 待ちかまえているようです、花粉症の方はこれを見ただけで鼻がむずがゆくなる かも知れません。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  歩き始めて1時間ほどでしょうか、にわかに周囲が暗くなり、あっという間に 雪が散り始めました。思いがけない急変です。あれだけ天気が良かったのに。寒 気の進入のなんと速いことでしょうか。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  みるみるうちに木々たちが白く染め上げられてゆきます。気温も急激に下がり、 強い風が頬を打ち付けます。しかしながら装備をしっかり調えていれば慌てるこ とはありません。むしろ冬山に慣れた人間にとってみれば、周囲の何かもが白く 染まってゆく様子を静かに眺めているのはとても心が落ち着くのです。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  飛び散るのを今か今かと待ちかまえていた花粉たちは、急な雪にびっくりして、 縮こまってしまったようです。その葉の先にも雪は容赦なく積もってゆきます。 花粉たちもあと少し一休みといったところでしょうか。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  上越の雪は湿って重く、気温はそれほど低くないので、ウェアに付着した雪は すぐさま溶け出します。それらが身体に染みこむと冷えて大変です。しかし最近 の登山ウェアの素材の進歩は著しく。このような悪天候下でも登山者に快適な着 心地を与えてくれます。  今日の雪も、パタゴニアの「ディメンジョン・ジャケット」が私を守ってくれ ることでしょう。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  稜線を渡る風はどんどんと強さを増して行きます。しかしその中でも木々たち はしっかりと根を張って幹をそらせ、冬の厳しさに耐えている様子です。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  木の幹の途中にふんばって飛ばされないようにしている葉っぱを見つけました。 冬枯れの森にあって、なお散ることなく頑張っているその姿に共感を覚えます。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  雪はしんしんと降り続け、先行した仲間の足跡をかき消してゆきます。一人だ と不安になることもありますが、しかし森の中では不思議と安心感も覚えます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  今回もスノーシューの出動です。MSRのデナリ・エボ・アセントというモデ ルです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雪山では雪にもぐらないための道具として伝統的に「ワカン」(和製かんじき) や山スキーを使ってきましたが、少々重いもののこのスノーシューの方が接地面 積が広く、浮力は圧倒的に上です。  スキーに比べても取り回しが良く、価格が安い(2〜4万円ほど)のも魅力で す。  尾根を登ること2時間ほど。ようやく先行したパーティと合流することができ ました。一人で冬山の中を歩いてきて、こうして仲間と再会できるとその喜びは ひとしおです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  今回の訓練メニューは「雪洞体験」。雪洞とは雪の中に掘る洞穴(ほらあな) のことです。ご存じのように雪の多い上越地方では数メートルの積雪があるので、 雪洞を掘るには最適です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雪洞と聞くと大変そうに思いますが、しかしいったん出来上がってしまえば、 中は快適そのもの、外が吹雪きだろうが大雪だろうが、とても静かで、なおかつ 気温は0℃から−3℃程度で安定しているので、外よりも暖かいのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ただし弱点はとにかく濡れること。這いつくばって穴を掘っていると、あっと いう間にウェアがびしょびしょになってしまいます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そして再び雪洞の外に出ると再凍結するので実にやっかいです。  ただし、このとき雪を掘っている時に、雪がとても柔らかいのが気になりまし た。例年の上越ならもっと固く締まっているはずなのですが。。。 (このときの予感が後に重大な事態を招くことになります)  そうはいいつつ出来上がってしまえば狭いながらも楽しい我が家。雪洞の中で 夕食の時間を迎えました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  お腹をいっぱいにして満足がちに眠りにつこうとしたころ。なにやら雪の天井 からポタポタと水がしたたり落ち始めました。  見ると雪の天井が柔らかいソフトクリームのようにどんどんと下がってきてい るのです。  そしてとうとう私たちの座高の高さくらいまで下がってきてしまいました。こ うなると眠っている間に雪の重みでつぶされてしまいます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  私たちはたまらず雪洞を脱出、どうせ崩れ落ちるならと、天井をスコップで一 気に破壊してしまいました。もう寝ているどころではありません。壊した天井を ビニールシートで覆って簡易の屋根とします。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  どうにかこうにか危機をひとまず脱出しました。工事用の大きめのビニールシー トがあったので本当に助かりました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  掘っているときに木々が出てくると黄色信号なのです、木々の回りは暖かく、 雪が柔らかくなっているのですから。それを疲れもあってか「まあいいか」で過 ごしてしまったのが失敗でした。  そうしてなんとか半雪洞の形にして寒い一夜をしのぎました。身体が濡れてい るのでなおさら寒さが身に染みます。  しかし朝方になって今度は降りしきる雪の重みでビニールシートの屋根が崩壊。 再度たたき起こされるハメになってしまいました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  外は依然として大雪が降り続いています。あわててメンバーが応急処置を施し ます。まったく踏んだり蹴ったりの夜です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  時計を見てみれば時刻は朝の5時。丁度そろそろ起床の時間ということで、も うこのまま朝ご飯を作ることにしました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  トリコシはこの前日は写真教室があり、その準備と開催でほとんど睡眠不足状 態でした。  雪洞はとても快適なので、「さあこれでぐっすり休めるぞ」と思っていたので すが、あにはからんや、雪洞崩壊騒ぎで、結局今夜も充分に眠ることができませ んでした。  外に出てみれば相変わらずの猛吹雪。これではタカマタギ登頂はあきらめざる を得ません。荷物をまとめて早々に撤退開始です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  雪洞の外の木に吊してあった EOS-Kiss-Digital-N はカバーをしてあったとは いえ、舞い散る粉雪の洗礼を受けてスゴイ状態になっていました。  しかしこれでも電源を入れれば、ちゃんと写るのですから感心です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ちなみに冬山ではカメラ機材を温めるのは厳禁。雪洞は湿度が高くもちろんN G。山小屋などに入れるのもいったんバッグに入れておいて、気温を十分になじ ませてからでないといけません。  電子機器は寒さそのものよりも、気温の急激な変化の方がダメージが大きいの ですから。  ましてや冷たく冷えた危機を、暖かく湿度の高い山小屋の中にそのまま入れた りしたら、あっという間に「結露」を起こして、水滴が内部についてしまいます。  そして暖かい電子機器を急に冷たい戸外に出したら、今度は機器内部の湿気が 凍り付いて、これもまたダメージになります。  結局、袋やバッグに入れた状態で、外に放置しておくのが機器にとっては一番 良いのです。(ただし、電池だけは冷えると電圧が下がってしまうので、ポケッ トに入れて温めておくと良いでしょう)  撤退中とはいえ、周囲の木々はすっかり白くなって美しく、下山の時々でカメ ラを向けて撮影していました。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  吹雪く稜線は大変ですが、しかし森の中なら比較的安心です。黒々としていた 杉の木たちも、今はすっかり白く雪化粧をしていました。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  その杉林の中を登山学校の生徒さんたちは黙々と歩きます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  林道の脇に、面白い雪のオブジェを見つけました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  何か丸いものの上に雪がかぶさったのでしょう。まるで雪でできたお地蔵様の ように見えます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  規則正しく林立した杉たちがとても美しく見えます。そして降りしきる雪は地 上のなにもかもを白く染め上げて、水墨画のような世界になっていました。暖か い春の嬉しさとはまた違う悦びがここにはあるのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そういえばもう時期は3月。卒業のシーズンを迎えました。生徒さんたちはま たそれぞれの目標を持って別の新たなピークを目指してゆくのでしょう。  駐車場に戻ってきてみれば、我が愛車もまたすっかり「雪のお地蔵様」のよう になってしまっていました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ただ雪を払い落とせば済むというものでもなく、ドアが凍り付いてなかなか開 かないのです。ポットのお湯をかけてようやく中に入ることができました  車に乗って走りだせば上越の里はいまやすっかり真冬に逆戻りしていました。 しかし葉を落とした木々のシルエットはとても綺麗で、白いキャンバスの上に描 き出されたスケッチのようにシンプルで美しく見えました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  関越道に乗って谷川岳パーキングエリアで食事をとり、登山学校は解散。しか しご覧の通り道路は依然として渋滞続きです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  これはたまらず、トリコシは途中で引き返して再び上越へ。六日町(現在は南 魚沼市)へと向かいました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  案の定、その後、関越道では玉突き事故が発生して3時間も通行止めとなって しまったそうです。  君子危うきに近寄らず。上越に引き返して休んで正解でした。  六日町のラーメン屋で夕食をとり、一休み。ほっと一息つける瞬間です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この日は無理をせず、そのまま六日町のパーキングエリアで車中泊としました。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて翌日は埼玉県のフクジュソウ、セツブンソウの自生地の偵察に向かうプラ ンです。ETC割引を適用すべく、早朝起き出しましたが、しかし依然として上 越地方は猛吹雪です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかし昔と違って現代では除雪車という文明の利器がありますから、それのお かげで問題なく関越トンネルを通って関東に戻ってくることができました。  群馬県の藤岡市へと降りたころには空も徐々に明るんできました。未明の藤岡 市街を疾走します。
( RICOH Caplio-R4 ※車載カメラによる自動撮影 )  フクジュソウを見に行く前に、まず訪れたのは秩父連山の前衛の山、城峰山 (じょうみねさん)です。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.0.39N36.5.40&ZM=5
 雪の少ない場所なので、凍結はしますが林道が通行止めになることはありませ ん。そのため今の時期でも山頂のすぐ近くまで車で入れるのです。  そして秩父連山の東端にあるため、関東平野の展望が抜群。途中の林道からの 眺めもなかなかのものです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  林道の最高点から歩いて山頂を目指します。雪はありますが、しかし車が通れ ないほどではありません。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  展望が良いためか、山頂には一等三角点、そして電波塔が立っています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この電波塔が珍しく、展望台の代わりにもなっています。たいていの電波塔は 立入禁止の柵で囲われていますが、ここでは階段を使って途中の段まで上って行 けるのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  展望台からの眺めは実に見事なもので、秩父連山がまるで眼下にあるように見 渡すことができます。奥の右手に見えるのは秩父の名山、両神山(りょうかみさ ん)でしょう。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  いつの時期に行っても良いと思いますが、やはり空気の澄む秋冬の朝が最高で す。そして山々が雪化粧した冬ならばなおさらです。  展望台の様子です、金属製の立派なものです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そして雄大な関東平野の眺め。今は上越からもたらされる雪雲で見えませんが、 視界が良ければあの向こうに赤城山(あかぎさん)、武尊山(ほたかさん)といっ た上越の名山がひしめいて見えることでしょう。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  眼下の関東平野を流れる利根川や神流川のたおやかな流れも美しく、朝の爽や かな空気(ちょっと冷たいですが)の下、いつまで見ていても飽きません。  さて、城峰山の大展望を楽しんだ後、さらに南下して秩父市にやってきました。 道の駅・龍勢会館というところに福寿草が咲いている情報を得ていたからです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  会館の裏手に行ってみると、木の根元にたくさんの黄色の小さい可愛らしい花 が咲いていました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  それほどたくさん咲いているわけではなく、木のまわりにちょこっと咲いてい る、といった程度だったのですが、しかしカメラのズームを広角にして近づいて 撮れば、一面に咲いているように見えます。そこが撮り方のコツでしょうか。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そしてマクロモードにセットして接写をします。コンパクトデジカメとはいえ なかなか馬鹿にできない描写です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  先ほどの黄色いものはオーソドックスな福寿草。こちらのオレンジ色の福寿草 は「秩父紅」(ちちぶくれない)という秩父地方に固有の品種だそうです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  こちらの斜面ではまだまだこれからといったところ。しかもロープが張られて いて興ざめです。しかもこのために順光でしか花を撮れない。ちょっと写真を撮 るには向いていない場所だと思いました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかしふと周囲に目を向けてみると、何気なくおばあちゃんが畑仕事をしてい たりして、秩父の素朴な雰囲気がなんとも言えません。スローライフを身をもっ て体現しているような場所です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  道の駅でちょっと早めの昼食をとりました。メニューは「もつ煮込み定食」 (750円)です。もつ煮込みよりもそばや豆腐や赤飯がとても美味しくて、舌 鼓をうちました。それに見た目にも健康に良さそうです。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  さて、フクジュソウ、セツブンソウの偵察を続けましょう。かつての秩父地方 には民家の庭先のそこかしこに見られたそうですが、現代となっては情報を仕入 れて探しに行かなければなりません。  それにしても朝方の上越地方は大雪だったというのに、こちら関東ではなんと あっけらかんとした青空が広がっているのでしょうか。同じ日本で2時間ほど車 を走らせただけでこれほど気候が違うとは。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  今度は吉田石間という集落にあるフクジュソウ、セツブンソウの自生地にやっ てきました。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  看板の示す方向に入ってみると、なんと普通の民家の庭先です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  どうやらこの民家のご主人のご厚意で、フクジュソウ、セツブンソウの自生地 を一般公開されているそうなのです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  入ってみるて足元をみると、早速見つけました。秩父紅のフクジュソウです。 500円玉くらいの大きさの、なんとも可愛らしい花です。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  そしてここにはセツブンソウの花もいました。可愛らしい姿が見られてラッキー です。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  セツブンソウはその白い清楚さが魅力の花ですが、今日は晴天で光が強く、そ の清楚さが十分表現できません。  ベストはやはり雪が降った直後に、そこから顔を覗かせているシーンです。 そのときのために、この撮影地はしっかりチェックしておきましょう。  そしておなじみのオーソドックスな黄色いフクジュソウももちろん咲いていま す。山の斜面の方まで自生地は広がっているので、それらが暖かくなるごとに次 々と咲き始めるので、3月になってもこの可愛らしい姿が楽しめることでしょう。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  再び移動して、こちらは小鹿野町(おがのまち、旧:両神村)にあるセツブン ソウの自生地です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかしこちらはまだ雪が残り、セツブンソウの姿は見られませんでした。地元 の方に尋ねると、昨年の今の時期は咲いていたのだが、やはり今年は寒い日が続 いたので開花が遅れているそうです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  こちらは花の姿見られず残念でした。しかし場所はしっかりチェックしたので、 次回のチャンスの時、雪が降った直後などには真っ先に飛んでゆこうと思います。  そして再び移動して、両神村・あずまや山にある福寿草園へ。もうすっかり 福寿草自生地のハシゴ状態です。(笑)
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  おめあての福寿草以外にも綺麗なものを見つけました。これは枯れたアジサイ の姿でしょうか。今の時期なっても残っているものなのでしょうか。ちょっと驚 きです。しかし枯れたとはいえ、午後の日差しが花にあたると、花びらの名残の 姿が褐色に光ってキラキラしています。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  この時期になっても私たちの目を愉しませてくれるアジサイたちはとても立派 です。6月〜7月には今度は鮮やかな姿で私たちを愉しませてくれるのでしょう か。  こちらの自生地では福寿草だけでなく黄色いロウバイの花も見頃を迎えていま した。午後になって日差しは低くなり、深い谷間の暗がりをバックにロウバイの 花が逆光に光ってますます鮮やかに見えます。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  ロウバイの花も色々と品種があるようです。普段、私が足柄地方で見かけるも のよりも色が濃いようです。「素心」という品種でしょうか?(確実ではありま せん)
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  ロウバイの花も見事でしたが、その足下に目を向けてみると福寿草の花もしっ かり咲いています。こちらも雪が降った直後にはぜひ訪れてみたいですね。 白い雪を割って顔を覗かせている黄色い福寿草はとても絵になることでしょう。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  秩父連山をバックにロウバイの花の一枝をスナップしてみました。白い雪を少 しかぶった峰々が季節感を醸し出しています。
( Canon EOS-Kiss-Digital-N + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  大雪の上越からロウバイの花香る秩父地方へ。本日は早春の花を満喫した一日 でした。  夕暮れ時になれば、畑の中にぽつんと置かれたトラクターが哀愁を訴えかけて いました。そしてその回りには新興住宅が立ち並んでいます。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この秩父地方も首都圏のベッドタウンと化してしまうのでしょうか。  かつてはそこかしこに見られたという福寿草は今では目をさらにして捜さない と見つけることができなくなってしまいました。  できればそれら小さな可憐な花たちと人間たちが共存できるような世界になっ たらいいのにと、そんなことを思った一日でした。  これからも自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
Canon EOS-Kiss-Digital-N → http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissdn/
FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
PENTAX K100D → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/35mm/k100d/
RICOH Caplio-R4 → http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r4/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060214-1/jn060214-1.html
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3.1 にて RAW現像されています。 ★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。持ち帰った位置情報データはPC に転送されて地図ソフトなどでそのルートを再現できるようになっています。  そこで、このブログをご覧になっている方にもその情報を公開しようと考え、 今なにかと話題の「GoogleEarth」(グーグル・アース)および「カシミール3 D」といったフリーの地図ソフトにてトリコシの取材ルートをご覧になれるよう にしました。下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍 してください。 http://tory.com/j/others/mm/2008/03-04/2008-03-04.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
 将来はルート上に取材で撮影した写真が掲載されるようなサービスを提供する 予定でおります。現在は GoogleMapAPI などの技術資料を猛勉強中。  みなさんどうぞご期待下さい! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  取材日程過密、写真教室開催などあり、恐れ入りますが今週の「テクニカル・ ノート」はお休みさせてください。  どうかご理解ご了承お願いいたします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
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