2008-05-13 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第276号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★









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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05167 "The garden where there are many irises." 『菖蒲のある庭園』 Img05266 "The flows of the water and light." 『水と光の流れ』 Img05338 "The highland where the light rises up." 『光の満ちる高原』 Img05519 "The wood bridge on the deep ravine." 『渓谷の木橋』 Img05642 "The trees which are lighten up by alpenglow." 『朝焼けの木々たち』 Img05839 "The fruits of tangerine in the glitter." 『きらめきのミカン』 Img05937 "The station which waits for the dawn." 『夜明け待つ駅舎』 Img05944 "The ice candy in the winter." 『冬の氷菓子』 ■ギャラリーから削除された作品リスト img03599 "The shining of winter day." 『冬の日のきらめき』 img04121 "The guards on the winter forest." 『冬の森の衛兵たち』 img04182 "The harbor of Toda." 『戸田の港』 img04213 "The beautiful dwelling." 『美しき住みか』 img04276 "The daydream on the white birch woods." 『白樺林の白昼夢』 img04415 "The forest of the refreshing yellow leaves." 『爽快カツラの木』 img04420 "Behind in the crimson sky at sunset." 『夕焼け空の向こうに』 img04499 "The floating of carmine red." 『紅色の浮遊』 img04527 "The silence in the surface of the lake." 『湖面のしじま』 img04531 "The grasses on the waterside." 『水辺の草たち』 img04640 "By coloring." 『色づくまでに』 img04865 "The carpet of snow color." 『雪色のカーペット』 img04995 "The tulip garden in the park." 『公園のチューリップ畑』 img05002 "The tulips of the good sleep in spring." 『春眠のチューリップたち』 img05008 "The capture of turban shell." 『サザエ採り』 img05013 "The sailboat on the blue sea." 『青い海とヨット』 img05027 "The glitter in the surface of the water." 『水面のきらめき』 img05033 "The spring of the soleil." 『ソレイユの春』 img05049 "The roadside tree in May." 『五月の街路樹』 img05051 "Looking up at the light on the forest." 『森の光を見上げて』 img05269 "The dwarfs on the surface of the water." 『水面のこびとたち』 img05362 "The prosperity of the horse chestnut." 『トチノキ隆盛』 img05813 "The blue sea in Sagami's country." 『相模の国の蒼き海』 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシアキオ写真展『 〜 薫 -kunpu- 風 〜 』開催中です ★☆★  2008年4月30日より、トリコシの地元、松田町・寄(やどりき)地区に ある自然食レストラン『荷風』にて、トリコシの作品展が行われています。自然 豊かなスローな時間がゆったりと流れる場所で、季節の写真を楽しんでみません か?  5月31日(土)まで展示されています。  まだご覧になっていない方は、ぜひ一度ご訪問ください。 ※↓現地までの道のりを掲載しました、お車で来られる方はご覧下さい↓※ http://tory.com/j/exhibition/index.html
★☆★ トリコシがFMおだわら(78.7MHz)に出演しました! ★☆★  去る5月4日(日)9:10〜、FMおだわら(バンド:78.7MHz)に トリコシが生出演いたしました。 http://www.fm-odawara.com/
 このブログでもお届けしている屋久島取材や北アルプス取材のレポート、松 田町・寄での写真展、写真教室の紹介などを中心に、パーソナリティの方とのトー クを20分ほど行いました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  昨年11月に続いて2回目の出演となります。パーソナリティの宮崎いずみさ んとはその後たびたびお会いして写真のお話などしているので、今ではすっかり 打ち解けて話しをすることができました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  実を申しますと、2回目ということで緊張感が欠如していたのか、本番スター ト5分前くらいになって慌ててスタジオ入りしたために、ちょっと息が切れてゼー ハーゼーハー言っていました。表面は冷静を装っていたのですが、敏感な方は声 の調子がおかしいことに気がつかれていたのではないでしょうか。ちょっと冷や 汗ものでした。  写真教室などもしているので、トークをすることそのものは嫌いではありませ ん、あとはエンターテイメントに徹して、いかにリスナーの方に分かりやすく楽 しく聴いていただくかということに気を配ったつもりではいますが、録音したM P3ファイルを後で聴き直してみると、もう少しあそこはなんとかしたかったな、 という反省点が多々見られて終わってからもやっぱり冷や汗をかいていました。 (笑)  また機会ありましたらスタジオに押しかけて、出演させていただこうかと思っ ております。(出させてもらえるかな?!) ★☆★ トリコシアキオ写真教室・『写真基礎講座』 ★☆★  トリコシの主宰する写真教室・コース1「写真基礎講座」が、去る5月9日に、 松田町民文化センターにて行われました。  楽しいことは最初から、というモットーに従って、まず午前中はミニ撮影会か ら始めます。文化センター近くにある延命寺へ。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  名物の牡丹の花は終わってちょうど花の端境期のように見られましたが、よく よく見ると色々な花が咲いています。参道の脇のシャクナゲの花が目にとまりま した。さっそく撮影体勢に入ります。  花を綺麗に撮るコツのひとつは「花と同じ視線に立つこと」です。自然と膝立 ちの低い姿勢が多くなります。なのでトリコシはズボンに穴が空かないようにレ ガーズ(膝当て)を欠かしません。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  合理的な格好ではありますが、山の中ならともかく街中でこの格好はちょっと 人目を引いてしまいます。しかし人になんと思われようとも撮影の方が大事なこ とは言うまでもありません。ゴーイング・マイ・ウェイです。  今週のテーマは「光線状態の見極め」と「適切な露出の決定方法」です。暗が りをバックにした白いシャクナゲの花。露出決定に迷うところです。花を綺麗に 撮るアングルの決め方から始まって、露出の決め方を現場でレクチャーします。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  その後、自由行動とし、生徒さんたちはお寺の境内をお借りして、色々な被写 体にカメラを向けました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  花は無くとも緑の眩しい季節。丁度お寺のお堂は壁を朱塗りにしなおしたばか りで、赤い壁に緑の葉が良く映えます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  午後からは文化センターの室内に場所を移して、「写真と光の関係」というテー マで講習を行いました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  写真は光の芸術と言われます。光の状態を読むことはとても大切で、それは正 しい露出の決定方法と密接に関連しています。そしてデジタルカメラの普及した 現代では、被写体に当たる光の状態を「ヒストグラム」の形状を読み解くことに よってよりビジュアルに視覚的に理解できるようになりました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  ただしヒストグラムは慣れていないとその形が何を表すのか何が何だかさっぱ りわからないと思います(私も最初のころはそうでした)。そこで様々な作例写 真を用意してヒストグラムの様々な形とその意味をお話ししてゆきます。  次は被写体ごとの正しい露出の決め方。明暗差の激しい風景写真のプリントを 壁に貼り付けて「疑似風景」を作り出します。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  もうこのコーナーではすっかりお馴染みの「ファインダーを覗けるマイクロビ デオ」です。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  これを使って、実際にファインダーを覗いている映像をパソコンに 送り込み、マニュアルモード+スポット測光による露出の正しい決定方法を学び ます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  デジカメとパソコンをUSBケーブルでつないで、Nikonならカメラコントロール ・プロを、Canonなら、EOS-ユーティリティを使うと、撮影した画像を即座にパ ソコンに送り込んで液晶プロジェクターに表示できるので、生徒さんも理解がよ り早くなる(はず)です。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  トリコシがやっているだけでなく、実際に生徒さんにも露出の決め方を練習し てもらいました。百聞は一見にしかず、何事も自分で体験してこそ身につくもの です。熱心な生徒さんは最近めきめきと腕を上げておられます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  今回はフィルムカメラの方も2名参加されました。トリコシはフィルムカメラ、 デジタルカメラを特に区分けはしませんので参加は大歓迎です。作品講評会では、 フィルムカメラの方はプリントをお持ちいただいたので、トリコシがそれをその 場でデジタルカメラで撮影します。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  するとフィルムカメラの生徒さんの作品も即座にデジタル画像化されて、液晶 プロジェクターに大写しとなって、他のデジタルカメラの生徒さんと同じ土俵で 講評を受けられるというわけです。 (もちろん、その日の撮影会のプリントはすぐには見られないので、前回の撮影 会のものを拝見するのです) (こういっては失礼なのでしょうが) トリコシも驚くくらい、生徒さんたちはめきめきと上達されています。 生徒さんの許可をいただいて、その作品の一部をここでご紹介したいと思います。
( NikonD200 + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )
( NikonD200 + AiAF-MicroNikkor60mmF2.8D )
( Canon EOS-Kiss-X2 + EF-S 17-85mmF3.5-4.5 IS USM )
( Nikon D80 + AiAF-MicroNikkor105mmF2.8D )
( NikonD200 + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )
( SONY α200 + AFDT18-70mmF3.5-5.6(D) )  いかがでしたでしょうか? これだけ綺麗に撮っていただければ、教える側もやりがいがあるというものです。 いやそれどころか、「いつかトリコシを超える生徒さんが出てくるのではないか」 と、危機感をつのらせています。(笑) ------------------------------------------------------- ◆ トリコシアキオ写真教室の詳細はこちらをご覧下さい ◆ ------------------------------------------------------- http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  永らくお届けしてきた屋久島レポートも今週で第5回目、いよいよ最終回です。 私が屋久島から去る時に感じた一抹の寂しさを、みなさまも感じることになるの でしょうか。  宮之浦岳、縄文杉の森から無事に帰還したトリコシは民宿「晴耕雨読」で仲間 とともに祝杯をあげ、ゆっくりと身体を休ませました。  翌日は車で島内一周です。  なかなか晴れない屋久島、今日も空はどんよりとした曇り空です。空が曇って いると海の色も冴えず、寂しいかぎりです。晴れていればきっと美しい海の色な のでしょうに。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  矢筈崎の灯台へ向かう途中の林でまたしてもヤク鹿に出逢いました。興味深そ うにこちらを眺めている、黒曜石のようなつぶらな瞳がなんとも可愛らしい。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  これが矢筈崎灯台。屋久島の最北端に位置する岬です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ここからの眺めは実に素晴らしく、蒼い海と白い波濤を真下に眺めることがで きます。晴れていればなおいっそう海の色は青かったことでしょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  宮之浦岳の高山地帯の植物、縄文杉の森ともまた違って海岸線はガジュマルを 中心とした亜熱帯植物が繁茂しています。縄文杉の森で感じたように、根や幹が 動き出して絡め取られてしまうのではないかという身の危険をここでも感じまし た。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  次の目的地は永田地区にある横河渓谷(よっごけいこく)です。さすが本土を 離れると変わった呼び名の地名が多いですね。  その道すがらみつけたユリの花はとても透き通ったピンク色をしていて思わず 車を止めて見入ってしまいました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  近くで見つめているとまるで吸い込まれそうな色です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  横河渓谷(よっごけいこく)は緑色の淵の水が印象的な爽やかな渓谷です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  渓谷の風景は本土でも見慣れているので、トリコシにはそれほど新鮮ではあり ませんでした。しかし蒸し暑い森の中、見つけたシダの葉でしょうか。こちらは 下から見上げるように写すと森の木漏れ日がキラキラと光りとても綺麗で、南国 の植物の雰囲気を漂わせていました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMAマクロ50mmF2.8EXDG )  島内一周のうち、西部林道は数ある世界自然遺産の中でただ一つ、人工の道が 自然遺産の中を通っている場所です。(世界遺産登録されたのは宮之浦岳から西 に延びる尾根の島全体の約25%の区域です)  そこを通っている途中、森の中にみかけました。ヤク猿の姿を。小雨の降る中、 暗い森の中で撮影に苦労しましたが。高感度に強いデジカメと明るい単焦点レン ズでなんとか手持ちでも撮影することができました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D )  やはりヤク猿を撮らないと屋久島に来た意味が半減してしまいますから、これ で一安心です。(笑)  次は日本名瀑100選に名前を連ねる「大川の滝」(おっこのたき)です。こ れもまた変わった名前の滝ですね。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  この滝は海岸線まで花崗岩の岩盤がせり出している屋久島ならでは、海岸べり の里からちょっと入るだけで落差88mを誇る巨大な滝の姿を拝むことができま す。滝壺の近くで見物している観光客のなんと小さいことでしょうか!
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  あまりに巨大すぎてそのスケール感をパソコンの画面でお伝えすることは至難 の業です。シャッタースピードももっと早くして水の流れを絹のようでなく、飛 び散る飛沫が写り込むくらいにするべきでした。この滝については満足のゆく作 品が撮れたとはいえません。できたらまた訪れて撮影に臨んでみたいものです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  大迫力の滝に圧倒された後には里で軽く昼食をとりました。道べりにちょこん とお座りしている猫ちゃんが可愛らしい。この光景は屋久島でも本土でも同じ、 なんだかほっとします
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  おつぎはトローキの滝です。これもまた変わった名前の滝です。どういう由来 があるのか分かりませんでしたが、これも花崗岩の岩盤がそのまま海へせりだし ている屋久島ならでは、このような大きな滝が海に直接注ぎ込んでいる滝など、 本土ではどこを捜してもありません。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  ちなみに背後に見える山はモッチョム岳、これもまた変わった名前の山です。 「モッチョム、モッチョム・・・」唱えているとなんだか筋肉が付いてきそうな 名前です。(笑)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  島内一周を無事に終えて、再び晴耕雨読で夜を明かし、翌朝フェリーに乗船し ていよいよ屋久島を離れます。5日間の滞在でしたが文字通りあっという間に過 ぎてしまったようです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  上陸するときは貨物船でしたが、島を離れる時はドックで修理を済ませてピカ ピカとなったフェリー「はいびすかす号」がお出迎えをしてくれました。  さてこの朝は海上を前線が通過した直後で、かなりしけていました。暗雲垂れ 込める大隅海峡。船に慣れない私たちは不安になってターミナルでスタッフに問 い合わせますが、「問題なく出港できます」とのお答え。本当に大丈夫なのでしょ うか。
( PENTAX Optio-W10 )  船上の人となり、汽笛が鳴っていよいよ屋久島の地を離れます。このときも相 変わらず屋久島は雲の下。ごきげん斜めのご様子ですが、しかしそれが「屋久島 らしさ」なのでしょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  種子島に寄港するフェリーや貨物船は海峡で風を真横からまともに受けてまる でオモチャのボートのように船体を大きく左右に揺らしています。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  デッキの上に立つとまるでジェットコースターにストッパー無しで乗っている ように身体が浮き上がりそうになります。しかしこのような状況でもトリコシは カメラを離さず最前線で周囲の撮影に余念がありません。いやむしろ荒れ狂う海 を前に、心はワクワクと小躍りしていたのです。(笑)
( PENTAX Optio-W10 )  暗雲垂れ込める大隅海峡を力強く走るフェリー「はいびすかす」。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G ) 舳先の脇を船体に押しのけられた波が白く湧き上がり、砕けて散ります。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  荒れ狂う海、映画館で観るようなシーンが眼前に展開しているのです。これを 船内でぬくぬくと過ごすなど考えられません。
( PENTAX Optio-W10 )  屋久島を離れて30分ほどすると、にわかに頭上から太陽の光が洋上に差し込 み始めました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  振り返ってみれば暗雲が垂れ込めていたのは実は屋久島の周辺だけだったので す。ご覧のように屋久島を離れればあたりはすっかり青空です。いかに屋久島自 体が雲を作り出しているのか、ということが分かります。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  青空は広がっても海峡を渡る風は相変わらず強いままです。ご覧のように10 00トン近い排水量を誇る中型フェリーも、まるで風呂場に浮かべたプラスチッ クのオモチャの船のように右へ左へと揺さぶられます。自然の力の強さをまざま ざと思い知らされます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  しっかり手すりにつかまっていないと時々デッキから放り出されそうになりま す。これは下手なジェットコースターよりも断然面白い。(笑)  こういうときはかえって外に出て船といっしょに身体を揺らせていたほうが船 酔いはしないようです。ご覧のように船内で休んでいた乗客の方々はことごとく 船酔いにやられてしまったようです。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  砕け散る波濤は船のデッキよりも高く舞い上がり、潮風となって私に吹き付け ます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  おかげでカメラもすっかり塩水に濡れてしまいました。その後乾くと、塩のつ ぶつぶがカメラの黒いグリップ部に現れてきます。潮風のすさまじさが分かりま す。後できちんとメンテナンスをしておかないとカメラが心配です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  ようやく種子島が近づいてきました。真横にのっぺりとした島影。鉄砲を持ち 込んだ西洋の船乗りが、これを日本の本土と勘違いしたのも分かるような気がし ます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  どんよりとした雲に覆われていた屋久島とはいたって対照的に、こちら種子島 ではさきほどのしけなど何もなかったかのようにあっけらかんと晴れ渡っていま す。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  しかし激しいしけは夢ではありませんでした。屋久島で買ってリュックに入れ ておいた「お寿司の詰め合わせパック」はすっかり偏って半分に圧縮されてしまっ たのですから。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  見てくれは崩れかけていましたが、屋久島で買ったお寿司パックはとても 美味でしたよ。  種子島は寄港しただけですので上陸することはありませんでしたが、海がとて も青いのが印象的でした。機会あれば訪れてみたいものです。  さて、種子島を出発して鹿児島港を目指します。波もだいぶ穏やかになってき ました。  途中、開聞岳をバックにしてジェット船「トッピー」が洋上を駆け抜けてゆく のが見えます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  かっこいいようでもあり可愛らしくも見えます。なんだかマンボウが海の上を 走っているみたいで。(笑)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  深い青い色をたたえる大隅海峡の海の上を、銀色をした鳥のようなものがピョ ンピョン飛び回っているのが目に付きました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  これが噂に聞く「トビウオ」ですか! 本当に海中から飛び出して、エラをパ タパタさせて数秒の間、海の上を滑空しているのです。ちょっと驚きました。  現在、写真を展示させてもらっている自然食レストラン『荷風』のご主人が、 学生時代の卒業旅行で屋久島を訪れたそうです。 「なにが一番印象に残っていますか?」 と私がここへ来る前に尋ねたところ。 「そうですね−、トビウオがたくさん飛んでいたのを覚えています」 とお答えになったのがとても印象的でした。  その噂のトビウオが目の前を飛んでいるので、私はちょっと感動してしまいま した。 「すごい!本当に飛んでいる!」とね。(笑)  この世界には本当に色々な生き物がいるものだと感心します。  海中を高速で泳ぎ回るトビウオの姿をみつつ、フェリーは無事に鹿児島港に接 岸しました。1週間ぶりに本土の土を踏むことになります。
( FUJIFILM FinePix-F31fd ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  九州では知人に会う約束があったので熊本に立ち寄り、一夜を過ごしました。 朝の水田風景の湿度感をたたえた素朴な風景が印象的です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  湿度のたっぷりある水田では、朝その回りの草花にも水滴がつくようになりま す。それらをマクロレンズでクローズアップすると朝露がきらきら光ってとても 綺麗です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  車は日中の九州道をひたはしって一路宮崎を目指します。夕方、宮崎港から大 阪に戻るフェリーが出航するからです。  それにしても地方の高速道路を走っていると、いつも車の少なさに驚かされま す。これで採算が取れているのだろうかと心配になります。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  そういえばトリコシは学生時代に自転車旅行で立ち寄って以来、宮崎県の土を 踏むのは本当に何十年ぶりかです。某知事のご活躍ですっかり有名になった感の ある宮崎県ですが、トリコシはまだ取材でここを訪れたことはありませんでした。 せっかくの機会ですので立ち寄ったサービスエリアでも寸暇を惜しんで周辺の新 緑を撮影してみます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF-MicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D )  都会化した宮崎市とはいえ、まだまだ素朴な風景が残っています。フェリーの 出航までにはまだ少し時間があるので、郊外を回ってみましょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG ) 田んぼの脇の畦に咲いていたキンポウゲの花が小さな身体を風に揺すっているの が目にとまったので、水面のキラキラをバックにして撮影させてもらいました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF-MicroNikkor70-180mmF4.5-5.6D )  日本中どこへ行っても、いつでも花たちは元気に可愛らしく咲いていて気持ち をほっとさせてくれます。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  そして日没の頃に宮崎港に到着です。沈み行く太陽と入れ替わるように昇り始 めた月の光が、薄暮の光の中、フェリーの船体を照らし出しています。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  宮崎と大阪を結ぶ大型フェリー「みやざきエクスプレス」。それに乗船する時 にはまるで巨大な怪獣のお腹の中に入って行くような気分になります。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  何百台ものトラックや自家用車を積載することのできるフェリーは船倉の駐車 場も3階建てくらいになっていて、自分の車を停めた階と場所をしっかり覚えて おかないと出港の時に右往左往してしまうことになるので注意が必要です。
( FUJIFILM FinePix-F31fd )  こうして無事に船上の人となりました。これであとは大阪まで眠っていれば着 いてしまいます。長距離フェリーはたいてい夜中に運行しているので夕方の出港 時には夕暮れの港町の情緒を楽しむことができます。宮崎の街も夕暮れのトワイ ライトカラーの下に染まりつつありました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  どなたかを見送りに来たグループでしょうか。紙テープを投げ合って、出航の 別れを惜しんでいます。今はもうなかなか見られないこうした情緒あるシーンが 見られるのが、フェリーの旅の一番の魅力です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  こうしてフェリーは九州の地を離れて本州を目指すことになりました。夕暮れ の光はますます淡くなり、漆黒の夜の闇にとって変わられようとしています。 そしてこれから向かうべき東の方角からは、満月の光が群青の日向灘(ひゅうが なだ)を照らして、ひとすじの亜麻色の光の道を海上に描き出していました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  きっとこの月が私たちの乗る船を東へと導いてくれることでしょう。  そしてまた次の新しい別の旅が始まるのです。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ※最後になりましたが今回の屋久島取材をコーディネイトしていただいた、  ダイバーのタカハシ氏に、この場を借りて感謝の意を表します。 ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
PENTAX Optio-W10 → http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-w10/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060214-1/jn060214-1.html
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3.1 にて RAW現像されています。 ★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。  そして持ち帰った位置情報データはパソコンに転送して管理され、「GoogleEarth」 (グーグル・アース)および「カシミール3D」といったフリーの地図ソフトに てトリコシの取材ルートをご覧になれるようになっています。 下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍してください。 http://tory.com/j/others/mm/2008/05-13/2008-05-13.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
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↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------ ◆今週のテーマ◆ 「コンパクトデジカメのJPEG画像を後でホワイトバランスをとるには?」 ------------------------------------------------------------------ 「綺麗な画像を得るためには、いかにホワイトバランスを整えるかが大切である」 と、自然風景写真館では訴えてまいりました。それはコンパクトデジカメの場合 であっても同様のことです。
 しかし「カスタム」あるいは「マニュアル」でホワイトバランスを取れる機種 とそうでない機種があります。  それにカメラ側の設定で行うホワイトバランスは、いったん室内でカスタムを とってしまったりすると、また屋外に出た時に取り直さないといけないという面 倒さがあります。  ではどうすればいいのでしょうか?  今回のテクニカル・ノートはその疑問にお答えします。 ◆ RAW現像ソフトを使って、後からホワイトバランスを補正する ◆  まずは日中の晴天下で、基準シートを撮影します。もちろんコンパクトデジカ メなのでRAWは使えず、JPEG撮影となります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  このときのホワイトバランスは何でもいいのですが、絶対に「オートホワイト バランス」はNGです。理由は後述します。  とりあえず「太陽光」でOKでしょう。
 さて、後からホワイトバランスを整えるためには「ホワイトバランス・サンプ ルツール」を備えた画像処理ソフトが必要です。  ここでは、Adobe の CameraRaw4.3.1 を使用しますが、基本的な考え方や操作 は SilkyPix などでも同様です。  撮影したJPEG画像を読み込ませると「ホワイトバランス」の項目は「撮影 時の設定」で、色温度、色かぶり補正ともに「0」−「0」となります。
 これは、RAWファイルが基準となる値(例えば5000K)を持っているの に対して、色温度が決まった上で保存されたJPEG画像は、色温度はあくまで 相対的にしか変えられないからです。  ですので、「4350K」といった値ではなく、「5」とか「−12」といっ た値がパラメータとして入ることになります。  さて、それでは画像の中の白色面を「ホワイトバランス・ツール(B)」でピッ クアップしてみましょう。  ご覧のように、リストボックスが「カスタム」と変わり、「色温度:−2」 「色かぶり補正:−11」となりました。
 これは、元々のJPEG画像が、基準となる白色から比べて、+2ほど黄色味 がかかり、+11ほどマゼンタ(紫色)に偏っていた、ということを示していま す。  さて、この値をどこかへメモしておきましょう。  そしてこれと同じコンパクトデジカメで、なおかつ「太陽光」で撮影した他の 画像を RAW現像ソフトで開いてみます。
 そのときのホワイトバランスの値はもちろん、 「色温度:0」「色かぶり補正:0」となっています。  そこへ、 「色温度:−2」「色かぶり補正:−11」 という値を手作業で入力するのです。
 こうすることによって、デジカメ固有の色かぶりを起こしていた画像が、基準 に従ったすっきりと美しい画像に変化するのです! ◆ホワイトバランス補正前◆
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) ◆ホワイトバランス補正後◆
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 ) (※カラーマネージメント対応のモニタでないと    違いが分かりづらい場合もありますのでご容赦下さい)  値を手作業で入力しましたが、AdobeBridgeなどのソフトを使うと 「RAW現像設定値のコピー&ペースト」が行えますので、複数ファイルに一気に ホワイトバランスの値を入力することができます。 ◆ オートホワイトバランスはNG ◆  さて、最初にJPEG画像を撮影するときのホワイトバランスに 「オートはNGです」と申しましたが、その理由をご説明しましょう。  理由は簡単、オートホワイトバランスで撮影された画像は、保存されるごとに 色温度の値が変わっています。  しかながら、RAWファイルと違ってJPEGファイルには基準となる色温度 情報がないので、全て 「色温度:0」「色かぶり補正:0」 となってしまうのです。実際の画像はバラバラな色温度なのに。 なので、後から値を入れて補正をしても結局同じ色味の画像にはならないのです。  上記の方法を使うときには必ず同じホワイトバランスの設定(例えば太陽光や 曇天)で撮り続けるようにしましょう。 ◆ 各種コンパクトデジカメのホワイトバランス補正の値 ◆  ご参考までに、トリコシが持っているコンパクトデジカメのいくつかについて、 上記の方法で取得したホワイトバランス補正の値の一覧を下記に掲載いたしまし た。 ※WB:太陽光で撮影した場合 ・Panasonic DMC-FX01 => 色温度:-2 , 色かぶり補正:-11 ・SONY CyberShot-T9 => 色温度:-3 , 色かぶり補正:+7 ・Canon PowerShot S3IS => 色温度:-5 , 色かぶり補正:+1 ・PENTAX Optio-W10 => 色温度:0 , 色かぶり補正:+3 ・FUJIFILM FinePixS6000 => 色温度:+6 , 色かぶり補正:+18  これを見ると、Panasonic のデジカメはかなりマゼンタ傾向が強いことが分か ります。人物の肌を健康的に見せるためでしょうか。その代わり、風景の空や緑 は冴えなくなってしまいます。  SONY の T9 はちょっぴり黄色味があるけれども、緑を綺麗にだすために、色 かぶりは緑側にシフトしているようです。(なので補正をすると+7となりマゼ ンタにシフトする)  フジフイルムのデジカメは強烈に青、緑が強くなっていることが分かります。 風景を撮影するには、フジのコンパクトデジカメが向いているようです。 この場合は完全に補正をするよりは、被写体に合わせて若干の偏りを残した方が フジのデジカメらしさが出せると思います。(笑)  以上、コンパクトデジカメの画像でも美しさにこだわりたい! という方はぜひ参考にしてみてください。  次回もどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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2008-05-13 Back to HomePage
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