2014-05-27 Back to HomePage
 
おはようございます。自然風景写真館の鳥越です。
自然風景写真館ブログ、第590号をお届けいたします。



◆今週のお気に入り◆『青空に藤の花』(京都・竜安寺にて)

★☆★ 人気ブログランキングに登録中! ★☆★ 皆さんの応援が励みになります。下のボタンをクリックして下さい ↓  ↓  ↓ 人気ブログランキングへ ◆◇◆ ↓過去のブログ一覧↓ ◆◇◆ http://tory.com/j/others/mailmagazine.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■1.今週のニュース =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= -------------------------------------------------------------------------- 鳥越デジカメ教室の様子をお届けします --------------------------------------------------------------------------  毎月お届けしている鳥越デジカメ教室の様子。今月はどちらが紹介されるので しょうか。  こちらは神奈川近代文学館にて行われた『横浜校ライトルームRAW現像クラス』 の様子です。
( photo25 : SONY CyberShot DSC-TX10 ) ◆神奈川近代文学館の地図→ http://goo.gl/MhtBUJ
 デジタルカメラの画像を最も高画質で仕上げることができる『RAW現像』。興 味はあってもなかなか敷居が高いと手を出せないでいる方も多いのではないでしょ うか。  鳥越のレタッチ教室ではアマチュアの皆さんに、そのノウハウを余すこと無く お伝えしています。
( photo26 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  ひとくちにRAW現像ソフトといっても色々あるのですが、アドビ社の『ライト ルーム』を選定させていただきました。
( photo27 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  ライトルームは大変高機能なソフトなのですが、それだけに使いこなしも少々 難しいところがあります(慣れればとても快適なのですが)  そこで今月も基本的な画面操作のマスターに焦点を合わせて実習を多く行いま した。
( photo28 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  画面操作の話だけでは飽きてしまうので、実際に簡単なレタッチと画像の書き 出しなども行いました。皆さん熱心に画面に向かっています。
( photo29 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  デジタルカメラは撮って楽しいだけでなく、こうして撮った後もRAW現像、 レタッチをすることで2度楽しめますね。 〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜  さて、こちらは『かながわ県民活動サポートセンター』にて実施された 『横浜校テーマ別撮影クラス2』の様子です。
( photo30 : SONY CyberShot DSC-TX10 ) ◆かながわ県民活動サポートセンターの地図→ http://goo.gl/jF4chR
 まずは前回ミニ撮影会の講評会です。前回のテーマは『シルエット写真』でし た。皆さんさすが素敵なシルエット写真を撮られていますね。
( photo31 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  今月のテーマは『コントラストの高い写真を撮ろう』です。 人の目をぱっと惹きつける写真は『コントラストが高い』という特徴があります。 普段なにげなく、感覚的に撮ってしまう写真ですが、それをすこしアカデミック に(学術的に)解説します。
( photo32 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  ちょっと難しそうですが、『なぜその写真が目を引くのか』という原理を 科学的に解説すると、みなさん『ふーん、なるほど、そうだったのか!』と 納得して頂いて、『自分で考えて、意図的に狙ったとおりの写真が撮れるように』 なります。  それがこの『テーマ別撮影クラス』の狙いです。
( photo33 : Nikon D5100 + AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR )  さて、お昼ごはんは県民センターのとなりにあるヨドバシカメラ横浜マルチメ ディア館のビル地下にある自然食バイキングレストランでいただきました。バイ キングは自分の好きなモノを自分の好みの量だけ食べられるのでありがたいです ね。
( photo34 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  さて、本日はあいにくの雨模様です。屋外での撮影は望めそうもありません。 そこで横浜駅地下街を通って西口から東口に抜けましょう。
( photo35 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  横浜駅東口を出たところに『日産自動車グローバル本社ビル』があります。
( photo36 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  このビルの中に『日産ギャラリー』があります。
( photo37 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  テニスコートが5面ほどはあろうかという、とても広いスペースに日産の歴代 車体が陳列されています。
( photo38 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  ありがたいことに、ここでは写真撮影が自由です。
( photo39 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  最近、ランドマークプラザなどではガードマンが『撮影禁止です!』といって 駆け寄ってくるのでゆっくり撮影できないのですが、ここではそのような心配は ありません。  むしろ『たくさん撮って日産車を宣伝してくださいね』という鷹揚さが感じら れます。(笑)  さて、その車体をいかにしてカッコヨク見せるか。色々と考えてみましょう。
( photo40 : SONY α77 + SIGMA 18-50mmF2.8 EX DC MACRO )  クルマといえば、車体への『映り込み』が魅力です。ピカピカに磨かれたボディ には周囲のイルミネーションや風景が映って、大変魅力的です。
( photo41 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  ある意味、これも『ハイコントラスト写真』といえるのですね。  これは壁面にある電光掲示板のLEDランプが映り込んで縞模様になっていたの です
( photo42 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  本社ビルだけあって、黒いスーツを着たビジネスパーソンがあちこちに見られ ます。
( photo43 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  彼らが白いシャツに黒いスーツで身を固めているのも、ある意味『ハイコント ラストな状態』を作って、相手に強い印象を与えるためだとも言えるでしょう。 科学的に分析すると(笑)。  室内での撮影ですから、屋外とは明るさの差が生まれます。4月のテーマ別撮 影クラスで扱ったように、これは『シルエット写真』を撮るには好都合な光線状 態です。それをうまく利用しましょう。
( photo44 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  電光掲示板を背景にして人物を配置すると、これもまた効果的なシルエット写 真、ハイコントラスト写真になりますね。
( photo45 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  よく目を凝らしてみると、私達の周りにはハイコントラストな被写体にあふれ ています。そこをうまく抽出して撮影するのが写真の醍醐味なのでしょう。
( photo46 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  金属質の物体もハイコントラストな被写体です。
( photo47 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  白い床に赤いクッションの椅子は『色彩的なコントラスト』が高いですね。 とても人目を引きます。
( photo48 : SONY α77 + SIGMA 50-150mm F2.8 II EX DC HSM )  写真の表現力が飛躍的にアップすると生徒さんたちにも大変好評な『テーマ別 撮影クラス』は、私も毎回実施するのがとても楽しみなクラスです。  鳥越デジカメ教室は途中入校も可能です。 ◆詳しい情報は『鳥越デジカメ教室&レタッチ教室』のページをご覧ください。 http://tory.com/j/lecture/index.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■2.季節の便り =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  今週は京都北部にある『竜安寺』の様子をお届けしましょう。 貴船神社での撮影を終えて、再び京都の市中に戻ってきました。ついた場所は 『竜安寺』の駐車場。相変わらず良い天気です。
( photo01 : SONY CyberShot DSC-TX10 ) ◆竜安寺の地図→ http://goo.gl/rR0yQg
 時期は正に新緑がたけなわのシーズンですね。
( photo02 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  牡丹桜も今が満開です。
( photo04 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  さて、竜安寺の中に入ってゆきましょう。金閣寺の近くにあるのですが、そち らほど混んでいないので、ゆっくり散策することができます。
( photo05 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  それにしても新緑の透明感には目を奪われます。風に揺られて、葉の一枚一枚 が私達を手招きしているようです。
( photo06 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )
( photo07 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  何気ない脇道にも清く払われた空気が漂っているようです。
( photo08 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  参道の楓の木々が素晴らしい迫力ですね。JR東海のCMに出てきそうなシチュ エーションです(笑)。
( photo09 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  紅葉の時期はさぞかし多くの人出で埋め尽くされるのでしょうね。  さて、噂に高い『石庭』を見るため本堂に上がらせていただきます。
( photo10 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  なるほど、これが噂に名高い『石庭』ですね。もっと敷居が高いのかと思って いましたが、案外、すんなりと入れて、多くの方が気軽に鑑賞して楽しんでいる ので拍子抜けしてしまいましたが。
( photo11 : SONY CyberShot DSC-TX10 )  残念ながらシダレザクラの時期は過ぎてしまいましたが、満開の時期はさぞか し素晴らしかったでしょうね。
( photo12 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  禅の難しい話は分かりませんが、どうも傍らにいるガイドさんの話に耳をそば だたせていると、『人生、そんなにしゃかりきにならずに、肩の力を抜いて、ゆっ たりやればいいんです、というのを、この石庭は表現しているのですよ』という ことらしいです。ホントかな??
( photo13 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  この日は大変天気がよく、光のコントラストがとても強くて、しっとりとした 石庭を表現するのは大変難しかったです。  ところでこのような輝度差の激しい光線状態では、写真を『人間の見た目通り に』撮影するのは大変苦労します。  例えばこの写真、空の雲が白トビしない露出に合わせると、本堂の中は黒ツブ レしてしまいます。
( photo14 : SONY α77 + SIGMA 10-20mm F4-5.6 EXDC )  そこでライトルームというRAW現像ソフトを使って、RAWファイルに対してレタッ チを施してみましょう。
 全体に露光量をアップさせた後、更にシャドウを+100して、一方、ハイラ イトは−100を与えます。
 すると、空の風景も白トビすることなく、暗く移ってしまった室内も見た目通 りに明るく再現することができました。
( photo17 : SIGMA 10-20mm F4-5.6 EXDC )  さて、そうすると何一つ問題なく完結するのか、というと話はそう単純ではあ りません。レタッチ(画像処理)は行えば、必ず画質は劣化するのです。  試しに、軒下のシャドー部を拡大してみましょう。すると下の様に、ザラザラ したノイズが出てしまうことになります。(これはISOをアップさせて高感度 撮影したものと同じ状態です)
 結局、最も画質を維持できるのは、先週紹介したように『レイヤー』を使って、 明るい部分、暗い部分、それぞれが適切に撮影された画像を合成するか、 ◆ Photoshop CC によるレイヤー合成中の画面 ◆
◆ Photoshop CC によるレイヤー合成結果 ◆
( photo19 : SIGMA 10-20mm F4-5.6 EXDC )  あるいは『HDR』と呼ばれる、露出を変えながら撮影した画像の階調を最適化 する手法を適用するのが最も画質を維持しつつ、輝度差の異なる風景を『見た目 に近い状態に』仕上げる方法だということになります。 ◆ Photoshop CC によるHDR処理中画面 ◆
◆ Photoshop CC によるHDR合成結果 ◆
( photo20 : SIGMA 10-20mm F4-5.6 EXDC )  このように露出を変えながら撮影した画像を合成する方法は、手間はかかりま すが、下の様にシャドー部にもノイズが乗らずに、きれいな状態で画像を仕上げ ることが可能です。
( photo22 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  レタッチは奥が深いですね。  ともあれ、下の作例のように『輝度差の激しい状況』では、人間の見た目の映 像と、カメラで撮影された画像にはどうしても差異が発生してしまいますから、
( photo23 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA )  『見た目に近い状態』に写真を仕上げるためには、現時点ではレタッチは避け て通ることはできない手法なのです。
( photo24 : SONY α77 + Vario-Sonnar T* DT16-80mmF3.5-4.5ZA ) 『私はレタッチなどしていません』と胸を張る方がいらっしゃるかもしれません が。  最近のデジカメはJPEG画像に保存するときに、カメラ内部でシャドー部を明る くするようなRAW現像とレタッチが行われていますから、自分で知らないうちに 画像処理が施されているのですよ。(笑)  京都の風景を紹介するつもりが最後はカタイ話になってしまって申し訳ありま せんでした。  このような話は以前あったような『テクニカル・ノート』というコーナーを復 活させてお話するのが望ましいですね。  来週も自然風景写真館にどうぞご期待ください。 ★☆★ 人気ブログランキングに登録中! ★☆★ 皆さんの応援が励みになります。下のボタンをクリックして下さい ↓  ↓  ↓ 人気ブログランキングへ ◆今回のレポート写真で使用したデジカメ◆ SONY CyberShot DSC-TX10 → http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-TX10/
Nikon D5100 → http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d5100/
SONY α77 → http://www.sony.jp/ichigan/products/SLT-A77V/
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜 ※ このコーナーの写真を地図ソフト上でご覧になることができます。 ◆GoogleMaps http://tory.com/j/others/maps/2014/2014-05-27.htm
◆GoogleEarthファイル http://tory.com/j/others/mm/2014/05-27/2014-05-27.zip
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■3.ギャラリー更新情報 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  Photo Gallery『フォトギャラリー』は、このブログ発行に合わせて 毎週月曜日に更新されます。今週の新作は以下の通りです。 http://tory.com/
にアクセスして、 Photo Gallery『フォトギャラリー』のページをご覧になって下さい。 ●ギャラリーに追加された新作リスト Img12033 "A sunset on industrial area." 『工場地帯への落日』 Img12036 "Tokyo bay in the twilight." 『黄昏の東京湾』 Img12037 "A flying on the twilight." 『黄昏の上を飛ぶ』 Img12044 "Tokyo bay approaching dusk." 『夕闇迫る東京湾』 Img12046 "At the station in the country." 『田舎の駅にて』 Img12050 "Japan Central Alps with Cherry blossoms." 『中央アルプスと桜』 ●ギャラリーから削除された作品リスト --- 削除された作品はありません --- =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■4.その他のお知らせ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ※ブログのバックナンバーは下記URLにアクセスするとご覧になれます。 → http://tory.com/j/others/index_mm.html
※ご意見ご感想などは ( akio@tory.com ) までお寄せください。 ※このお知らせメールは自然風景写真館(http://tory.com/)から登録された方、
 および、旧・自然風景写真館にご来館いただいた方々にお出ししています。 ※お知らせメール停止をご希望の方は、以下のURLにアクセスしてください。 ---------------------------------------------- ★自然風景写真館ブログお知らせメール解除ページ ---------------------------------------------- → http://tory.com/j/others/mailmagazine.html
 もしどうしても解除できない時は、 ( akio@tory.com ) にご連絡ください。 ※メールアドレスご変更の方法は、お手数ですが、一度解除いただいてから、  新しいメールアドレスで再度ご登録ください。 --------------------------------------------------------                自然風景写真家 鳥越 章夫      E-mail:akio@tory.com WebSite: http://tory.com/
--------------------------------------------------------
 
 
2014-05-27 Back to HomePage
(C) Nature Photographer Akio Torikoshi , All Right Reserved.