2009-01-27 Back to HomePage
 
こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第313号をお届けいたします。



★☆★ このブログは下記のページにアクセスすると快適に覧になれます ★☆★




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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img06138 "A shining wind." 『風光る』 Img06177 "A silence in winter." 『冬の静寂』 Img06231 "Rape blossoms at wayside." 『道ばたの菜の花』 Img06427 "A blinking of mountain ash ." 『ナナカマドのきらめき』 Img06472 "A fairyhood in autumn forest." 『秋のこびとたち』 Img06533 "The perfect beauty." 『完璧な美しさ』 Img06564 "The colors of spring day." 『春の日の色彩』 Img06682 "A tree peony are faraway." 『夢見る牡丹』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= -------------------------------------------------------------------------- ■1.「トリコシ・デジタルフォトスクール・2009」詳細 --------------------------------------------------------------------------
 トリコシが主宰するデジタルフォトスクールの詳細と日程が決定いたしました。 本年度からトリコシの地元・松田校だけでなく、横浜校も開講します。  プロジェクタやカメラのファインダーを覗くマイクロビデオ、最新ソフトなど を駆使したビジュアルで分かりやすい講習を心がけています。  デジタルカメラ本体の操作方法から始まって、美しいデジタルフォトの基本と なる「ホワイトバランス」の徹底理解。作品の雰囲気を決定づける「露出」と 「ヒストグラム」の完全マスターなど。分かりやすく解説します。  そしてパソコン上でのデジタルフォトデータの正しい扱い方と効果的な画像処 理、RAW現像処理など、上級コースではカメラ撮影のみならずパソコン上での デジタル処理を正しく学んで美しい作品作りをサポートします。  写真基礎講座、デジタルフォト初級、デジタルフォト上級、の3つのコースか らお選びいただけます。(もちろん複数受講もOKです)  会場はトリコシの地元、神奈川県松田町の「松田町民文化センター」 そして横浜市中区にある「かながわ労働プラザ」の2箇所で行われます。  デジタルカメラやパソコンを正しく効果的に扱って、美しく夢のある作品作り を目指しましょう! ●-------- トリコシ・フォトスクールご案内ページ --------● http://tory.com/j/lecture/index.html
●------------------------------------------------------● -------------------------------------------------------------------------- ■2.「写真クラブ・フォトバード」で撮影会に参加しませんか!? --------------------------------------------------------------------------
 トリコシはこれまで日本各地を旅して美しい自然風景に出逢い、それをフィル ムやデジタルカメラに納めてきました。上は3000mを超える高山から、下は 海の遠く屋久島、北海道まで。その行動範囲は年を追うごとに広がりつつありま す。  その中で生まれてきた考えは、作品として写真として変換されたイメージを提 供するだけはなく、私が目の前で実際に見て感じている風景そのものをファンの 方々と共有したいと感じるようになりました。  そのため、写真教室の枠を超えて、撮影会を中心とした写真撮影そのものを楽 しむ写真クラブを発足させたいと強く思うようになり、2009年度から、 「写真クラブ・フォトバード」として設立する運びとなりました。  鳥のように自由に自然の中を駆け巡る、そんな思いを込めて「バード」という 名前をつけました。みなさんも自然の素晴らしさを体感して、写真として作品を 残す。その楽しさを味わってみませんか? (※ご注意※ 「写真クラブ・フォトバード」は野鳥写真の専門集団ではありません) 「フォトスクールに通うのは大変だけど、撮影会なら気楽に参加できるかな…?」 という方も大歓迎です。  ご興味持ちました方は、下記のページをご覧ください。 ●-------- 写真クラブ・フォトバードご案内ページ --------● http://tory.com/j/lecture/index_ClubPhotoBird.html
●------------------------------------------------------● =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜 ※ この取材速報の様子を地図ソフトでご覧になることができます。 ◆GoogleMaps http://tory.com/j/others/maps/2009/2009-01-27.htm
◆GoogleEarthファイル http://tory.com/j/others/mm/2009/01-27/2009-01-27.zip
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  冬になれば雪が降るのがあたりまえ、、  しかし必ずしもそうとは言えません。日本の冬の気象は太平洋側と日本海側で その特徴が大きく異なり、冬型が強いと日本海側には大雪が降り、太平洋側では からりとした晴天が続くのです。  その気象の特徴をうまく利用すれば、日本海側と太平洋側、車で3〜4時間も 移動すると、雪のエリアと晴天のエリアを往来することができ、風景写真のフィー ルドを天候に合わせて選択することができるのです。  日本列島のコンパクトさは風景写真にとってはまさに好適と言えるでしょう。  さて、このところ雪景色が多かったこのブログは、今週は南の島へ向かいま す。伊豆七島の最北端にある、東京都・伊豆大島へ。
 伊豆大島は東京から南へ約120km、相模湾の洋上に浮かぶ島です。ご存じ 三原山の噴火によって形成された火山島で、島民一万人が全員非難したという十 数年前の大噴火の様子をまだ覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。  山頂の海抜標高は約700m。しかし島の周囲は2000mを超える深さの深 海となっており、実は基底部から数えると3000m近くの富士山に匹敵する高 山になっているのです。  周囲が50kmということは、ちょうど山手線が一周するくらいの距離、車を 使うと1時間で一周することができる計算になります。  海あり山あり花あり、そして朝には東海岸、夕暮れ時には西海岸へと、島の中 に風景写真に必要な要素がぎっしりとつまっており、それぞれの撮影場所へと素 早く移動することができるのが特徴です。  ちなみに下の地図上の赤い線は持参したGPSの軌跡データをパソコンの地図ソ フトにプロットしたものです。これを見ると一日半の行程で島のほとんどを回り きったことが分かります。
 これで島の全てを知り尽くせたわけではありませんが、しかし短い時間の中で も密度の濃い取材ができました。これも海有り山有り花有りの島ならではメリッ トでしょう。  さて、それではその取材の様子をお届けいたしましょう。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  どこへ行くにも愛車・トリコシ号で馳せ参じるトリコシですが、残念ながら伊 豆大島にマイカーで渡ることはできません。フェリーは乗客しか乗ることができ ないのだそうです。 (島にマイカーを渡すには、別便の「荷物」として届ける必要があります)  なので今回はバックパックひとつに収まるくらいの必要最小限の機材で渡航す ることになりました。  夜、電車を乗り継いで、横浜の大桟橋ターミナルへと徒歩で向かいます。
( photo03 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  東京の竹芝桟橋を出航したフェリーは23:00ごろ、この横浜港に立ち寄ります。 船は23:30横浜を出港して、翌朝6:00には伊豆大島に到着します。移動のうちに 船内で休めるので時間を効率良く使うことができるのです。
( photo04 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  出港にはまだ時間があるので、大桟橋ターミナルのライトアップ(?)された 通路を少しスナップしておきましょう。美しいブルーの光による独特の未来的な 空間が演出されているので、とてもフォトジェニック(写真的)な被写体です。 写真雑誌の投稿などでもご覧になった方も多いでしょう。
( photo05 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  さて、大桟橋ターミナルからは横浜みなとみらい21の夜景が間近に見えます。 定番の夜景写真ではありますが、三脚を立ててこれも撮影しておきましょう。
( photo06 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  美しい港町の夜景はいつ見ても感動するものです。またたくイルミネーション が、短いながらもこれから始まる船旅を祝ってくれているようです。
( photo07 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  さあ、船が入港してきました。東海汽船が運航し、伊豆諸島航路を往来する 「かめりあ丸」です。
( photo08 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  どうして「かめりあ」と言うかというと、伊豆大島の名物の花「椿」を英語で Camellia(カメリア)というからです。  大きさは4000トンほどでしょうか。船旅はゆったりしていて心が安まりま す。
( photo09 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  機材を入れたバックパックひとつと、生活品の入ったダッフルバッグ、そして 三脚一本だけをたずさえて、いざ乗船です。
( photo10 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  乗船したら早速後部甲板に上がって、去りゆく横浜の夜景を楽しみます。
( photo11 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  横浜ベイブリッジの下を通過します。さらば横浜、元気でいろよと、夜景が星 のまたたきほどに小さくなるまで見送っていました。
( photo12 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  横浜の街明かりを見送った後は、船室に移って休みます。2等船室はカーペッ トにごろ寝で休みます。トリコシは登山装備のエアマットを持参しているので 快適に安眠できますが、他の乗客は固いカーペットにごろ寝でよく眠れるものだ といつも心配になります。
( photo13 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  多分朝、港につくころにはふらふらになっていることでしょう。  さて、6時間ほどの航行で伊豆大島に到着です。まだあたりが暗いうちに入港 します。6時間だとちょっと寝不足な感がありますが仕方ありません。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  こうして無事に伊豆大島の地を踏むことができました。新しい土地に足を踏み 入れるのはいつでも心がときめきます。
( photo15 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  まずはフェリーターミナルで一息入れましょう。
( photo16 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  そこで目に付いたのは「一言欄」の「大島の感想をご自由に・・・」の張り紙。
( photo17 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  真地面に細々と書き連ねている人がいるかと思えば、真っ先に目に付いたのは このご感想。
( photo18 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 ) 「肉厚」「さわれなかった」・・・一体何のことでしょうか。マグロの切り身? とても気になります。(笑)  さて、トリコシ号は残念ながら渡航できなかったので島のレンタカーを借りて 出発です。自然写真の取材は機動力が一番。バスでとろとろと回っているわけに はゆきません。
( photo19 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  さあ、未明の港を出発して朝日の撮影ポイントに向かいましょう。
( photo20 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  とはいえ初めての大島。まだ勝手が分かりません。東海岸の何カ所かを回って みたのですが朝日の良いポイントは得られませんでした。
( photo21 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  そうこうしているうちに道路を走っていると山の方へと来てしまいました。朝 焼けの重厚な雲の下、三原山の火口丘が眼前に広がっています。
( photo22 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  伊豆大島の魅力のひとつは何と言っても三原山の荒々しい姿です。それを撮影 しない手はありません。
( photo23 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )
( photo24 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  雲を切り裂くようにして昇って行く太陽。それをクローズアップして撮影する とその輝かしい光のシャワーを浴びて、気持ちが洗われてゆくようです。
( photo25 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  伊豆大島道路の最高点、御神楽茶屋(みかぐらちゃや)の展望台までやってき ました。最高点といっても、海岸から20分ほどで登ってこられます。伊豆大島 のコンパクトさは撮影ポイントを行ったり来たりするには、ほどよい大きさなの です。
( photo26 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  ちょうど三原山の山頂付近に太陽があり、ちぎれては流れてゆく雲の間から突 き刺すような光があふれて、周囲の風景を満たして行きます。
( photo27 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  さて、三原山付近での撮影を終えて、今度は道を下って行きましょう。時折眼 下の風景が開けて、美しい相模湾の海、そしてその向こうには伊豆半島の山々が 見えます。
( photo28 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  島の所々には牧草地のようなところがあり、牛や馬が放牧されています。観光 客から何かもらえると思っているのでしょうか。お馬さんが写真を撮っているこ ちらに気づいて駆け寄ってきました。
( photo29 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  柵から顔を突き出して、しきりに何かをせがんでいるようです。しまった、こ んなときのためにニンジンを持ってくるべきでした。(笑)
( photo30 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  広がる牧草地に放し飼いにされている馬たち、牧歌的な風景に気持ちがなごみ ます。
( photo31 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  広角で撮影すると説明的、しかし望遠で撮影すると物語的な写真になります。 このような場合でも高倍率ズームは重宝します。
( photo32 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  当然のことながら島の周囲は全て海なので、ちょっと展望が開ける場所がある と、輝くような海が眼下に広がっているのが見えます。冬の日は空気も澄んで、 海がますます美しく見える季節なのです。
( photo33 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  そう、海の写真を撮影するのなら、夏よりも冬の太平洋岸に来るのが一番です。 海の色は空の色を映すからです。なので敢えて冬にこの伊豆大島の来たというわ けです。  そして大島の名物と言えばなんといっても「椿の花」です。
( photo34 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  島内にはなんと300万本(!)もの椿の木が植えられているとかで、有名な 「椿祭り」が開催されるのは1月末からですが、しかし最盛期を待つまで もなく気の早い椿はこうして咲き始めているのです。
( photo36 : SONY α300 + AFアポテレズーム100-300mmF4.5-5.6(D) )  それまで雪景色を見ることが多かっただけに、大島のこの南方系の植物が生い 茂っている様を見るとなんだか不思議な気持ちです。しかしこれが日本列島の特 徴、雪あり花あり。ちょっと移動するだけで様々な風景が楽しめるのです。
( photo37 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  さて、再び海岸線までやってきました。釣りを楽しむ人の姿が見えます。
( photo38 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  以前、熱海の初島を撮影で訪れた時、港の水の青い色に感動した記憶がありま す。「初島でこんなに青いのだからもっと南に行けばもっと青いのではないか」 そんな想いがあって、今回この大島を訪れました。  そしてその予感は当たっていました。島の周囲は見事なコバルトブルーの水で 覆われていたのです。
( photo39 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  見つめていると吸い込まれそうな青い色。それはあるいは「碧い」と表現する べきか。おそらくは後者だと思いますが、その微妙な色合いはもう言葉ではとう てい言い表せません。
( photo40 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  碧い海から絶え間なく岸辺に打ち寄せる白い波を見つめていると、 「もっともっと南に行けば、もっともっと碧いのだろうか」と、 以前個展の作品に添えたそんなフレーズが頭の中に蘇ってきます。
( photo41 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  そう、大島の取材を終えたら、もっと南の島へ行ってみたい。そう思わせてく れる海の青さでした。  さて、感傷に浸るのはそのくらいにして撮影を続けましょう。今の撮影だけで なく今後の撮影に備えることも大切です。そこで欠かせないのは「コンパス」で す。朝夕の太陽の昇る方角をチェックしておくことが大切です。
( photo42 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  折しも天気は西高東低の強い冬型の気圧配置になっていました。日本海側は大 雪、そして太平洋側は乾燥した空っ風が吹く陽気です。しかし大島ではそれがチャ ンスです。晴天により空の色が青くなり、そしてそれは同時に海の色が青くなる からです。  そして強い風は強い波をもたらして、海岸に波を絶え間なく供給し、迫力のあ る海岸風景が撮影できます。
( photo43 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )
( photo44 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  さて、海岸べりでの撮影を終えて、また車を走らせて撮影ポイントの探索に向 かいましょう。島内一周道路から気になる林道に入り込んで偵察しているうちに 行き止まりになってしまいました。どうやらこの先は一般人は立入禁止のようで す。
( photo45 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  しかしその右手に小さな看板が見えました。「裏砂漠展望台」。 うーむ、一体何があるのでしょうか。とても気になります。。
( photo46 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  これは放っておくわけにはいきません。さっそく車を降りて偵察に向かうこと にしました。
( photo47 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  確かに、三原山の火山灰大地の広がる裾野はまるで砂漠のような風景になって きました。
( photo49 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  そして周囲の視界は一気に開けて、見事に青い相模灘が眼下に広がり始めまし た。その広大な海の風景には圧倒されます。
( photo48 : SONY α300 + AFDT18-200mmF3.5-6.3(D) )  そして圧巻は火口丘周辺の荒涼とした風景。まさにアメリカ・コロラド州の砂 漠地帯にまぎれこんだようです。
( photo50 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  このような広大な風景には16:9のアスペクト比(横長比率)の画面が効果 的です。
( photo51 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  荒涼としてはいますがしかし大地の息吹を間近に感じられる素晴らしい風景の 連続です。まるで日本でないような風景。そしてもっと大げさに言えば、「他の 惑星に来たような風景」がまさかこの伊豆大島でこれほど身近に見られるとは思 いませんでした。
( photo52 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  トリコシは偶然この場所を見つけられて幸運でした。もちろん、長年の取材の 経験の蓄積による「カン」みたいなものが働いたのかも知れませんが。
( photo53 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  それはともかく、もしあなたが伊豆大島を訪れたとしたらぜひこの裏砂漠展望 台は歩いて登って欲しいのです。理由は分かりませんが、ガイドブックには載っ ていません。島の人に聞かないと分かりません。  まさに「掘り出し物の風景」。一般的な観光ルートの三原山見物とは違う、生 の火山の姿を見せつけられたような思いがしました。  この裏砂漠を歩きつつ、トリコシは次にどこへ向かうのでしょうか。
( photo54 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ Panasonic LUMIX DMC-FX35 → http://panasonic.jp/dc/fx35/
SONY α300 → http://www.sony.jp/products/Consumer/AMC/body/DSLR-A300/
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.3 にて RAW現像されています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------ ◆今週のテーマ◆「レンズ別のホワイトバランスの違い」 ------------------------------------------------------------------  以前にこのコーナーでも紹介しましたが、デジタルカメラは個々の画像仕上げ のテイスト(味付け)にばらつきがあり、それは一定していません。
 それを基準となるホワイトバランスカードを使ってカスタムホワイトバランス (マニュアルホワイトバランス)を取得することにより、画像の色味を標準化す ることができるのです。(雑誌・フォトコンでもご紹介しました)
 さて、今回のテーマはカメラ本体ではなく「レンズ固有の色味の違い」に目を 向けてみました。
 フィルム時代から気になっていたことではありますが、レンズの性能実験のた めに、三脚にカメラを据えて異なるレンズを付け替えて同じフィルムで同じ風景 を撮影をしてみると、それぞれの色味がかなり異なるのが気になっていました。  結局、カメラと同じく、レンズにも固有の発色というものがあり、それはメー カーによる傾向の違いもあれば、レンズ個々のバラツキもあるということに気が ついたのです。  画像を見ながらその違いを見比べてみてもいいのですが、今はデジタルカメラ の時代、それを目に見える数値で実証してみましょう。  用意したのは下の3つのレンズです。
(M社、28-75mmF2.8 )
(N社、18-200mmF3.5-5.6 )
(S社、18-125mmF3.8-5.6 )  この3本の異なるレンズを使って、カメラ本体の露出値を一定の値に固定して、 例のホワイトバランスカードを撮影してみます。  下の作例写真のように、画面上の画像だけだとその色の違はほとんど差異がな いように見られます。
( photo61 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSPAF28-75mmF2.8DiLD )
( photo62 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + AF-S DX VR-ZoomNikkorED18-200mmF3.5-5.6G )
( photo63 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA18-125mmF3.8-5.6DC/OS/HSM )  その撮影された画像をRAW現像ソフト(AdobeCameraRaw)に放り込んで分析し てみましょう。注目すべきはパネル右上の露出値とヒストグラム、そしてホワイ トバランスの部分です。
(M社のレンズ)
(N社のレンズ)
(S社のレンズ)
 上の結果から注目するべきは、「カメラ本体を同じ露出値(この場合は 1/2000秒、F11)に固定していてもレンズによって明るさに誤差がある」という ことでしょう。  これは、スポット測光で撮影していると確実に露出を決定できるとお教えして いますが、実はレンズによって若干の誤差があるのです。  本当は同じ露出に設定したなら同じ明るさに写ってほしいというのがユーザー の願いですが、しかし現実にはご覧のように若干の誤差があるのはやむを得ない ことなのです。それを見積もった安全策をとる必要があります。  なので私はフィルムカメラを使用するときはたとえスポット測光を使っていて も、安全のために±1/3程度のブラケッティング撮影(露出ずらし撮影)をして います。  さて、露出でこのような誤差があるのですから、「レンズの色味」については ある程度想像することができます。  ホワイトバランスの値を見てみましょう。ちなみに撮影時のカメラ本体のホワ イトバランスの値はなんでもかまいません。  ただし必ず「RAWファイル」で撮影してください。  画像を開くと、3つの画像ともに同じ値を示します。これはカメラ側で設定し たホワイトバランスの値になっているからです。
 レンズごとの色味の差異を知るにはどうすればいいのでしょうか? 撮影したホワイトバランスカードは絶対的な基準となる色ですから、それをマニュ アルで取得すればいいのです。  ツールの中にある「ホワイトバランスツール」を選択します。
 そして写されたホワイトバランスカードの一部をスポイトします。
(※)ちなみにホワイトバランスカードがグレーに写っていますが、これで正し いのです。逆にホワイトバランスカードを本当にホワイトに写してしまうと明る すぎて値の誤差が検出できずにエラーになる可能性があります。  さて、そのように3種類の基準画像のスポイトを行うとパネルの色温度の値が 変化します。 (M社の値)
(N社の値)
(S社の値)
 ご覧のように色味の差がはっきりと数値として見て取れました。 それまで経験的に「レンズによって色が違うな」と感じていたことを視覚化でき たのです。  M社のレンズはパネルで青い方向に偏っていますが、それは元画像の色温度が 若干低く、黄色味を帯びているのでそれを補正しようとしているからです。 それがそのメーカーの傾向なのでしょう。  そしてマゼンタ方向の補正(−10)が働いているということは、元画像は緑 傾向が強く、新緑などでは鮮やかな発色が期待できそうです。  個々のレンズの色味が異なるのはやむおえないこととして。 (あるいはメーカー固有の「味付け」の違いを楽しむのがよいかもしれません)  ここで肝心なことは、 「ホワイトバランスカードを使うとレンズの色味の違いさえも統一化することが できる」  ということです。  プロの現場で商品撮影などの厳密な色再現が要求される場合は、このホワイト バランスカードを使って実際に撮影に使用するレンズを装着した状態でカスタム ホワイトバランスを取っています。  逆に言えば、カスタムホワイトバランスを取得した後にレンズを交換してしまっ ては色が変わってしまう可能性があるので、それはNGなのです。  一般の方はそこまでする必要はないかも知れませんが、しかしカスタムホワイ トバランスを取得する時には「よく使う常用レンズ」を装着した状態で行うこと をお勧めします。  ご覧に入れたようにレンズによっても色の誤差(味付け?)の違いはあるため、 場合によっては「カスタムホワイトバランスを取ったのに色が思った物と違う」 というクレームが出てしまうかも知れないからです。  基準となる正しい発色を再現するのはかくも厳しい道のりなのです。 しかしフィルムカメラ時代に比べたらデジタルカメラはホワイトバランスカード の出現により、絶対的な基準を手に入れたことになり、これを使いこなせば、非 常に簡単に基準となる色調を再現できることが一般の方でも可能となりました。 (フィルム時代にはフィルムの厳密な製品管理、そしてとても大変な、  経験に基づく色補正のためのフィルターワークが必要でした。  これは写真愛好家にとっては実に朗報と言えるのではないでしょうか?  来週もこのコーナーにご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このブログは等倍フォントでご覧になることをお勧めします。 ※このブログは自然風景写真館 ( http://tory.com/
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