2008-10-28 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第300号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★




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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img06069 "Mt.Fuji which is floating on blue light." 『青き光に浮かぶ富士』 Img06135 "The light and wind in an autumn day." 『秋の光と風』 Img06216 "A weeping cherry tree in Kayanuma." 『萱沼のシダレザクラ』 Img06364 "A parting of Geum pentapetalum." 『チングルマの別れ』 Img06473 "Otome-waterfall in the evening." 『夕暮れの乙女の滝』 Img06514 "The snowfield on the foot of Mt.Fuji." 『富士すそ野の雪原』 Img06609 "The silent time has come." 『訪れた静寂の時間』 Img06729 "The azalea in the rain." 『雨の中のツツジ』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ★☆★☆★ ブログ300号配信記念プレゼント! ★☆★☆★  この自然風景写真館ブログも無事に300号を配信することができま した。  これも皆様のご愛読ご支援のお陰と感謝しております。  これからも日本各地を取材し、自然の美しい姿をイメージ化し、あるいは皆様 のために楽しく有意義な写真教室や撮影会を企画して参ります。  今後とも引き続きご愛読ご支援、あるいはご鞭撻のほどよろしくお願いいたし ます。  300号を記念しまして皆さんにプレゼントのお知らせがございます。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ★ トリコシのオリジナルプリント「全紙サイズ」(約457×560mm)を ★ ★ 額付きで抽選5名の方にプレゼントいたします! ★ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ■注意事項■ (※)額はフジカラー・ワイドマットフレーム A1000(全紙・ブラック)    (個展で展示したアウトレット品ですが、どうかご了承下さい。)    額の詳細については下記をご覧下さい。 http://fujifilm.jp/personal/photogoods/frame/wide.html?pSch501020101
(※)作品+額はプレゼントいたしますが、恐れ入りますが    配送料につきましては着払い宅急便でお願いいたします。    どうかご理解下さい。 (※)全紙は印画紙サイズにより縦横比率が5:4となっております。    自然風景写真で多く見られる3:2の比率の写真の左右が    若干カットされてしまいますが、どうかご容赦ください。 ■応募方法■  ウェブギャラリー、もしくはフォトカタログ、個展情報のページには 下記のように、必ず「作品番号」と「作品タイトル」が記載されています。

 ご希望の作品の「作品番号」「作品タイトル」と合わせて、下記必要事項を ご記載の上、このメールに返信するか、 akio@tory.com まで送信してください。 ■ご希望作品番号(例:Img05098「仲良しの子犬たち」) ■お名前(よみがな) ■ご住所 ■お電話番号  以上、たくさんの方のご応募をお待ちしております! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  みなさまのおかげを持ちまして、無事に300号を配信することができました。 トリコシの次の目標は? もちろんブログ配信1000号であることは言うまでもありません!  とはいえ、自然界は広く、たとえ同じ場所であったとしても、春夏秋冬、時刻、 天候が異なれば、まったく異なる写真となってしまいます。  おそらくはブログを1000号配信しても、トリコシがこの世界を去る日が 来たとしても、きっとまた別の美しい風景やイメージがどこかに存在し続けるの でしょう。  それを考えると、風景写真のゴールというものは永遠に存在せず、ただ日々、 あるいは毎週、あるいは毎年出逢う風景に対して、気持ちを込めてシャッターを 押すことだけが、私ができる精一杯のことなのだと改めて気づかされます。  さて、そのような気持ちで臨んだ尾瀬レポートの第2弾。お届けしましょう。  昨日は雨の中、しかしだからこそつややかな素晴らしい紅葉に出逢えました。 翌朝目覚めて湿原を歩いてみれば、やはり空は相変わらずのどんよりとした曇り 空です。
( photo01 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかしながら落胆することはありません。夜と昼の境目となるこの時間帯。あ たりは藍色と琥珀色の中間とも言える、なんともいえない美しい紫色に染まるの ですから。
( photo02 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  これらの色彩を美しく撮るポイントはなんといっても「ホワイトバランス」の 設定にあります。  理想的には、このブログ何度も口を酸っぱくして解説しているように 「完全な晴天の下で、信頼の置けるホワイトバランスカードを使って、カスタム (マニュアル)ホワイトバランスを取得する」  ということです。  それが無理なら、せめて「太陽光」にモードをセットして下さい。  絶対にオート・ホワイトバランスにしてはいけません。  それは上のような色の偏りを補正する働きをしてしまうからです。  朝夕の光にブルーがかかっているのは、そちらのほうが自然のこと。 そのブルーの光の下では白い被写体はブルーがかって見えるのが自然なのです。 ブルーの光の下で白い物が白く見えてしまったら、自然風景においてはこれはも う「野暮」という他はありません。  さて、待ちに待った尾瀬の湿原を歩いてゆきましょう。時折見える黒い紋様。 これは池塘が干上がったものらしいです。
( photo03 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  かつては上田代周辺は池塘や浮島が最も多く見られる地帯だと言われていまし たが、これもまた温暖化のためなのでしょうか。このような干上がった池塘らし き紋様が多く見られたのは、やや残念です。  尾瀬ヶ原へと向かって延びる2本の木道。 湿原には完全木道が整備され、そこ以外を歩くことは許されていません。
( photo04 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  まだ早朝のブルーが残る光の下、まだ他のハイカーも見あたりません。静寂に 包まれた、冷たくもやや湿った空気を頬に受けながら歩いてゆきます。  そうしていよいよ尾瀬ヶ原へと足を踏み入れました。上空には雲があるために 正面の燧ヶ岳(ひうちがだけ)は残念ながら雲に隠れてしまっていますが、しか しなんという広大感でしょうか。これほどの湿原が高所に維持されているのは本 当に驚きです。
( photo05 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  木道の脇に目に付いた紫色の花、どうやらまだ夏の花が咲き残っているようで す。一体何でしょうか。
( photo06 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  木道以外に足を入れるのはもちろん、三脚の足も差し込まないようにして慎重 に狙いを定めます。
( photo07 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  それは濃い紫色が印象的な竜胆(リンドウ)の花だったのです。
( photo08 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  多少枯れかかってはいるものの、しかし仲間同士でリズム良く咲いていて、そ の健気な姿がとても可愛らしく映ります。  木道から湿原の撮影、同然ローアングルでの撮影が予想されます。持参した三 脚は Gitzo(ジッツォ)の GT-2540EX、通称:エクスプローラー。どんなアング ルでも自由自在にこなす頼れる存在です。
( photo09 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  小さな植物たちの撮影をしているうちにだいぶ明るくなってきました。それに つれて湿原を歩くハイカーの数も徐々に増えてゆきます。
( photo10 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  しかし天気予報が悪くて良かった。もし予報が良かったら、もっと多くのハイ カーであふれかえってしまったでしょう。(笑)  湿原の池塘に浮かぶヒツジグサが可愛らしいのはもちろん、水面に映り込む対 岸の木の影も印象的です。
( photo11 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  それらにカメラを向けて見ましょう。一体どんな風景が撮れるのでしょうか?
( photo12 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  こちらは雲の白飛びを抑えるために、−1.0ほど露出をマイナスにして撮影 したデジカメ画像です(もちろんRAW撮影です)
( photo13 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  これをRAW現像のパラメータを調整するだけで、あら不思議。下のような絵 画調の作品になりました。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  どうです?素敵でしょう。  Photoshopのレイヤーなどの特殊な操作を使わなくても、RAW現像のパラメー タを調整するだけでこのような画像ができてしまうのです。 なんと面白いことでしょう!  試しにこちらの画像は、「ほぼ、見た目に近い」ようにRAW現像しました。
( photo15 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  これをまたRAW現像のパラメータを調整するだけで、下のような油絵調の作 品になります。
( photo16 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  これらの操作を「ごまかしだ」などと言われとしたら、それは「無粋である」 と言わなければなりません。  もはや写真は「記録」ではなく「表現の手段」として確率されているのです。 絵画、アート、写真の区別をつけることさえも、今の時代ではもはや意味のない ことなのではないでしょうか。  最終的には観賞する人の心に訴える「素敵だ」「美しい」と思えるような作品 ができるのであれば、途中の過程はどのような道筋をたどっても良いのではない でしょうか。  というのが現在のトリコシの持論です。  さて、話がそれました。  湿原を先に進みましょう。  池塘にはびっしりとヒツジグサの葉が覆っているものもありますが、なかには 品良くちらほらとしか浮いていない箇所もあります。  その中で見つけた二人のヒツジグサ。
( photo17 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  ほんのかすかに私の視界に入っただけですが、私にはまるでそれが目に飛び込 んでくるように印象的な姿で映ったのです。  だからズームを望遠側に引き寄せて、その二人のヒツジグサだけを切り取って 見ました。
( photo18 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  この画像は、Photoshopでいったんレイヤーに変換して、「レイヤー効果」の 「光彩・内側」でソフトフレームをかけたような処理を施しています。 これもまた表現、演出効果の一つではないでしょうか。  対岸の白い幹の木々はシラカバでしょうか。その姿がほんの少しだけ池塘に映 り込んでいます。全てが映りこむよりもこのほうが風情が感じられます。
( photo19 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  ときおり湿原の木道を自分の背丈よりも高い大荷物を背負って通り過ぎる人が います。小屋のボッカ(荷揚げ)の人でしょう。このような方々のご苦労があれ ばこそ、尾瀬の小屋は快適に過ごせるのです。軽く会釈して道を譲り、感謝の気 持ちを捧げましょう。
( photo20 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  それにしても周囲の丘の紅葉の見事さよ。木々の幹には力がみなぎり、葉は鮮 やかに染め上げられて燃えるようです。
( photo21 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  長い時間をかけて一年に蓄えたものを今この一瞬に解き放っているような力、 それらが木の幹から、枝から、葉の一枚一枚から感じられるのです。
( photo22 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  湿原の中央部、中田代へとやってきました。湿原の入口でも感じた広大感です が、この中田代ではますます広大に感じられます。
( photo23 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  この広さは私たちが普段目にしている町の風景はおろか、ちょっとした山地や 高原に行ったとしても味わえるものではありません。やはり尾瀬は特別な場所な のだと改めて感じました。  湿原ではところどころ木道が交差していて、人々の歩いている様子が遠くから 眺められます。  小学生がおじいちゃんやおばあちゃんに連れられて遠足にやってきたのでしょ うか。微笑ましい光景です。
( photo24 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そして遠くを見るだけでなく足下にも視線を向けてみましょう。それまではきっ と目立たずに見過ごしていた何でもない葉だったはずです。しかし季節の移ろい とともに見事に染まった今では、それを見過ごすことのできる人は一人としてい ないことでしょう。
( photo25 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  尾瀬の木道はかつては湿原に丸太を置いただけのものでしたが、大雨が降ると 陥没してしまうのと、湿気にやられてすぐに腐ってしまうので、今では高床式に 順次改造されています。工事の方々のご苦労には頭が下がります。
( photo26 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  このような広大な湿原の中心で突然、もよおしてしまったらどうするのでしょ う?  そのような時は、工事の方々のために設置された臨時トイレを緊急時に限って 使用してよいというきまりになっているそうです。
( photo27 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  しかしそれは工事をしている今のシーズンだからできることであって、水芭蕉 の5月、ニッコウキスゲの7月など、ハイシーズンには工事は行われませんから、 トイレもありません。  途中でしたくなっても、隠れるところなど一切ありませんから非常に危険な状 態です。  尾瀬は素敵なところですが、踏み入れる前には必ずトイレを済ませてから入り ましょう。  いや、冗談ではなく、トリコシ自身が今回その危険な状態に陥ってしまったの です。(笑)  寒い早朝から撮影を始めて、かがむ姿勢が多く、そして普段の人よりも2倍多 くの時間、湿原にいつづけます。  脂汗をたらしながら、木道を歩いて、なんとか湿原中央部にある「竜宮小屋」 に到着しました。
( photo28 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  竜宮小屋は尾瀬ヶ原のほぼ中央に位置する黒塗りの立派な山小屋です。
( photo29 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  ここのトイレを拝借して、ほっと安堵のため息をついたとき、トイレのテラス から見ると小屋の背後にある紅葉たちがこれがまた素晴らしい。
( photo30 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  たまったものを解きはなった安堵感と開放感もあって(笑) これでようやく撮影にも集中できます。  小屋の裏手の黄葉のなんと素晴らしいことでしょうか。ちょうどお昼の時間で すが、昼食は簡単に行動食で済ませて、撮影にいそしみます。
( photo31 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  虫食いの少ない完璧に近い状態で残っている黄葉の葉。それがまるで頭上から こぼれおちるようです。
( photo32 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そして足下には夕焼けの色を思わせるような見事な紅色に紅葉したヒツジグサ の葉が浮かんでいました。
( photo33 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  たとえ昼食の後の甘いデザートが無くても、これを見られるだけでもう大満足 です。  お世話になった竜宮小屋を後にして、再び上田代に向かって帰って行きましょ う。  途中、木道の上にたたずむ一人旅の女性を見つけました。遠くシラカバの林を 見つめて何を想っているのでしょうか。
( photo34 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  尾瀬は誰をも詩人にしてしまうようです。  曇り空ではありますが、しかしだからこそ光が柔らかく木々を包み、鮮やかな 紅葉を鮮やかすぎず、しっとりと、しかし色濃く再現してくれます。
( photo35 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そして足下にも見られる小さな秋の姿、こうした何気ない色彩を見るだけで、 なぜ幸せな気持ちになれるのか。人間とは不思議な生き物です。
( photo36 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  上田代が近くなってきました。先ほどは東北東に向かっていたので正面には燧 ヶ岳が見えていましたが、今度は西南西に進んでいるので反対側にある至仏山 (しぶつさん)が見えています。
( photo37 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  朝は霧の中でしたが、今ようやくその姿を現してくれました。もし天候が良かっ たらあの錦に染まる尾根を登ってみたかったのですが。しかしそれはまた次回の 楽しみにとっておきましょう。  季節は巡り、きっとまたあの紅葉もこの土地に還ってきます。 そしてトリコシもまた彼らとの再会を楽しみにすることができるのです。  湿原の池塘に、どこからともなく住み着いたカルガモが泳いでいました。
( photo38 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  下界でも人気者の彼らです。この尾瀬ヶ原でももちろん人気の的。木道を行く ハイカーも足を止め、さかんにデジカメを向けてシャッターを切っていました。
( photo39 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  さて、尾瀬の湿原を抜けて、再び昨夜泊まった山ノ鼻に戻ってきました。
( photo40 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  そこで私を待っていてくれたのは、おいしそうなソフトクリームの置物。
( photo41 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  そしておきまりの「そば」の垂れ幕。
( photo42 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  両方注文しても良かったのですが、しかしさすがにこうソフトクリーム続きで はメタボが気になる昨今。。  散々悩んだ末に、この場はそばだけの注文で我慢することとしました。
( photo43 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  それにしても尾瀬で食べるそばのおいしいこと!  やはり改めてそばは、粉の品質もさることながら、それをゆでる『水』そのも のの美味しさと清涼さも重要であることと思い知らされました。  さて、山ノ鼻を後にして、川上川を上流に遡り、鳩待峠へ向かって帰りましょ う。
( photo44 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  往路はもちろん綺麗だったのですが、復路はさらに紅葉たちが美しく見えます。 坂を登って行くので、見上げることが多くなり、葉が透過光として見えるからで しょうか。こちらは森でよく見かける「ホオノキ」の木です。
( photo45 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  こちらは「イタヤカエデ」でしょうか。目の覚めるような見事な朱色をしてい ます。
( photo46 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  そして森を低く覆い尽くす黄葉。高く覆い尽くす葉だけでなく、こうして森の 床を覆い尽くして鮮やかに染め上げる絨毯のような木もあるようです。
( photo47 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  鳩待峠が近くなってきました。素晴らしかった尾瀬の体験もこれで終わりになっ てしまうのかと思うと、いささか寂しい気持ちになります。  そう、まるで小学生の頃、楽しかった遠足も終わり、自分の乗るバスがホーム タウンに帰ってきたときのような気持ちです。
( photo48 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  鳩待峠に戻ってきました。空は相変わらずの曇り空ですが、しかしあれだけの 素晴らしい紅葉たちに出逢えたのです、気持ちの中は晴れ晴れとしていました。
( photo49 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  乗り合いタクシーに揺られて下界へと帰ってゆきます。前席の人が「花豆のジェ ラート」に舌鼓を打っているのを微笑ましく眺めていました。
( photo50 : FUJIFILM FinePix-F31fd ) (ちなみにこのときもトリコシはジェラートの注文を我慢しましたのです)  下界についたら片品村にある「花咲き湯」に立ち寄って尾瀬での汗を洗い流し ます。
( photo51 : FUJIFILM FinePix-F31fd )
( photo52 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  そしてしめくくりはやはり「そば」で。水のおいしい土地はそばもおいしい、 という法則(?)を再確認したのでした。
( photo53 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  2週に渡ってお届けした尾瀬、いかがでしたでしょうか?  春夏秋冬、天候にかかわらず、美しい自然が感じられる場所です。 もちろん、それには「天気が良くなければ綺麗な風景が見られない」と決めつけ ないことが大切です。  本当に大切なものは目に「見えるもの」よりも「感じられるもの」にあります。 それを感じられるかどうかはあなた次第。  湿原を渡る風を感じてみましょう。森の中で自分を包み込む霧を感じてみましょ う。  尾瀬に行ったことのある人も、まだの人も。 また違った視点を持って尾瀬の風景を眺められたら、いや、感じていただけたら、 これに勝る幸いはありません。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
Panasonic LUMIX DMC-LX2 → http://panasonic.jp/dc/lx2/
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3 にて RAW現像されています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------ ◆今週のテーマ◆「絵画風RAW現像テクニック」 ------------------------------------------------------------------  「RAW現像」って難しそうっ!  と思っている方に、今回はRAW現像の面白さと柔軟性をご紹介しましょう。  今回のブログでご紹介した下の作品。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  こちらの画像は下のような画像をRAW現像のパラメータを調整することによっ て作られました。
( photo13 : Panasonic LUMIX DMC-LX2 )  どうですか?  同じ場所で撮影されたとは思えないほど違う雰囲気の写真でしょう?  いや、あるいはこれはもはや写真ではなく 「絵画に限りなく近い、デジタル・フォト・アート」 と呼んだ方が良いのかも知れません。  では、具体的にやり方をご紹介しましょう。  下の画面は、Adobe社の提供するRAW現像ソフト「CameraRaw」(カメラ・ロ ウ)の画面です。左に画像、右側に各種の調整パラメータが並んでいます。
 各パラメータの細かい解説をしていると時間がありませんので、それはマニュ アルをご覧になるか、あるいはトリコシアキオ写真教室「デジタル・フォト上級 コース」に御参加ください。(笑)  主な調整ポイントは下の3つです。
(1)雲の白飛びを抑えるために「白飛び軽減」をアップさせます。    これにより、画面のコントラストは若干下がります。 (2)「補助光効果」は本来暗くなった箇所を明るくするもので、    たいていは30以下の値が与えられます。    あまり値を大きくすると階調が逆転して画像が不自然になるからです。    しかしこの場合は80といった敢えて大きな値を与えているのがポイント    です。こうすることによって不自然さを逆に利用して、現実感を超えた    階調が単純化された水彩画のような雰囲気の画像になるからです。 (3)最後に「明るさ」をアップさせて、ますます淡く明るい雰囲気を演出しま    す。  いかがでしたでしょうか?  Photoshopのレイヤーのような特殊な機能を使わなくても、RAW現像のパラ メータ調整だけでこのような作品が作れてしまうのです。  RAW現像の手軽さと、それにもかかわらず表現の幅が広いことを体感してい ただけたでしょうか。  もちろん正統的な写真の考え方からすれば、このような写真は「不自然である」 として片付けられてしまうかも知れません。  しかしながら写真は今の時代もはや「表現の一手段」として確率しているので す。  その中で絵画、アート、写真の区別をつけることこそ(多少過激な意見ですが) 「無粋」と言えるのではないでしょうか。  この作品を作る上で、ベースとなったのはテクニックではありません。    そのベースはやはり「イメージングです」(頭の中に思い描くこと)が先にあ ります。  それは過去の偉大な先人たちの作品、「モネの絵画」であったり、あるいは 尾瀬を代表する版画家「木暮真望氏の版画絵」であったりするのです。  もちろんそう軽々しくまねられるものではありませんが、 それらのイメージを形にする手助けを、発達したデジタルフォトの技術が手助け してくれることは間違いありません。  私もそうしたイメージを形にする作品を作り続けてゆきますし。  みなさんにもぜひこうした楽しさ、面白さを味わっていただきたいと思ってい ます。  私のノウハウがみなさんのフォト・ライフの一助になれば幸いです。  次回の「テクニカル・ノート」にもどうぞご期待下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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