2008-07-01 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第283号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★










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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img05174 "The encounter with Anemone narcissflora." 『ハクサンイチゲとの出逢い』 Img05224 "Mt.Yarigatake and the cirque in the morning." 『朝の槍ヶ岳と圏谷』 Img05278 "The luster of rock in Ootana-stream." 『大棚の岩の光沢』 Img05280 "Standing on the riverbed." 『河床に立って』 Img05365 "The blaze of red leaves." 『紅色の輝き』 Img05382 "The trees at the pasture." 『牧場の木々たち』 Img05553 "The autumn which came to the lake." 『湖沼に訪れた秋』 Img05698 "The river under the rising sun." 『太陽の昇る川』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシアキオ写真教室・コース4が開催されました ★☆★  トリコシの主宰する写真教室・コース4『被写体別撮影講座』が、 去る6月25日に行われました。  時期は梅雨時、今回のテーマは「水の風景」です。さて、どのような作品が撮 れたのでしょうか?  トリコシは生徒さんのために、小田原市〜足柄の里にかけての水の風景が撮り やすいスポットを紹介しました。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  まずは小田原市にある上府中公園へ。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.10.33N35.18.1&ZM=7
 園内には蓮池や噴水などがあり、身近な場所でありながら水の風景の勉強をす るにはうってつけの場所です。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  動きのある水はカメラのシャッタースピードを変化させることによって色々な 表現が可能です。速度を速くすれば、水は止まって見え、遅くすれば水は流れて いるように見えます。  また、一定の露出(明るさ)を保ってシャッタースピードを速くしようとすれ ば自然とレンズの絞り値は小さくなりますので、被写界深度が浅くなり、ボケが 大きく、背後の水の水滴は玉ボケとなって綺麗です。  露出における絞り値とシャッタースピードの関係、絞り値の違いによるレンズ の描写特性の違いなどを頭に入れながら適切なシャッタースピードを選択するの がポイントです。  よく分からない時は、少しずつ値を変化させながら撮影するのが鉄則です。 デジカメはランニングコストがかからないのですから、たくさんとって後で見比 べて研究してみましょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( 1/60秒 , F8.0 )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( 1/128秒 , F5.6 )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( 1/250秒 , F4.0 )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( 1/512秒 , F2.8 )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( 1/1000秒 , F2.0 )  さて次は神奈川県中井町にある「厳島湿性園」(いつくしましっせいえん)へ。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.14.13N35.19.58&ZM=7

( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  既にこのブログでもときおり紹介していますが、私のお気に入りの場所で、 ごらんのように住宅地の真ん中に突如として現れる静かな沼地です。河川の流入 ではなく自然の湧水によってできた沼で、とても静かなたたずまいに心が落ち着 きます。そしてトンボや蝶をはじめとしてたくさんの昆虫が棲息しており、生態 的にとても貴重な場所でもあります。よく近所の小学生が採取網を片手に課外授 業に訪れているのを見かけます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  水の恵みに感謝してでしょうか。古くから沼の中島に神社が建てられていまし た。遠く広島県にあり、世界文化遺産に登録されている有名な厳島神社と関係が あるのかどうかは分かりません。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  水の恵みのある場所は草花も生き生きとしているもの。足下にあって、気をつ けないと踏みつけてしまいそうな、小指の先ほどの大きさの可愛らしい花。これ は「ニワセキショウ」の花です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  アジサイの花も咲いています。そして時には花そのものよりも葉の緑の透明感 に惹かれてレンズを向けて見ます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  こういう落ち着いたたたずまいの場所では「何を撮って良いのか分からない」 という声を生徒さんからよく聞きます。  しかし心を空っぽにして風景をよく見つめてみましょう。何気ない、けれども なんとなく心引かれた風景の一部を切り取るだけでも、印象的な作品に仕上がる ことがあるのですから。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D )  沼の水面にカメラを向ける生徒さんの表情は真剣そのもの。そのような真摯な 姿勢は「カッコよく」感じるものです。失礼ながら遠くから望遠レンズでスナッ プさせていただきました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  湿性園の中には竹林もあります。薄暗くて絵になるのか?と心配する生徒さん もいるようですが、心配はありません。こうして竹の一本だけにフォーカスを合 わせて後ろをボカしてしまい、露出を多めに撮れば、けっこう綺麗な作品に仕上 がるものです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  ちなみにこちらは絞り値をF32まで思い切り絞り込んで撮影したものです。 こちらのほうが「見た目の印象」に近いかも知れません。レンズを通して見た映 像との違いを知ることができます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  さて、バスを走らせて次は秦野市の「戸川公園」にやってきました。最近すっ かり綺麗に整備されて、「風の吊り橋」と呼ばれる橋がトレードマークです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  そこへ丁度近所の幼稚園の子供さんたちが見学に訪れていたようです。シャッ ターチャンスです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  今の時期の公園の名物は何と言っても「アジサイ」です。アジサイにフォーカ スを合わせて、バックをぼかして、子供さんたちの楽しそうな様子は背景に使っ て見ました。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  普通に風景として撮影するときはこのように、前と後ろにもフォーカスが合う ように、絞り値を大きくして(F11)、少し引いた場所から撮影してみます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  子供さんたちが去った後は、アジサイそのものの撮影を楽しみましょう。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  アジサイの花そのものをクローズアップしてみます。マクロレンズの力の見せ 所です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  ガクアジサイの真ん中の花のクローズアップをしてみます。小さな花が寄り添 うように咲いていて、とても可愛らしいのです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  多重露光によるソフト表現にも挑戦してみましょう。まずは三脚でアングルと 構図を固定して、前の花にフォーカスを合わせて1枚目を撮影します。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  その後、フォーカスを後ろの花に合わせて2枚目を撮影します。 このとき、フィルムカメラの場合は「巻き上げ無し」にしておき、同じコマに複 数回の露光を行います。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ )  デジタルカメラの場合はメニューの中から「多重露光」と枚数を選択して行い ます。ただしNikonのデジタルカメラは多重露光が可能ですが、Canon のデジカメは多重露光ができません。PENTAXのデジカメはK20Dになっ てから多重露光が可能となったようです。ご注意下さい。  その画像を重ね合わせると、下のようなソフトな描写になるというわけです。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP90mmF2.8マクロ ) (※)上の作例では2枚の画像は通常の露出になっていますが、2枚の画像を重 ね合わせるので、それぞれの露出は1/2にしなければなりません。  さて、バスは一気に足柄の里を西に向かって横断し、南足柄市の「夕日の滝」 までやってきました。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.1.58N35.18.41&ZM=7

( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  南足柄市とはいえ、かなり山間の里までやってきました。鬱蒼とした樹林を5 分ほど歩いてゆくと。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  目の前に滝が現れました。これが夕日の滝です。  1月15日、滝の落ち口の場所に丁度夕日が沈む姿が見られるということでそ の名がついたそうです。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd ) 生徒さんたちはめいめいに三脚を立てて滝に向かってカメラを構えます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  梅雨時の今は多量の降水のため、水の量がいつもより倍増しています。滝の迫 力が増して、撮影には絶好の機会。生徒さんたちもカメラを操作する手に力が入 ります。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  滝は奥の深い被写体です。構図、アングル、レンズの選択、シャッタースピー ド、絞り値、季節、時間帯、天候、などなど様々な要素によってその表情を変え てゆきます。  それだけ作品の作りがいもあるというもの。生徒さんのカメラをひとつひとつ 覗きながらトリコシもアドバイスを差し上げます。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  撮影後は会場を小田原アリーナに移して講習会&作品の講評会です。 デジタルカメラ特有のホワイトバランスの問題についてアドバイスしているとこ ろです。(詳しくはテクニカルノートをご覧下さい)
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  そしてシャッタースピードの違いによる水の表現の違いなどについて、具体的 に説明します。
( FUJIFILM FinePix-S6000fd )  水は反射率の高い被写体ですので明るいところと暗いところの輝度差が激しい 風景になります。ダイナミックレンジの狭いデジタルカメラだと難しい被写体で、 微妙な露出決定が求められます。  生徒さんたちもそのあたりで苦労されているようでした。  露出の決定に関しては、また折に触れて教室の各コースで復習をする必要性を 感じています。 ------------------------------------------------------- ◆ トリコシアキオ写真教室の詳細はこちらをご覧下さい ◆ ------------------------------------------------------- http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今トリコシは長崎県・長崎市に来ております。長崎市は山地が海まで迫り、 いや、海の中から山地がせりだしているという方が正しいかも知れません。しか しそれがために地形が非常に起伏に富んでいて風景写真を撮る者にとっては非常 に魅力的な場所です。  港の周囲はどこも高台となっているので、そこから眺める夜景の素晴らしさは つとに有名です。  北陸・富山レポートの最中ではありますが、昨日撮影されたばかりのカットを 速報でお届けいたしましょう。  長崎市・風頭公園から見た長崎港の夜景です。
( Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そして長崎は日本におけるキリシタン活動の発祥の地としても有名で県内の各 地には西洋風の素敵な教会の姿が見られます。 (長崎市・浦上天主堂)
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG )  建物から見られる美しさとはうらはらに、キリシタンの歴史は迫害による苦難 の歴史であったとは思いますし、長崎市はご存じ原子爆弾の標的となったという 歴史の重荷を背負わされた街でもあります。  こうして夜になって観光客が去り、見事な夜景や、静かにライトアップされて いる教会を見つめていると、美しいと感じると同時に、そんな淡く切ない想いも また湧き上がってくるのです。  さて、長崎の取材レポートはまた作品整理後の後日にお届けするとして、再び 舞台は富山県へ戻り、先週の黒部ダム見学レポートの後編をお届けしましょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  先週は黒部ダム見学ルートの様子をお届けして、黒部ダムのレストハウスで山 いちごのソフトクリームに舌鼓を打ったところで終わりましたので、今週はその シーンからの再開です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  黒部ダムの堤防を渡り、黒部立山アルペンルートのケーブルカーで立山の山腹 を駆け上ります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ケーブルカーの最後部から下を眺めると、ちょっと怖い感じがしつつもワクワ クする気持ちも感じます。いくつになっても男性は乗り物に乗るとワクワクする 気持ちを持つというのはこれは一生の性(さが)なのかも知れません。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  ケーブルカーは黒部平(くろべだいら)の駅に到着しました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  この展望台からの眺めも素晴らしいものです、東には後立山連峰の名峰・針木 岳(はりのきだけ)が正面にそそりたっています。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  そして西には残雪をたっぷりとまとった立山連峰の雄姿が間近に迫り、その迫 力に誰もが圧倒されます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  その立山の山腹に吸い込まれるように、ロープウェイが往来しているのが見え ます。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  西からやってきた季節風はこの立山連峰にぶつかり上昇気流となって雲を生み 出します。なので立山の稜線の上には日中はいつでも雲が湧き上がり、それがま た山々の迫力を増しています。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  上空からは太陽の光が峰々の雪面に照りつけ輝きます。黒い岩肌と雪面の輝度 差はとても激しく、並のデジタルカメラならあっという間にオーバーレンジを起 こして完全に白飛びしてしまうところでしょう。  ワイド・ダイナミックレンジを誇る FinePix S5Pro の性能の見せ所です。こ のような被写体を撮影するために生まれたようなデジカメです。  先ほどはケーブルカー、こんどはロープウェイに乗ってさらに西を目指します。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  黒部立山アルペンルートは、こうして様々な乗り物を乗り継いでゆくのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ロープウェイからの展望も見事なものです。秋の紅葉も見事ですが今の時期の 残雪と新緑のコントラストもまた素晴らしい。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  雪解けがすすむごとに沢ぞいの雪もどんどんと少なくなってゆきます。しかし その過程で様々な力が働くのでしょうか。雪面には不思議な縞模様ができていま した。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )  大観峰(だいかんほう)の駅に到着しました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  駅舎を出たところに雪渓をくりぬいて作った「雪のトンネル」がありました。 気の利いたサービスです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  何度も乗り物を乗り継いで、今度はトンネルの中をバスで進みます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そうしてやっとのことで標高2450mの室堂(むろどう)ターミナルに到着 しました。時間とお金がけっこう取られます。(笑)
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  室堂ターミナルはご覧の通り、まだ多くの残雪に包まれています。山スキーを 楽しむ人の姿も多く見られました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  室堂でゆっくりしていたかったのですが、今日中には魚津まで戻らなければな りません。今度は路線バスに乗って、下界を目指します。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ちょうど日曜日、バスは満杯の状態でした。さすが有名観光地です。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  後ろ髪を引かれる想いながら、室堂を後にしました。バスの後部座席から立山 の西斜面、大量の残雪に包まれるように立っているターミナルの建物がどんどん と小さくなって行くのが見えます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  火山灰が降り積もって形成されたという大地、弥陀ヶ原の様子です。時期は6 月初頭。まだまだ大量の残雪に包まれていました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  バスはやがて「美女平」(びじょだいら)の駅に到着です。ここでもケーブル カーに乗り継ぎが必要です。発車時刻までに時間があったので駅屋上の展望台に 登ってみました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  その南にそそり立っているのが「鍬崎山」(くわさきやま)です。戦国時代に 埋められたという埋蔵金の伝説が残る山です。今でも一攫千金を夢見て、この山 腹に入り、それらを捜索している人たちがいるとか。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  謎とロマンに満ちた山。それはともかく、展望抜群の山だそうですので、テン トをかついで、その山頂で一夜を明かすのも面白そうだと思います。  美女平駅からケーブルカーに乗り継ぎです。そろそろいいかげんに嫌になって きました。こんなことなら、黒部ダム見学ルートを折り返して戻れるようにして くれればいいのに。。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そう文句を言いつつも、ケーブルカーでは真っ先に最後尾もしくは最前列の席 に向かうのです、いくつになっても子供っ気の抜けないトリコシです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ケーブルカーは安全な速度で降りていますが、しかしトンネルで暗くなりカメ ラのシャッタースピードが遅くなると周囲がブレて、まるですごいスピードで下っ ているように見えます。  こういう目に見えない表現ができるのも写真の楽しいところでしょう。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そうして立山駅に到着しました。満杯のケーブルカーから一斉に乗客が降り立 つ様子はなかなか迫力があります。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そうしてようやく富山地方電鉄に乗ることができました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ローカル線にガタゴトと揺られて魚津駅まで戻るのですが、しかし乗り換え案 内を勘違いして、途中の岩峅寺(いわくらじ)の駅で、置き去りにされてしまい ました。(笑)
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ローカル線のホームに一人ぽつんと取り残されると、なんとも寂しい気持ちで すが、しかし間違えてしまったものは仕方ありません。支線の富山行きの電車を 気長に待ちます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ようやく支線の電車が来ました。すっかり古びている車両ですが、しかしステ ンレス鋼材に身を包んだ最新鋭の車両よりも、こうしたクラッシックな車両に乗 ることに心安らぐ喜びを感じるのです。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  ワインやウイスキーが樽の中で時の流れに磨かれて、徐々にその味わいがまろ やかになってゆくように、これらの車両もまた、ゆるやかな時間の流れの中で少 しずつ磨かれて、心安らぐ雰囲気を醸し出すようになるのだと思います。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  そうしてようやく富山駅に到着しました。これからJRに乗り換えて、魚津駅 に向かうのですが、あまりに多くの乗り換えをしてきたために、ここでとうとう 日没の時間を迎えてしまいました。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  富山駅のホームに穏やかに差し込む夕日の光が、鉄の軌道の表面を照らし、緩 やかなカーブを描きながら延びるそのシルエットが夕暮れの駅舎でひときわ浮き 立って見えます。
( Panasonic LUMIX DMC-FX01 )  たった1日の体験ではあったけれども、とても長く感じた黒部ダム見学ルート の体験。  その一日の終わりをなごり惜しむように、時間さえもゆっくりと動いているか のようなひとときを、ホームの片隅にたたずみながらじっくりと味わいます。  そして魚津の駅に戻るころには日はとっぷりと暮れていることでしょう。  私の愛車は無事にしているでしょうか。想いがつのります。  そして明日は越前・福井へと向かう、その先の旅路に想いを馳せるのでした。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
Panasonic LUMIX DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
Panasonic LUMIX DMC-FX01 → http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060214-1/jn060214-1.html
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3.1 にて RAW現像されています。 ★ トリコシの取材ルートをGoogleEarth&カシミール3Dで再現できます! ★  既にご存じのようにトリコシの最近の取材では、GPSレシーバーを携帯して 位置情報を刻々と記録するようにしています。  そして持ち帰った位置情報データはパソコンに転送して管理され、「GoogleEarth」 (グーグル・アース)および「カシミール3D」といったフリーの地図ソフトに てトリコシの取材ルートをご覧になれるようになっています。 下記のURLをクリックして圧縮ファイルをダウンロードして解凍してください。 http://tory.com/j/others/mm/2008/07-01/2008-07-01.zip
 下の例のように、ZIPファイルをダウンロードすると"KML"という拡張子のファ イルが入っていますので(ZIPを解凍するソフトによって表示は多少異なります)、 それをダブルクリックすると、GoogleEarthの画面が開き、トリコシの取材ルー トが水色の線で表示されます。  その後、地図を拡大表示させることが可能です。
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 また、"GPX" という拡張子のファイルを、フリーソフト「カシミール3D」に ドラッグ&ドロップしても、そのルートを表示させることができます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ Google Earth は、衛星航空写真、地図、地形や 3D モデルなどを組み合わせて、 世界中の地理空間情報を取得してパソコンの画面に表示するソフトウェアです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://earth.google.co.jp/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『カシミール(Kashmir)3D』は、山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CG の作成、リアルタイムフライトシミュレーション、ハイパーマップの作成などが 可能な多機能なフリーソフトです。 ◆ダウンロードはこちらから→ http://www.kashmir3d.com/
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ★★★ お知らせ:ブログ画像の撮影位置情報公開について ★★★  自然風景写真館では、ブログで公開した撮影画像にGPS座標データを含めた まま公開いたします。 (将来的にはギャラリーを含む全ての画像に位置情報を埋め込む方針です)  ブログ画像をいったんお使いのパソコンに保存していただいて、それを下記 に紹介したような地図ソフトに画像をドラッグ&ドロップすると、撮影された場 所に自動的にジャンプして撮影位置が特定できるようになりました。 (1) カシミール3D(※フリーソフトですが地図データは別途必要です)
(2) スーパーマップル・デジタル(※市販ソフト)
(3) プロアトラス(※動作未確認) (4) Adobe Photoshop Lightroom1.0 (※ 画像を取り込んで、メタデータのGPS欄の右矢印をクリックすると、   GoogleMapへのジャンプが可能です) (5) デジカメ解析ツール ExifReader3.50(※フリーソフト) (※1:画像を開いて、ウェブマップ・マピオンへのジャンプが可能です) (※2:画像を開いて、地図ソフトMapfan.netへのジャンプが可能です) ※※※ 撮影位置情報公開にともなう注意点 ※※※ (1) 撮影場所は個人の私有地の場合もありえます(民家の庭先など)   もしその場所に行かれて撮影される場合は、所有者へのご挨拶など   基本的なマナーを守って撮影してください。 (2) 希少植物の棲息域の保護にご協力下さい。   公開された写真に希少な植物が含まれていた場合は、   その場所の保護をお願いいたします。   高山植物の持ち帰りなどは絶対におやめください。 (3) 万が一、撮影位置公開によるトラブルが発生してしまった場合、   自然風景写真館では一切の責任を負えませんのでご了承下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------ ◆今週のテーマ◆ 「風景写真ではオートホワイトバランスはNG」 ------------------------------------------------------------------  「マニュアル露出の決定方法」をお届けします、と予告しておきながら、なか なか資料の整理がおいつかず、それができずに申し訳ない気持ちです、どうかも う少々ご容赦を。  その代わり、今回は再び「ホワイトバランス」のことについてお届けします。  デジタルカメラにとってホワイトバランスはとても重要な決定項目です。 ご存じ、自然風景写真館、そしてトリコシアキオ写真教室では、デジカメで風景 撮影を行う人にはカスタム・ホワイトバランス(マニュアル・ホワイトバランス) を取ることを推奨しています。
 ここで大事なことは、必ず ◆ 晴天の下で、信頼のおけるシートを使ってホワイトバランスを取る ◆ ということです。  よく聞かれる質問に 「カスタム・ホワイトバランスは撮影時の光の状態が変化したら、その都度、取 り直したほうが良いのですか?」  というものがありますが、風景撮影の場合は、基本的に 「快晴時に取得して、後はずっとそれを保持して使い続ける」  というのがいいと思います。  なぜなら、例えば曇っている時には光の色味は青みがかかっていますが、その 下でカスタム・ホワイトバランスを取ってしまうと、その青みが取り除かれてし まうからです。  商品の正確な色再現を要求される商品撮影やモデル撮影なら、それでいいので すが、こと風景に関しては、 「その場に降り注いでいる光を自然な光と見る」 としたほうが、「自然な風景写真」になると思うからです。  曇天や雨の日に白いカードを見て、それを白いと感じるのは「紙は白い」と思っ ている先入観から来るもので。  風景をじっと見つめていると、 「曇天や雨の日には、やはり白い紙は青みがかかって見えるし、  朝日や夕日の時にはオレンジ色に見える」  ということに気づくはずです。  なので、その状態でカスタム・ホワイトバランスを取るよりは、晴天時に取得 したカスタム・ホワイトバランスの値を使い続けた方が、「人間の眼にとって、 撮影した画像が自然に見える」というわけです。  フィルム撮影の経験の長い人は、これは「デイ・ライト・フィルム」で撮影し ているのこと同じことだ、ということに気づくはずです。  フィルムはたいてい、 「快晴時の太陽光の色温度5000Kを基準にして、白いものが白く発色するよ うに」  調整されていますから、そのフィルムを使って雨の日や曇天に日に白いものを 撮影したら青みがかかる、そして朝日や夕日の時には強烈なオレンジ色がかかる、 というのはご承知の通りです。  ところが、ことデジタルカメラ時代になって、その色温度を自由に調整できる がために、またデジタルカメラごとに色温度の決定方法の内部処理が異なってい るために、混乱を生じてしまっているようです。  少しまとめましょう。 ◆ 商品撮影やモデル撮影、イベント撮影などで正確に物体の色味を再現したい時 ◆ → 被写体に注いでいる光源下で、   信頼のおけるホワイトカードを使ってカスタムホワイトバランスを取る  これで色かぶりの無い、綺麗な撮影ができます。 ◆ 風景撮影「見た目に近い」「自然な印象で」撮影をしたい ◆ → 快晴の太陽光の下で、   信頼のおけるホワイトカードを使ってカスタムホワイトバランスを取る  これで、その場の「見た目に近い印象」で「自然な印象の」風景写真画像が  撮影できます。 ◆ 風景撮影ではオート・ホワイトバランスはNG ◆  次の話題はデジカメで風景撮影をする時にはオートホワイトバランスを使わな い方が望ましい、というものです。  実例をご紹介しましょう。  前回の撮影会の天候は曇天でした。  それをオートホワイトバランスで撮影したのが下の1番目の画像、2番目は 「晴天時に取得したカスタム・ホワイトバランス」による画像、です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD ) ( ホワイトバランス:オート )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD ) ( ホワイトバランス:カスタム )  ご覧のように、オートホワイトバランスを使うと、日陰の青と緑に包まれたモ ミジの葉に、マゼンタと黄色がかかって補正がされてしまっています。  理由は2つ、 (1) 曇天下の光で青みがかかっているので、その青を補正しようとして   反対色の黄色が加えられた。 (2) 画面全体が緑色なので「緑かぶり」を起こしていると判断して、   反対色のマンゼタが加えられた。  しかしこれは「その場で見た印象」とはだいぶ違ってしまいます。 (1) に関して言えば、そのような補正が加わると、「その葉を晴天下で撮影した   のと同じ条件」の画像に補正されてしまっているということです。   しかしそれは明らかにその場の光の印象とは異なってしまいます。   (たまたま結果的に撮影者がそれで満足するというのであればOKなのですが) (2) に関して言えば、画面全体が新緑の緑とか紅葉の紅とか、黄色の花とか、   青空のような特定の色に包まれている場合、   オートホワイトバランスは、それらを補正するような色を混ぜようとするの   です。それが撮影者の意図に反して、色を薄めてしまう原因です。  もう少し作例を見てみましょう。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( ホワイトバランス:オート )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( ホワイトバランス:曇天 )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + AFDC-Nikkor135mmF2D ) ( ホワイトバランス:カスタム )  上記3つの作例では、1番目の明らかにオートホワイトバランスでは色が薄く 感じます。緑の多い画面なので、それが補正されたしまったのです。  2番目の曇天モードでは、一般的に黄色味が足されます。黄色を足すと新緑な どが鮮やかになるので、黄色フィルターを使う写真家もいますが、しかし撮影時 の基本はあくまで「その場の自然な印象を再現する」ということです。 (後の補正はRAW現像時に必要最小限だけ行うのが理想です)  なので、「その場の見た目に近い印象」の画像は、やはり3番目の「晴天時に 取得したカスタム・ホワイトバランス」で撮影した画像なのです。  こちらは湿性園の竹林です。
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG ) ( ホワイトバランス:オート )
( FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA24-70mmF2.8EXDG ) ( ホワイトバランス:カスタム )  これはもう明らかに緑の発色が異なります。カスタム・ホワイトバランスを使っ て撮影された画像の方が緑の深みが断然増しています。 (というより、それが本来の見た眼に近い発色)  デジタルカメラで「緑の色が思ったように出ない」、「夕日の色が思ったより も薄い」という悩みの大半はホワイトバランスが正しく設定されていないことに よる問題です。特にオートホワイトバランスは、たまたまうまく行くこともあり ますが、基本的には風景撮影では選択してはいけないと、トリコシは考えていま す。  そして、カメラにあらかじめ用意されている、「太陽光モード」「曇天モード」 などは、既にこのコーナーで何度も紹介してきている通り、デジタルカメラごと に発色の違いがあり、統一がされていないという大問題があります。それをRA W現像時に補正するのは至難の業ですし、そんな非効率的な作業はするべきはあ りません。  というわけで、結局の所、最初の取得に面倒を感じるかも知れませんが、晴天 時に基準シートでカスタムホワイトバランスを取得しておくとうのが、その後い つまでも、正確かつ基準となる色味でもって風景撮影をする近道だと言えるわけ です。  これでホワイトバランスの悩みから解消されました!(...でしょうか?)  このコラムがみなさんのデジカメライフの楽しみの一助になれば幸いです。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.今後のリニューアル予定 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ・特設展示「さくら」コーナー ・「お気に入り」システムの作成 ・撮影機材紹介 ・特別展示室(タペストリー表示など) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §6.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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