2008-10-14 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第298号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★




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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img06009 "The verdure enjoys his seasons." 『新緑謳歌』 Img06022 "The paradise of the children." 『子供たちの楽園』 Img06033 "The deutzia in her dream." 『夢いっぱいのウツギ』 Img06043 "The doze kitten." 『居眠り子猫』 Img06060 "Mt.Fuji in the dawn." 『黎明の富士』 Img06126 "Kidoike pond like mirror in the autumn." 『秋映の木戸池』 Img06212 "The camellia which finished face washing." 『洗顔を済ませたツバキ』 Img06314 "The transparent ripple." 『透明なるさざ波』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★ トリコシの知人「白州の森」さんのHPを覗いてみてください ★☆★  「白州」(はくしゅう)とは山梨県北杜市の北部の地名(旧名・白州町)のこ とです、南アルプス北部・甲斐駒ヶ岳を水源とする水の綺麗な町です。トリコシ の知人「白州の森」さんは、もちろん本名ではなく、ニックネームなのですが、 この白州にログハウスを建ててお住まいになっていて、トリコシはネットの先輩、 自然観察の先輩、登山の先輩として古くからおつきあいさせていただています。  白州の森さんは登山の経験ももちろん、パソコンやネットの使いこなしもなか なかのもの、トリコシも色々と参考にさせていただいています。このたびHPリ ニューアルのお知らせが届きました。  素敵なホームページなので、ぜひ一度覗いてみてください。 ◆下記、リンク集の中、「友人」のページのトップにあります。 http://tory.com/j/others/links/index.html
★☆★☆★ 11月・滝の撮影会に参加してみませんか? ★☆★☆★  先週お知らせしました西丹沢、大滝撮影会の件、下記の日程で、それぞれ2名 ほど若干空きがございます。 ■日程:2008年11月17日(月)→ 2名空きあり ■日程:2008年11月18日(火)→ ※満席※ ■日程:2008年11月19日(水)→ ※満席※ ■日程:2008年11月22日(土)→ 2名空きあり  もしご興味ありましたら、akio@tory.com に返信してお申し込みください。
(※ 写真はイメージです) ----------------------- 撮影会の概要 ----------------------- ■テーマ:秋の滝・撮影会 ■場所:神奈川県・西丹沢の滝を予定 ■参加費:5000円 ■おおよそのタイム 9:00小田急線新松田駅前集合〜11:00西丹沢の滝撮影 〜12:00〜(昼食)〜13:00丹沢湖周辺の紅葉撮影  〜16:00解散 (※)時間調整のご希望などありましたらご遠慮なくお申し出下さい。 ■備考 Q. 丹沢というと山深い場所のようですが、装備はどの程度が必要ですか? A. 車で降りてすぐの滝を選びますので山歩きの体力は必要ありません。    ただし、水に濡れた岩は滑りやすいので、滑りづらい靴でお越し下さい。    また滝のしぶきが凄いですから、たとえ晴れでも雨具は必要となりまうs。 ■参加表明方法 このメールに返信してお願いします。 ※宛先:akio@tory.com ★☆★ トリコシアキオ写真教室・コース1:写真基礎講座 ★☆★  トリコシの主宰する写真教室・コース1・写真基礎講座が、 去る10月3日に行われました。  午後の講習の前に、午前中のミニ撮影会は南足柄市の「ふくざわ公園」へお邪 魔しました。
( photo54 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  今の時期、ふくざわ公園周辺には酔芙蓉の花が咲き誇っています。
( photo55 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  農道の両脇を埋め尽くすように咲き誇る酔芙蓉は実に見事なものです。
( photo56 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  南足柄市はまだまだ素朴な風景の残るところです。
( photo57 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  東京や横浜方面から来られる生徒さんにはこのような場所でのミニ撮影会はと ても喜ばれます。
( photo58 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  酔芙蓉の撮影は1時間ほどで終わらせて、次はトリコシの地元、松田町の河川 敷にあるコスモス畑へ。コスモスは我が松田町の町の花でもあるのです。
( photo59 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  生徒さんの指導をしつつもコスモスの花がとても綺麗だったので、トリコシも 何枚か撮らせてもらいました。  まるで風に揺られて踊っているかのような白いコスモスの花が素敵です。
( photo60 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD )  そして定番の淡いピンク色をしたコスモスの花も、暖かい陽の光を浴びて、ま るで喜んでいるようでした。
( photo61 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD )  毎年見かけるのですが、コスモスの花にはハナグモが寄ってきます。このとき も緑色をした小さなクモがコスモスの花弁の上にたたずんでいました。 (クモが嫌いな方は失礼をお許し下さい。しかしこれもまた小さな命の姿です)
( photo62 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD )  仲むつまじく寄り添うように咲いている紅白のコスモスの姿が微笑ましく、 レンズを向けさせてもらいました。
( photo63 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD )  草むらに目を向ければ、夏の花であるツユクサがまだ咲き残っていました。主 役の座はコスモスに奪われてしまったけれども、まだまだ私も元気ですと言わん ばかりに元気に咲いていました。
( photo64 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・  さて、午後は会場を松田町民文化センターに移して机上講習です。
( photo65 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  今回のテーマは「撮影をサポートする便利なアクセサリ」です。 数あるアクセサリの中でももっとも重要と思われる「三脚」の使いこなしから説 明してゆきます。
( photo66 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  ネイチャー・フォトで最も人気のある被写体と言えば、やはり何と言っても 「花」でしょう。足下に咲く可憐な花を撮影するには花と同じ目線に立たなけれ ばなりません。そのためにはカメラを「ローアングル」(低い位置)にセットす ることが可能な三脚が必要です。 (ご覧になっている三脚は Gitzo・エクスプローラー・GT-2540EX)
( photo67 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  ローアングルが可能な三脚だとしても、それでも地上20cmがぎりぎりの線 です。そこでさらに雲台を真横に倒してL字形の「アングル・ブラケット」を併 用することにより、地上すれすれのローアングルが実現しました。
( photo68 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  その他、雲台の種類や使いこなし、そしてサブカメラとしてコンパクトデジカ メを三脚に固定するためのクリップ型ミニ雲台の紹介など、実践で試行錯誤を重 ねたトリコシならではのノウハウを伝授してゆきます。
( photo69 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  そのほかに草花撮影で役に立つアクセサリといえば、ご覧の「アングル・ファ インダー」があります。
( photo70 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  これを使えば、撮影者が地面に這いつくばらなくても低い位置からの撮影が可 能です。ネックは価格が高いこと(2万円ほど)でしょうか。生徒さんは実際に 覗いてみてその感触を確かめています。
( photo71 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  そのほか、接写専用のマクロレンズでなくとも被写体に近づくことができるよ うになる(最短撮影距離を縮める)アクセサリとして「中間リング」や「クロー ズアップレンズ」「リバースアダプタ」などを紹介しています。
( photo72 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  中間リングはご覧のようにレンズの後玉とボディの間に装着します。詳しい原 理は割愛しますが、レンズ群を撮像面から離すことにより、近い被写体にピント が合うようになります。
( photo73 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  小さなシマウマのミニチュアを使用して、実際にどのくらい近寄れるかを実証 してみましょう。
( photo74 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  おなじみカメラのファインダーを覗くことのできるマイクロビデオカメラを使っ て、シマウマの顔を近接撮影し、中間リングの威力を実際に見てもらいます。
( photo75 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 ) (その威力を目の当たりにし、この後さっそく中間リングを注文している生徒さ んがいらっしゃいました)  その他、雨の森や山での撮影で重宝するカメラレインカバーなどを紹介します。
( photo76 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  カバーからはストラップを出すことができるので、カバーをしつつもカメラを 首にかけながら移動することができるのです。
( photo77 : FUJIFILM FinePix-S6000fd , 撮影:高橋浩和 )  ここで紹介したアクセサリはほんの一部です。道具にはこだわりの強いトリコ シ、事前にお配りしたテキストはなんと36ページもの容量(!)になってしま いました。 <<< テキストでご紹介した主なアクセサリ >>> ・三脚、一脚 ・雲台 ・クイックシュー ・アングルブラケット ・レリーズケーブル(リモートコード) ・クランプ型ミニ雲台 ・フィルター(PL,ND,クロス、ソフト、ハーフND,etc) ・ステップアップリング ・アングルファインダー ・中間リング ・クローズアップレンズ ・テレコン ・リバースアダプタ ・レフ板 ・ディフューザー ・ストロボ ・水準器(レベラー) ・レガーズ(膝当て) ・レンズペン ・単眼鏡 ・LEDヘッドランプ ・ブロアー ・シャワーキャップ ・カメラレインカバー ・フィンガーレスグローブ ・カメラマングローブ ・三脚用スノーシュー ・コンパス ・フィルムケース ・ベルトポーチ ・日の出、月の出、予測ソフト ・ ・ ・  自分でもちょっとあきれてしまいましたが、、改めて普段の撮影でお世話になっ ているアクセサリがいかに多いかを思い知らされました。  トリコシのポケットから取り出される小道具は数知れず、子供たちからは 「ドラえもんのおじさん」と呼ばれています。(笑) ------------------------------------------------------- ◆ トリコシアキオ写真教室の詳細はこちらをご覧下さい ◆ ------------------------------------------------------- http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このブログが配信されるのは10月14日の朝。 トリコシは10月11〜13日の3日間、山岳連盟のメンバーと共に、北アルプ ス・黒部峡谷の下廊下(しものろうか)というルートを歩いて参りました。 黒部ダムの下流部に位置するこのルートは断崖絶壁をくりぬいて造られており、 トレッキングコースとしてはタフな部類のコースに位置づけられています。  13日の夕方、無事に富山市街まで戻り、今は駅ビルのネットカフェで記事を 執筆しています。  黒部峡谷の紅葉は素晴らしいものでした。その様子はまた後の週のブログで お届けするとして、  今週は先週の続編として、北アルプス・涸沢(からさわ)の様子を引き続きお 届けいたしましょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・  さて、先週は上高地より入山し、涸沢ヒュッテまでたどり着いた時点で終了し ていました。
( photo01 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  標高2300m近くある涸沢、気温は0°ちかくでとても寒く、小屋ではもう 既にストーブがたかれていました。
( photo02 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  ヒュッテ手前にある展望テラスからは周囲の山々を見渡すことができます。天 候は思わしくなく陽光は少なく、とても肌寒い気候です。
( photo03 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  ご覧のように奥穂高岳の沢すじには万年雪の雪渓が残されています。寒いはず です、他の登山客は皆ダウンのジャケットを羽織っています。
( photo04 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  涸沢カールは紅葉の名所ということもあってか、この時期は多くの登山客で賑 わいます。しかし天気の悪い平日だからでしょうか、いつも雑誌などで見かける 涸沢の賑わいにはまだ及ばないようです。
( photo05 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  涸沢ヒュッテの向かいにあるのは涸沢小屋です。ご覧のように北穂高岳の直下、 とても急峻な場所に建てられています。穂高の紅葉はかなり進んでいるようです が、しかし天気が悪いせいでしょうか、どうも色がぱっとしません。
( photo06 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  いくら頑張っても気象条件ばかりはどうにもなりません。ヒュッテの売店で食 事でもしながらチャンスを待つこととしましょう。
( photo07 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  メジャーな小屋の売店です、色々なものが売っていますが、真っ先にトリコシ の目に飛び込んできたのは「ソフトアイス」の看板。
( photo08 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  周囲は氷点下近い陽気でしたが、しかしアイスクリームの誘惑には勝てず、ま るで誘蛾灯に吸い寄せられる蛾のように、思わず財布から500円玉を取り出し て、マンゴ味のソフトアイスを買ってしまったのです。
( photo09 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  「こんな寒い日にソフトアイスを注文するなんて、この客おかしいんじゃない のか?」と口には出さないものの明らかにそのような目線で見つめる店員をよそ 目に、「だったら最初から売るな」とこれも口には出さないものの、目線で店員 をにらみ返し、トリコシは雄大な穂高の山々をバックにしてソフトアイスに舌鼓 を打ったのでした。  結局その日は満足の行く写真は撮れず、仕方なしにヒュッテで夕食の準備に取 りかかります。寒い日には暖かい食事が何よりの楽しみです。
( photo10 : FUJIFILM FinePix-F31fd )
( photo11 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  「豚肉の黒味噌炒め」といういつになく豪勢な食事に満足して、その日は床に ついたのでした。
( photo12 : FUJIFILM FinePix-F31fd ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・  さて、天気予報は悪化の方向、翌朝になっても空はどんよりと曇ったままです。
( photo13 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  しかし夜の色と昼の色が移り変わる中間の時間帯、日の出前30分くらいの時 間帯、空は淡いブルーに染まり、霧がうっすらとかかった穂高を神秘的な姿に染 め上げてくれました。長時間露光をすると、その紫色に染まる山の姿を写しとめ ることができます。天気が悪いからと言って撮影をあきらめることはありません。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そうはいっても写真を撮らない人にとってはそのようなシーンが眼に入るはず もありません。悪天候の予報を聞いて、他の登山者は次々と下山に取りかかりま す。
( photo16 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  本来の予定では、涸沢の紅葉を撮影しつつ、北穂高岳の山頂まで登り、翌日、 大キレットと呼ばれるルートを通過する予定だったのですが、この天候では無理 は禁物です。ご覧のように3000mを超える稜線部はうっすらとした霧に包ま れ、雨やみぞれが降っていることは間違いありません(場合によっては雪かも)
( photo17 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  (中には悪天候でも行けるところまで山頂に向かってゆこうという人がいま したが、これには感心しません)  ピークハントではなく写真撮影が目的のトリコシにとって、この悪天候で無理 をする理由は全く無いのです。早々に涸沢ヒュッテに停滞(連泊)を決め込みま す。特別することもないのですが、談話室の本棚に並べられていた、山と渓谷社 のアルパインカレンダー1960年〜2008年を一気に読破しました。
( photo18 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  普段多忙な日々を送っているだけに、このようにゆったりとした時間を過ごす のはいつ以来のことでしょうか、誰もいなくなった談話室で静かに読書(アルパ インカレンダー読破)にいそしむ。撮影の成果が上げられないのは残念ですが、 しかしこれは山の神様が「たまには休め」とおっしゃっているのだ、と勝手に解 釈してそのご厚意に甘えることとしましょう。(笑)
( photo19 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  それはともかく、過去の先達たちの作品を拝見するのは実に勉強になります。 1960年代のカレンダーはモノクロ写真がほとんどですが、今見てみると実に 新鮮で力強く、新しい撮影場所や視線を求めての開拓時代の意気込みを感じるこ とができました。
( photo20 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  さて、雨は相変わらず強く降り続いています。天気予報によれば台湾の南には 台風が接近しているとのこと。もうこうなったら開き直って停滞を決め込むしか ありません。
( photo21 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  気温も下がってきました。そして3000mを超えるラインには白いものがうっ すらと見え始めました。雪が降り始めているようです。
( photo22 : FUJIFILM FinePix-F31fd ) 「もし運が良ければ、翌朝、新雪+紅葉の三段染めが見られるかも・・・」と淡 い期待を抱きます。  おやつの時間には売店でコーヒーとおでんを注文しました。冷えた身体にはな によりのごちそうです。
( photo25 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  余談ですが、ヒュッテの売店ではコーヒーが400円(しかもけっこうおいし い)、おでんが1本150円、カレーとラーメンが800円。  下界と比べてもそれほど高い値段ではありません。ヒュッテのスタッフの企業 努力が感じられます。  小屋の食事が朝夕合わせて3000円するのですから、もしかしたら素泊まり にして、カレーとラーメンで食事を済ませてしまったら1600円で済みます。 こうしたほうがダンゼンお得かも!?  そうしておやつをほおばりつつも周囲の状況は刻々と変化してゆきます。谷間 から霧が湧き上がり、山裾の色づいた斜面を覆ったり隠したりしています。その 霧は一時も止まることなく流動し、まるで動いている山水画のようです。
( photo26 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  鮮やかな紅葉には恵まれないものの、それなりに雰囲気のある作品を撮影する ことができ、ふたたび夕食の時間を迎えました。  本日のメニューは梅かゆ、ミニトマト、コーンスープ、汁ビーフン、お赤飯な ど、停滞すると身体をほどんと動かしていないのですが、しかしお腹がすくのは 人間の不思議、今日もしっかり夕食をとって休みます。
( photo27 : FUJIFILM FinePix-F31fd ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・  翌朝も残念ながら晴れることはありませんでした、しかし未明の山々は藍色と 紫色の中間のようななんともいえない神秘的な色に染まり、涸沢カールはますま す荘厳な雰囲気に包まれていました。
( photo28 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  東の空にはわずかながら間隙が見えます。やはり朝は一日のうちでもっとも天 候が安定しているのです、運が良ければ日の出の太陽が見られるかも知れません。
( photo29 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  前穂高岳へと続く稜線が朝の紅色に染まり始めています。しかし鮮やかなモル ゲンロートに至ることはなく、不完全燃焼のような朝焼けで終わってしまいまし た。
( photo30 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  残念ではありますが、これもまた自然の姿。日本の気候の2/3は雨か曇りな のです。それを受け入れて次のチャンスを待つこととしましょう。  日の出は見られませんでしたが、しかし落胆することはありません。前日の雨 がもたらしてくれたプレゼントがそこかしこにたくさんちりばめられているので すから。  まだ色づきの遅いナナカマドの葉ですが、しかしその上にはたくさんの水滴が 光っていたのです。
( photo31 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そのみずみずしさをマクロレンズを使って拡大撮影してみましょう。
( photo32 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  持参したのはフィルムカメラなので、そのようすをお届けすることはできませ んが、デジタルカメラの画像でお楽しみ下さい。
( photo33 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  そうこうしているうちに東の空の雲は一陣の風に払われて、みるみるうちに晴 れ間が広がり始めました。
( photo34 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  カールにはつかの間の晴れ間が差し込み、それがカール地形にへばりつくよう に耐えて生えている草木に降り注いぎはじめました。
( photo35 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  黒雲に覆われたままの稜線は、岩石の重みを感じさせるように鈍い光にとどま り、そしてカールのすそ野の草木には朝日の光が広がって、陰と陽を連想させる 荘厳な風景が眼前に広がりました。
( photo36 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  連泊した数少ない登山者の人たちも、稜線を指さして、「ほら、あれが北穂高 岳だよ」「いや、奥穂高岳さ」などと噂しあっています。
( photo37 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  3日目にしてようやく晴れ間が顔を見せてくれました。小屋の脇に立っている 吹き流しも遙か遠くからやってきた風の恵みをいっぱいに受けて元気よくたなび きはじめました。
( photo38 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  北穂高岳へ、そしてキレット超えと、楽しみにしていた当初のプランを完遂で きなかったので再び上高地へ戻るしかありません。残念ですが、しかしこれもま た「当たり前のこと」と受け入れるのです。自然の姿を人間がコントロールする ことはできないのですから。
( photo39 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  涸沢カールを去り、横尾谷に沿って下り始めます。来た道をそのまま戻るルー トです。
( photo40 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  途中で眼にした足下の可憐な野菊の花に心を慰められるようです。
( photo42 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  横尾大橋を渡り、横尾山荘の前まで戻ってきました。
( photo43 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  折からの悪天候のためでしょうか、いつもなら多くの登山者や観光客で賑わう 横尾山荘の前はひっそりとしています。橋のたもとにあるカツラの樹は今ようや く色づき始めたところでした。
( photo44 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  やはり温暖化の影響でしょうか。9月の最後の日に出かけましたが、涸沢カー ルの紅葉の最盛期は、それより1週間ほど遅いあたりがピークのように感じまし た。  私の苦労もそしらぬ顔で、豊富なわき水で知られる明神の池ではカモがのんび りぷかぷかと泳いでいました。
( photo45 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  紅葉にはあまり恵まれませんでしたが、しかし明神館の脇で見かけた赤い実の なんと鮮やかなことでしょうか。
( photo46 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  まるで紅玉か、あるいは作り細工のガラス玉のようです。目を奪われるような 紅色です。
( photo47 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  上高地ターミナルまで無事に戻ってきました。このころには再びそらは曇り空 に包まれてしまっています。
( photo48 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  山旅の最後はやはり温泉で締めたいもの。名湯として知られる乗鞍山麓の 「白骨温泉」を訪れました。
( photo49 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  老舗の旅館のロビーはとても風情があり、ただそこで休んでいるだけでも素敵 な気持ちになります。
( photo50 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  そして身体が芯まで温まる温泉の湯。白骨温泉のお湯はご覧のようにほんの少 し緑がかった乳白色をしています。疲れた身体にはなによりのねぎらいです。
( photo52 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  温泉で山旅の疲れを癒した後は、おきまりのそばで最後を締めくくります。秋 は新そばの季節、これからのシーズンがますます楽しみです。
( photo53 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  涸沢の紅葉は、若干時期が早かったのと、天候が悪く、良い発色が得られなかっ たということで結果的には空振りに終わりました。もっとよく研究してより精度 を高めてゆきたいと反省しています。  先週のブログで少しご紹介しましたが、先週のブログが発行されている最 中、トリコシは尾瀬へと入っていました。  この日も天候には恵まれなかったのですが、しかし紅葉の色づきは素晴らしく。 涸沢取材の空振りを補ってあまりあるものでした。  そして今週は晴天に恵まれた黒部峡谷、下廊下の素晴らしい紅葉に遭遇。今後 しばらく、自然風景写真館ブログ「季節の便り」は各地の紅葉三昧の様 子をお届けいたします。どうぞお楽しみに!  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S6000fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs6000fd/
FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
Panasonic LUMIX DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3 にて RAW現像されています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  取材日程過密のため、恐れ入りますが今週のテクニカル・ノートはお休みとさ せてください。  ご理解ご了承くださると幸いです。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
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