2010-03-30 Back to HomePage
 

こんにちは、自然風景写真館の鳥越です。

お元気にお過ごしでしょうか。

自然風景写真館ブログの第374号をお届けいたします。











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§1.ギャラリー更新情報
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 Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて
毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。
http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ■ギャラリーに追加された新作リスト Img07632 "non-title." 『山頂を目指す登山者たち』 Img07634 "non-title." 『夕闇の権現岳と赤岳』 Img07678 "non-title." 『ツツジとお地蔵様』 Img07686 "non-title." 『ミニSL』 Img07733 "non-title." 『踊る朝の宝石たち』 Img07736 "non-title." 『風吹大池のナナカマド』 Img07742 "non-title." 『おしゃまな子猫』 Img07755 "non-title." 『干し柿1』 ■ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §2.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= -------------------------------------------------------------------------- ■1.雑誌『フォトコン』掲載情報 --------------------------------------------------------------------------
 雑誌「フォトコン」は全国の写真愛好家に向けて情報を発信する写真総合誌で す。  2008年に「日本フォトコンテスト」を改名し、 「フォトコン」として生まれ変わりました。  2009年1月号より、トリコシが記事の執筆を担当させていただいています。  2010年4月号の掲載情報は下の通りです。 ◆「新製品インプレッション」(127ページ〜)  今月号ではニコンの新型レンズ2本のテストレポートを書かせていただきまし た。 (1)AF-S NIKKOR 16-35mm f4G ED VR  フルサイズに対応した高性能な超広角ズームレンズ。 広角ズームとしては初となるVR(手ぶれ補正)機能を搭載しているのが最大の特 徴で、手持ち撮影の領域が格段に広がります。解像感は非常に高く、ナノクリス タルコートは逆光でもフレアやゴーストが少なく、風景写真の現場で安心して使 えます。  その一方で、120mmを越える長さと700g近い重さは考え物です。しかし妥 協することなく性能を追求した結果なのでしょう。 (2)AF-S NIKKOR 24mm F1.4 G ED  大口径単焦点広角レンズ。24mmでありながらF1.4という明るい大口径 レンズはキャノンの独壇場でしたが、ニコンもいよいよ本腰を入れてキャノン追 撃の態勢に入ったのでしょうか。このような贅沢なスペックを備えたレンズを市 場に投入してきました。  シャープな解像感、美しいボケ味、ナノクリスタルコートによる高い逆行性能。 SWM(超音波モータ)による高速で静粛なオートフォーカス、などなど。 手ぶれ補正機能こそないものの、明るいレンズは速いシャッタースピードが切れ るので必要ないと言えるでしょう(もちろんあればあったで更に嬉しいのですが)。  その一方で問題となるのは、やはり大きさ重さ、価格でしょう。 620gもの重量、20万円を越える価格。。。一般の人にとっては高嶺の花と 言えるレンズかも知れません。  さらに詳しい情報をご覧になりたい方はぜひ書店に立ち寄ってお買い求めくだ さい。書店に行っても既に売り切れの場合が多々ありますので、確実にお手元に 届けてもらいたいという方には便利でお得な「年間購読」のお申し込みが可能で す。 ★↓下記のページからは、お得な年間購読のお申し込みが簡単にできます。★ http://tory.com/j/others/photocon-request/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §3.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜 ※ このコーナーの写真を地図ソフト上でご覧になることができます。 ◆GoogleMaps http://tory.com/j/others/maps/2010/2010-03-30.htm
◆GoogleEarthファイル http://tory.com/j/others/mm/2010/03-30/2010-03-30.zip
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  春になって野山では次々と春の花が咲き始めています。 春先に咲く可憐な花の代表格と言えば「片栗」(カタクリ)が挙げられます。 その昔、その根っこから片栗粉がとれたというカタクリの花。今ではその数がめっ きり減ってしまいましたが、しかし熱心な愛好家の手によって各地で群生地が守 られています。  今回は神奈川県にあるカタクリの群生地、「城山かたくりの里」の様子をお届 け致しましょう。 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.17.59N35.36.3&ZM=5
 「城山かたくりの里」は30万株を誇る関東一と言われるカタクリの自生地で す。花が密生して咲くので写真に撮りやすく、愛好家の間では大変な人気です。  しかし実は一般的な観光地ではありません。元々は個人所有の山林にカタクリ が自生しているのをご主人が大切に育ててここまでの群生地にされたのだそうで す。  そのため、駐車場から園内への入口はごく普通の宅地の裏庭のようなところか ら入って行きます。
( photo01 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  入口には入園を管理する柵があり、その脇には立派なモクレンの木が立ってい ました。
( photo02 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  入園料は500円。美しいものを維持するのにもコストが必要です。 このくらいの金額は喜んで支払うようにしましょう。
( photo03 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  朝9時にお邪魔したのですが、もう熱心なカメラマンの方々が撮影を始めてい ました。
( photo04 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  お目当てのカタクリの花。ご覧のように小山の斜面にびっしりと生えていまし た。
( photo05 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  さっそく撮影開始です。今回はシグマの新型望遠ズームレンズのテスト撮影を 依頼されているのです。それを使ってクローズアップに挑戦してみました。本来 なら三脚を立ててしっかり撮影するところですが。このレンズのセールスポイン トが「手ぶれ補正機能」にあるので、あえて手持ちでの撮影です。
( photo07 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  手持ち撮影とはいえ、花を美しく撮るコツは花と同じ目線に立つことなので、 自然とローアングルになります。そうなると地面に這いつくばって両肘を立てて バランスを取る体勢になるのです。  ちょうどバックに木漏れ日があり、美しい丸ボケが背景に入りました。可憐な カタクリの花びらが逆光に透けて大変美しいです。
( photo08 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  こちらに咲いているのは、これもまた可愛らしい雪割草(ユキワリソウ)の花 です。
( photo09 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  こちらの花はいつも使っている愛用のカメラとレンズで撮影しましょう。こち らは手ぶれ補正は無いので、三脚を使ってしっかりアングルを固定します。
( photo10 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  やはり下から見上げるようなローアングル撮影となります。そうなると背後に 林の木漏れ日が入って美しい後ボケとなるのです。
( photo11 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF DC-Nikkor105mmF2D )  ここでちょっとアングルの違いを実際に見てみましょう。 こちらは人間の立った目線で上から目線になります。
( photo12 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  これが上から目線で撮影したイワウチワの花の写真です。これはこれで悪くな いのですが、背後に地面が写ってしまって、あまり美しくはありません。
( photo13 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  一方こちらはローアングルで下から見上げるようにして撮影しています。
( photo14 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  するとこのような写真になりました。背景がすっきりとシンプルになって美し い写真になりました。花の写真にあってはアングルの違いが非常に重要だという ことがお分かりになるでしょう。
( photo15 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  この園内にはカタクリ以外にも春の花がたくさん咲いています。こちらに見え るのはオレンジ色の「三椏」(ミツマタ)の花です。ちょっと遠く離れた場所か ら望遠ズームを使ってクローズアップ撮影をしてみましょう。
( photo16 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  オレンジのミツマタを前ボケにあしらって、実は奥にある日向水木(ヒュウガ ミズキ)の花を狙って撮りました。
( photo17 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  そして更にヒュウガミズキの花だけをクローズアップして撮影しました。その 場ですぐ構図を変更できるのがズームレンズの魅力でしょう。
( photo18 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  今度は低い位置に咲いているミツマタの花が目に止まりました。これもまた人 間の目線ではなくアングルを工夫して腹ばいの状態から撮影してみましょう。
( photo19 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  主役となるミツマタの花だけでなく、そのほかにも脇役が必要です。その手前 にある緑色の草むらが気になりました。これを前ボケに使ってみましょう。その ためにはやはりアングルが重要で、だからこそ腹ばいになったのです。
( photo20 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  ご覧のように手前に緑の草の前ボケ、背後に別のミツマタの花や木漏れ日が後 ボケとなって踊るように配置されました。
( photo21 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  こちらの斜面には何が咲いているのでしょうか。本当に春の花が目白押しです。
( photo22 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  こちらは可愛らしいピンク色をしたツツジの花が咲いていました。
( photo23 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  そしてこの立派なクリーム色の花はヒュウガミズキです。本当に元気が良くて 春の暖かい日差しを浴びて太陽に向かって伸びてゆくようでした。 その植物の生命の輝きを「多重露光」のテクニックで表現してみました。
( photo24 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF DC-Nikkor105mmF2D )  こちらに咲いているのは「豊後梅」(ぶんごうめ)という梅の一品種のようで す。普通の梅よりも花の咲く時期が遅いのでしょうか。今、盛りを迎えているよ うでした。
( photo25 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )
( photo26 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  その満開の花の一輪を狙ってクローズアップしてみました。望遠レンズだと手 ブレが気になりますが。手ぶれ補正機能のおかげで見事シャープに写し止めるこ とができました。
( photo27 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  時間を追うごとに次から次へとカタクリの花が開いているようです。山を下り てゆく途中にもそれらの花が目について仕方ありません。そのたびごとにこうし て地面に寝転がって花を狙ってみます。
( photo28 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  狙っているのはレンズのすぐ前にある花でしょうか? いえ、それらの花は前ボケに使って、実はその奥1mくらいに咲いている花を狙っ てみたのです。
( photo29 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  別のカメラで同じ花を撮影してみましょう。
( photo30 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  こちらは多重露光の可能なカメラで撮影してみました。
( photo31 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  こちらは多重露光のような特殊なテクニックを使ってはいませんが、口径の大 きな明るい望遠レンズ(180mmF2.5)を使って前ボケ後ボケを多いに生かし、ソ フトで透明感のある写真に仕上げています。
( photo32 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )
( photo33 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + TamronSP180mmF2.5LD )  時間を追うごとにカメラマンの数も増えてきました。熱心な人ほど地面に這い つくばっていますね。その這いつくばりぐあいで熱心さが判断できます。(笑)
( photo34 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  トリコシも負けてはいられません。もっともっとローアングルから狙えるよう に地面と一体化するようにして下からカメラを構えてみます。
( photo35 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  群生しているカタクリの奥の花を狙うと、前後の花がアウトフォーカスとなり、 前ボケ後ボケとなって美しく透明感のある写真になります。
( photo36 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  こちらは背後に椿の木があるのです。ご存じ椿の葉には光沢がありますから、 そこに太陽の光が反射して光ります。それがアウトフォーカスになると美しい丸 ボケになるのです。
( photo37 : Canon EOS 5D + SIGMA50-500mmF4-6.3 DG/OS/HSM )  別のレンズを使って少し画角を広くとってみましょう。丸ボケがさらにたくさ ん入って賑やかな画面になりました。
( photo38 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF DC-Nikkor105mmF2D )  撮られた花は大変美しいものですが、しかし撮っている人間は格好のことなど 気にしてはいられません。ご覧のようにローアングルを得るためになりふり構わ ず、あられもない格好をさらしています。
( photo39 : Panasonic LUMIX DMC-FP8 )  しかしそのような苦労も、このような美しい花の写真を撮ることができれば、 みな吹き飛んでしまいます。
( photo40 : FUJIFILM FinePix-S5Pro + AiAF DC-Nikkor105mmF2D ) 春の野山の片隅に咲いている、ちっぽけでか弱い花ですが まるで春の宝石のような美しい輝きを見せるカタクリの花。 その本当の姿をこうして視覚化して皆さんにお届けすることができれば、 それが私にとっての何よりの幸せなのです。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★人気ブログランキングに応募中!  お気に入りいただけたら下のボタンをクリックして下さい。 人気ブログランキングへ ◆今回の速報写真で使用したデジカメ◆ FUJIFILM FinePix-S5Pro → http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0073.html
Panasonic LUMIX DMC-FP8 → http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=DMC-FP8
Canon EOS 5D → http://cweb.canon.jp/e-support/qa/1055/app/servlet/qadoc?qa=042812
※ 速報用写真は AdobeCameraRaw5.6にて RAW現像されています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §4. トリコシのテクニカル・ノート =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  雑誌原稿執筆、写真教室、撮影会準備、スケジュール過密のため、恐れ入りま すが今週のテクニカル・ノートはお休みとさせてください。  どうかご理解ご了承お願いいたします。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= §5.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
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