2008-03-25 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第269号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05021 "The cool look of the pigeon." 『鳩さんのクールなまなざし』 Img05204 "The road to Mt.Hotakadake." 『穂高岳への道』 Img05258 "A walking on the lane in the sunflower field." 『ヒマワリ畑の小道を歩けば』 Img05303 "The light on the forest in Kumotoriyama." 『雲取山の森の光』 Img05358 "Being dyed, being crimson." 『真紅に染め上げられて』 Img05500 "The distant view of Mt.Iwatesan." 『遠望・岩手山』 Img05560 "The leaves in the corner of the autumn." 『ひとすみの秋』 Img05817 "The blue sea and the ship." 『蒼き海と船』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシアキオ写真教室『デジタルフォト講座(上級編)』 ★☆★  トリコシの主宰する写真教室・コース3「デジタルフォト講座(上級編)」の 第2回目が、3月21日(金)に、小田原アリーナにて行われました。  今回の最重要テーマは「カラーマネージメント」。その第一歩である「モニタ の標準化」(キャリブレーションおよびプロファイルの作成)です。  のっけから横文字の専門用語が飛び出したので、耳慣れない方は引いてしまう かも知れませんが、やろうとしていることはそれほど難しいことではありません。  これだけデジタルカメラが一般に普及して、猫も杓子もデジカメデジカメの世 の中です。  その中には画像処理にこだわって作品作りを目指そうというハイ・アマチュア の方も多いと思います。  しかしながら、その画像処理の作業を行うベースである「モニタ」の色や明る さが業界では統一化されていないのです。  家電量販店のモニタ売り場にゆくと、ずらりと並べられた液晶モニタのどれも が様々な発色や明るさを持っていて同じ物がどれひとつとして無いのに驚かれた ことはありませんか?(経年劣化による個体差などもあるにはありますが。。。)
 標準化されていないモニタ上でいくら凝った画像処理を施したとしても、それ を知人にメールで送ったとして、その人のモニタの上で正しく再現されていると は限らないのです!  このバラバラな表示のモニタを、またはプリンタなどの出力機器を、どこでも 同じように見えるようにするための仕組みを「カラーマネージメント」と言いま す。  今回の講座では教室に2台の液晶モニタを持ち込み、それぞれ表示の異なるモ ニタの標準化に挑戦してみました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  モニタを標準化するためには、(残念ながら)別の新しいツールを購入しなけ ればなりません。そこでいくつかのツールをご紹介しました。下は15000円 で購入できる「huey(ヒューイ)」という簡単なツールから、トリコシも使って いる本格的なカラーマネージメント対応の高精度な「i1-Monitor(アイ・ワン・ モニター)」(90000円!)まで。(下の写真は huey )
( FUJIFILM FinePix-S6000fd ) (下の写真は i1-Monitor )
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  このように計測器をモニタの前面にセットします。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  最初はこのマウスのオバケみたいな器具がいったい何をする物なのか、さっぱ り分からないと思います(私もそうでした)
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  計測のためのソフトウェアを起動すると、そのソフトの指示に従ってモニタを 調整することによって、モニタを「標準化」(印刷業界の基準に沿った発色や明 るさに揃えること)することができます。
 モニタの調整が済むと、そのモニタの特性を示す「プロファイル」という情報 ファイルがOS(ウィンドウズやMac)に保存されます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  そしてそのプロファイルを Photoshopなどの画像処理ソフトウェアが読み込む ことによって画像の表示時に、そのモニタの特徴に従って色を変換することによっ て標準的な表示に揃える、という仕組みです。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  ちなみに左のサンプル画像は Photoshopで開いていて、カラーマネージメント が効いている状態。  右の画像はフリーのビュワーで開いているので、カラーマネージメントが効い ていない状態。  左の画像の空の色がマゼンタ(紫色)が濃く、右の画像が水色っぽく見えてい るのがお分かりでしょうか。  「デジカメで撮影した空は水色っぽい」というのは多くの方が感じているとこ ろだと思いますが。実はカラーマネージメントが効いていない状態で画像処理し たりウェブや印刷に受け渡したりしているのがその原因ではないでしょうか。  教室ではこの後、hueyを使って生徒さんが持参されたノートパソコンのモニタ のキャリブレーション作業を体験していただきました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  簡単なツールですが、色温度を5000K(ケルビン)揃えるのには役立つよ うです。このように画面に様々な色を表示させて、基準色からのずれを測ってプ ロファイルを作成します。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  ウィンドウズモニタの標準は印刷業界ではなくビデオ業界の基準に従ってしまっ たために、9300Kと非常に高い色温度に設定されていて、これは白が青白く 見えるほどの高さです。(ビジネスはクールに、という発想なのでしょうか?)  一方、日本の印刷業界の基準色温度は5000Kで、クリーム色っぽく見える 白です。  キャリブレーションを行った後のモニタは驚くほど黄色味が強くなり、慣れて いないと戸惑うほどですが、しかしデジタルフォトでは、5000Kの基準シー トを使ってホワイトバランスを取りますし、画像処理を行う部屋の蛍光灯も昼白 色5000Kのものが推奨されています。なのでモニタで表示する白色も500 0Kの色温度に揃える必要があるのです。  教室の生徒さんの中にはなかなか核心の「画像処理」のテーマに移らないこと をもどかしく感じられている方も多いようですが、しかし正しい画像処理のため には、正しい環境を整備することがまず第一です。その上で先に進まないと、一 生懸命作業した画像処理のデータが、実はすべて基準からずれていた。というこ とにもなりかねません。(私もそういう苦い経験が実はあります)  遠回りのように見えても、こうしたことをしっかり整えてから先に進んだ方が 結局は近道だったということも多々あります。どうか辛抱強くおつきあいくださ い。  余談ですが、このようなツールを紹介すると、生徒さんからは 「なるべくコストをかけずにデジタルフォトを楽しむ方法を教えて下さい」 という質問を受けます。  実はそこはトリコシも心苦しいのですが、、、 「デジタルカメラはお金がかかりません」というメーカーの宣伝文句は実はウソ です。(笑) 「凝ったことを何もしなければ」ランニングコストは確かにゼロですが、 正しい手順で正しく画像処理をして美しい出力を得るためには、残念ながらある 程度の投資はやはり必要です。  将来的にはユーザーがこのような特殊な技術をマスターしたり、余分な出費を せずとも、出荷される液晶モニタはある程度標準化された状態で使えるようになっ ているのが望ましいことは言うまでもありません。 (つまり家電量販店のモニタ売り場に行ったら、全てのモニタが同じように見え ているのが理想ということ)  それはいったいいつになることでしょうか。 ------------------------------------------------------- ◆ トリコシアキオ写真教室の詳細はこちらをご覧下さい ◆ ------------------------------------------------------- http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  先週まで暴風雪の上越や、厳冬期の北アルプスの様子をお届けしていましたが、 気がつけば下界の季節はもうすっかり春になってしまいました。空気は暖かく、 空は水色にかすんで、薄ぼんやりと広がる淡い光はもうすっかり春のそれです。  その暖かい春の陽気に誘われてか、朝、裏山へ散歩に出かけると野原には私の 好きな小さな青い花、オオイヌノフグリが顔を出していました。
( Canon PowerShot-S3 IS )  そして丘のてっぺんにある「松田町自然館」の脇には目を見張るようなピンク 色の見事な桜の木が満開を迎えていたのです。
( Canon PowerShot-S3 IS )  あまりにも見事なその枝振りに感動して、さっそく Canon PowerShotS3IS の レンズを向けてクローズアップしてみました。
( Canon PowerShot-S3 IS )  まるで花の香りがあふれて広がるようなその可憐さにしばし見とれていたので す。  朝の散歩とはいえ、普通のコンパクトデジカメではなく、望遠ズームによるク ローズアップが可能な S3IS を選んで持ってきて良かったと思いました。私はラッ キーです。  春の暖かい日差しを受けて、ぽかぽか陽気の下アブラナの花も黄色く元気に咲 いていました。
( Canon PowerShot-S3 IS )  館長さんと立ち話をしてみると、この見事なピンク色の桜はもちろんソメイヨ シノではなく、それよりも2週間ほど早く咲く、「春めき」という品種の桜だそ うです。ソメイヨシノよりも花びらのピンク色が濃くて、より春らしい雰囲気が あります。(桜と言えばソメイヨシノが一番有名ですが、実は200種類以上の 品種があります)  以前は「足柄桜」(あしがらざくら)という品種名だったそうですが、観光目 的のためでしょうか、一般受けするようにそういう素敵な名前に変名したとのこ とでした。(「あしがら」はやっぱりマイナー?(笑))  館長さんに、この「春めきの桜」がたくさん咲いている場所を紹介してもらい ましたので、その翌日、早速撮影にでかけてきました。  今週は足柄の里でソメイヨシノよりも一足先に早く咲いた、満開の「春めき桜」 の様子をお届けしましょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  まずは南足柄市を流れる狩川のほとりにある春木径(はるきみち)へ。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.6.42N35.18.45&ZM=5
 朝、その春木径へ向かう途中、南足柄市の住宅街で面白いもの(?)を見つけ ました。  どういうわけか排水路の中にショベルカーが鎮座しているのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  このショベルカー、どうやってここに入ったのかが分かりません。その前後は ご覧のように橋でふさがれています。それをくぐれるほどショベルカーは小さく ありませんし。。  工事が終わったけれども脱出できなくなったのでしょうか? (いや、まさかそんなマヌケな話しは。。。)  こうして各地を取材していると色々と謎にぶつかります。  川の中のショベルカーの謎解きはさておいて、肝心の春木径の取材に向かいま しょう。  伊豆箱根鉄道・富士フイルム駅が最寄り駅となります。そしてその駅のたもと にも見事な「春めき」の桜が植えられています。この時期、足柄の里を走ってい るとあちこちで目に飛び込んでくる見事なピンク色の桜です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  さて、狩川のほとりにやってきました。今は桜並木というとどこもかしこも観 光観光。今が稼ぎ時とばかりにあちこちにのぼり旗が立っています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ご覧のように川の両岸に整然と植えられた春めき桜の並木が見事です。花の開 期は3月20日前後。ちょうど今(3月23日)が盛りでした。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  フジフイルム足柄工場の建物がすぐ脇にそびえています。南足柄市はフジフイ ルムのお膝元。フジフイルムの発展なくしては南足柄市の発展も語れません。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そしてその両岸の小径は「春木径」(はるきみち)と名付けられています。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  この「春木」という名前、それはある人物の名前で、フジフイルムの創業に携 わり(それはすなわち同時に南足柄市の発展にも寄与したことを意味します)、 第2代社長となった春木榮(はるき・さかえ)氏が2000年に齢101歳にて 天寿を全うされたのを契機に、翌2001年にその偉業を称え、同社の脇にある この狩川の両岸に101本の「春めき」(旧名:足柄桜)の苗木を植栽し、市民 の憩いの場として「春木径」と名付けたのが始まりだそうです。  101本の苗木はすくすくと育って、7年経った今ではご覧のようにすっかり 立派な青年の木々に成長しました。そして春の今の時期には見事な薄ピンク色の 花を咲かせて多くの方々の目を愉しませてくれるのです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  その木々の所々の枝先には俳句の書かれた短冊が吊られています。きっと地元 の俳句会の方々が飾ったのでしょう。そよ風にその短冊がくるくると舞っていま す。なんとも風流で、粋な計らいです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D )  全体の様子を撮影したら今度は、枝先の花のひとつひとつをクローズアップし てみましょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D )  この紗が掛かったような写真はどのように撮られたのでしょうか? コツは、レンズのすぐ手前に別の枝の花を置いて、それを前ボケに使うことです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) そして実際に狙う花は、もっとずっと奥の、木陰に咲いている花を狙います。 (日の当たっている花ではコントラストが強すぎるからです)
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  時間が進むにつれて川岸は徐々に多くの観光客で賑わってきました。土手には 菜の花も咲いて春爛漫といった感じです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  菜の花の撮影をしていたのですが、お散歩のワンちゃんが何気なく通り過ぎる ところをスナップさせてもらいました。柴犬でしょうか、素朴な表情、むくむく した栗毛がなんとも可愛らしいです。思わず頭をなでたくなるような。(笑)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  川の右岸にやってきました。この角度ならちょうど逆光になって花が美しく撮 れそうです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  やはりここでも木陰の花を狙ってみます。コントラストの低い淡い柔らかい光 が花をすみずみまで照らして、それが薄ピンク色の花の質感を優しく再現してく れるのです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  正面から撮るのもよし、脇から横顔の表情を捉えるのもよし。 コンパクトデジカメと違って一眼レフカメラはファインダーを覗いたときに見た ままの感動がその場で味わえるのが魅力です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + PC-MicroNikkor85mmF2.8D )  今から開こうかという蕾がひとつだけ枝先からちょこんと垂れているのが印象 的でした。この小さな春のかけらを写し取れるのも、大口径の単焦点レンズなら ではの魅力です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D )  そして FUJIFILM FinePix S5Pro の優れた階調性能は、白く淡い桜の花びらの 微妙な階調を余すことなく記録してくれます。  数あるデジカメの中から、もちろん迷うことなくこの日はこのデジカメを使お うと決めていました。「桜を撮るなら S5Pro」と(笑)。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + PC-MicroNikkor85mmF2.8D )  いっぱいの桜の花といっぱいの菜の花に埋められた土手を散歩するのはなんと 気持ちが良いことでしょうか。子供たちにとってはこの週末を過ぎれば、その次 には楽しみな春休みが待っています。自然と心もウキウキすることでしょう。 (大人にも春休みがあればいいのに!)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、春めき桜は足柄の里を車で走っていると、そこかしこで見かけます。そ の色めくようなピンク色はいやがおうでも目にとまります。  その中でもその春めき桜が集中的に植えられている場所がいくつかあります。 先ほど紹介した春木径もそうですし、そのほかにもいくつかの名所があります。  その中のひとつ、南足柄市・千津島(せんづしま)にある「ふくざわ公園」も ご紹介しましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.6.37N35.20.18&ZM=5

( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ふくざわ公園の「ふくざわ」はもちろん、明治初期の思想家・教育者である 「福沢諭吉」から名付けられたものです。 福沢諭吉と言えば天下の慶應義塾の創始者。彼はその創設の地である東京・三田 にあった龍源寺の住職・大島仁宗と親交が深かったのですが、その大島仁宗が都 会よりも閑静な地を好み、この足柄の千津島・天福寺の住職になれられたのが明 治9年。福沢諭吉は大島仁宗がこの片田舎(といっては地元でありながら失礼な のですが)に移られてからもたびたびこの地を訪れたそうです。そして明治22 年に新しい町村制がひかれたのを契機に、福沢諭吉の名を取って「福沢村」と命 名したのがその由来です。  思えば私が小学生のころ、この地にある学校名が「福沢小学校」と呼ぶのを不 思議に思っていました。「福沢諭吉と関係があるのかな?」と子供心にもなんとなく そう推測していたのでしたが、今こうして調べてみるとやはりそうであったこと を得心したのです。  訪れてみると、この公園もまた春めき桜と菜の花畑の見事なハーモニーが描か れていました。菜の花は種をまかないと自然には生えてきません。地元の農家の 方々のご協力を得て、計画的に種をまいたのでしょう。心憎い演出です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor105mmF2D )  遠くから撮るだけでなく、腰をかがめて菜の花畑の中から桜を写してみましょ う。口径の大きな明るいレンズを使って絞りを開ければ前ボケが柔らかくあしら われて、とても春めいた写真が撮れることでしょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor105mmF2D )  足柄の田園地帯に出現した春めき桜の並木。桜の花は開期がとても短いのが残 念ですが、しかしだからこそこの光景は価値があるのでしょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD )  自然風景写真館の作品を多くご覧になっている方ならご存じのように、ここで 私の得意な「多重露光」のテクニックで、より春らしい、白昼夢のような作品に 仕立ててみました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF17-35mmF2.8-4DiLD )  FinePix S5Pro は大容量のバッファメモリを有しているので、それを使って何 枚かの画像をカメラ内部で合成してRAWファイルとして保存ができます。それ はあたかもフィルムで多重露光したのと同様な描写をもたらしてくれるので、私 はますます重宝して使うことになるのです。  菜の花畑の畦に腰をかけて一息をつけば、目の前で菜の花たちが春風に吹かれ てゆらゆらと揺れています。その様子がとても綺麗で、休憩をしているはずが、 またカメラを構えて、その様子を撮りたくなってくるのです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor105mmF2D )  その菜の花畑をバックにして、春めき桜の一輪の花を望遠レンズでクローズアッ プしてみます。すると背景が黄色い紙を敷いたようになって、シンプルで美しい 絵になりました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  このところしばらく冬山ばかり行っていましたので、久しぶりに春めいた陽気 の下、「私らしい」作品をたくさん撮影することができて満足の一日でした。  桜の開期は短いので、このブログがみなさんのもとに届けられるころにはも う散り始めてしまっているかも知れませんが、この春めき桜、3月後半に足柄の 里を訪れることがあったなら、ぜひご覧になってみて下さい。その可愛らしいピ ンク色は一度見たらきっと忘れられませんよ。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
Canon PowerShot-S3 IS → http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s3is/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060214-1/jn060214-1.html
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3.1 にて RAW現像されています。 ★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。持ち帰った位置情報データはPC に転送されて地図ソフトなどでそのルートを再現できるようになっています。  そこで、このブログをご覧になっている方にもその情報を公開しようと考え、 今なにかと話題の「GoogleEarth」(グーグル・アース)および「カシミール3 D」といったフリーの地図ソフトにてトリコシの取材ルートをご覧になれるよう にしました。下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍 してください。 http://tory.com/j/others/mm/2008/03-25/2008-03-25.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
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 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
 将来はルート上に取材で撮影した写真が掲載されるようなサービスを提供する 予定でおります。現在は GoogleMapAPI などの技術資料を猛勉強中。  みなさんどうぞご期待下さい! ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------- ◆今週のテーマ:「モニタ・プロファイルを作ってみましょう」◆ -------------------------------------------------------------  「今週のニュース」でデジタルフォト講座の様子をお届けしましたが、デジタ ル画像処理のための第一歩は「信頼できるモニタを手に入れる」ことです。そし てそのモニタを「信頼の置ける状態に調整する」ことです。  本来なら一般ユーザーがそのような面倒なことはやるべきではないのかも知れ ませんが、市場に出回っているモニタの表示がバラバラとなっている現状では、 それはやらざるをえない処置に他なりません。
 というわけで今週のテクニカル・ノートは、モニタキャリブレーションの様子 をご紹介しましょう。  実際には機器を目の前にして実践しないとなかなかイメージがつかめないかと は思いますが、その流れの様子が少しでも分かればと思います。 (※ このトピックは上級者むけですので、難しいと感じる方はどうか読み飛ば してください)  まずはキャリブレーションのためのソフトを起動します。グレタグマクベス社 の「アイ・ワン・マッチ3」はモニタをはじめとして、プリンタ、スキャナ、プ ロジェクタ、デジタルカメラなど各種の入出力デバイスのプロファイルを作成が できる本格的なものです。(そのため全てのオプションを揃えると30万円近く しますが。。)
 そして画面の指示に従って測定器をモニタの前面にとりつけます。

 最初に行うのはコントラスト(黒と白の明暗差)の調整です。
 最初、何もモニタを調整せずに計測をスタートさせると、計測結果のゲージの 針はマックスをオーバーしてしまっています。現在のモニタのコントラスト値で は大きすぎることを示しています。
 そこで、モニタのOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ・メニュー)を表 示させて、コントラストが適正になるように、0から100までの値を調整し ます

(※これらの表示はパソコンが表示しているものではなく、   液晶モニタそのものが表示しているものです)  ゲージを見ながらその針が真ん中になるように、モニタの+〜−ボタンを押し てコントラストを適正な値に調整するというわけです。
 コントラストの調整が済んだら、こんどは白色点(要するにホワイトバランス の目標となる値のこと)を調整する画面に移ります。
 これもまた、現在のモニタのRGB値の計測結果の値について、標準からの偏 差がゲージとして表示されますので、それらの針が真ん中になるようにモニタの メニューからモニタ自身のRGB値を調整します。
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 RGB値の調整により白色点の色温度が5000Kに整ったところで、今度は 輝度(明るさ)の調整です。
 これもまた画面に現在のモニタの状態の計測結果がインジケーターにより示さ れますので、それを参考にしてモニタの明度の値をメニューから増減します。l
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 標準化に向けて、一通りモニタの調整が済んだなら、最後に各種の基準色をモ ニタに表示させて、それらを測色します。
 それらの計測結果を総合して、モニタプロファイルが作成され、システムに保 存されるのです。計測結果はグラフで表示され、モニタの性能を客観的に知るこ とができます。  そのモニタが基準のRGB値に対してどれくらのズレているかを示しているの が左のグラフ。そしてそのモニタがどれくらいの色域を再現できるのかを示して いるのが右のグラフです。
 これによると計測したモニタ。(I/Oデータ機器、アナログ液晶ディスプレイ、LCD-AD195VB)
は、ハイライト部分でブルーチャンネル(B値)が少々強いので、それを押し下 げるようなプロファイルが作成されたことを示しています。  そして色域はsRGBの色空間とほぼ等しいことが分かります。  試しに事務所にある別のモニタを計測してみましょう。これはバックグラウン ド処理専門のパソコンのために、リサイクルショップで購入した5000円のジャ ンク品の液晶モニタです。
 作業状態の確認のためだけに購入したようなもので、鼻から画像処理目的に使 うことは考えていません。  見てくれはまあまあですが、さて、その性能はいかに?  その計測結果が下のグラフです。シャドー部が標準よりも暗くなりがちのよう で、グラフの下部が持ち上がっている(つまり暗く映るモニタに対して明るい信 号を送ることにより標準的に見えるように補正している)のが分かります。
 そして再現可能色域については、先ほどの最近購入したモニタよりは明らかに 狭く、sRGBの範囲を下回ってしまっています。(グラフのx/yの値が0. 6より低い)  やはりこのモニタは画像処理には向いていないことが明らかです。  ちなみにトリコシが画像処理のために主力として使用している液晶モニタは、 ナナオの ColorEdge-CG241W です。そのモニタを測定してみましょう。
 結果はご覧の通り、左のグラフはほぼ直線が保たれ(すなわちシャドーからハ イライトまで均一な階調性能が保たれている)、色域については AdobeRGB-95% 対応を謳っているだけあり、三角形の面積がさきほどのモニタとは比べものにな らないくらい広くなっています。
 これだけの性能を備えたモニタなら、安心して画像処理に打ち込めるというも のです。  これもついでですが、私が現在のモバイル環境で使用しているメインPC、 ThinkPadT61 の液晶モニタも計測してみました。
 結果は見るまでもないことでしたが、色域は sRGBよりも遙かに狭い領域に止 まっています。(ただし、さきほどのジャンク品のモニタよりは赤方向の色域は 広いようです)
 そしてラップトップPCの液晶モニタは明るさやコントラスト、RGB値の調 整ができませんから、元々色温度の高い表示を無理矢理補正する結果となるので、 グラフはG(グリーン)成分、B(ブルー)成分を大きく押し下げてやらないと 5000Kの発色にならないのです。(すなわち階調性能が犠牲になっている)  ラップトップPCの液晶画面は画像処理には向かないことを教室で再三申し上 げていますが、こうして客観的な計測結果が出ると、あらためてそれを思い知る 結果となりました。  液晶モニタがいったん標準化されてしまえば、あとはそれを信じて画像処理に 打ち込むだけです。  しかし標準化されていないモニタでいくら画像処理をしても、その結果は、、、  結局、後でまた画像処理をやりなおすことになりかねません!  早く世に出回るモニタが出荷される時点で標準化されている時代が来ることを 願ってやみません。  来週もどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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