2009-05-12 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第328号をお届けいたします。



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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img06024 "Air enswathe the hydrangea." 『アジサイを包むもの』 Img06200 "The warm bamboo forest." 『暖かき竹林』 Img06236 "The terra of rape blossom" 『菜の花の大地』 Img06390 "Solidago virgaurea in late Summer." 『アキノキリンソウの晩夏』 Img06645 "A grandma of cherry tree." 『桜のおばあちゃん』 Img06698 "Calanthe in forest of the ancient city." 『古都の森のエビネ』 Img06702 "The legioned Jizos." 『お地蔵様の隊列』 Img06766 "The ominous cloud in South Alps." 『南アルプスの妖雲』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週のニュースは特にありません。 来週にご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ブログ読者の方ならご存じのように、鳥越は昨年、仕事で10人乗りハイエー スを購入しました。これだけのキャパシティを備えた車、プライベートでも利用 して元を取らないともったいない。ということで、山岳連盟の知人ら9名と共に、 はるか四国の愛媛県へのゴールデンウィーク遠征登山をプランニングしました。  例年のゴールデンウィーク、トリコシは混み合う時期の移動は避け、デスクワー クにいそしむのですが、知人らは普通の勤め人も多いので、5月2日〜6日のカ レンダー通りの休日で遠征をすることとなりました。  ご存じのように高速道路1000円化の影響で、今年のGWは歴史的渋滞が予 想されます。そのためそれを避けるため、前夜から高速道路に乗って西を目指す こととしました。
( photo01 : PENTAX Optio-A30 )  オーバーフローしているのは道路だけではなく、サービスエリアのゴミ箱のゴ ミも普段よりも倍増しているようです。
( photo02 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  どこかサービスエリアの公園で寝袋にでもくるまって仮眠をするつもりでした が、渋滞はすでに夜中より始まっており、このままではいつになったら四国に到 着できるか分からない、ということで運転を次々と交代しながらさらに西を目指 すこととなりました。もうハイエース・フォトバード号は、ほとんど「夜行特急 バス」状態です。体力のある登山連盟のメンバーだからできたことでしょう。  トリコシは最初のころこそ元気よく運転していたものの、途中でダウン、運転 を交代してもらって、後部座席のシートでうつらうつらしているうちに、気がつ けば朝には京都を通過するところでした。
( photo03 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  さて予想通り、京都から大阪までは大都市圏に向かう帰省客で40kmを越え る大渋滞が起きていました。2時間かけて20km進むのがやっとです。平均速 度10km/h(!)
( photo04 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  なによりサービスエリアも大渋滞しているので、トイレに行こうと思い立って もそれさえ困難なのです。これではたまらん。いったんETCゲートをくぐって 一般道路に抜け出します。
( photo05 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  一般道路も多少は渋滞しているものの、しかし高速道路より全然ましでした。 なにより手近なコンビニに立ち寄れば食料調達もトイレもOKなので気持ちの余 裕がぜんぜん違います。。  こちらは平均速度30km/hは出ているので、2時間ほどで大阪近郊大都市 圏を抜けることができました。
( photo06 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  思えばトリコシはゴールデンウィークの大渋滞に車で巻き込まれるというのは 生まれて初めての体験なのでした。(それまではゴールデンウィークに遠出をす るというのは無かったのですから)  なので「うんざりする」というよりは、「それはそれで面白い体験だった」と いうように割り切って考えていました。「まあ今日中に四国に上陸できれば御の 字だろう」のような心の余裕があったように思います。  さて、歴史的な大渋滞も昼ごろには無事に抜け出して、明石海峡大橋を渡りま す。
( photo07 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  淡路島に上陸しました。これでもう一安心です。ただしここはまだ四国ではあ りません。兵庫県なのです。四国上陸まであと一息です。
( photo08 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  サービスエリアで休息を十分とり、その後、細かな渋滞はあったものの、15 :00には無事に高松市へと到着しました。
( photo09 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  四国の名物と言えばなんといっても「讃岐うどん」(さぬきうどん)をおいて 他にはないでしょう。さっそく手近に居たタクシーの運転手を捕まえて、おいし いうどん屋さんを紹介してもらいます。言ってみたら、なるほど店の前には行列 ができていました。
( photo10 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  鳥越が学生時代に食べた讃岐うどんは滑らかな舌触りの上品なうどんでしたが、 こちらはどうやら田舎風のシンプルな力強い麺のようです。おしながきに並べら れた「ぶっかけ」「ぶっかけ」「ぶっかけ」の力強い文字の連呼に農家の力強さ を見る想いがしました。
( photo11 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )
( photo12 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  ページの都合で省略しますが、メンバーは「金比羅山」(こんぴらさん)など、 香川県の名所をいくつか訪問して高松方面の夜景などを楽しみつつ、最後は道の 駅の駐車場でテントを張って就寝しました。
( photo13 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 ) 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、翌朝は5:00に起床して登山の準備です。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  香川県から愛媛県へ。四国は南国というイメージがありますが、山地が非常に 険しく、2000mを越えるピークこそ無いものの、1500mを越えるピーク がなんと約40座以上もあるそうです。いかに地形が険しい場所かが分かります。  こうして各県や各自治体の間は険しい峰々によって区切られ、それらをつなぐ トンネルが各所に掘られています。
( photo15 : PENTAX Optio-A30 )  トンネルを抜けると、銅山川に沿った新緑の爽やかな街道を走りつつ、山を目 指して行きます。
( photo16 : PENTAX Optio-A30 )  登山道に到着しました。遠征のドライブでは渋滞も含めてここにたどりつくま でに34時間もかかったのです。さあ気分をリフレッシュさせて登り始めましょ う。
( photo17 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  登り始めてすぐ、爽やかな新緑の草木たちが私たちを出迎えてくれました。
( photo18 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  萌え始めた黄緑色の葉はなんとも柔らかくて、そしてまだ混じりけのない透明 な清らかさを持っています。人間の稚児を見るときと同じように、葉の一枚一枚 の可愛らしさに思わず頬がゆるみます。
( photo19 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  最初は曇りがちでしたが、時折森の中をゆく登山道に光が差し込みます。その たびごとに、葉の緑色に太陽の光の色である黄色がほんのりと混じって、新緑の 黄緑色がいっそう優しく感じられるのです。
( photo20 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  この葉先が「ツン」と上を向いた様子がとても良い。草木がとても元気の良い 証拠です。見ていてこちらも元気になります。
( photo21 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  さて、鬱蒼とした森をゆっくりと登り、稜線に到着しました。ここからは標高 1500mを越える気持ちの良い稜線歩きです。
( photo22 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  稜線のそこかしこにある岩峰に登れば周囲の展望はバツグンです。 登山者たちは休憩がてら登りに行って四国の山々の展望を楽しんでいました。
( photo23 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  さあ稜線を西に向かってさらに進みましょう。標高の低い稜線では笹原の広々 とした斜面が広がり、その所々に針葉樹の木々が生えていてとても牧歌的な雰囲 気です。
( photo24 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  そして標高を上げれば稜線はとたんに岩稜帯となり、道は険しいものの、そこ からの展望はバツグンです。
( photo25 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  今日は弱い北西風です、瀬戸内海側から次々と湿気を含んだ空気が供給される のでしょうか。稜線の北側の谷からは次から次へと霧が湧き上がり、険しい岩峰 を舐めるようにして上空へと立ち上ってゆきました。
( photo26 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  その岩峰帯、普通の人でも登れるのかと一瞬戸惑いますが、なんとか手がかり 足がかりを見つけて登って行けば大丈夫のようです。一応、登山地図にも載って いるようですし。逆にこのスリルが楽しいという人も多いことでしょう。
( photo27 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )
( photo28 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  東赤石岳の山頂に到着しました。岩峰の山頂なので周囲の展望が素晴らしく。 そしてこの山は「日本200名山」「花の100名山」にもなっているのです。
( photo29 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  山頂の東側、そしてここしばらくは岩峰続きで、まだ花は見られないようです が、西赤石岳付近まで行けば花が見られるそうです。昼食をとった後、一息いれ てもう少し頑張って西を目指しましょう。
( photo30 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  岩峰から支尾根の稜線を見下ろせば、登山口を覆っていた新緑はまだこの稜線 では始まっていませんでした。しかしあの森を覆っている白いふわふわとしたも のは、来るべき新緑の芽吹きを待っている萌芽に包まれているのだということを 感じさせてくれます。
( photo31 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  振り返れば東赤石岳の峰々は赤ら顔をした鬼のようにそびえたっていました。 「赤石」の名前の由来となったという「山が赤く見える」というのがここからも 見て取れます。きっと岩石に含まれる鉱物の影響なのでしょう。
( photo32 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  その岩峰帯の斜面を登山道は横切っています。ここもまた「本当に無事に通れ るのだろうか」と心配してしまいそうな場所です。一般登山道になっているので 足がかりはしっかりしているのでしょうが、しかし脇がすっぱりと切れ落ちてい るので、ちょっとでもふらつくと谷へと真っ逆さまです。ここは歩いていて、か なりプレッシャーがかかりました。
( photo33 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )
( photo34 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )
( photo35 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  危険な岩稜帯を越えると緩やかな稜線が始まります。そうすると草木や植物た ちが次々と現れはじめました。
( photo36 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  正確な名前は分からないのですが、ヤナギの仲間でしょうか。ポワポワとした 毛虫のような房がとても可愛らしい。
( photo37 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )
( photo38 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  まだ緑色に覆われてはいないものの、こうした芽吹きが稜線のあちこちで見ら れて、それが目の前に現れるごとに、はっとして目を奪われてしまうのです。緑 が少ないこの時期だからこそ、よりいっそうその存在が貴重に思われるのかも知 れません。
( photo39 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  そして足下にはちらほらと淡い紫色の小さな花が現れ始めました。スミレの花 です。
( photo40 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  タチツボスミレでしょうか。しかしスミレの種類はとても多く、西日本か東日 本か、下界の野草か高山植物かで細かい学名が付けられていることと思います。 鳥越は花の専門家ではないので、正確な名前を敢えて言うのは控えますが。しか し人間たちのそんな分類など、この花たちは関係ないといったように無邪気に可 愛らしく咲いていました。
( photo41 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  余談ですが、今回持参したシグマのこのレンズ、広角17mmから中望遠70mmまで をカバーし、しかもそのほとんどの焦点距離で実にシャープな画質を維持して、 しかも最短撮影距離は20cmを達成し拡大率は1/2倍。上のような小さな高 山植物の撮影もできてしまいます。「山に持っていくレンズを一本だけにしろ」 と言われたら、迷わずこのレンズを選択するでしょう。お薦めの一本です。  登山道でふと見かけた枯れ葉の数々に思わず足が止まります。
( photo42 : Panasonic LUMIX DMC-FX35 )  登山口付近では既に新緑が始まっていましたが、この稜線ではまだ前の晩秋の 名残の葉が頑張っていたのです。葉っぱが寄り添っている兄弟たちのように見え て、思わずレンズを向けてしまいました。厳しい冬を越えてまだ頑張って木々に ぶら下がっている様子がなんとも健気に思えて。
( photo43 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC )  銅山越と呼ばれる峠の手前までやってきました。今日の稜線歩きはここまでと しましょう。
( photo44 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  かつては鉱山があったというこの場所。水平な歩道は鉱物を運び出すトロッコ 列車があったときの名残です。
( photo45 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  10分ほど下って、銅山峰ヒュッテに到着しました。かつては鉱山で賑わった 場所のようですが、今ではひっそりとしています。
( photo48 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  今日はこの脇にテントを張って塒(ねぐら)としましょう。
( photo46 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  ゴールデンウィークのためかテントはたくさんありますが、しかし北アルプス のテント場の大渋滞に比べたら遙かにゆったりとしています。100名山やアル プスばかりに注目が集まりがちですが、このようなマイナーな山(というよりこ れが普通の山の姿なのです)にも足を伸ばしてみることをお薦めします。そうす れば特定の山だけがオーバーユースになることを避けられるのですから。  はるか眼下に見えるのは瀬戸内海と土居町(どいちょう)の街並みでしょう。 今では合併によって「四国中央市」と変名したようですが、、、そう言われても ピンと来ません。やはり昔ながらの町名で呼びたいものです。
( photo47 : FUJIFILM FinePix-F31fd )  暖かいテントで暖かい食事をいただいて、今夜は遠征ドライブの疲れを癒して ゆっくりと休みましょう。  四国の山旅はまだまだ続きます。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-F31fd → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf31fd/
Panasonic LUMIX DMC-FX35 → http://panasonic.jp/dc/fx35/
FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/
PENTAX Optio-A30 → http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/compact/optio-a30/
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw4.6 にて RAW現像されています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  このコーナーでは、 「写真撮影のためのワンポイント・テクニック」 「人とはひと味違った作品づくりのためのヒント」 「新旧カメラの紹介」  といった話題を紹介します。扱う内容については、デジカメ、フィルムカメラ を問わずベテランから初心者の方まで、幅広く色々な話題を扱ってゆきます。 (そのため、紹介する内容に一貫性が無いようにも見えますが、そこはご容赦く ださい。) ------------------------------------------------------------------ ◆今週のテーマ◆「レンズの解像感対決」 ------------------------------------------------------------------  フィルム時代には一枚一枚の単価が高かったので、レンズのテスト撮影のため にフィルムを数本使用するというのは一般の方はなかなかできないことでした。 そのため「自分の使っているレンズがどのくらいの性能があるのだろう」という ことについては「多分純正だから安心だろう」というくらいの感覚で使っていた 人が多いように思います。  その点、デジタルカメラの時代になって撮影のランニングコストを気にする必 要が無くなったので、テスト撮影についても財布の中身を気にすることなくバン バンできるようになりました。  今回はレンズのテスト撮影の話しです。  レンズの性能には様々な要素があり、単純に一言では片付けられないのですが、 一番分かりやすいのは「解像感」ではないでしょうか。単純に「レンズがどのく らい像をシャープに再現できるか」という指標なので眼で見て分かりやすいので す。  ちなみに「解像度」と「解像感」は別の概念です。時々「このレンズは解像度 が高い」という表現を見かけますが「解像感」と言った方が正しいのではないで しょうか。  ところでお最近のレンズで話題なっているのが「手ブレ防止機能の搭載」です。 鳥越もスナップに便利だと思って、そうした類のレンズを所有しているのですが 、これらのレンズの描写力、特に解像感については以前から疑問を感じていまし た。  そこで、今回、じっくりと三脚に据えて風景のテスト撮影をしてみました。  下の様な風景を2本のレンズで画角をほぼ同じにして撮影してみます。 そして撮影された画像の四隅の部分を拡大して解像感を比較してみました。 (レンズは中心部で画質が良く、たいてい周辺部で画質が落ちる傾向にあります)
・レンズA(SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC)F5.6で撮影(※手ぶれ補正なし)
・レンズB(SIGMA18-125mmF3.8-5.6DC/OS/HSM)F5.6で撮影(※手ぶれ補正あり)
(※、レンズBは手ぶれ補正ありですが、OFFにして撮影)  手ぶれ補正機能つきのレンズをONにした状態で三脚に固定して撮影するとブ レが発生するというのはだいぶ知られてきました。そこで当然OFFにして撮影 しているのですが。  それでも、上記の通り、レンズBでは周辺部の像の解像感の甘さが見られます。  手ぶれ補正機能を入れたために像が甘くなったのか、それとも高倍率ズームだ から像が甘くなったのか、分かりませんが、レンズBは重宝する焦点域を持った レンズだけに、少々残念な結果となりました。  シャープな解像感が要求される風景写真には残念ながら使えません。機動性を 生かしたスナップ写真には向いていると言えるでしょう。  その点、レンズAは「季節の便り」本文でも紹介したように、手ぶれ補正機能 はないものの、ズーム全域でシャープな解像感を維持しています。 シグマのレンズでは高級レンズの代名詞として「EX」を冠していますが、レン ズAはEXの称号はないものの、十分それに値する画質を提供しているので少々 驚きました。  ちなみにこのレンズは中古で1万7000円で購入したものです。もちろんレ ンズの性能は、解像感だけでなく、歪曲収差補正であったり、逆光性能であった り、ボケ味であったり、一口には言えませんが、このレンズはバツグンのコスト パフォーマンスを発揮する大変お買い得なレンズであったと言えるでしょう。  レンズの選定にあたってはどうしても感覚的な要素が先行してしまうきらいが ありますが、できれば量販店の店頭に自分のデジカメを持参してテスト撮影をし てから決めたいものです。  来週もどうぞご期待ください。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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